東京-大阪 単身赴任 旅物語

2003年10月1日から2012年9月30日まで経験した単身赴任。帰省旅行の思い出と、お得情報を綴っています。

サンライズ瀬戸出雲の思い出(3)

2014-06-22 11:17:41 | サンライズ瀬戸・出雲
それは2005年6月16日のこと。時刻は24時過ぎ。小生は、三ノ宮駅のホームで東京行きのサンライズ瀬戸・出雲の到着を待っていた。

サンライズ瀬戸・出雲は、三ノ宮発24時13分。大阪発24時34分。既に廃止された、周遊きっぷの京阪神ゾーン券を使えば、大阪から三ノ宮まで逆行しても余分な運賃は発生しないので、少しでも睡眠時間を増やすため、三ノ宮から乗車することが多かった。

当時と変わらず、サンライズ瀬戸・出雲の人気は高いらしい。

新幹線が函館まで伸延された後は、きっと、唯一、そして最後の定期寝台列車として、深夜の東海道を駆けめぐることになるのだろう。

一方、東京発22時ジャストの下りサンライズ瀬戸・出雲は、大阪には運転停車するくせに客扱いはしない。

大阪到着は4時半頃だから、客扱いにも費用がかかるし、夜行バスと競合するので意味はない。という理屈は分からなくもない。

なら、せめて、5時直前に到着するであろう、神戸もしくは三ノ宮に停車させるのは叶わないものかと思う。もし、14輌もの長編成のため、ホーム長が足りないというのであれば、ドアカットしても良いので。

神戸発5時1分の京都行き普通列車が運行されているから、サンライズ瀬戸・出雲が到着する頃には、既に改札は開いている。神戸まで行く夜行バスは、大阪行きほど多くはないので、夜行バスとの競合度合いも少ないはず。

また、5時1分発の京都行きに乗って、逆行すれば5時39分に大阪に到着する。他の路線も既に始発時間帯を迎えている。また、22時に頃に東京を出発して6時前に大阪に到着する夜行バスは少ないと思うから、夜行バスとも差別化が図れる。

もし、下りサンライズ瀬戸・出雲が神戸に停車していたなら、小生は、もっと高頻度で利用していたことだろう。もちろん、指定料金だけで乗れるのびのびシートではあるが。

おそらく、現場のJR社員の方々からは、疎まれているであろう、サンライズ瀬戸・出雲。でも、それを必要とする人々は沢山居るはず。

最後の定期寝台列車として、いつまでもしぶとく駆け抜けてほしいものである。


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