東京-大阪 単身赴任 旅物語

2003年10月1日から2012年9月30日まで経験した単身赴任。帰省旅行の思い出と、お得情報を綴っています。

朝の東海道軟弱移動作戦

2007-07-29 06:05:00 | 列車
快速アクティ
往路:7月29日(日)
   →天王寺:阪和線普通
天王寺→大阪 :大阪環状線
大阪 →米原 :快速長浜行き
米原 →大垣 :快速岡崎行き
大垣 →豊橋 :新快速豊橋行き
豊橋 →熱海 :こだま570号
熱海 →横浜 :快速アクティー
横浜 →八O子:横浜線快速
運賃:青春18きっぷ1回分+¥5,670+¥750

きたぐに寝台券当初の予定では、きたぐにB寝台で糸魚川まで出て、大糸線の風光明媚な車窓を楽しんでから帰京する予定であった。が、悲惨な地震のお陰で、信越本線を経由する列車は全て、当分の間は運休となっている。

残念ではあるが、日常生活に苦労されている方々を思うと、何のこれしき。という感がある。

大糸線に執着するなら、金沢行き夜行バスという手もあったのだが、これだと、東京着が夕方になってしまい、ちょっと困る。本日昼下がりに、一度、社に寄らなくてはならないからである。

結局、大糸線探訪は諦めて、日曜日の早朝、自宅を出発し東海道を上っていくことにした。

早朝4時40分に起床。歳のせいか夏の早起きはそれほど辛くは無い?

5時11分発の阪和線で天王寺まで、日曜日というのに意外と混んでいる。駅は未だ閉まっているので、青春18きっぷのスタンプは大阪駅で押して貰うことにする。

豊橋-熱海間ワープ用の新幹線きっぷ天王寺で大阪環状線内回りに乗り換えて、大阪で降りる。まだ5時台である。

ここでみどりの窓口へ直行して、豊橋→熱海の新幹線乗車券と特急券を購入。5時30分から営業しているのは流石である。客は皆無で、直ぐにきっぷは購入できたので、予定より一本早い6時05分発の長浜行き快速乗車を目指す。

本当なら、大阪駅で食料を調達したかったのだが、日曜のこの時間帯、Heart-inKIOSKも開まっている。

ホームに上がると、既に、長浜行き快速(700K)は入線していた。

12両も繋いでいるので、結構空席が目立つ。しかし、完全空席の座席を探して探して、結局一番端の車両まで来てしまった。新快速営業時間前の列車なので、それなりに需要は高いようである。

昼間の快速とは違って、高槻~京都間も各駅停車ではなく、長岡京に停まるのみである。

見慣れた車窓をぼんやりと眺めながら、睡魔がやって来るのを待っていたところ、高槻出発直後、突然、列車は急停車した。

ゲゲッ人身事故? と思ったが、このあたりには踏切も何も無いはず。実際、外側線も下りも動いている。

暫くして、列車内の非常ボタンが押されたため停車したとのアナウンスが流れる。

何事かいな??

と思っていると、再びアナウンスが入り、8号車で急病人発生を知らされる。

運転手が急がしそうに、車内を行ったり来たりしている。これはただ事ではなさそうだ。しかし、高槻駅のホームにかかっているならまだしも、列車は既に駅から微妙に離れた地点まで来ている。

どうするのだろうか? 列車をバックさせるのか?? それとも、高槻駅から担架を持ってくるのだろうか? と、内心、ハラハラしながら事態の推移を見守る。

決して人事では無い。小生だって、いつ車中倒れても不思議では無いのだから。

程なく、列車は動き出すが、急病人救護のため、次の山崎駅に臨時停車する旨アナウンスがあった。大丈夫なのだろうか? と祈るような気持ちになる。

山崎に臨時停車。

恐らく、ここで救急車が待機しているのだろう。暫く停車する。そして、運転手もホームへ出て走って行く。

運転手も大変である。しかし、見ている限り、普段から充分訓練されているようで、異常事態発生時の機敏な対応は素晴らしかったと思う。JR西日本も努力しているようである。

長岡京出発後は、223系本来の快走ぶりで回復運転。京都で遅れは10分に回復した。

米原始発敦賀行き521系だがだったの2両編成とは草津を過ぎたあたりで、再びアナウンスが入る。長浜行きだが、遅れのため米原で抑止とのこと。まぁ適切な判断だろう。直ぐ後に米原始発の敦賀行きがあるのだから。

草津を過ぎたあたりから、漸く睡魔がやってきて2度寝モードに入る。気が付いた時には、河瀬を出発した所であった。この程度では寝足りない。

程なく終点の米原に到着。結局、遅れは6分まで圧縮された。ゆとりダイヤのゆとりを使い切った感じがするが、7分も回復させたのは大したものである。
当該列車は米原で抑止相変わらず米原で乗り換える人は非常に多い

さて、18きっぷのシーズン、昼間の時間帯なら、名古屋方面への乗り継ぎ米原バトルが開始されるわけであるが、次に乗車する8時12分発の岡崎行きは8両編成のはず。従って、慌てなくとも充分着席できる。

しかし、米原行きに化けた快速長浜行き列車の遅れの影響を受けて、出発ホームは7番線に変更される。事前情報によると岡崎行きの快速は117系らしいので白の↑の所に並ぶ。

大垣方面から、列車はやってくる。はやり117系である。JR西日本の117系に比べて、内装は原型を留めている感じがする。予定通り、8両編成であるため、乗車率は30%程度。空席も多い。
快速岡崎行き空いている!

ここで、小生、腹が減ったので、ホームの売店、位筒屋で睡眠薬と弁当を購入する。在来線で食事をするのは流石に抵抗があるのだが、ガラガラなので、特に問題なしと判断した。

先行列車の遅れの影響を受けた米原行き快速の到着を待って、2分遅れで米原を出発。きちんと接続を取ってくれるのは評価できる。小生も本来の予定通りなら、この列車に乗るべきであったのだから。

当該列車からの乗り換え客は1両につき数名程度。結局、空席を沢山残したまま、米原を出発する。

伊吹山麓の車窓を眺めながら、早速ブランチとしゃれ込む。
味くらべ味くらべ

位筒屋で購入したのは、味くらべ¥600也。揚げ物と焼鮭をメインのおかずとするごくありきたりの弁当であるが、腹が減っていたので非常に美味しくいただいた。最後に食べた梅の実のデザートが良いアクセントだった。

食後は、睡眠薬を服用し、3度目の睡眠を誘発させる。後、2時間程度は眠っておかないと、夕方、社に出向いた時に辛くなる。

大垣で乗り換え特に、トラブル無く大垣に到着。

ここで、トイレを済ませて大垣始発の豊橋行き新快速に乗り換える。名古屋方面からの折り返しなので、出発は1番ホーム。やってきたのは、昨年秋から走り出した、JR東海の新型車両313系5000番台6両編成である。

休日の朝なので、6両編成でも結構空席が目立つ。前に座ったオバサンコンビが大声で喋るものだから、耳栓とアイマスクを装着して眠りに入る。
313系5000番台改良された車内

このオバサンコンビが喋る名古屋弁は、耳栓を通しても入ってくるほど強烈であったが、睡眠薬が効いてきたせいか、意味不明の外国語のように認識されて、いつの間にか眠りに就いた様である。岐阜到着は覚えていない。

記憶が戻ったのは、間も無く豊橋、飯田線の線路が見えてきたあたり。大垣~豊橋の90分をほぼ、眠ったまま過ごした。気分はかなり爽快である。

時間の制約が厳しくなければ、豊橋で、ホーム向かい側で待っている普通浜松行きに乗り継いでも良かった。この列車、4両編成でセミクロスシートなので、着席できれば(そんなに混んではいなかったので、席を選ばなければ多分OK)まぁまぁ快適に移動できたかも知れない。

