2014年3月28日(金) →天王寺 :区間快速天王寺行き 天王寺 →京都 :特急はるか14号 京都 →園部 :快速園部行き 園部 →綾部 :普通福知山行き 綾部 →東舞鶴 :普通東舞鶴行き 東舞鶴 →敦賀 :普通敦賀行き 敦賀 →米原 :新快速播州赤穂行き 米原 →近江八幡 :快速姫路行き 近江八幡 →大阪 :新快速姫路行き 大阪 → :関空紀州路快速 運賃:青春18きっぷ1回分+¥270+¥1,370+¥200
若狭湾を巡る(3)から
綾部から東舞鶴までは、変哲のないローカル線。
眺めるべき車窓は、見あたらなかった。今思えば、ここは、昼寝の時間として使えば良かったのかも知れない。
西舞鶴を過ぎて、終点東舞鶴で降りた。京都から3時間程度なので、それほど遠くはない。ここで、小浜線に乗り換える。
西舞鶴にしろ、東舞鶴にしろ、側線がいっぱいあって、構内が無駄に広い駅を想像していたが、そのような風情は残ってはいなかった。
改札を出て、何か土地の食べ物を売っている店を探したのだが、残念ながら、直ぐに見つかりそうにない。諦めて、駅前のローソンに入る。そして、何故か目に付いた、厚切りカツサンドを求めた。
ホームに上がり、やがてやってきた、2輌編成の普通小浜行きに乗り込む。
そして、海の見える側の席を確保する。125系の転換クロスシートは、非常に快適であった。
早速、先程買ったサンドイッチを頂く。コンビニのサンドイッチの割には、意外と美味しい。
15時34分。定刻に発車。
敦賀まで2時間弱。いよいよ小浜線の旅が始まる。これから若狭湾を巡る。
【続く】
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2014年3月28日(金) →天王寺 :区間快速天王寺行き 天王寺 →京都 :特急はるか14号 京都 →園部 :快速園部行き 園部 →綾部 :普通福知山行き 綾部 →東舞鶴 :普通東舞鶴行き 東舞鶴 →敦賀 :普通敦賀行き 敦賀 →米原 :新快速播州赤穂行き 米原 →近江八幡 :快速姫路行き 近江八幡 →大阪 :新快速姫路行き 大阪 → :関空紀州路快速 運賃:青春18きっぷ1回分+¥270+¥1,370+¥200
若狭湾を巡る(2)から
園部からは、単線となり、一気ローカル度合いが増してくる。
胡麻で7分間停車。気分転換に外へ出ることにした。
ここで特急まいづるに道を譲る。そして、出発。
和知を過ぎたあたりから、由良川に沿って走る。綾部までの1時間弱は、川の景色を眺めて過ごす。
13時53分、定刻に綾部到着。ここで降りて、東舞鶴行きに乗り換える。
折り返し運転なので、東舞鶴行きは、既に、入線している。
しかし、発車まで40分以上もあるので、一度改札を出て、売店を冷やかしたが、大した物は何も無い。本当は、何か美味しい、土地の物を食べたかったのだが。
駅を出ても収穫は無さそうだったので、トイレとニコチン補給だけを行って、ホームに戻った。
特急からの乗り換え客で車内は次第に混んできた。
【続く】
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2014年3月28日(金) →天王寺 :区間快速天王寺行き 天王寺 →京都 :特急はるか14号 京都 →園部 :快速園部行き 園部 →綾部 :普通福知山行き 綾部 →東舞鶴 :普通東舞鶴行き 東舞鶴 →敦賀 :普通敦賀行き 敦賀 →米原 :新快速播州赤穂行き 米原 →近江八幡 :快速姫路行き 近江八幡 →大阪 :新快速姫路行き 大阪 → :関空紀州路快速 運賃:青春18きっぷ1回分+¥270+¥1,370+¥200
若狭湾を巡る(1)から
山陰本線に乗車するのは、何年ぶりのことか。
ディーゼルカーの轟音、燃料の臭い、堅いクロスシート、開け放たれた窓からは、生暖かい風が吹き込んできた。それはいつの日の事だったか?
