のりぞうのほほんのんびりバンザイ

あわてない、あわてない。ひとやすみ、ひとやすみ。

王道を楽しむ

2007年09月25日 19時45分24秒 | 日常生活
つい先日、友人にサプライズ誕生日祝いをしていただきました。
誕生日から一ヶ月も経っていただけに
自分のお祝いのために集まってくれてたなんて
夢にも思わず、正真正銘のサプライズ。
こんなに無精者なのに、ずっと付き合ってくれててありがとう。
あんなふうに祝ってくれてありがとう。

で、その際にいただいたアロマグッズで
本日、優雅にアロマ体験をしてみました。
アロマなんて女性らしいニュアンス漂うものを扱うだけでドキドキ。
「これでいいのかしら?」なんて
若干、心の中のひとり言まで女性度高めになってます。
準備している段階で、のりぞうのオンナレベル数倍アップ!
・・・と、安易な錯覚にいともたやすく陥ってました。
図らずも、普段ののりぞうがいかにオンナノコアイテムと
無縁の生活を送っているかが露呈。

アロマオイルをあっためる電球がぼんやりと
部屋の片隅でぬくい光をかもし出していて
思わず電気を消して見入ってしまいました。
うん。いいわー。
こういう静かなひととき大好きだわー。
少しずつ少しずつオイルの香りが部屋に漂い、充満していくのを
静かに待つ時間も素敵です。ざわついた心が静まっていく感じ。

嗅覚が男仕様になっているのか
かなり香水が苦手なのりぞうは、
アロマの匂いにも拒否反応を示すのではないかと
どきどきしていたのですが、部屋全体に漂う匂いはほのかで
のりぞうの部屋を更に居心地がいい空間にしてくれてます。
というか、香りのセレクトがのりぞうの好みなのかも。
本当にありがとう。

これからどんどん夜が長くなっていく季節。
今年の秋は、テレビっ子のりぞうをほんの少し卒業して
秋の夜長にオンナノコアイテムを楽しむ時間を持とうと決意してみました。
アロマとか料理とかお裁縫とかね。



・・・アロマオイルの匂いが若干、ウソクサイ匂いに
変化しつつあるのは、断じて気のせいですとも。

最後の言葉/重松清 渡辺考

2007年09月25日 18時56分48秒 | 読書歴
■最後の言葉
  戦場に遺された二十四万字の届かなかった手紙
                /重松清 渡辺考
■内容
 戦争のこと、家族のこと、命のこと、この本を読んで考えて
 みてください。たとえ涙が、止まらなくなっても。
 妻に、子どもに、恋人に宛てた愛の手記。60年の時を越え、
 日本軍将兵の膨大な言葉が発見された。NHKで放映された
 ドキュメンタリー番組『最後の言葉~作家・重松清が見つめた
 戦争~』をまとめたもの。

■感想 ☆☆☆☆☆
 読むだけで精一杯だった。
 日記を紡いだ言葉の持ち主の気持ちを想像すると、それだけで
 自分の心が拒否反応を起こす。絶望的な戦況の中、前線で戦うことも
 できずに、飢餓やマラリアに苦しみ、それでも生きなければ
 いけなかった人たち。立つことがやっとの体で、それでも
 敵に向かって進んでいかなければいけなかった人たち。

 彼らが最後に紡いだ言葉に必ず表れる故郷の面影への慕情、
 両親への思いやりの言葉、兄弟姉妹たちへの励まし、
 そして、愛する妻や恋人への思慕の念。

 死ぬことを覚悟し、それでも死の恐怖がなくなるわけではなく
 生きたいと願い、国や愛する人たちを守るためなら死ねる、と
 綴る彼らの言葉がただただ痛かった。
 私には彼らの言葉と向き合う資格がない。そう思った。