が、ここで、5分弱の連絡でこだまに乗り換えなくてはならないので、階段を駆け上がる。
豊橋でこだまに乗車

新幹線ホームに降りると、丁度、こだま570号が入線する所であった。小生は、喫煙車を目指して、ホームの端へと歩を進める。こだま570号は名古屋始発なので、空いているはずと予想してたのだが、やはり、2人掛、3人掛け、席は選び放題である。
新幹線珈琲ガラガラ

丁度、車販のワゴンがやってきたので、美味しくなったと評判の珈琲¥300也を頂く。

うーん、たしかに、美味しい。少なくとも空港のラウンジや機内サービスのものよりはずっと美味しい。

しかし、しかしである、鉄道の旅では、こうやって、少しずつお金を落としていく事になり勝ちなので、注意しないと出費が嵩んでしまう。その点、飛行機なら、タダで賄える物が多いのだが。

ここからは、ガラガラの新幹線のシートに身を委ねて再び眠っても良かったのだが、いつも上空から見下ろす風景を地上から見る折角の機会なので、車窓を楽しみながら、紀行文作成を開始する。

浜松、掛川、静岡、と停車するたびに女性車掌が通路に姿を見せるが、検札は無い。

それにしても、新幹線の女性車掌の風貌は、どことなく冷たさを感じる。飛行機のCAさんのような優しさは微塵も無い。どちらかというと、婦人警官のような印象を持つのは小生だけだろうか?

新富士、三島も過ぎた。

残念ながら、太陽は顔をのぞかせてはいるものの、曇りがちの天気で富士山の姿は、どこにも無い。

トンネルを抜けると、間もなく熱海である。

快速アクティ店じまいをして、こだまから降りる。ここで、4分の連絡で、快速アクティーに乗り換えないといけないので、階段を下りて、在来線ホームへと急ぐ。

熱海始発ではあるが、既に、多くの乗客が居る。もちろん、席は空いているのだが、贅沢に慣れてしまった小生は、ホーム中央のSUICAグリーン券売機を目指した。

後、1分少々で発車であるが、先客操作中である。たしか、磁気券時代には券売機は2台あったはずだが。なぜに1台に減らしたのか?

なんとか、SUICAを突っ込んで処理完了。グリーン車に乗り込み、階下席へ。
グリーン車

程なく、扉が閉まり、発車。ここから暫く、18きっぷの旅が再び始まる。

熱海出発時点では、ガラガラなのだが、東京に近づくにつれて、乗客が増えてくる。グリーン席と言っても、特急のレギュラーシート並なのに、追加料金を払ってでも乗ろうとする人が、かくも多いとは、やはり、東京の混雑はタダ物では無い。

グリーンアテンダントところで、グリーン車に乗ると、例のグリーンアテンダントのお姉さまに出くわすのだが、物腰の柔らかさは、先ほどのこだま号の女性車掌と好対照をなしている。なんとなく、JALのCAさんのような感じがしてならない。同じ鉄道でもエライ違いである。と言うか、JR東海の相変わらずの殿様商売ぶりの現れか?

さて、大船を過ぎた段階で、窓側は全て埋まったようであるが、小生は次の横浜で降りる。

横浜からは、横浜線快速で八O子まで、ここからは極めて退屈な時間ではあるが、滅多にやってこない横浜線快速に乗車できたのは、まだ幸いだった。

八O子到着は、14時30分。

朝5時に自宅を出てから、9時間30分の長旅が終わった。飛行機に比べると旅費は半額だが、時間は倍ほど掛かっている。体感的には、そんなに時間が経過しているようには思えなかったのは、車窓を楽しんだり、思いっきり爆睡したためだろうか?

毎週、毎週、こんなことをしていては身が持たないが、偶には、このような鉄旅も悪くは無い。

その後、予定通り社に寄ってから、夕方帰宅。流石にその夜も爆睡したのは言うまでも無い。



  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

小技を使った夏の鉄道帰郷【後編】

2007-07-21 05:34:00 | 列車
大糸線普通列車
往路:7月21日(土)
八O子 →西国分寺:中央線快速
西国分寺→新小平 :武蔵野線
新小平 →武蔵浦和:武蔵野線
武蔵浦和→新宿  :埼京線
新宿  →信濃大町:ムーンライト信州83号
信濃大町→松本  :松本行き普通
松本  →中津川 :中津川行き普通
中津川 →名古屋 :セントラルライナー2号
名古屋 →新大阪 :のぞみ113号
新大阪 →大阪  :東海道線普通
大阪→
運賃:¥210+¥160+¥510+¥310+¥5040+青春18きっぷ1回分

【前編より】松本行きの大糸線普通列車は、西側の一部だけがクロスシートという中途半端な座席配置である。

松本で中津川行きに乗り換える。何とか、クロスシートに腰掛けて、忘れないうちに紀行文を起草する。反対側から朝日が射し込むが、雲は晴れず、残念極まり無い。

松本では10分の接続時間で、中央西線始発列車の普通中津川行きに乗り換える。朝から非常に慌ただしい。

中津川行きもたったの3両編成だが、乗車率は30%程度。ボックスには1人~2人程度の空き具合で快適である。恐らく、平日なら通勤客が多いのかもしれないが。

中津川行き車内ここから中津川まで、2時間ちょっとの旅となる。木曽路の車窓を楽しみながら、睡眠薬を投与つつ2度寝の準備に入ることにする。

塩尻を出発。

現在は貨物線として使われている、旧中央本線の線路と合流し、列車は木曽路に入る。

単線区間に入り、トンネルを幾つか過ぎると、木曽川が見えて来る。今朝の天候は生憎の小雨模様であるが、木曽川から立ち上る朝靄は、それなりに見応えのある風景である。
塩尻短絡線朝靄立ち上る木曽川

気が付くと、上松停車中であった。ここで、特急しなのに先を譲ったはずであるが既に影も形も無い。

再び、木曽路の車窓をばんやりと眺めながら、紀行文作成を再開する。途中、1時間程度は熟睡していたため、2時間の旅もそれほど長くは感じられない。寧ろ、乗り継ぎの慌ただしさだけが印象に残った。

終点中津川到着。
中津川駅

一度改札を出て、次に乗る、セントラルライナーの乗車整理券を改札外の自動券売機で購入する。名古屋駅のようにホームに専用の券売機があるのかと思っていたがそうでは無いようである。

そして、売店に寄って、木曾路釜めしを購入。¥820也。釜飯といっても、容器はプラスチックであり、釜飯風炊き込みご飯というのが正確な表現である。
木曾路釜めし木曾路釜めし

しかし、お味は期待通り。大変美味しい。朝から2食目であるが、何のストレスも無く胃袋に収まった。ごちそうさまでした。

ところで、この中津川駅、行くら探してもゴミ箱が無い。業を煮やして売店で尋ねると、ホームに出ないとゴミ箱は無いらしい。釜飯の容器を持ってウロウロするのも荷物になるので、売店で引き取ってもらった。ゴミ箱を無くしてゴミ処理のコストを削減するのは理解できなくはないが、小生のような観光客?にとっては不便に感じる。

セントラルライナーは既に、ホームに入っている。
セントラルライナー2号@中津川

リクライニングこそしないが、転換クロスでやや広目の座席は快適そのもの。これで+¥310なら乗り得である。
セントラルライナー車内ライナー券

多治見で隣客が登場するまでは、2席占有状態で、木曽路の車窓を楽しむ。何度か中央西線は利用しているのだが、南側の風景は馴染みが無いので、新鮮味がある。大抵の場合、陽の差し込む南側の席は避けてきたのが原因だろう。

流石に3度目の睡眠は叶わなかったが、1時間はあっという間に過ぎて、新幹線と併走して名古屋に到着する。

流石に、時間が惜しくなってくるので、ここ名古屋から新大阪までは、のぞみでワープする予定である。

新幹線分割乗車券今回、非常にセコイ切符の買い方をして、微妙に節約している。普通なら、名古屋→新大阪を通しで購入するところだが、
名古屋→米原
米原→京都
京都→新大阪
に3分割して、¥3,260かかるところを¥2,930で済ませている。所謂、きっぷの分割購入のテクニックである。みどりの窓口のお姉さまに怪訝な顔をされるのを我慢しさえすれば、かなりお得である。