今や、中古とは言え221系電車である。そして車窓も違う。
嵯峨野線とアナウンスされる通り、列車が、今、走っているのは山陰本線ではなかった。
先日訪れた福知山線もそう。JR宝塚線という新線なのである。想い出に浸ろうとする行為自体が間違いであった。
かつて、山陰本線は、嵐山から亀岡まで保津峡に沿って線路が引かれており、岨を伝って列車は縫うように走っていた。眼下には谷の景色が広がっており、固唾を飲んでそれを見つめていたものだった。
それが今や、トンネルだらけの新線であっという間に駆け抜けていく。
しかし、辛うじて、かつての面影を偲ばせる場所もあった。ただ、ほんの一瞬でそこを通過するのではあるが。
この状況は、福知山線に類似している。福知山線も、かつては生瀬から道場までは、武庫川に沿って北上していた。それが複線電化に伴ってトンネルだらけの新線に移った。でも、注意深く眺めていると一瞬だが、旧線跡を見ることができる。
ただ、大きく違うのは、旧線が嵯峨野観光鉄道として残ったことである。とすれば、なぜ、福知山線もせめて一部でも旧線を残さなかったのかという思いが残る。知名度はともかくとして、景勝は保津峡にひけを取ることはなかったと思うのだが。
亀岡を過ぎると、のっぺりと長閑な風景になる。このへんも福知山線に似ている。
そして、列車は終点、園部に到着。ここで、ホーム向かい側の2輌編成の福知山行きに乗り換える。幸い、列車は空いていた。【続く】
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2014年3月24日(月) →天王寺 :普通天王寺行き 天王寺 →梅田 :地下鉄御堂筋線 大阪 →西明石 :普通加古川行き 西明石 →姫路 :普通播州赤穂行き 姫路 →岡山 :普通新見行き 岡山 →児島 :快速マリンライナー17号 児島 →坂出 :快速マリンライナー19号 坂出 →琴平 :普通琴平行き 琴平 →阿波池田 :南風7号 阿波池田 →徳島 :普通徳島行き 徳島 →高松 :普通高松行き 高松 →岡山 :マリンライナー58号 岡山 →姫路 :普通姫路行き 姫路 →大阪 :新快速野洲行き 大阪 → :快速日根野行き 運賃:青春18きっぷ1回分+¥270+¥1,370+¥200
思い立って徳島へ(8)から
岡山での乗換時間は、約20分ある。
マリンライナーを降りて、トイレを探したが、これが大きな誤りであった。
在来線岡山駅構内や、改札近辺には、探しても探してもトイレが無い。いや、正確には、隣接している商業施設にトイレがあるのだが、既に20時を回っており、閉店している。
さぁ、困った。岡山駅でトイレ難民になろうとは。
探し回った挙げ句、在来線1,2番ホームの、それも無駄に長い長いホームの端っこにトイレがあることを発見。
漸く落ち着いた。
こんなことなら、マリンライナー車内で用を足しておくべきだったか。
岡山から乗車する姫路行きは、岡山始発では無い4輌編成。と思われる。
帰宅ラッシュの時間帯であり、ホームには乗車列ができている。ピンチである。ひょっとすると、座席に炙れるかもしれない。
よりによって、旅の終わりにこんな目に遭うとは。20分あれば、一駅逆行できたかもしれないのに。
やがて、線~路は、続く~よ、と、メロディーが流れてきて(阪神電車か?)趣味の悪い黄色の姫路行きが到着した。
並んだ場所が良かったせいか、辛うじて、4人掛け固定クロスシートの通路側に着席できたが、殆ど最後の1席、危ないところだった。
それにしても、在来線岡山駅、交通の要衝でありながら、トイレ事情が悪すぎるように思う。少なくとも慣れない旅人にとっては不親切ではなかろうか。
さて、なんとか着席できた姫路行き、一駅毎に乗客が減っていく。瀬戸まで来た時に空いた座席に移動する。そして、上郡まで来ると、ガラガラになった。
約1時間半後に終点姫路に到着。
新快速に乗り換える。
ここからは速い。半分眠っているような起きているような状態で、大阪まで過ごす。そして、環状線ホームに移動して、快速日根野行きに乗車。まだまだ、帰宅帰りの時間帯ではあるが、なんとか座席を確保でき、パソコンで本日の旅程の記録に勤しむ。
4時台の始発列車で出発して約18時間、間もなく帰宅する。
前回、前々回とは違って、心に染みいるような絶景に巡り会うことは無かったけれども、JR四国の新型ディーゼルカーの旅は、なかなか楽しかった。
機会を見つけて、四国の西半分を列車で回ってみたいと思った旅であった。さて、次はどこへいこうか?
(完)
2014年3月24日(月) →天王寺 :普通天王寺行き 天王寺 →梅田 :地下鉄御堂筋線 大阪 →西明石 :普通加古川行き 西明石 →姫路 :普通播州赤穂行き 姫路 →岡山 :普通新見行き 岡山 →児島 :快速マリンライナー17号 児島 →坂出 :快速マリンライナー19号 坂出 →琴平 :普通琴平行き 琴平 →阿波池田 :南風7号 阿波池田 →徳島 :普通徳島行き 徳島 →高松 :普通高松行き 高松 →岡山 :マリンライナー58号 岡山 →姫路 :普通姫路行き 姫路 →大阪 :新快速野洲行き 大阪 → :快速日根野行き 運賃:青春18きっぷ1回分+¥270+¥1,370+¥200
思い立って徳島へ(7)から
高松駅には、大昔に一度来たことがあったので、阪和線天王寺駅と同じく、ホームが頭端式であることは認識していた。
ホームを見渡して、マリンライナーを発見。1編成しか停まっていなかったので、自分が乗るべき列車は直ぐに分かった。
元々、乗換時間に全く余裕が無いことが分かっていたので、普通車指定席を予約していた。ラッシュアワーなので、混雑することが予想されたからである。
前にも述べたが、e5489で予約すると、指定席料金はたったの¥200で済む。これで岡山までの1時間弱、眠って移動できると思えば安いものである。
最後尾の1階、指定席車に乗り込む。
▲マリンライナー▲
▲横須賀線グリーン車▲
...この雰囲気、身に覚えがある。
そう、JR東日本の2階建てグリーン車と全く同じである。小生は、狭い2階席よりも、ゆったりとして比較的空いている1階を好んで利用していた。頭上にSUICAのタッチ部分こそ無いが、座席の感触も寸分違わない。
▲マリンライナー指定席と横須賀線グリーン席▲
全く同じ車両でありながら、
・JR東日本=グリーン車 グリーン料金¥1,200(平日事前)
・JR四国=一般席 指定料金¥200(e5489)
(2014年3月時点)
とは、一体どういう事だろう。東京と岡山/高松とで座席の価値が6倍違うということか?? おまけにJR東日本のグリーン車自由席は、着席保証されないから、実際の格差はさらに拡がる。この事実を関東圏の人が知ったら、どのように思うだろうか? それとも、JR四国の破格のサービスと見るべきか??
