のりぞうのほほんのんびりバンザイ

あわてない、あわてない。ひとやすみ、ひとやすみ。

花婿の名言

2008年07月20日 22時34分45秒 | 日常生活
お色直しのため退場する新郎が付き添いに指名したのは
花婿の兄上様と、花婿の母上様でした。
一回目のお色直しでは、兄上様に
「お前とは兄弟というより友人のような関係でした。
 これからもよろしく!」
と高らかに宣言され、ふたりで肩を組んで退出していった花婿。

二回目のお色直しでは、母上様へのメッセージを披露しました。
「今日、こんなにも多くの友人や同期や先輩たちに囲まれて
 こんなに楽しく素敵な式を挙げることができて・・・」

あ。なんか駄目かも。
ちょっぴり瞳がうるうるしてきたかも。
やはり披露宴での親子の場面は問答無用に涙腺を刺激されるかも。
と思っていた矢先。新郎が。

「そんな息子に僕がなったことを誇りに思ってください!
 こんなにまっすぐ、ひねくれもせずに育ちました!」

えーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!?
結局は自分自慢?!
少し湿っぽい空気になりかけた会場が
一気にコメディっぽい雰囲気に様変わりしました。

この後、新郎は花嫁のために、ギターをかき鳴らしながら、
オリジナルソングも歌ってのけるなど大活躍。

すごいぜ。新郎。
花嫁とお似合いの夫婦だぜ。
気取らず、気負うことなく、親戚づきあいできそうな義弟で
ワタクシは心底ほっとしています。

ブーケの行方

2008年07月20日 22時18分38秒 | 日常生活
結婚式の後、ブーケトスが庭園で行われました。
新婦の友人がたくさん出席してくださったため
年頃のかわいらしいお嬢さん方がたくさん。

「どうぞ、女性の方、前に出てきてください。」
式場の方に言われて、おずおずと前方に出てきてくださった
新婦の友人たちは、みなさん、本当に美人さんばかり。
ブーケをもらっても、戸惑うことなく
すぐにお嫁様になれそうな方々です。

そんな空気を微塵たりとも読まず、
一生懸命、新婦の姉を前に押し出そうとする新婦の親族。
「のりちゃん!もらっとかんな!」
「あんた、次に行かんないかんのやけ!!」
「ほら!何、後ろに行きよるんね。前に行かんね!」

・・・必死で抵抗するワタクシの姿を「恥らいからの行動」と
解釈してくださっている親族は、懸命にワタクシを後押し。
そんな一族周辺の空気に気付かず、ブーケを軽やかに投げる花嫁。

カーブを描いて、宙を飛んだブーケが飛び込んだ先は・・・・
地面でした。花嫁、誰もいないところを狙いすぎ。
地面に転がっていったブーケを一生懸命追いかけて
うれしそうに拾い上げたのは、花嫁の伯母でした。
なんなら、少し得意げです。


それなのに。
地面に落ちてしまったブーケは無効ということで
ブーケトスはやり直しとなりました。
拾い上げた伯母は不満げです。
「私だって独身やのに。別に年取っとっても拾っていいんやろ?」

うん。年齢制限で取り上げられたわけじゃないのよ。
地面に落ちてしまったからやり直しなのよ。

ちなみに、その隣では他の伯母様方が暑さのあまり
「もう駄目。ブーケなんか、いらんけん
 中に入れてくれんかいな?披露宴会場で待っとくけん。」
と、会場の方に直訴していました。

・・・みんな、本能のままに行動しすぎ。
憧れの伯母たちです。

新婦にそっくりです。

2008年07月20日 21時55分44秒 | 日常生活
神聖な雰囲気の中、結婚式が滞りなく終わりました。
パイプオルガンがどどーんとある最近流行の結婚式会場です。
そんな神聖な会場で、親族一同の記念撮影。
新郎新婦を囲んで、一族がひな壇に並びます。