そして、のぞみ特急券は、エクスプレス予約¥2,110、自由席特急券よりも¥300安い。と、言うよりも、せっかくJ-WESTカード会員になっているのだから、せめて年会費分をペイできる程度には新幹線は利用しないと、会員になっている値打ちは低い。

さて、名古屋駅で、のぞみ特急券を発券し、新幹線ホームへ上がる。きっぷが4枚もあるので、有人改札を通らなくてはならないのが不便ではあるが仕方が無い。

程なく、のぞみ113号新大阪行きが到着。季節列車であるので、空いているでは予想していたのだが、意外と乗客が多い。平日ならまだしも、土曜日の昼前の時間帯でも東海道を移動する人がこれほど多いとは。

残念ながら、小生の隣にも乗客が居る。開いている席を見つけて移動しようかとも考えたが、ほんの40分程度だし、本来の持ち主がやってきたら面倒なのでやめておいた。

久しぶりののぞみであるが、やっぱり速い。紀行文を数行書いている間に、米原を通過、近江平野をひた走って、トンネルを抜けて京都に到着である。

そして、もう暫く走って、呆気なく新大阪到着。本当に呆気なかった。
新大阪到着。新幹線は久しぶり。

新幹線を降りて、新大阪駅のみどりの窓口へ向かう。次週予定していた、急行きたぐにの旅は、地震による列車運休のため変更せざるを得なくなったためである。残念ではあるが、土砂に埋もれた駅舎の画像を見るにつけ、一日も早い復興を祈るしかない。
きたぐに 寝台券列車の運休案内@新大阪みどりの窓口

その他色々と、大阪周辺で雑用を済ませたため、自宅到着は13時頃。昨夜、八O子を出発してから、15時間である。

いつもながら信州回りは時間が掛かるけれども、木曽路の車窓はそれだけの値打ちは充分ある。と自分に言い聞かせる旅であった。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

小技を使った夏の鉄道帰郷【前編】

2007-07-20 23:59:40 | 列車
ムーンライト信州83号@新宿
往路:7月20日(金)
八O子 →西国分寺:中央線快速
西国分寺→新小平 :武蔵野線
新小平 →武蔵浦和:武蔵野線
武蔵浦和→新宿  :埼京線
新宿  →信濃大町:ムーンライト信州83号
信濃大町→松本  :松本行き普通
松本  →中津川 :中津川行き普通
中津川 →名古屋 :セントラルライナー2号
名古屋 →新大阪 :のぞみ113号
新大阪 →大阪  :東海道線普通
大阪→
運賃:¥210+¥160+¥510+¥310+¥5040+青春18きっぷ1回分

本当は、この金曜日は朝から大阪出張の予定であった。

従って、木曜日の夜のJAL179便を予約していたのだが、例によってドタキャン。危ない危ない、先得で予約していたら、またまた、キャンセルの憂き目に遭う所であった。

幸いにも今回は回数券で予約していたので、変更は可能。

とは言っても、金曜日の夕方に帰れるかどうかは非常に怪しい。ならば、土曜日の早朝の便を選んで帰郷するのが真っ当な帰り方なのだが、この週末から、青春18きっぷのシーズンに入る。

JALのIC口座も残額が少なくなってきたので、回数券は運賃が高い日曜夜の便のために取っておくことにして、久々に鉄道の旅をすることにした。

しかし、時既に遅く、7月20日のムーンライトながらの指定席は既に完売状態である。何度と無くサイバーステーションで予約状況を確認するが、×のまま、全く動かない。

一時は、土曜日朝、東京5時20分発の静岡行きで朝帰りすることも検討したが、偶々、この日、ムーンライト信州83号が運行されることを知った。

ムーンライト信州81号の方は、夏の週末は大抵運行されるが、この83号はハイシーズンしか運行されない。臨時列車の救済列車と言っても良い。

だから、きっと空席がある。と予想したが、見事にその通り。5489サービスで予約をしたのは、ほんの一週間前だったが、指定席は自由に選べる状態であった。

さて、ムーンライト信州83号は、新宿を23時59分に出発、途中、立川手前で日付変更線をまたぎ、八O子発は24時45分になっている。従って、八O子から乗車すれば、時間的にも、費用的にも一番有利なのではあるが、小生、夜行列車はできるだけ始発駅から乗りたいという拘りがある。

特に、新宿始発の場合、自分の座席が酔っぱらいに占領されてしまうという事態も考えられなくも無い。

かといって、始発の新宿から乗車するために、中央線を行き来して、八O子→新宿→立川の運賃を別途支払うと、¥910もの追加出費が必要となる。そこで考えた。
始発の新宿から立川までの運賃を節約するルート
Step1:八O子→(中央線)→西国分寺→(武蔵野線)→新小平で下車(¥210)
Step2:新小平で立川までの切符(¥160)を購入
Step3:新小平→(武蔵野線)→武蔵浦和→(埼京線)→新宿
のルートで新宿で出て、立川までの運賃を節約し、かつ始発の新宿から乗車することにした。

人が一杯の下り埼京線ホーム@新宿なお、その他、南部線の西国立で下車することも可能だが、川崎回りだと、乗り換えが多く、かなり時間がかかってしまう。

さて、ぐるっと回って新宿に到着。この時間帯、埼京線上りはそれほど混んではいなかった。

ムーンライト信州83号は5番線から出発。定期列車のムーンライトえちごの出発ホームでもある。丁度、反対側は中央線快速上りホームで、東京行きの快速が頻繁に出入りする。
中央線快速東京行きムーンライト信州83号は7番線から出発

5番線停車中のムーンライト信州81号ホームに上がると、向こうに見える7番線では、丁度、ムーンライト信州81号が入線する所であった。幕をぐるぐる回しているので鉄道ファンが群がっている。ムーンライト信州81号の方はフル編成でグリーン車も繋いでいる。1年ちょっと前に乗車した時と、同じような編成である。

さて、23時49分、わがムーンライト信州83号が中野方面から入線。編成も短くちょっと見劣りする。
ムーンライト信州83号@新宿

早速、乗り込んで、自分の席に着く。急行能登ほど酷くは無いが、シートはペコペコで足も伸ばせない。しかし、座席にはヘッドカバーが着けられているのは意外だった。特急用車両を快速列車として運用する時には、ヘッドカバーを外しておくのが常だと思っていたのだが。

新宿での乗車率は高くは無い。せいぜい、20%程度。予想通り空いているので嬉しくなってくる。この分だと、小生の隣も空席だろう。
車内シートはセンターアーム無し

間もなく出発24時59分40秒に扉が閉まり、ゆっくりと新宿を出発する。非常に際どい。もし、出発が遅れて、翌日24時を越えた場合、新宿までの乗車券が必要になるのだろうか?

鉄道唱歌のオルゴールが流れて、停車駅と到着時刻の案内が始まる。

まったりとした車内。鉄旅の醍醐味である。

今宵の宿はムーンライト信州83号、信濃大町行きである。夜行列車で帰郷するのは、昨年の年末以来となる。駅にはラウンジも何も無いのだが、これはこれで楽しい。

臨時列車ということもあって、中央線快速の隙間を縫って、立川までは徐行気味で進む。総武線各停に抜かされるくらいである。早くも三鷹付近で検札を受ける。始発から乗車すると検札が早いのが有り難い。睡眠時間を延ばすことができる。

立川では、意外にも多くの乗客が乗り込んでくる。しかし、それでも乗車率は70%くらい。通路側はかなり開いている。

そして、八O子には24時45分に到着。若干名が乗り込んでくるが状況はさほど変わらない。

結局、小生の隣は空席なので、2席使って、毛布を被って睡眠体制に入る。冷房が意外と効いているので、半袖だと風邪をひいてしまいそうである。

疲れているためか程なく入眠。高尾駅到着は覚えているような覚えていないような。

お休みなさい。

上諏訪到着のアナウンスで、意識が戻ったようである。ここら辺ら停車駅が多くなり、せっかくウトウトしかけても、停車駅毎にアナウンスがあるので、その都度起こされてしまう。