着席して、鞄を置いた頃には、マリンライナーは既に発車していた。
高松出発時点では、1階指定席の乗車率は20~30%程度で非常に空いている。自由席の混雑度合いは不明であるが。
暫くすると、グリーンアテンダントならぬ車掌さんが、検札に回ってきた。
その後、睡眠薬が効いてきて撃沈。岡山到着までの記憶は皆無であった。寝ぼけ眼で列車を降りる。
(続く)
2014年3月24日(月) →天王寺 :普通天王寺行き 天王寺 →梅田 :地下鉄御堂筋線 大阪 →西明石 :普通加古川行き 西明石 →姫路 :普通播州赤穂行き 姫路 →岡山 :普通新見行き 岡山 →児島 :快速マリンライナー17号 児島 →坂出 :快速マリンライナー19号 坂出 →琴平 :普通琴平行き 琴平 →阿波池田 :南風7号 阿波池田 →徳島 :普通徳島行き 徳島 →高松 :普通高松行き 高松 →岡山 :マリンライナー58号 岡山 →姫路 :普通姫路行き 姫路 →大阪 :新快速野洲行き 大阪 → :快速日根野行き 運賃:青春18きっぷ1回分+¥270+¥1,370+¥200
思い立って徳島へ(6)から
徳島駅に戻って、改札を抜けて再びホームへと向かう。次に乗車する高松行きは、間もなく入線する様である。
発車15分前に、やってきた高松行きは2輌編成であった。学生は既に春休みに入っており、通勤ラッシュには、まだ早いため、実に空いている。
予定通り、海側の転換クロスシート席を確保した。
出発間際になっても、それほど乗客は増えることなく、定刻16時5分に高松に向けて発車した。これから、約3時間の普通列車の旅が始まる。
徳島、高松間は、74.5kmしかないからこの列車の評定速度は25km/h、無茶苦茶遅い。路線バス並である。特急だと1時間ちょっとで駆け抜けるから、如何に普通列車が冷遇されているかが良く分かる。
運行に時間が掛かるということは、その間、運転手(や車掌)も拘束している訳だから、その分人件費に跳ね返ってくると思うのだが。
徳島から次の佐古までは、徳島線との単線併設らしい。やがて、徳島線と別れて、吉野川の橋梁を渡る。
そして、池谷で、鳴門線と別れて、板野から阿波大宮までは、山沿いを走る。
そして、トンネルをいくつか抜けると、讃岐相生付近で、遠くに瀬戸内海が見えるスポットがあった。
地形的に、山がそれほど険しく迫っている訳ではないため、高徳線は、海岸から少し離れた所に線路が引かれている。そのため海の眺望が叶う箇所は限られている様である。
後一カ所、鶴羽付近でも、家並みの向こうに島影を確認することができたが、正直、絶景とは言い難い。
讃岐津田を過ぎたあたりで、日没となる。
今回の旅では、日出、日没とも列車内から見ることになった。
車窓も単調になってきたので、このあたりで、夕食を摂ることにした。幸いこの列車は、始発からずっと、ガラガラに空いている。小生の座席付近にはだれも居ない。
徳島駅のそごうの地下で購入した、ヒイカの煮付けと、煮穴子。似たような味付けだが、どちらも美味しい。素材の良さを感じる味である。特に、穴子の柔らかさ、舌触りは絶品であった。
駅弁ばかりだと芸が無いので、今回は、地元の海産物を求めたのだが、大正解。分量もそこそこあって満腹になった。
ご馳走様でした。
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琴電と競合する志度まで来ると、だいぶ薄暗くなってきた。終点高松まで、後、30分ほどである。
それにしても、対向車待ちや特急待避のため、長時間停車する駅が多い。ここ志度でも14分停車である。これが、評定速度25km/hという鈍足の原因だが、いくら普通列車とは言え、もう少し、ダイヤを工夫する余地は無いものだろうか?
やがて、窓の外には闇が迫ってきて、車内は、静寂に包まれる。
高松から乗車するマリンライナーでは眠って移動することを企てているため、予め睡眠薬を服用しておく。
高架を走行する様になると、次第に、街の灯りが目に付くようになり、終点高松に到着。高徳線普通列車3時間の長旅は終わった。
乗換時間は、3分しかない。マリンライナー出発ホームへと急ぐ。
(続く)
2014年3月24日(月) →天王寺 :普通天王寺行き 天王寺 →梅田 :地下鉄御堂筋線 大阪 →西明石 :普通加古川行き 西明石 →姫路 :普通播州赤穂行き 姫路 →岡山 :普通新見行き 岡山 →児島 :快速マリンライナー17号 児島 →坂出 :快速マリンライナー19号 坂出 →琴平 :普通琴平行き 琴平 →阿波池田 :南風7号 阿波池田 →徳島 :普通徳島行き 徳島 →高松 :普通高松行き 高松 →岡山 :マリンライナー58号 岡山 →姫路 :普通姫路行き 姫路 →大阪 :新快速野洲行き 大阪 → :快速日根野行き 運賃:青春18きっぷ1回分+¥270+¥1,370+¥200
