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のりぞうのほほんのんびりバンザイ

あわてない、あわてない。ひとやすみ、ひとやすみ。

2011年3月の読書

2011年04月08日 00時11分34秒 | 読書歴
3月も依然として少なめ。小説に入り込むことができませんでした。
3月下旬は家にいる間中、「ちはやふる」を何度も何度も読み返していました。
現在、12巻まで刊行されている百人一首を題材とした少女マンガです。
これがね、面白いのなんのって。1巻から12巻までひたすらに
5回は読み返しました。基本的に好きなものは繰り返し楽しみ尽くす
粘着質な性質なのです。それにしても・・・。
4月はもう少し本と触れ合いたいかな。

21.精霊の守人/上橋菜穂子
■感想 ☆☆☆☆
 「30歳の女用心棒バルサを主人公に、人の世界と精霊の世界を描いた
 ファンタジー」だそうです。前評判通り、非常に作りこまれた世界観で
 あっという間に引き込まれました。まだまだ続きがあるみたいで楽しみ。
 ・・・図書館ではシリーズものって「順番どおりに出会う」ことが
 難しいんですけどね。がんばるぞ!

22.火村英生に捧げる犯罪/有栖川有栖
■感想 ☆☆
 犯罪社会学者・火村英生と、ワトソン役の作家・有栖川有栖が登場する
 シリーズ。短編集です。というわけで、そもそも短編が苦手な私は
 ちょっぴり物足りなさを感じました。ただ、このふたりにひっさびさに
 会えたのはとっても嬉しかったかな。懐かしい気持ちになりました。

23.いわずにおれない/まど・みちお
■感想 ☆☆☆☆
 童謡「ぞうさん」でおなじみの詩人、まどさんのエッセイ集。
 100歳という年齢を感じさせない柔軟な感受性が言葉の端々から
 伝わってきました。ひらがなのあたたかみ、言葉の持つ力、人柄が
 にじみ出る言葉の使い方、そういったものにしみじみと思いを馳せました。

24.文藝別冊「萩尾望都」少女マンガ界の偉大なる母
■感想 ☆☆☆*
 今も現役で活躍している漫画家、萩尾望都さんのムック本。
 本人インタビューはもとより、家族へのインタビュー、作家との
 対談集、作品一覧など読み応えたっぷりでした。読んでいるうちに
 萩尾先生の漫画がとてつもなく読みたくなりました。
 「残酷な神が支配する」をもう一度、読みたいなー。でも、あれを
 読むにはもう少し元気が必要かなー。

25.きみはポラリス/三浦しをん
■感想 ☆☆*
 つくづく短編集が苦手なんだなー、と読みながら実感しました。
 おそらく作品への入り込み方がスロースターターなのだろう、と。
 そして「恋愛小説」が少し苦手なのかもな、と思いました。
 自分のことなのに自分の好みが未だによく掴めていません。

26.窓際OLの親と上司は選べない/斉藤由香
27.窓際OL人事考課でガケっぷち/斉藤由香
■感想 ☆☆☆☆
 北杜夫センセの娘さんによるごくごく普通のOLの日常生活を
 描いたエッセイ集。・・・なのかな。会社生活について書かれて
 いますが「ごくごく普通の日常」ではない気がします。
 サントリーという会社の懐の深さ、広さを実感するなー。
 そして、どんなときもマカ大好き、会社大好きな斎藤さんを
 心から尊敬します。

28.星間商事株式会社社史編纂室/三浦 しをん
■感想 ☆☆☆*
 おもしろかった!!何も考えず、わははと楽しめる内容の
 作品でした。読んでて元気が出てきたなー。
 妄想バンザイ!オタクさんの経済力と底力バンザイ!と思いました。

29.8人のいとこ/オルコット
30.ローズの愛情/オルコット
■感想 ☆☆☆☆☆
 久々に読み返したくなって手に取った家庭小説。
 「古きよき時代」の子女たちが正しく明るく優しくまっすぐに
 成長していく姿が描かれています。女性観や家庭観に時代を
 感じるものの、私の中ではまさに原点。小中高時代に出会った小説の
 影響力って大きいな、と思いました。

31.城山三郎が娘に語った戦争/井上紀子
■感想 ☆☆*
 娘さんによる城山三郎さんの回想録。娘だからこそ、の視点が
 私の知っている(「こんな人」と思っていた)「作家 城山三郎」と
 同じでもあり、異なってもいて。「家族の視点」が非常に興味深く
 面白かったです。とは言え、文字が少なすぎるようにも感じました。

32.アナタとわたしは違う人/酒井順子
■感想 ☆☆☆
 ベストセラー「負け犬の遠吠え」を書いた酒井さんのエッセイを
 初めて手に取りました。かなり前の作品(おそらく10年以上前)
 だけあって、「時代」を感じさせる記述がちらほら。
 それでも楽しく読めました。女性による女性の悪口って
 なんでこんなに面白いんだろ。