とうとう塩尻まで来てしまった。
生憎、天気は良くない次の松本では、諦めて起きることにして、そこからは、朝食を採りながら車窓を見て過ごすことにする。残念ながら小雨混じりの天気であり、アルプスの山々は雲の中である。

程なく、再び鉄道唱歌が流れ、終点の信濃大町に到着。ここで4分の接続で、松本行きの普通列車に乗り換えて逆行する。【後編に続く】

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

やりきれない思い

2007-07-16 21:02:00 | JAL
JAL192便=B737国際線仕様@関空
復路:7月16日(月)
    →関西空港 :関空快速
関西空港→羽田空港 :JAL192便
羽田空港→京王八O子:空港バス

運賃:¥780+¥15,900+¥1,700

三ノ宮駅のホームに立つと、いつもあの時のことを考えてしまう。往路、神戸空港から大阪へ戻るときもそうだった。そして、残念なことに、悪夢はまたやってきてしまった。

今朝、新潟で大地震があった。

テレビに映し出された潰された家屋が、12年前の倒壊したビルの姿に重なってしまう。大自然を前にして人間の無力さが本当に残念である。

決して人ごとでは無い。

現に、本日はあちらこちらで目立った地震があり、全く同じ日の夕方、奈良県でも別の地震があったとのこと。今朝の新潟大地震の陰に隠れてしまったのだが、台風後の地震のため、南部のアーバンネットワークのダイヤが乱れている。

JR西日本のWEBでは曖昧な表示しかされていないため、関空まで南海で行くことも考えたが、列車が止まっている訳ではないし、切符を既に購入しているので、予定通り阪和線で行くことにした。
19時25分、自宅を出発、最寄り駅に着くが、通過する列車が何時もと全く異なる。何でも25分遅れのダイヤで運行されているらしい。

鳳で関空紀州路快速に乗車する。ダイヤの乱れのため、関空紀州路快速は8両編成の関空快速に化けた。和歌山方面は日根野で各停に連絡との事。関空方面を優先したようである。

しかし、不思議な事に、いつもと同じ20時20分に関空に到着。関空快速は20分周期になっているので、丁度、一周期ずれた形で運行されたようである。

関西空港駅関空では、夏の風物詩、提灯が準備されている。第2滑走路が間もなく運用開始となる。

ところが、ANAのカウンターとJALのカウンターの間に設置されていた第2滑走路運用開始パネルが撤去されていた。間もなくカウントダウンが始まろうとしているのにどうした事だろう? 恐らく噂のスターフライヤーが本当にやってくるのだろう。

SFJカウンター準備中??案の定、後日、スターフライヤーから発表があった。もちろん、ANAとのコードシェアに関しては何も触れられてはいないが、要注意である。

今宵は宅配する荷物があるのと、4回回数券で搭乗するので、JGCカウンターでチェックインする。

キャンペーンで、宅配料金が半額の¥500になっており、また、スクラッチカードを貰った。このカードは、お土産にして子供達に削らせてやろう。

保安検査場はキチンと2つとも開けている。特に問題は無し。例によって関空フライトポイントタッチを済ませて、サクララウンジに入る。3連休の最終日なので、混み合うラウンジを想像したが、予想に反してかなり空いている。

飲み物とおつまみとキャンディの3点セットを頂いて、直ぐにラウンジを出る。搭乗開始は間もなくである。

今宵の翼は、JAL192便である。
JAL192便、ウィングレッドは見えない

いつものMD81も到着していた。

3連休ということもあって、機材はB737が充当されており、MD81とは違って、クラスJが12席ある。しかし、遠い遠い26番ゲートからの出発となっている。早めにラウンジを出たのはそのためである。

搭乗列の前の方に並び、機内へ案内される。

思わず、頬が緩んだ。

国内線仕様、スカイラックスシートB737ー800、国際線仕様である。クラスJはスカイラックスシートになっており、快適そのもの。足下も横も充分広い。飛行時間が1時間では勿体ないくらいである。

尤も、この機材、一般席でもMD81に比べると充分快適そうだし、運賃が高いためか、3連休最終日にしては空席が目立つので、エコノミーでもMD81に比べると充分快適そうである。

ちなみに、この夏、JAL192便には、時々この機材が充当される様である。白抜きのJマークが付いている場合には要チェックである。予定通りなら、もう一度、この機材に乗るチャンスがあるのだが。

相変わらず、CAさんの軍団も当便に搭乗する。中には、何度かお世話になった方々もおられる。

やはり、搭乗客が少な目なのか、当機は定刻3分前に出発。珍しいというか意外であった。

疲れが取れていないためか、それとも昼寝を我慢したためか、離陸前に記憶を失ってしまう。気が付いたのは30分後、ドリンクサービスが始まる直前であった。

中抜き8人で、いきなり、小生の所でやってきてご挨拶を受け、オーダーを受けたものだから少し面食らってしまった。ステイタス順のドリンクサービスは、久しぶりである。この便には、もっと上位ステイタスの方々が多数居られると思ったのだが。

その後、いきなり強い揺れに襲われ、ベルトサインが点灯する。

そして、程なく降下開始。

再び目を閉じて、色々と考え事を。かなり高度が低くなった感じがしたと思ったら、いきなり着陸した。時刻は22時10分。早い。おまけに、A滑走路に到着したようである。

タキシング時間は短く、定刻3分前に羽田に到着。

これなら、余裕で京王八O子行きの空港バスを捕まえることができる。

バスチケットカウンターいつぞやと同じで、北ウィング側のバスチケットカウンターは激しく混雑しているので、そのままスルーして空いている南ウィングのバスチケットカウンターで無事チケットを手にする。

三連休の割には、意外と、バスは空席だらけ、余裕で2席占有できる。

今宵も、首都高の工事渋滞を覚悟していたのだが、3連休のためか、工事はお休みのようである。車の流れは非常にスムーズで、あっという間に、中央道のゲートまでやってきた。

そこから、紀行文の作成を開始しているうちに、八O子インターに達してしまった。早い。特に、最近は、渋滞に巻き込まれることが多かったので、なおさらその感が強い。

そこから徒歩で帰宅して、東京宅到着は23時40分。

阪和線ダイヤ乱れも克服できた。国際線仕様の旅客機に搭乗できた。渋滞知らずの空港バスも快適で、到着も早かった。いつもなら快哉を叫びたい所だが、今宵だけは、どうしてもそのような気分にはなれなかった。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

快適でお得な夏の空の旅

2007-07-14 06:40:00 | ANA
AMEXのドリンクサービス@神戸空港 上島珈琲店
往路:7月14日(土)
京王八O子→羽田空港 :空港バス
羽田空港 →神戸空港 :ANA411便
神戸空港 →三宮   :ポートライナー
三ノ宮  →大阪   :新快速近江塩津行き
大阪   →天王寺  :大阪環状線
天王寺  →
運賃:¥1,700+¥10,400+¥320+¥390+¥380

本日より7月の3連休に入る。残念な事に台風が接近してきおり、せっかくの休日も台無しである。

本来なら、JALで帰郷するところなのだが、この3連休、土曜日の朝の大阪方面、月曜日夜の東京方面の先得の設定がされていない。JALにしてみれば、絶好の機会に割引運賃を設定する必要性は無いという判断なのだろうが、何となく足下を見られているような気がして面白くない。

一方のANAもほぼ同様なのだが、JALと違うのは、7月14日の始発、神戸行き411便に限って旅割が設定されていた。

もちろん、即座に予約を入れたのは言うまでも無い。夏の3連休の朝で¥10,400という運賃は、スカイマークを意識しているとは言え、良心的な価格設定である。実際、旅割先行予約の段階で、直ぐに状態になった。

今年も、JALはサファイヤを目指すつもりでいるのだが、月に1、2回はANAを利用しないと、プラチナを取得した意味がなくなってしまう。そこで、7月の3連休、往路はANA411便で帰郷することにした。