思い立って徳島へ(5)から
空き時間で、徳島から、阿南方面へ行って帰って来ることも検討したが、海が見える所までいくと、1時間半で往復するのは不可能である。
結局、徳島駅周辺をブラブラして過ごすことにした。
跨線橋を渡り、改札口へ向かう途中に、駅ソバ(うどん)があることを発見。事前にネットで調べたところ、JR四国の駅で改札内で饂飩が食べることができるのは、高松駅しか無いとのことであったが、やはり、ネットの情報は時間差もあるので、100%頼り切ってはダメである。
麺屋れもん
香川県と言えば、饂飩だが、隣の徳島県では祖谷地方の蕎麦が有名らしい。早速、のれんを潜って入ってみることにする。
蕎麦の他、饂飩やおでんもあるらしい。値段も良心的である。何を食べようかと少し迷ったが、シンプルに粗谷そば¥350を頂くことにする。テーブルに腰掛けて待つこと数分で、出来上がって来た。
なるほど、太めの麺で素朴な味わいの蕎麦である。ちなみに、蕎麦の出汁は関西風である。
美味しかった。ご馳走様でした。
祖谷そ/ばいやそば/祖谷物産/徳島県郷土料理/特産品【180g×4】【祖谷そば】 清冽に流れ下る祖... 祖谷平家そば/いやへいけそば/祖谷平家堂/徳島県郷土料理/特産品【140g×4】【祖谷そば】【ざる... |
食後、ホームをうろついていると、特急剣山が到着するのが見えた。と、時を同じくして、徳島駅独特の抑揚と小節の効いたアナウンスが聞こえてきた。
今時、肉声で到着案内をする駅も少なくなってきているし、ましてや、大昔のバスガイドみたく、抑揚と小節を効かせたアナウンスをする駅なんて、徳島駅くらいだろう。
改札を出て、すぐ近くにある売店で、夕食を物色する。
この売店、徳島の土産物を比較的良心的な値段で販売している。種類も豊富である。駅弁も売っていたが、なんせ、駅弁ばかりも芸のない話であので、再考する。
鳴門金時の自然な旨味を生かし、80年伝えてきた秘伝の蜜につけ込んだ絶品蜂蜜金時です。鳴門う... 香川県の郷土料理【佐川メール便】【讃岐の名物】しょうゆ豆(そら豆) 260g×2袋 |
他に、店はないかと、徳島駅を出ると、向かい側にデパートがあった。
ここの地下の食料品売り場で掘り出し物を探しに行くことにした。
一般のデパ地下と同じで、軽食コーナーや、総菜屋が軒を並べている。ここでも、鳴門饂飩や粗谷蕎麦を食べることもできるが、お値段は若干高めであった。
総菜は、一般的なものの他に、徳島県特産の海産物を集めているコーナがあった。ここは、それほど値段は高くは無い。いや、大阪よりも3割くらい安いし、物が良さそうである。
せっかく徳島までやってきたのだから、徳島ならでわの土地の食べ物を頂きたいものである。結局、駅弁は止めて、本日の夕食は、デパ地下の徳島産の海産物総菜に決定した。
貝付「流れ子」味付缶詰3缶化粧箱入【徳島県海部郡産のアワビ類常節(とこぶし)】【お中元】【お... 酒のつまみにも最高!徳島名産練り製品詰合せB《小松島谷商店の竹ちくわ&かつ天&ゴマ天》【お... |
迷った挙げ句に、2点求めて、デパ地下を出る。
既に、15時30分を越えている。なんやかんやで、結構、時間を消費してしまった。もうすぐ、次に乗車する列車が入ってくると思われたので、駅に戻ることにした。
(続く)
2014年3月24日(月) →天王寺 :普通天王寺行き 天王寺 →梅田 :地下鉄御堂筋線 大阪 →西明石 :普通加古川行き 西明石 →姫路 :普通播州赤穂行き 姫路 →岡山 :普通新見行き 岡山 →児島 :快速マリンライナー17号 児島 →坂出 :快速マリンライナー19号 坂出 →琴平 :普通琴平行き 琴平 →阿波池田 :南風7号 阿波池田 →徳島 :普通徳島行き 徳島 →高松 :普通高松行き 高松 →岡山 :マリンライナー58号 岡山 →姫路 :普通姫路行き 姫路 →大阪 :新快速野洲行き 大阪 → :快速日根野行き 運賃:青春18きっぷ1回分+¥270+¥1,370+¥200
思い立って徳島へ(4)から
阿波池田からは、再び普通列車の旅に戻る。
徳島行きは2輌編成であり、また、土讃線普通列車との連絡は次の佃なので、比較的空いていた。お陰で、進行方向左側(吉野川側)の一人掛けの固定クロスシートという特等席を確保することができた。
もっとも、進行方向に対して逆向きになってしまうのが、玉に瑕なのだが。
吉野川に沿って走る徳島線は、よしの川ブルーラインという愛称が付与されている。好天の空の下、果たして素晴らしい景色と巡り会えるだろうか?
