のりぞうのほほんのんびりバンザイ

あわてない、あわてない。ひとやすみ、ひとやすみ。

初耳

2010年08月28日 10時22分45秒 | 日常生活
高校時代の恩師、職場の先輩、隣の部署の部長と
飲みに行くことになりました。

一見すると、ひとりだけカテゴリが違うように見える高校時代の恩師は、
職場の先輩の小学校からの幼馴染であり、隣の部署の部長が
高校2年の時に受け持っていただいた担任。
さすが福岡。ほどよい世間の広さです。
ちょっと歩けば知り合いにぶつかります。

というわけで、2ヶ月前に参加した同窓会で
「久しぶりにあいつらと飲みたいなぁ。」
とおっしゃった恩師発案で飲み会を開催しました。
職場の先輩も隣の部署の部長もワタクシと同じビル、
なおかつ同じフロアで働かれているものの、職種がまったく違うため、
普段は話すことがほとんどありません。
必然的に、お久しぶり感が漂う飲み会となりました。

小学校時代の思い出話に高校時代の思い出話、
部活の思い出話に最近の高校生の日常や最近の仕事話あれこれなど
話が尽きることはありません。
と、思い出したように部長がワタクシを見ておっしゃいました。

「そうやった。たまにしか話さんけん、こういうときに確認しとかな。
 結婚のご予定は?」

ありません!
見渡す限り、そういった話はどこにも見えません!

明朗快活きっぱりと回答。
こういうとき、下手に笑いながら話したり
「ほっといてくださいよー!」というような話の濁し方をして
よい方向に話が展開したことがまったくないのです。
今までの経験を踏まえた上で、淡々と事実のみを回答します。

その淡々とした回答を残念がりつつ、
ごくごく一般的なフォローをしようとしてくださる部長。

「そっか。そっか。
 でもね、今は『適齢期』なんてないしね。
 女性でも40代で結婚する人、多かろうが。
 まだまだこれからやけんね。
 ま、あんまり焦ることなく、でも、あんまり高望みせんことよ。
 『これでいいや』というところで妥協することが大切やけん。」

はーい。
焦ってはいません。
高望みもしてはいません。
・・・していないはずなんだけどな。
でも、やっぱり好きな人と結婚したいしな。
「これでいいや」っていうのは、明らかに「好き」じゃないですよね。
ワタクシ、「これでいいや」はやっぱり嫌かも・・・。

と、それまでいつもどおりマイペースに話していた高校時代の恩師が
忽然と顔をあげておっしゃいました。

「いかん!いかんよ!それは。
 この人の性格的に、それはいかん、絶対に。
 この人はね、本当に優しいんやけん。絶対に人を見捨てきらんと。
 人が嫌な想いをするぐらいなら、
 自分が嫌な想いをしたほうがいいって思う人なんよ。
 やけん、『ちょっと結婚してみる』とか『ちょっと試してみる』とか
 したら絶対にいかん人なんよ。」



・・・でーんーかー!!(あ。恩師のあだなです。)
ワタクシに対するその評価はまったくもって!
1ミクロンたりとも!当たっていませんが。
それでも!!
その誤解たっぷりの評価がとってもとっても嬉しいですっ!!

というか。
高校時代はほとんど接点なかったのに。(顧問ですが)
どちらかというと、女性に対して批判的な言葉しか聞いたことなかったのに。
(入部すら渋られました。若干、止められました。)
話すことも高校を卒業してからのほうが多いぐらい。
それぐらいの関係性なのに
(あ。それゆえの誤解が大きいのか・・・。)
でもでも、そんなふうにワタクシを見てくれていたなんて感無量です。

ワタクシにとって、今年一番のサプライズプレゼントでした。
ありがとうございます。
週の真ん中にテンションががしがしとあがりました。