空港バスチケットところで、羽田まで始発の空港バスで行くのであるが、従来、ハイウエイバス.コムで予約したチケットを近くのサークルでEdy決済していた。しかし、7月10日からファミリーマート全店でEdyが使えるようになったので、一度、ファミマでチケットを購入してみようかと考えた。

ところが、である。ファミマでEdyは使えるようになったのは大きいが、サークルampmに比べると、制約が非常に大きいことが分かった。
・バスチケットのようなファミポートで出力したチケットの決済には利用不可能
・一度に使えるEdyは2枚まで。

何のことは無い。8月13日まではANAダブルマイルキャンペーンをやっているのだが、物販以外にはファミマの利用価値は無さそうである。結局、今回の空港バスのチケットは今まで通りサークルで発券することに。


土曜日の朝、小雨の中、京王八O子のバス停まで歩いて空港バスに乗車する。

相変わらず空いており快適ではあるが、依然眠ることはできない。今回は、毛布まで用意したのだが、空港まで意識はとぎれることは無かった。こうなったら、次回からは、睡眠薬登場である。

羽田2タミ到着は5時30分。

丁度、自動チェックイン機が動き出した頃で、開いている機械を見つけて即座にチェックして、19番ゲート優先チェクインカウンターへ。優先チェクインカウンターといえども、営業開始は5時40分。まだ、係員は誰も居ない。既に10名ほどの先客が順番待ちをしている。

しかし、一般のカウンター列と比べると人数は少ない。恐らく、3連休であること。しかも、台風の影響で九州方面の欠航が相次いでいることが混んでいる要因であろう。

こんな時こそ、プラチナの本領発揮である。

5時40分少し前にカウンターが開き、一気に処理が始まる。暫く待って、小生の順番に。

ANAご利用券ここで、ANA411便スーパーシートにアップグレードをお願いする。モニターには×と表示されているのだが、通路側なら空席があるとのことで、無事アップグレード完了。アップグレードはANAご利用券1枚を使う。

振り返えると、待ち行列は先ほどの3~4倍以上の長さになっている。やはり、上級会員と言えども、混み合う時期には早めの処理が肝心ということだろう。

ところで、変更した搭乗券には、依然、BRZと表示されている。5月に予約、決済した時点においては、まだブロンズだったので仕方が無いと言えばそれまでだが、再発行するときに、なぜステータスを更新してくれないのか疑問である。

激しく混雑する19番カウンター

混み合う一般の保安検査場を後目に、誰も居ない、専用保安検査場を抜ける。

そして、先日の出張に続き2度目の本館signetへ。
本館signet
signetエントランス

後で、気が付いたのだが、BRZがsignetを利用する時には、スーパーシートでも500マイル減算処理されるはずなのだが、なぜに、フリーパスで通してくれたのだろう??? 見ていないのか???
6時前の空いているsignet、窓側の席を陣取って、ミルク、青汁、おつまみを頂きながら、無線LANを繋いでメールをチェックする。
ドリンクサーバーおつまみとミルク

JALのDPラウンジも良いが、ANAsignetも素敵だと思う。渋くて重厚なDPラウンジに比べて、signetは都会的であか抜けている。
signet
signet

6時20分にsignetを退出し、搭乗ゲート62番へ。
ANA411便@羽田

今朝のANA411便空席が僅かというだけあって乗客が多い。空いている便ならスーパーシートの値打ちは低いが、これだけ混んでいるなら、ご利用券1枚(=3,333マイル)分の値打ちは充分ある。機内食もあるし。
優先搭乗

スターアライアンスゴールドメンバーの優先搭乗で機内に入る。着席すると、JALと違って名前こそ呼ばれることは無いが、CAさんが慇懃丁寧なご挨拶をされ、色々とお世話をしていただける。

それにしても、絶え間なく乗客が、通過していくが、前回、この便に搭乗した時には、こんな事は無かった。やはり3連休である。

当機は、定刻に出発。

普段なら、この時間帯は離陸待ちを強いられるのだが、欠航便が多いせいか今朝は速やかに離陸できた。皮肉なものである。今朝は眠るのを諦めて、新聞を読みふけることにした。が、やはり台風の影響で揺れが気になる。

暫くすると、ベルトサインが消えて、朝食の配膳が開始される。

実のところ、先日の出張時の機内食では、スープ+パンで少し物足りない感じがしたのだが、丁度、本日から切り替わったようで、サンドイッチを中心としたややボリュームのあるもので、充分満足できるものであった。
機内食
お品書き

しかし、赤魚のロースト 野菜添えはどちらかと言うと和風であり、和洋折衷のような感じで、全体のバランスはもうちょっと工夫の余地あり、と言うのが正直な所であった。

トロピカーナのマンゴジュースと食後の珈琲まで頂いて、満腹状態で眠りに就こうとするが、例によって眠りは非常に浅い。どちらかと言うと、目を閉じて考え事をしているのに近い。

降下につれて、左右の揺れが激しくなる。

そして、前回同様、随分と長時間、低空飛行を続けて、神戸空港へ。離陸待ちが無かったことが効いて、定刻より5分程度早く到着。一番最初に降機して、トイレへと急ぐ。
ANA411便@神戸

3ヶ月ぶりの神戸空港である。

出口の所に進入禁止マークが張られていたり、ポートライナー乗り換え口が分かりにくいというのは相変わらず
だが、色々と変化も見られる。

まず、アースクロックの右となりに、巨大な男の子が居て、時計板にお絵かきをしているのが目に付く。
巨大な男の子

次に、ラウンジサービスの全くない神戸空港にAMEXが救いの手をさしのべて、ターミナルビル3Fにある上島珈琲店無料のドリンクサービスを提供。

無料というキーワードに弱い小生は、早速、3Fに上がってAMEXのフリードリンクサービスを享受することにした。
上島珈琲店

上島珈琲店は、一般的なファーストフード店と同様に、カウンターで飲み物を注文し、その場で代金を払って、セルフサービスで席に運ぶシステムを採っている。ル・シエールや新大和とはそこが異なる。

¥500以下のソフトドリンク1杯に限り、搭乗(半)券を提示してAMEXカードを出すと無料サービスの対象となる。因みに、古風なインプリンタをガチャガチャとやって会計処理するのは、ル・シエールや新大和と同様である。

小生は、胡麻ミルク珈琲¥390を所望。後で気が付いたが、大サイズでも¥440なので、どうせなら大サイズをオーダーした方が良かったか。

さて、初体験の胡麻ミルク珈琲であるが、一言で言うと、胡麻とミルク、そして珈琲がこれほど相性が良いとは新鮮な驚きであった。これを見つけだした人は偉い。
胡麻ミルク珈琲

この上島珈琲店、割と繁盛しているようで、空席を見つけるのが少し難しいこともあるかも知れないし、カードラウンジをイメージしていると当てが外れるかもしれないが、今まで神戸空港には何も無かったことを考えると、充分満足できるサービスであると言える。なお、奥の席は喫煙席になっているので、利用時には注意されたい。

店内が混み合ってきたので、程々に店を出て、ポートライナーで三宮へ。時刻は既に8時30分。ANAやスカイマークの到着便で空港入りした乗客は既に目的地に向かって発ってしまったので、ポートライナーはガラガラである。

そこで、少し恥ずかしいが、前面展望を楽しむために先頭座席に陣取ることにした。

雨足が強くなってきたので、残念ながら風景は今ひとつだったが、それでもポートライナーの加速感は充分楽しめる。恥ずかしついでに携帯で動画を記録して遊んでいるうちに、神戸の町並みが見えてきて、三宮に到着。

ここから、爆速新快速で大阪まで、相変わらずの混雑ぶりで、12両も繋いでいるくせに補助席に座る羽目に。でも、補助席にありつけただけまだマシである。


後は、環状線、阪和線を経由して、10時過ぎに帰宅。

快適でお得な夏の空の旅というタイトルとは裏腹に、なぜか眠れなかったのは辛い。よって、台風にかこつけて、本日は大人しくしている予定である。自宅で充分休養しないと身が持ちそうに無い。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