阿波池田出発後、先程、南風7号で通った線路を逆方向に進む。座席も逆向きなので、同じ景色を同じ向きで見ているはずだが、ビデオを逆再生している様で、何となく変な感じである。
佃に到着。
ここで、普通列車の阿波池田行きと連絡。
もし、南風7号に乗らなかったとすれば、ここで乗換えたはずだが、件の普通列車は1輌編成、おまけに高校生が多数乗換えてきた。
南風7号でワープして大正解だったと実感した次第である。
佃を出発して、土讃線の線路と別れ、徳島までの約1時間半、よしの川ブルーラインの旅が始まる。
佃の次の駅、辻を過ぎて暫くすると、吉野川にかなり近づき、次の阿波加茂の手前まで川沿いに走る。
恐らく、この付近が、徳島線の1番のハイライトスポットなのだろう。
阿波加茂 、三加茂と川からやや遠ざかり、江口に到着。
ここで、対向する特急列車の通過待ちのため5分停車。
江口を出発後、間もなくすると地図の上では川が近くなる。しかし、道路や人家越しに見る吉野川はやや見劣りする。
寧ろ、次の阿波半田~貞光間に、吉野川が少し良く見える地点がある。
次に、吉野川の眺望が叶う地点は、穴吹~川田間である。
穴吹を出発して、鉄橋を渡って、暫くすると、道路の向こう側ではあるが、川沿いの景色が楽しめる。独断ではあるが、この付近が徳島線のハイライトスポットNo.2だと思う。
川田から先は、吉野川との距離が空いてくるので、車窓の観望はここまでとし、持参の睡眠薬を服用して昼寝モードに入る。
始発列車でここまで来たことを思い出すと、一気に睡魔が襲ってきて、完全に眠りに陥った。このような時、一人掛けだと、本当によく眠れる。
目が覚めると、景色が全く変わっており、間もなく終点徳島到着である。
徳島で1時間半ほど時間が空くが、その間どうするかについては、まだ何も決めてはいない。
(続く)
2014年3月24日(月) →天王寺 :普通天王寺行き 天王寺 →梅田 :地下鉄御堂筋線 大阪 →西明石 :普通加古川行き 西明石 →姫路 :普通播州赤穂行き 姫路 →岡山 :普通新見行き 岡山 →児島 :快速マリンライナー17号 児島 →坂出 :快速マリンライナー19号 坂出 →琴平 :普通琴平行き 琴平 →阿波池田 :南風7号 阿波池田 →徳島 :普通徳島行き 徳島 →高松 :普通高松行き 高松 →岡山 :マリンライナー58号 岡山 →姫路 :普通姫路行き 姫路 →大阪 :新快速野洲行き 大阪 → :快速日根野行き 運賃:青春18きっぷ1回分+¥270+¥1,370+¥200
思い立って徳島へ(3)から
琴平駅に戻って特急券を発券した。まだ、少し時間があったので、車内で食べようと思って、岡山駅で購入した駅弁に箸をつけることにした。
うどんだけだと物足りないし、この先、状況によっては食べにくい事があるかも知れない。と、理由をつけているが、まぁ食べたくなったから食べたまでである。
桃太郎の祭ずし¥1,000也。駅弁とは言っても要は寿司である。
いつぞやの牡蠣めしと同様、パッケージに拘っており、桃の形をしているが、どうも取って付けた感が拭えない。
内容は、海老、椎茸、穴子、筍、蓮根、蛸、蝦蛄と具材がバラエティに富んでいる。但し、飯も具材も若干、酢が強いように思われたので、小生は、持参の袋入り山葵を付けて食べた。できれば醤油が欲しかったところである。
ご馳走様でした。
次に乗る南風7号の案内表示には、特急の横にアンパンマンマークが入っている。多分、アンパンマン列車がやってくるのだろう。
列車が入線。先頭車両はアンパンマン柄では無かったが、2輌目ではアンパンマンの出迎えを受けた。
車内は、比較的空いている。天井のジャムおじさんとばたこさんとチーズが笑っていた。
南風7号は琴平を出発するや、いきなり特急らしいスピードで駆け出した。
勾配やカーブなど、もろともしない、力強い走りである。青春18きっぷの旅でも、適所適所で、特急を利用すれば、変化があって旅が楽しくなる。と思う。
長くはないトンネルをいくつか抜けて、吉野川にかかる鉄橋を渡ると、徳島線と合流する。
阿波池田一つ手前の佃で、運転停車、対向列車待ちをする。
そして、時々垣間見える吉野川を右手に、次の停車駅阿波池田に到着した。
たった21分の特急乗車だったが、とても楽しかった。
ここで、16分の連絡で、徳島行きに乗り換えるため、列車を降りて、跨線橋を上る。(続く)
2014年3月24日(月) →天王寺 :普通天王寺行き 天王寺 →梅田 :地下鉄御堂筋線 大阪 →西明石 :普通加古川行き 西明石 →姫路 :普通播州赤穂行き 姫路 →岡山 :普通新見行き 岡山 →児島 :快速マリンライナー17号 児島 →坂出 :快速マリンライナー19号 坂出 →琴平 :普通琴平行き 琴平 →阿波池田 :南風7号 阿波池田 →徳島 :普通徳島行き 徳島 →高松 :普通高松行き 高松 →岡山 :マリンライナー58号 岡山 →姫路 :普通姫路行き 姫路 →大阪 :新快速野洲行き 大阪 → :快速日根野行き 運賃:青春18きっぷ1回分+¥270+¥1,370+¥200
思い立って徳島へ(2)から
ホームに上ると、琴平行きは出発を待っている状態であった。
幸いにも、2輌編成の列車は、予想以上に空いており、余裕でボックスシートを占領できた。
坂出出発後、暫くは、先程来た線路を逆行し、瀬戸大橋線と分岐して、宇多津に停車。
乗客の出入りはそれほど多くは無い。丸亀を過ぎて、多度津に到着。ここで、予讃線と分岐する。
多度津を出て、金蔵寺、善通寺と2駅停車すると、もう終点琴平である。
次に乗る列車まで、50分以上時間があるので、一度改札を出た。
途中下車の目的は一つ。
香川県と言えば、う ど ん。
うどんを食べずして、四国に来た甲斐は無い。
事前に、ある程度目星はつけて置いた。もちろん、時間があれば、金比羅さんをお参りすれば良いのだろうが。50分ちょっとだと、両方は無理である。
