のりぞうのほほんのんびりバンザイ

あわてない、あわてない。ひとやすみ、ひとやすみ。

アイシテル~海容~

2009年08月01日 09時28分24秒 | テレビ鑑賞
■アイシテル~海容~
■のりぞう的2009年度春クール2位
■水曜22時日本テレビ放送
■出演
 稲森いずみ、山本太郎、嘉数一星、藤田弓子、田畑智子
 板谷由夏、川島海荷、佐藤詩音、佐野史郎
 田中美佐子、ダンカン

■ストーリ
 下校時に行方不明になった7歳の清貴ちゃんが死体で発見された。
 殺された我が子を受け入れられず呆然とする母親。やりばのない
 怒りと悲しみ、綻ぶ家族の絆。そんな中、被疑者として保護された
 のは11歳の少年だった。殺された少年の家族、保護された少年の
 家族の「その後」にあるものは。

■感想
 重い重いテーマのドラマで、毎週、考えさせられながら
 見ていました。
 自分が被害者の家族だったら、どう行動するか。どう思うのか。
 自分が犯人の家族だったら、何を考えて、どう動くのか。
 しかし、見終わった今も、何が正解なのか、
 どうすればこういった悲劇がおきなかったのか、
 自分なりの明確な「こたえ」「考え」を掴めないまま、です。

 できれば、こういった事件は起きて欲しくない。
 けれど、ちょっとしたボタンの掛け違えで起こり得る。
 どちらの家族も「特別」ではなく、いつ「私」になっても
 おかしくないような身近な家族。
 だからこそ、どういった形でこのドラマが結末を迎えるのか
 二つの家庭に「海容」が訪れるのかが疑問でしたが
 ドラマは終わったけれど、
 息子を殺された家族、人を殺してしまった息子の家族、
 どちらにとっても「終わり」はない。
 そういった終わり方で、本当に最後の最後まで、共感できました。
 
 個人的に最も共感を覚えたのは、殺された息子の父親。
 犯人を絶対に許せない、と思っているのに
 殺害した少年がごくごく普通の少年だったことで
 憎しみをどこに向けてよいのか分からなくなる彼が
 「もっと悪いやつだったらよかった。
  躊躇することなく憎めるやつだったらよかったのに。」
 と吐露する場面は説得力があったように思います。

 おそらく、現実はこのドラマほど綺麗事ではないだろうし
 もっともっと大きな悲しみや憎しみが入り混じっているだろうけれど。
 それでも、増え続ける少年犯罪に正面から真摯に取り組んでいた
 このドラマは、忘れられないドラマになりそうです。

婚カツ!

2009年08月01日 01時27分21秒 | テレビ鑑賞
■婚カツ!
■のりぞう的2009年度春クール4位
■月曜21時フジテレビ放送
■出演
 中居正広、上戸彩、佐藤隆太、釈由美子、谷原章介、上田竜也
 北村有起哉、小日向文世、りょう、風吹ジュン、橋爪功
■ストーリ
 不景気の真っ只中、職を失った草食系男子・雨宮邦之(中居正広)は、
 春見区の臨時職員募集記事を見つける。
 すぐに応募した邦之だったが、採用条件は既婚者であること。
 どうしても実家のとんかつ屋を継ぎたくない邦之は、
 結婚の予定があるという嘘をついてしまう。しかし、この嘘が、
 いつの間にか商店街中に広まってしまい、彼は嘘を現実にしようと
 婚活をはじめる。

■感想
 このドラマ、評判、視聴率、共にあまりよろしくなかったようですが、
 ワタクシはハラハラしながら見ておりました。

 ・・・・公務員からクレーム来ないのかしら?
 文句でないのかしら??
 馬鹿にしている!!としかられないかしら??

 思わず心配してしまうほど、デフォルメされた公務員の
 仕事姿にドキドキしっぱなし。

 コメディって難しいんだな、と改めて思いました。
 やりすぎてしまうと、どうしても白々しくなってしまう。
 どんどん嘘くさくなってしまう。
 コメディの演技に照れや恥じらいは不必要だけれど
 吹っ切れた演技でも「やりすぎた」感が漂うと
 ちょっぴり痛々しくなってしまうかも・・・。
 そんな「間」にあふれたドラマでした。

 でも、結局はこのドラマも最終回まで見届けたので
 嫌いではなかったのです。でも「好き」というよりは、
 出演陣たちが大好きな方ばかり、応援したい方ばかりだったため
 「最後まで見届けたい」「応援したい」という気持ちのほうが
 強かったような。

 上戸彩ちゃんは相変わらずのかわいらしさでした。
 どんな格好でも、どんな髪型でもとにかくかわいい!
 めろめろでした。
 ドラマの内容としては、北村さん演じるエリート公務員が
 中居さん演じる主人公に愛の告白をした最終回がツボでした。
 この場面では、本当に心の底から笑えました。
 まさか、こんな世界が待っていようとは!

 後半は「婚カツ」よりも「地域再生」にテーマの軸が移り
 それと共に、どんどん面白くなってきた気がします。
 どうせなら、流行に踊らされることなく、「地域再生」について
 じっくり腰をすえて取り組んだドラマが見てみたかったかも。

 パフィーのエンディングも好きでした。、
 歌詞はなんとも危険なようですが、曲調はパフィーさんの
 声質とあっていて、とにかくかわいらしかったです。

 なんやかんや文句を言いながら、
 ついつい月九は見てしまうのです。
 なんせ「月九黄金時代」を知っている年代ですから。