いつまで続く、首都高の工事

2007-07-08 21:03:00 | JAL
相変わらず大渋滞の首都高
復路:7月8日(日)
    →関西空港 :関空快速
関西空港→羽田空港 :JAL192便
羽田空港→京王八O子:空港バス

運賃:¥780+¥5,900+¥1,700

バーゲンチケット先行予約争奪戦は敢え無く敗退。しかし、なんだかんだ言っても、JGCになったおかげで、キャンセル待ちが取りやすくなったような気がする。

結局、いつものJAL192便の予約に成功。但し、機材は古しえのMD81で、クラスJの設定が無いのが非常に残念ではある。

関空快速はダイヤ通りの運行で特段問題は無し。

携帯電話でWEBチェックインして、タッチ&ゴーで保安検査場を通過。言うまでもなく、忘れないうちに2007「みんなでカンタン、タッチ&ゴーキャンペーン」のICチェックインを済ませておくためである。

久しぶりに、フライトポイントタッチを済ませ、サクララウンジに入場。とりあえず、いつもの飲み物とおつまみを頂いておく。関空で色々と野暮用を済ませたので、それほど長くはラウンジには滞在できない。

時計を見ると既に、20時45分。そろそろ搭乗が始まる頃である。そそくさと退室し、21番ゲートへ向かうと既に、搭乗の列が動いている。少し出遅れてしまった。

今宵の翼はJAL192便である。ここしばらく、”**様、いつもご搭乗ありがとうございます”というお声掛けを受けていないものだから、今宵は必ず挨拶をして貰える席を選んでいる。
JAL192便@関空

毛布を掴んで、さっと着席する。ここからだと、乗り込む乗客の姿や出発前の慌ただしさが良く伺える。出発前の緊張感が伝わってくる。やはり、東京へ戻るCAさんの軍団も乗り込んでくる。中には、見覚えのある方も。

一通り、乗客の列がとぎれると、チーフがやってきて、予定通りご挨拶を受け、小生も軽く会釈する。

ところで、隣客は何者か分からないか、”○○様、いつもお世話になっています”と、きた。何をお世話している方なのか?? さては大株主???

1名、行方不明の乗客がいたようだが、無事に探し当て、当機は定刻3分前にバコンと大きな音を立ててドアクローズ。そして、定刻に出発する。意外や意外。

離陸後、例によって、ふわーっという浮遊感に助けられて約30分記憶が無くなる。気が付いたときには、ドリンクサービス直前であった。

2度目のご挨拶と冷たいコーヒーを貰って、しばし、考え事を。再び目を閉じて、頭を休める。

そのうち、揺れが大きくなり、ドリンクサービスは中断、降下が始まり、あっという間に羽田に着陸する。どうやら、今宵は1タミ側、A滑走路に着いたようである。時刻はまだ21時10分。

着陸後、くるっと回って、スカイマークの機材を左手に見て、20番ゲートに到着。混雑の中、定刻に到着である。拍手したい気分である。

先頭を切って降機したのは良いのだが、他の到着便の乗客、それもツアー客が行く手を阻む。トボトボ歩むのは勝手だが、通路を占領するのは反則である。

縫うように、早足でバスチケットカウンターへ急ぐ。別に急がなくても大丈夫なのだが、何か悪い予感がした。

予感は的中。バスチケットカウンターは、先ほどのツアー客で長蛇の列である。これはイカン。待っていたらバスに乗り遅れてしまう。ここで機転をきかせて、まっすぐに進み、南ウィング側のバスチケットカウンターへと向かう。

幸い、ここは嘘のようにガラガラであった。

やはり、羽田を熟知している者は強い。サファイヤは伊達では無い。と自画自賛する。券売機で購入しても良いのだが、バス代とて馬鹿にはならない。カウンターならクレジットカードで購入可能。¥1,700で78マイル相当である。

高尾行きバスの待ち行列は6~7人程度。多分、この様子なら、バスも空いている可能性が高い。

予想通り、バスは空いており、余裕で2席占有できた。なんか、今宵は付いている。とこの時は思っていた。

バスは、首都高の料金所を抜けて、トンネルに入って...やっぱり、というか、何というか、トンネル内では大渋滞。道路工事で車線規制。

人々の迷惑を顧みない、頭の悪い役人上がりが、適当に作った計画通り粛々と工事を進めるのだから、大渋滞による社会的損失など、全く眼中には無いようである。

10分ほどで渋滞を抜けたが、再び、笹塚付近で工事による車線規制で大渋滞。もう、いい加減にしてくれと言いたい。


ところで、ここ暫く、日曜の夜、首都高の工事で渋滞に巻き込まれてきたが、空港バス各社によって渋滞時の対応が異なることに気が付いた。但し、これは、小生の体験に基づくものであるので、必ずしも正しく無いかもしれないが。

東京空港交通バス:一般道に迂回して、渋滞を回避する
立川バス、京急バス:一般道に迂回して、渋滞を回避する
多摩バス:渋滞しても、決して一般道に降りない

結局、京王八O子到着は、いつもより30分も遅れて、24時10分。これで、ほぼ定刻なのだから、文句を言うなと言われるとそれまでである。それに、酔っぱらいの巣窟のJR中央線に比べると、たとえ渋滞しても、何倍も快適。

当分は覚悟を決めて乗るしか無さそうである。
24時10分、漸く、京王八O子に到着

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

七夕の日、アルタイルに乗って帰郷

2007-07-07 07:30:00 | JAL
スタージェットAltair
往路:7月7日(土)
京王八O子→羽田空港   :空港バス
羽田空港 →伊丹空港   :JAL103便(J)
伊丹空港 →あべの橋   :空港バス

運賃:¥1,700+¥6,900+¥620+¥210

4月、5月、6月とバーゲンフェアが月2回のペースで設定されていた。7月も、バーゲンは今週と後1回ある。

先得との関係もあるのだろうが、JGCサファイヤ如きのステイタスでは、先行予約で良い便を取るのは難しい感じがする。多分、上級会員が増え過ぎたのが原因では無いかと思う。JGCでダイヤモンドなら、もっと楽に予約できるのかも知れないが、この冬にあったFOPキャンペーンでも無い限り、小生には全く無縁である。

今回も、土曜日の朝帰りであるが、7時30分発の伊丹行きJAL103便を予約している。前回の復路に続き伊丹経由となる。関空フライトポイントを逃したのは少し痛いが、偶には、7時過ぎまで羽田のDPラウンジでゆっくりと過ごしたい。

毎度毎度、京王八O子バスターミナルから始発の空港バスで羽田1タミへ。早朝、羽田へ向かう時には、これが一番楽である。今朝こそは、二度寝できるだろうと思っていたのが、やはり眠れない。やはり睡眠薬が必須なのだろうか?

7時30分発なので、羽田まで鉄道で行っても良かったのだが、夏の家族旅行用の特典航空券の処理を行うため、混み合わない内に到着している必要があった。

1タミ到着は5時40分。今朝のバスは、なぜか北ウィング寄りの場所に停車した。

浴衣姿のGHさんそう言えば、今日は七夕。そのせいかどうか分からないが、浴衣を纏ったGHさんが目につく。オジサンとしては、新鮮みがあって良いと思うのだが、ペンやメモ、トランシーバー等の仕事道具は、どこに隠しているのだろう?