琴平駅前通りを進み、鳥居をくぐって、琴電琴平駅を右手に橋を渡る。
突き当たりを左に曲がって、100mちょっと行くと、道の右側に宗家金比羅饂飩狸屋がある。早速、入ってみることにする。
平日の昼前ということもあって、店内にいるお客は1名。
メニューをざっと見て、ぶっかけうどん¥500を注文した。このお店、何かいわれがあるのかも知れないが、店内に、浮世絵風の装飾が並んでいた。
うどんは、ものの5分程度で運ばれてきた。
見た目も美味しそうだが、実際美味しい。特に麺の堅さが、小生好みで、出汁の絡まりも良く、何とも言えない幸福感が口一杯に拡がって、あっという間に平らげてしまった。
ご馳走様でした。
これでやっと、四国にやってきたという実感が湧いた。
青春18きっぷだと、¥2,300で日帰りで旅行きるので、饂飩巡りだけを目的に四国訪問するのも良いかも知れない。
因みに、狸屋の金比羅饂飩は楽天でも購入可能である。
大手デパートにも並ぶワンランク上のうどん宗家金毘羅饂飩狸屋の『半生讃岐うどんセット』 香川... | 大手デパートにも並ぶワンランク上のうどん宗家金毘羅饂飩狸屋の『半生讃岐うどんセット』 香川... |
次に乗車する南風7号の特急券(指定席券)を発券しないといけないので、食後は、寄り道をすることなく、元来た道を琴平駅まで戻る。
土讃線は、琴平から高知方面は、非電化区間であり、列車本数が極端に減ってしまう。阿波池田で徳島線に乗り換えようとすると、どうしても特急に乗らざるを得なくなる。
いや、正確には、特急より少し早く出る普通列車に乗っても、佃で同じ徳島線列車に連絡しているのだが、始発駅から乗車しないと、良い席の確保が難しくなると予想した。
特急でワープと言っても、琴平から次の阿波池田までの一区間だけである。JR西日本のe5489で予約すると、特急座席指定券と運賃込みで¥1,370と本来の料金よりかなり安くなる。因みに、快速マリンライナーの指定席料金に至っては、たったの¥200である(全て2014年3月時点の料金)。
ご存知無い方もいるかもしれないが、JR西日本のe5489は、一部列車を除いて、JR四国やJR九州の列車もカバーしており、JR四国やJR九州の主要駅でも発券できるので、せいぜい賢く利用することである。e5489なら、発券前の列車変更は何度でもできる(発券後は1回だけ変更可能)。
ところで、少し大きな駅なら、緑の券売機で自動発券できるのだが、琴平駅には、緑の券売機は無く、予約に使ったクレジットカードを窓口で差し出して、マニュアルで発券してもらうことになる。窓口が混んでいたら拙いので、早めに発券しておくのが望ましいと思う。
(続く)
2014年3月24日(月) →天王寺 :普通天王寺行き 天王寺 →梅田 :地下鉄御堂筋線 大阪 →西明石 :普通加古川行き 西明石 →姫路 :普通播州赤穂行き 姫路 →岡山 :普通新見行き 岡山 →児島 :快速マリンライナー17号 児島 →坂出 :快速マリンライナー19号 坂出 →琴平 :普通琴平行き 琴平 →阿波池田 :南風7号 阿波池田 →徳島 :普通徳島行き 徳島 →高松 :普通高松行き 高松 →岡山 :マリンライナー58号 岡山 →姫路 :普通姫路行き 姫路 →大阪 :新快速野洲行き 大阪 → :快速日根野行き 運賃:青春18きっぷ1回分+¥270+¥1,370+¥200
思い立って徳島へ(1)から
普通播州赤穂行きを姫路で降りて、ホームにある売店で、朝食代わりの弁当を購入した。
今回選んだのは、姫路幕の内味づくし¥1,000。そして、ホームの△マーク(3番~6番)に並んで、新見行きの到着を待つ。
7時25分頃に、黄色一色の新見行きが大阪側から入線。予定通り、転換クロスシート部分の窓側に着席した。それにしても、この黄色塗装は違和感が大きくて好きになれない。
ところで、やってきた新見行、2輌目3両目は、なんと2枚扉だった。もし、車両真ん中の△に並んでいたら、折角並んだけれど、扉が無いという悲惨な目にあっていたはず。
山陽本線では、2扉の車両も活躍しているので、列車待ちの時には、真ん中の△には並んではいけない。くれぐれも注意しないと。
7時28分に、後続の快速が到着し、乗換客が一気になだれ込んできて、車両は忽ち満席となった。これは、大垣方面に向かう時の米原バトルと同じ光景である。
早起きをして、一本早い普通列車でやってきて良かったと思った瞬間であった。
列車は定刻に姫路を出発。
暫くの間は混雑していたが、相生でかなり空いてきた。赤穂線への乗換客が降りたのだろう。
付近に立ち客が居なくなったのを確認してから、ここで、先程購入した駅弁を頂くことにした。
姫路幕の内味づくし、おかずの雰囲気や味付けは何となく、おせち料理のような感じで、大変美味しく頂いた。ご馳走様でした。
岡山までは、特に、見るべき景色も殆ど無いので、車窓を見ながらぼんやりと過ごす。
そして、岡山に到着。
ここで新見行きを降りて、跨線橋を渡って、ここでも売店で駅弁を購入し、マリンライナーが到着する6番線ホームへと向かう。
マリンライナーは5輌編成。高松側の先頭1輌は2階グリーン車1階指定席車である。自由席は223系なので、車内は新快速と何ら変わらない。
時間帯から考えてそれほど混まないと思って油断していたら、転換クロスシート部分の窓側に座れず、車両端の固定クロスに座る羽目になった。侮ってはいけない。
岡山出発後、児島で、野暮用のため途中下車し、次のマリンライナーに乗車して、瀬戸大橋にさしかかる。
列車で瀬戸大橋を渡るのは20年ぶりである。
窓が閉じられているので、錯覚であるのは明らかだが、何となく潮風を感じる。
何度も行き来したことのある関空連絡橋とは、そこが違っていた。
