東京-大阪 単身赴任 旅物語

2003年10月1日から2012年9月30日まで経験した単身赴任。帰省旅行の思い出と、お得情報を綴っています。

ブルーな日曜日(4)ANA150便キャンセル サンライズ瀬戸・出雲で帰京

2009-02-22 22:50:00 | サンライズ瀬戸・出雲

JR関西空港駅の待合室復路:2月22日(日)      →関西空港 :関空快速 関西空港 →天王寺  :関空快速 運賃:¥780+¥19,740

【ブルーな日曜日(3)ANA150便大幅遅延でJR緑の窓口へ】からの続き....
”では、シングルは空いてませんか?”
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”空いています。”

良かった!! これで、何とか、明日の朝までに帰京できる。

”では、大阪から横浜まで、シングルで。”
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”乗車券は?”
”関空から東京、あっ、いや、八O子まで。”

本来なら、関空から茅ヶ崎まで購入し八O子で精算するとか、あるいは、どこかで分割すると少しは安くなると思うのだが、時間が無いのであまり変な事は要求できない。
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”お支払いは?”
”カードでお願いします”
と言って、久しぶりにJ-WESTカードを差し出す。
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”お客様、このカードはユーザエラーが出るのですが...。”
”ええっ? もう一度通してもらえませんか?”
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”ダメですね。”
”SmartICOCAのチャージは普通にできるんですが。どうしてでしょう??”
”こちらでは分かりませんっ。”

いやはや、こんな非常時に限って、カードエラーとは、一体どうした事か? しかし、JR西日本の窓口で、J-WESTカードを使っているのに、そんな冷たいあしらい方は無いのでは?

”他のカードありませんか?”
”では、このカードで”
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特急券・寝台券”¥19.740です。こちらにサインを。”

ぎょえ~、高っか~~。プレミアム特割並の運賃である。
もう少し早い時間なら、夜行バスドリーム号という選択肢もあったのだが。

”ありがとうございました。お次の方...”

緑の窓口を出たその足で、再びANAのカウンターへ行く。先程の係員がまだ詰めていた。

”あのー、150便の出発は22時50分と聞いたのですが。”
”申し訳ございません。”
”羽田到着は24時を過ぎますよね。空港からの交通費とかは出るのでしょうか?”

もし、ここで、交通費が出ると言われたなら、先程のサンライズはキャンセルするつもりだったが、...

”はぃ~、あのぉ~、天候が原因ですので、誠に申し訳ないのですが...”

天候が原因?? ここが鹿児島なら確かに天候の問題なのだが、ここは関空。関空の天候は全く問題ないのだから、天候が原因というのはおかしくはないですか? 鹿児島から関空へ飛ぶ機材を150便に充当しているそちらの機材運用の問題ではないのですか? と、言う突っ込みを入れても無駄だし、時間も無いので素直に、

”チェクインしたのですが、今日の150便をキャンセルして、オープンにしてもらえませんか?”
どうせ、何度も往復するのだから、そのうち使う機会は沢山ある。
”承知しました。”
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何か悪戦苦闘している。そのうち、同僚か先輩?がやってきて二人がかりで、
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”お待たせして申し訳ございません。”
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一度、保安検査場を通過しているため手続きが厄介なのだろうか??
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そして、約15分後、漸く、
”大変お待たせいたしました。それでは、航空券をお渡しいたします...本日は、ご迷惑をかけて誠に申し訳ございませんでした。”

再び、JRの駅に向かって歩いていく。連絡通路を今夜は2往復した。なんと、アホらしい。

JRホームの待合室はなかなか綺麗高い高い切符を自動改札に通して、階段を下りる。

既に、22時32分発の関空快速はホームに入っており、日曜夜の旅行帰りの乗客で混雑している。乗ろうかどうしようか迷ったが、サンライズ瀬戸・出雲大阪発24時34分発。あまり早く着いても冷え切ったホームで列車を待つしか無い。

そこで、一本見送って、JRホームの待合室でパソコンを開いて今夜の出来事をまとめる事にした。

次の関空快速は22時50分発。

間もなくやってきた、天王寺行きの関空快速に乗車して、予定通り、一人掛け席に着席。先程やってきたルートを逆に進む。仕方が無いとは言え、何をしに関空までやってきたのか、本当にアホみたいである。

関空快速雨はかなり小降りになっている。鹿児島空港天候不良のため...と言われても、どうもピンと来ない。関空快速でもひたすら、紀行文を起草しているが、時間の経過が遅いように感じられるのは、憂鬱な気分のためだろうか。

¥5,000貰って空港で夜明かし体験をするのも悪くはない。羽田空港、眠れそうなベンチの場所は頭の中に入っている。

しかし、ひょっとすると、同じような境遇の人々が大勢居て、ベンチは満員の可能性も無くは無い。そうなると、非常に辛い。

ところで、新幹線ホテルというのがある。新幹線が遅れて、行き場を失った人のためにホームに新幹線を停車中させて車両を宿泊所として開放するアレである。3列シートに横になればベッド代わりになると思うのだが、実際には、新幹線ホテルは満員で、精々、一人1席か良くて2席。非常に窮屈な状態で一夜を明かした。と、同僚から聞いた事がある。

羽田での夜明かしだって似たようなものかも知れない。

それを思えば、サンライズ瀬戸・出雲のシングルに空きがあって助かった。

ブルートレインの寝台列車が次々に廃止されていく中で、モーニングトレイン、サンライズのノビノビシートやソロが満席と云うのは、寝台列車が支持されている証として、ある意味喜ばしい事かも知れない。

東京-大阪の移動生活で、何度と無く乗車してきたサンライズ瀬戸・出雲

夜行列車で熟睡できない体(頭)になってしまってからは、長らく遠ざかっていた。自分のブログで調べてみると、最後に乗車したのは2006年7月18日、三ノ宮から横浜までと判明した。

2年と10ヶ月ぶりという事になる。

ANA150便が遅れるのは困ったものだが、久しぶりのサンライズ瀬戸・出雲は、正直言うと、ちょっと楽しみ。しかもシングルを使うのは初めてなので。

楽しみな反面、眠れるかどうか、非常に不安である。特に、2時間ばかり昼寝をしてしまったので。もし眠れなかったら、明日、月曜日は地獄を見ることになる。

夜行列車で眠れない。これが、最近航空機を多用している大きな理由の一つなのに。

しかし、今更躊躇していても始まらない。関空快速は、間もなく終点天王寺に到着する。ブルーな日曜日である。
【続く】

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