自動チェックインを済ませて、航空券購入カウンターへ進む。やっぱりJGCカウンターよりこちらの方が空いている。待ち時間 = 鞄から書類を出している時間で、実質0である。

ラッキーな事に? 浴衣姿のお姉さまがお呼びになった。なんか、ちょっと照れくさい気がするのだが、WEBのプリントアウトを見ながら淡々と事務的に処理を進めてくれる。
航空券販売カウンター@1タミ

しかしなぁ、”いつもご利用ありがとうございます”の一言が無かったのが、ちょっと寂しい。

航空券用紙の磁気が弱いということで、用紙を交換して、処理をやり直す。結局10分以上も処理に時間が掛かってしまったが、まだ、5時台である。

今朝は、久々に、ル・シエールでAMEX定食を頂く予定でいた。5月に来たときには、6時5分前には開店していたのだが、今朝は、6時丁度まで入り口の所で待って店内に突入。
ル・シエールはまだ開いていないル・シエールからの風景

喫煙席を選択して、テーブルに付く。新大和に比べてル・シエールは配膳が遅いように感じているので、朝一番に注文して、どれくらい時間が掛かかるのか、一度計測することにした。

流石に、一番乗りなので、直ぐにオーダーを取りに来る。今朝は、朝ごはんセットを注文。
AMEX定食 朝ご飯セット

PCを取り出し、紀行文の作成を開始して間もなくコーヒーがやってきた。そして、約10分後、本体が配膳される。と、言うことは、注文を受けてからソーセージを炒めて、目玉焼きを作って、という手順を踏んでいるようであり、混んでいる時にある程度時間が掛かるのはやむを得ないと思われた。

食後に、一服してニコチン補給。伊丹行きJAL101便のファイナルコールがガラス越しに聞こえる。やはり、6時30分発の伊丹行きだと、新大和にしておいた方が無難だろう。

朝から、お腹一杯になって店を出る。今朝は搭乗券チェックは無かった。

保安検査待ち行列次に、DPラウンジでセキュリティチェックを受けるのだが、ふと、右側に目をやると、一般ゲートの前は長蛇の列である。これから夏休みに入ると、混雑は、益々酷くなるのだろう。

DPラウンジ様々だが、小生のアドミッションカードの期限は9月まで。10月からは、一般ゲートに並ばなくてはならない。DPラウンジは諦めても良いが、せめて、ANAのように優先セキュリティチェックをなんとかお願いしたいものである。

今朝は、直ぐに、制限区域に出て、窓ありのDPラウンジに入室することにした。JAL101便の乗客は既にラウンジには居ないので、空いているだろう。という読みである。
DPラウンジへ

見事に読みが当たって、ラウンジには4名3組しか居ない。

窓側の特等席をキープして、飲み物とおつまみ頂くことにする。
DPラウンジ北の様子

既に、お腹は満たされているので、パンを貰うつもりは無かったのだが、7月からパンの種類が変更されているようで、クロワッサンとフルーツデニッシュがワゴンに並んでいる。

持ち合わせの貧乏根性が頭を擡げ、これらをスルーするのが耐えられない気分になり、結局1つづつ頂戴することにした。

いただきます。しかし、少し食べすぎである。昼食を減らしておかないと体に悪い。
ここでも、パンとジュースを頂く

やはり、DPラウンジは、1タミで最高の眺めが楽しめる場所に設置されており、天気は今ひとつでも、それなりに良い気分に浸れる。

15番ゲートに停留しているのは、鶴丸B777-200、鷲座のアルタイルの名前が冠せられているスタージェットである。これから搭乗するJAL103便は多分、あれだろう。

七夕の日にアルタイル(彦星)に乗って帰郷する。だからどうなの? と言われるとそれまでだが。なんとなく嬉しい。
鷲座のアルタイルの名前が冠せられているスタージェット

7時を越えると、だんだんと人が増えてくる。そして、皆が皆、パンを食べるので、とうとう、7時過ぎにはパンは完売。ちょっと早すぎるような気がする。もうすこし、多めに用意しておいた方が良いのではないだろうか?

7時10分にDPラウンジを出て、サクララウンジを通過して15番ゲートへ。落ち着いたDPラウンジに比べて、サクララウンジの喧噪ぶりは、写真を撮るのも憚られるくらいである。

雑踏の中、空いているソファーを見つけるためウロウロしている人が何人も居る。こんな様子を見ると、DPラウンジのアドミッションカードの期限が切れる10月が思いやられる。酒とつまみを諦めるなら、カードラウンジの方がよほど落ち着いた雰囲気である。

7時15分、JAL103便の搭乗開始。

やはり、クラスJは4列席含めて、満席の様子。今朝のCAさんは、挨拶はおろか、毛布すら持ってきてくれない。冷たい待遇である。恐らく、クラスJの乗客の半数近くはJGCだろうし、JGPやダイヤモンドも沢山いるだろうから、JGC+サファイヤの小生まで手が回らないないのだろう。クラスJでも、それなりの世話を焼いて欲しければ、ダイヤモンド資格を得るか、前方席を選択するかである。

でも、ちょっと僻み根性を持ってしまう。

定刻より、少し遅れて出発、離陸後、なんとなく睡魔がやってきてしばしの間、爆睡。

ドリンクサービスの気配で少し目が覚めるものの、そのまま目を閉じて過ごす。伊丹でラウンジオーサカに立ち寄る予定なので、何もここで飲み物を貰わなくても、眠りを優先したい。

降下の気配を感じる頃から、意識がはっきりとしてきて定刻より10分程度遅れて、伊丹空港に到着。
JAL103便@伊丹

しかし、眠りは不足している。Altairよ、なぜ、小生にもっと眠りを与えてくれなかったのか?朝から睡眠薬を服用するという暴挙に出るべきだったのか?
スタージェットのアルタイルマーク

伊丹到着後、喉の乾きを覚えたので、予定通りラウンジオーサカへ向かう。

伊丹空港の七夕飾り途中、JALの出発ロビーに目をやると、ここにも浴衣姿のGHさんが。七夕飾りの前で、写真撮影のお手伝いをしている。旅の安全を祈り、短冊に思いを託す。何となく、心穏やかになる光景である。

その後、ラウンジオーサカで、エスプレッソ+ニコチンを補給し、8時過ぎの空港バスに乗車するために、南ターミナルへ向かう。

野暮用があって、できれば、難波OCAT行きに乗車しようと思ったのだが、案外、乗客が多そうだったので、いつもの天王寺行きに乗車する。

バスはガラガラ、かつ、道路状態はごく普通で、30分で天王寺に到着。そして、例によって阪和線に乗って帰宅する。

今日は七夕、自宅でも飾りを作ることになるのだろう。ただし、生憎の曇空。本物のAltairは望めそうには無い。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

まだまだ初めての事ばかり

2007-07-01 20:20:00 | JAL
JAL138便@伊丹
復路:7月1日(日)
     →天王寺  :阪和線
天王寺  →伊丹空港 :空港バス
伊丹空港 →羽田空港 :JAL138便
羽田空港 →聖蹟桜ヶ丘:空港バス
聖蹟桜ヶ丘→京王八O子:京王八O子行き急行

運賃:¥210+¥620+¥15,900(回数券)+¥1,500+¥170

関空発21時05分のJAL192便で帰京するのもかなり飽きてきた。また、JAL192便にはクラスJが設定されていないため、今宵は伊丹発のJAL138便を選択した。

ANA040便には何度も搭乗したことがあるが、実の所、同時刻出発のJAL138(旧称JAL1528)便に搭乗した記憶が全く無い。念のため自分のブログで検索したみたが、ヒットしなかった。多分、初体験である。自分でも意外な気がする。

この便だと夕食を家族と共にできないのが難点だが、間違いなく早く帰京できるメリットもある。いくら出発が遅れても21時を過ぎることは絶対あり得ないので。

子ども達に見送られて、18時過ぎに自宅を出発。

夏の家族旅行に備えて、天王寺の金券ショップでJALの株優を購入。比較的値段が高めのだが、時間も限られているので仕方が無い。やはり、旅行は早めに計画するのが吉である。単身赴任の旅は早め早めに計画するのだが、どうも、家族旅行となるとギリギリになってしまう。

そして、予定より1つ早い18時45分発の空港バスで伊丹空港まで。ところが、このバス、意外と人が多い。完全に空いているシートが見あたら無かったため、おとなしそうな人の横に、遠慮がちに座る羽目に。

18時55分発のバスは、何度も乗車したことがあるが、18時45分のバスも初体験。55分発のバスはいつも空席だらけなのだが、10分早いだけでまるで様子が違う。

阪神高速は極めて順調で、天王寺からたった20分で伊丹空港に到着。速い!
空港バス@伊丹空港伊丹空港北ターミナル。古風な壁画に注目!!