しかし、どんな場所でも姦しいのりぞう一族。
ひな壇に並んで、カメラを目の前にしてもしゃべり続けます。
新婦の髪をお直ししてくださっているスタイリストさんを
発見した(してしまった)伯母たち。

「ちょっと!私の髪も綺麗にしてくれんやろうか?」
「髪だけ綺麗になっても、どうしようもないやろ。」
「そうやった。私、これ以上、綺麗になりようがなかった。」
「そうよ。あんたがものすごく綺麗やけ、今朝も蜂が寄ってきたやろ?
 この人、今朝、蜂に三箇所も刺されたんよ。」

・・・へ?!蜂?!
蜂に刺されたと?!今朝?!大丈夫?!

「そうなんよー。好かんちゃー。
 唇を蜂が刺したんよ。なんか色っぽい唇になっとるやろ?
 ぷっくり腫れたとって。」

・・・いや、色っぽいとかそういう表現方法であってるのかな?
その隣で他の伯母が冷静に蜂に刺された伯母をたしなめます。

「かわいそうに。人間は寄ってこんもんね。
 蜂しか近寄って来んやろ。あんたの魅力は人間にはわからんのよ。」

いや、蜂に刺された人に追い討ちかけすぎやろ。
・・・つーかさ。そろそろ目の前にあるカメラに集中しようや。
ワタクシ、後ろの会話が面白すぎて
まじめな表情が一秒たりともできませんでしたから!

「あらー?そーなの?
 私なんて、どの写真見ても美人に写っとる自信があるよ。
 どれも美人過ぎて、選びようがないかも。
 美人もなかなか大変なんよー。」

・・・この科白。
新婦からも似たような言葉を聞いた記憶があります。
披露宴で皆様にお見せするために、
小さい頃からの思い出写真を選んでいた新婦が
真剣に頭を抱えていました。
「どうしよー!!昔の私、どれもかわいすぎる!
 本当に選べん!全部、見せたい!!」

・・・すごいなー。DNAの力は偉大だなー。

主役は誰だっけ?!

2008年07月20日 21時43分56秒 | 日常生活
ようやく妹の結婚式と披露宴が終わりました。
朝から式場に行き、帰ってきたのは20時。
笑顔いっぱい、涙いっぱい、笑いいっぱいの良い一日でした。

なにせ、のりぞう一族がぞくぞく集合。
母親が七人兄弟なので、控え室は満員です。
その上、七人兄弟のうち、六人が女性なので姦しい。
あちらでもこちらでも
「うわー!きれいー!!」
「まあ、あんた!お元気?!」
「きゃー!!のりちゃん!?」
と元気な挨拶が花盛り。
花嫁と一緒に写真を撮りたい人ばかりで控え室ごった返し。
カメラもたくさんありすぎて、どこを向けばよいのやら
まったく分からない混乱状態です。

そこを何気なく通りかかった新郎の兄上様が
のりぞうの親族に捕まりました。
「なに?なに?のぶくん(新郎)のお兄さん?!
 写真、撮ってもらおうや!」
「あ!私もとってもらおっと!」
「あんたも一緒に撮ってもらっておきなさい!」
あっというまに新郎の兄上様と写真を撮りたい人
新郎の兄上様をカメラに納めておきたい人の行列ができました。

「・・・な、なんすか?
 ちょっと芸能人並みの扱いなんすけど。」
戸惑うお兄ちゃん。
「ていうか、カメラがたくさんありすぎて、
 一体、どこを向けばよいのやら・・・。」
戸惑い続けるお兄ちゃん。

うん。うん。気持ちは分かります。
巻き込んでしまってすみません。
でもね、こうなった集団を止める力はワタクシにはないのです。
気の済むようにしてあげてください。

新郎の兄上様。なぜかワタクシタチの従兄弟と肩を組んだり
おば様方に挟まれたりしながら、にっこり笑顔で
写真に撮られて、去っていきました。

・・・ねえ。誰か。新郎様と写真撮った?
新婦と写真を撮っている姿は見たんだけど。
写真を見る限り、誰が新郎なんだか分からなくなる予感大です。