やがて、線路が陸地に繋がって四国に上陸し、最初の停車駅、坂出で降りる。乗換時間は3分。少し急がなくてはならない。
(続く)
2014年3月24日(月) →天王寺 :普通天王寺行き 天王寺 →梅田 :地下鉄御堂筋線 大阪 →西明石 :普通加古川行き 西明石 →姫路 :普通播州赤穂行き 姫路 →岡山 :普通新見行き 岡山 →児島 :快速マリンライナー17号 児島 →坂出 :快速マリンライナー19号 坂出 →琴平 :普通琴平行き 琴平 →阿波池田 :南風7号 阿波池田 →徳島 :普通徳島行き 徳島 →高松 :普通高松行き 高松 →岡山 :マリンライナー58号 岡山 →姫路 :普通姫路行き 姫路 →大阪 :新快速野洲行き 大阪 → :快速日根野行き 運賃:青春18きっぷ1回分+¥270+¥1,370+¥200
ふと、思い立って、四国へ。
特に、吉野川と徳島線。かつて飛行機に乗って空から眺めた景色を近くで見てみたくなった。
早朝4時台の阪和線始発天王寺行きから旅は始まる。
理由は姫路バトルを避けるため。
良く知られているように、大阪から岡山方面に向かうときには、姫路での乗換えが鬼門になる。
ムーンライトながらの大垣バトルと同様に、12輌で姫路に到着した新快速(あるいは快速)の乗客の多くが、たった4輌編成の岡山方面行きに乗換えるため、姫路出発時の混雑は大変なものになる。
もっとも、ムーンライトながらとは違って、ホーム対面での乗換となるので、楽と言えば楽なのだが。
例えば、平日ダイヤだと、大阪発5時58分発の快速姫路行き(701M)に乗車して、姫路7時28分着。姫路で7時31分発の新見行きに乗車して、岡山到着は9時8分。これが、大阪から岡山までの(在来線の)始発行程である。姫路での乗換時間はたった3分で、非常に効率が良い。
しかし、だれしも同じ事を考えるため、かくして、姫路での乗換えは、カオス状態となる。
そこで、もう少し早起きして、大阪発5時34分の普通加古川行き(103C)に乗車し、西明石で先発の播州赤穂行き(945M)に乗換えると、姫路には7時15分に到着する。つまり、余裕で列の先頭に立つことができ、快速からの乗換バトルを避けて、座席が確保できる。
ただし、大阪発5時34分の普通加古川行きに乗車できる人は限られるだろう。小生の場合は、阪和線始発に乗車して、大阪環状線経由ではなく、地下鉄御堂筋線経由で梅田に出ると、辛うじて、当該列車に間に合うことが分かった。地下鉄運賃の¥270は、姫路~岡山の着席料金と思えば、安い物である。
以上の理由で、阪和線始発でスタートし、天王寺5時15分発の御堂筋線に乗車するが、まだ、5時代なので御堂筋線も空いている。
大阪から乗る普通加古川行きも、当然、空いており、早朝列車特有の眠けが漂っている。
が、平日ラッシュを侮ってはいけない。各駅停車故、一駅毎に乗客が増えていき、三ノ宮付近で8割方、席は埋まってしまった。
新長田付近で日の出を見る。須磨~塩屋間の、朝の海の景色が思いの外素敵だった。大きな鳥が列車を追いかけていた。乗り慣れた区間でも、時間帯が変わると、車窓も全く違ったものとなる。
西明石での乗換に備えて、到着前にドア前に立つ。手動扉扱いで、ホーム向かい側の普通播州赤穂行き6輌編成に乗換、無事着席できた。
西明石出発時には、ほぼ座席は埋まったので、乗換は素早く行う必要がある。
ともあれ、これで、岡山までの着席は保証されたも同然である。
(続く)
2014年3月21日(金) →天王寺 :普通天王寺行き 天王寺 →大阪 :大阪環状線 大阪 →姫路 :快速姫路行き 姫路 →広島 :ひかり491号 広島 →天神川 :普通糸崎行き 天神川 →岩国 :普通岩国行き 岩国 →厚狭 :普通下関行き 厚狭 →長門市 :普通長門市行き 長門市 →小串 :普通小串行き 小串 →下関 :普通下関行き 下関 →小倉 :普通行橋行き 小倉 →博多 :のぞみ35号 博多 →福岡空港 :地下鉄福岡空港行き 福岡空港 →伊丹空港 :ANA430便 伊丹空港 →JR伊丹駅:伊丹市バス 伊丹 →大阪 :普通近江舞子行き 大阪 → :関空紀州路快速 運賃:青春18きっぷ1回分+¥7,510+¥2,790+¥260+¥200
下関。ここは、本州の最西端。12時間以上かけてここまで来た。
ここからは帰路である。如何に早く、安く、楽に大阪へ戻ることだけを念頭に旅程を組んだ。
まず考えたのは、有効期限が迫ったANAのSKYコインの活用であった。このSKYコインも、元を正せばANAマイルの有効期限ギリギリに涙を呑んでSKYコインに変換したものである。SKYコインとて、有効期限が1年しか無いので、この機会に使わないと、失効してしまう。
ここを軸に考えると、旅程は自ずから決まった。
山口県近辺には、幾つか空港があるが、大阪に当日到着して、かつ、できるだけ遅い時間帯に出発する便があるルートを探したところ、福岡19:25発伊丹20:35着のANA430便しか解は無かった。
とすると、福岡空港には、遅くとも18時50分頃には到着していないといけないので、在来線だと、到底間に合わない。
そこで、小倉~博多を新幹線でワープすることにした。小倉までは、下関からの列車本数も多く、この区間は青春18きっぷを有効活用できる。
実のところ、航空でもなく、新幹線でもなく、在来線で九州上陸するのは、初体験である。
下関発行橋行き普通列車は、折り返しなので、17時33分に入線した。休日であるため、空いており、ボックスは選び放題であった。
列車は、下関を出発し、操車場を左手に見ながら、関門トンネルに入る。そして、数分後には呆気なく九州上陸、門司である。
門司から小倉までは、ぼんやりと、夕闇迫った車窓を眺めていた。
小倉でのぞみに乗り換える。
時間帯からいっても、場所からいっても、想像通りの閑散度合いだった。