記憶を辿ってみたが、この時間に、北ターミナルへ行ったことは、ついぞ思い出せない。やはり、JAL138便に搭乗するのは初めてのようである。

さて、とりあえず、自動チェックイン機にカードを通す。が、予約が表示されない。

ええーっ、まさか、予約した日を間違えた?? 念のため、もう一度カードを通すが結果は同じ。焦る、焦る。

回数券で搭乗するのを忘れていた!!頭を冷やして考える。そうだ、今宵は4回回数券で決済していたことを思い出した。予約番号を改めてWEBで調べ直して回数券カードを入れて無事チェックイン。

これから、帰郷計画が読めない週があるので、キャンセルに懲りて回数券決済の週が多くなっている。事前チェックを欠かさないようにしなくては。初心を忘れてはいけない。自分への戒めである。


夕食は空港で済ます予定であったが、例によって、伊丹空港にはこれといったものが無い(関空や神戸も同じ?)。そこで、久々に蓬莱の豚まんを求めようとするが、どの店も、土産用のものしか置いていない。その場で食べることは出来ないのである。

しかし、どうしても、蓬莱の豚まんが食べたくなったので、南ターミナルANA側まで足を伸ばすことにした。

青のAMEXボールペン。なぜ、緑ではないのか??途中、くじを配っているお兄さんに遭遇する。嫌だな。と思って避けようとしたが、本能的に手が動いてしまった。受け取ったのは、AMEXのくじのようで、めくると、当然のように”当たり”が出る。

引き返して、お兄さんに、当たったよ。と告げると、ブースに連れ込まれて青いボールペンを貰った。あれっ? たしかAMEXは緑ではなかったか? 5月に関空で貰ったのは緑のボールペンだったのだが。

そして、間髪開けず、”お時間良いですか? AMEXカードお持ちですか?”ときた。小生は、ニコッとして、”はい、持っています(青のAMEXですけどね)”とキッパリと言うと、残念そうな顔をしたので、”どうもありがとう”と礼を言ってその場を離れた。

到着客で混雑する中、やっとのことで、蓬莱伊丹空港店にたどり着いた。狭いはずの伊丹空港でも、南タミから北タミの端までは流石に遠い。
蓬莱 南タミ店

予定通り、豚まん2個入り¥280を購入(もちろんEdyで)し、もと来た通路をJAL側まで戻る。サクララウンジで食べても良かったのだが、臭いが気になったので、中央部、アンデルセン近くのベンチに腰掛けて頂くことにする。
伊丹のアンデルセン

うーん、蓬莱の豚まん、伊丹空港で食べるのは初めてである。案外、臭いはしない。狭い機内で食べても顰蹙を買わないように、臭いを押さえているのか?? ひょっとすると、特別仕様? まさか。

¥280で充分満足できる夕食は、ここ伊丹空港では蓬莱の豚まん以外には考えられない。
蓬莱の豚まん2個入り¥280蓬莱の豚まん2個入り¥280

サクララウンジ入り口それから、空いているセキュリティゲートをくぐり、一路サクララウンジを目指す。

サファイヤ取得後、伊丹からの出発は初めてなので、当然、サクララウンジも初めての入室である。

関空のサクララウンジと同様、搭乗券を見せて、入ると...

広い。関空とは比べ物にならないくらい広く、また、充実している。さすが、国内空港No.2だけのことはある。

最終便出発まで1時間くらいあるので、それほど混んでは居ない。回りは、...サラリーマン風の人種で埋め尽くされている。きっと小生と同じ境遇、単身赴任でこれから東京へ戻る人も多くいるのだろう。

自分の場所を確保し、睡眠薬とおつまみを手にして、しばし寛ぎの時間。この程度の混み具合なら、人気の無い場所なら、蓬莱の豚まんを食しても顰蹙を買うことはなかっただろう。
サクララウンジで睡眠薬を服用

PCを起動して、紀行文作成を開始する。

途中で、カウンター席に移動して、電源を補給。近くのサラリーマン風の2人が酔っぱらった勢いか、大声で話している。まるで立ち飲み屋の雰囲気そのものである。しかし、あんたらが喋っている事、会社の秘密情報ではないのか? ちょっと拙いのでは?

今宵の翼は、JAL138便である。
JAL138便@伊丹

ところで、小生としたことが、この便の出発時刻を全く勘違いし、20時40分と思いこんでしまっていた。

紀行文作成に熱中して、気が着くと、まわりには誰も居ない。おかしいなぁ、まだ20時10分なのに...と思って、何気なく搭乗券に目をやって青ざめた。


急いで、ラウンジを出て、搭乗ゲートに向かう。伊丹サクララウンジではファイナルコールは流れない? 全く知らないでいた。

多分、後、5分気づくのが遅れたら、確実に呼び出しを食らっていただろう。危ない危ない。

小生の後からも、10名程度乗り込んできて、20時17分にドアクローズ。意外と早い。B777のクラスJは2人掛け通路側の足下には鞄が置けるスペースがあって助かった。恐らく、荷物棚は既に満杯に近い状態だろうから。

クラスJは、ほぼ満席。一般席も前の方は4人掛け部分含めてびっしりである。うへー。いつもながら、見ているだけで、気が滅入る。

出発は定刻より早かったのだが、羽田空港混雑により、当機の離陸は33分と指示されたとのアナウンスがあって、滑走路手前で待たされる。

小生は、毛布を纏って、睡眠体制へ。

そして、離陸、ふわーっと気持ちよくなって、一気に入眠した。その後のことはあまり覚えていない。

ドリンクサービスの気配で一度目が覚めたようだが、直ぐに再眠。気が着くと、着陸態勢に入ってベルト着用サインが点灯していた。ふーっ、久しぶりの機内爆睡である。

頭の重みが取れたようで、気分爽快。これだけ眠れたらクラスJの値打ちがあったというものである。

当機は、C滑走路に着陸したようで、全面のスクリーンには、ANA機ばかりが投影されている。その後、ぐるぐると空港内をまわって定刻21時30分に到着。

流石に、伊丹便だけあって、羽田では、中央部11番ゲートに入る。

聖蹟桜ヶ丘・多摩センター行きバス出口に近いため、今宵は走ることなく、バスチケットカウンターまで。そして、21時40分の聖蹟桜ヶ丘行きのバスに乗車。ほとんど待ち時間無しの非常にスムーズな乗り継ぎである。ただし、暫くすると満席になった。際どいところである。

2タミからやってきたバスには、既に、沢山の乗客が乗り込んでいる。今宵は2席占有は不可能なので、前方のおとなしそうな人の横に腰掛ける。

不思議と、今宵は、なぜかバス運が悪い。

出だしは順調な空港バスであるが、相変わらず人の迷惑を顧みない、お役所仕事しか出来ない、首都高速道路株式会社のお陰で、芝公園付近で大渋滞との事。しかし、この前と違うのは、空港バスが汐留出口から下の道に降りたことである。

偉い。それでこそ、空港バスである。しかし、実の所、渋滞のため下道を走った経験は、東京空港バスでは初めでであった。やはり、大阪と同様、渋滞の時には下道を走るようになっているようである。

夜の丸の内あたりをウロウロと走って、霞ヶ関から再び首都高へ。お陰で、渋滞の影響は殆どなかった。

それからは、非常にスムースな走りで、22時40分に聖蹟桜ヶ丘駅に到着。そして、22時44分の京王八O子行き急行に乗り継いで、23時に京王八O子到着。そして、なんとか最終の路線バスに間に合って、東京宅到着は23時10分。
京王八O子行き急行@聖蹟桜ヶ丘

今宵の帰京の旅は、バス運こそ今一つだったが、見事な乗り継ぎは特筆であった。

そして、何よりも、大阪-東京間、バス、鉄道、飛行機と嫌と言うほど色々なルートを経験してきたが、まだまだ、初めての事が沢山あることを痛感した次第。久しぶりに新鮮な気分を味わえた、帰京の旅であった。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

PR