博多到着後は、地下鉄乗り場へと急ぐが、途中、明太子ふくやの出店を発見。安かったのでつい、土産用として衝動買いしてしまった。
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地下鉄で、わずか5分程で福岡空港に到着。福岡空港から飛ぶのは初めてなので、場所が良く分からない。取り敢えず第2ターミナル方面へと進む。
ANAではSFC専用の保安検査場があったはずだが、入り口分からないので、一般の保安検査場を通過。空いていたので、問題は無かった。
そして、夕食用に何か旨そうな物はないかと物色したが、制限区域内では、土産物やコンビニで売っていそうなおにぎりや菓子パンの類はあったものの、空弁すら売っていない。
全くアテが外れてしまった。
保安検査場を通過する前に、購入しておくべきであったが、後の祭りである。ここはANAラウンジのおつまみで我慢することにした。
ANAラウンジの場所は直ぐに分かった。
かつてやっていたように、入り口で携帯電話を翳して入室。
結構、人が多い。
なんとか、空いている場所を確保して、睡眠薬とおつまみを持ってくる。小生の知らない間におつまみのパッケージが変わってしまった様である。
うろ覚えだが、内容物にも変化があるような気がする。
やがて、優先搭乗の案内があって、出発ゲートに向かう。
そして、久々に搭乗。小生が予約していた後ろの方は、ガラガラであり、当然、隣にはだれもいない。
毛布を頂いて、早速、爆睡開始。
気づいた時には、既に伊丹空港に着陸していた。体感時間で約5分。列車を乗り継いで寄り道をして、13時間かけた往路と比べるとあまりにも差が大きい。
眠気は去ったものの、体内には、まだ、若干睡眠薬が残っている様である。ペットボトルの中身を空にするとスッキリとした。そして、お腹が空いてきたので、伊丹空港ANA側到着口近くにある、551蓬莱で久しぶりに焼売を求めた。
空港からは市バスで、JR伊丹駅へと向かう。
そして、お行儀が悪いのは承知で、市バス内で焼売を平らげた。
これこそ、大阪の味。おおぶりで具がしっかり詰まっており、それでいてジューシーで非常に美味しい。
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伊丹からは、普通近江舞子行きという、レアな列車で、大阪へと向かう。湖西線を行くのに、ロングシートの321系とは如何なものかと。
そして、大阪で関空紀州路快速に乗り換えて帰宅。
自宅出発から約17時間。天候に恵まれ、山口県の春の海を堪能できた、列車の旅であった。
最後に、今回の旅の絶景ポイントについてまとめておく。ご参考までに。
(完)
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2014年3月21日(金) →天王寺 :普通天王寺行き 天王寺 →大阪 :大阪環状線 大阪 →姫路 :快速姫路行き 姫路 →広島 :ひかり491号 広島 →天神川 :普通糸崎行き 天神川 →岩国 :普通岩国行き 岩国 →厚狭 :普通下関行き 厚狭 →長門市 :普通長門市行き 長門市 →小串 :普通小串行き 小串 →下関 :普通下関行き 下関 →小倉 :普通行橋行き 小倉 →博多 :のぞみ35号 博多 →福岡空港 :地下鉄福岡空港行き 福岡空港 →伊丹空港 :ANA430便 伊丹空港 →JR伊丹駅:伊丹市バス 伊丹 →大阪 :普通近江舞子行き 大阪 → :関空紀州路快速 運賃:青春18きっぷ1回分+¥7,510+¥2,790+¥260+¥200
長門市から下関方面へ向かう列車は、一輌編成のディーゼルカー、キハ47形。空いていたので、余裕で特等席を確保できた。
レールバス、キハ120形に比べると、旅する者にとってはこちらの方がよほど好ましいように思える。
これから乗車する区間には、みすゞ潮彩という観光列車が運行されている。それほど、車窓に魅力があるということである。期待に胸が高まるが、天候がやや不安定なのが、気がかりである。
出発時刻が迫るにつれて、次第に乗客が増えてきて、空いたボックス席は無くなった。それでも空席は沢山ある。
そしてエンジン音も高らかに、定刻に出発。
美弥線と別れると、直ぐに海が見えてきた。
次の駅、黄波戸を過ぎると、半島部分を抜けるため、一旦、山側に引っ込むが、伊上手前からは、再び海が見えてくる。
海の景色は阿川まで続く。
依然、天候が今ひとつなのが少し気がかりである。
そして、長門二見を出発したら、心の準備をしていた方が良い。ここから宇田本郷にかけて、間違いなくこの区間随一のビュースポットがやってくる。
ビュースポットで、殆ど停車する位に、列車は最徐行する。
地形的に海が迫っている箇所は、自然環境が厳しく、路線状態が良くないため徐行を強いられると同時に、海が迫っているので、景色が良い。
だから、景色が良いところで徐行することになるのであろう。
何はともあれ、理屈は抜きにして、素晴らしい光景であった。幸い、天候も回復した様である。
タイフォン1発、宇田本郷に到着、次の湯玉から小串にかけては、進行方向の関係で、陽の光の煌めきが映える。
小串で、ホーム向かい側の下関行きに乗り換える。
1輌から2輌になったが、クロスシート部分は逆に減ってしまった。展望が利くクロスシートには空きがなかったので、例によって、車端部ロングシート海側を確保した。
小串からは暫く、海岸線を離れて走行する。次に海が見えるのは、吉見~福江間である。傾いた陽が差し込んできて眩しい。
海の景色はここまで。
やがて、車窓の大半を街並みが占めるようになり、列車は終点下関に到着した。時刻は17時27分である。
(続く)
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