東京-大阪 単身赴任 旅物語

2003年10月1日から2012年9月30日まで経験した単身赴任。帰省旅行の思い出と、お得情報を綴っています。

グリーン車で凱旋

2005-12-21 19:45:00 | 新幹線
往路:12月21日(水)
八王子→新横浜:横浜線普通
新横浜→新大阪:こだま553号(グリーン)
新大阪→天王寺:地下鉄御堂筋線
運賃:¥12,500

今年は、少し長い冬休みが取れることになった。

但し、仕事が片付いている訳では無いので、単に、年末は在宅勤務に変わっただけとも言える。それでも、単身赴任の身にとっては、家族と過ごす時間が増えるのは、この上ない喜びである。

帰郷の手段は、例によって、ムーンライトながらで一泊を考えていたのだが、明日は子供達の終業式ということもあって、変な時刻に帰ってきてもらっては困る。という要請を受けて、本日中に帰ることにした。

そこで、今回は、新幹線グリーン車で優雅に帰宅する。

といっても、馬鹿高いグリーン券など買える訳はない。たまたま、先週末、JR東海ツアーズのWEBを見ていたら、歳末バーゲン、スーパーぷらっとこだまグリーンプランを発見した。12月27日までは新横浜~新大阪がなんと¥11,400! 新幹線自由席を普通に買うよりも安いではないか!

早速、最寄りのJTBに出かけてきっぷを購入した。ぷらっとこだまは、JTBでも販売している店舗がある。だたし、全てのJTBで扱っている訳ではないので注意が必要だが。

その結果、余ったムーンライトながらの指定券は、幸い?前回の帰京しなのの指定券に化けてしまった。


ぷらっとこだまは対象列車が限定されているため、平日の夕方だと、新横浜19時45分発のこだま553号しか、選択の余地はない。

仕事の都合で、会社を出るのが遅くなってしまったものだから、予定していたバスに乗り遅れ、急遽タクシーで八王子駅まで向かう羽目になってしまった。もったいないが、万一、乗り遅れると、きっぷ(正確には旅行券)は紙切れ同然になってしまう掟のため、充分、余裕を持って行動しなくてはならない。

幸い、横浜線には遅れはなく、予定通り19時30分頃に新横浜に到着した。新幹線改札内の売店で駅弁を購入。シウマイ弁当は定番だが、あえて、幕の内を選択し、間もなく列車が到着する時刻なのでホームへ向かう。

今宵も、岐阜羽島~米原間で、一部徐行する可能性があるが、遅れは数分程度とのこと。前回の帰京に比べると可愛いものである。これなら、大阪で足止めをくらうことは無かろう。

こだま553号は定刻に到着。久しぶりに新幹線グリーン車に乗車する。たしか14年前、新婚時代に東京ディスニーランドに行った時以来である。

ワクワクする気持ちを抑えて、扉が開くのを待つ。車内はどことなく高級感が満ちているような気がする。もちろん、非常に空いており、乗車率は10%程度である。シートはどっしりとしており座り心地は申し分ない。隣席との間のセンターアームも充分広い。混雑する普通席だと、隣客とセンターアームの奪い合いみたいなことになり、嫌な思いをすることもあるが、グリーン車なら、そのようなことはあり得ない。

荷物を整理し、弁当を広げようとしていたら、早速、検札がやってきた。速やかな検札はうれしい。そして、隣はもちろん空席なので、荷物を手許に置こうが、足を斜めに投げ出そうが、思うがままである。空いた車内でゆったりできるのは、本当にありがたい。

食事を済ませ、パソコンを取り出してこの日記を書き始める。小田原、熱海、三島、...と、いつもなら、眠れぬ夜、ムーンライトながらの車窓から眺める駅を辿っていく。こだまであるがゆえに、各駅での停車時間は比較的長い。そして、停車中に隣の線路を何本もののぞみが高速で駆け抜けていく。

東京~大阪、のぞみなら2時間半、こだまは4時間。帰宅時間は1時間半違ってくる。しかし、23時に帰るか、24時30分に帰るか。いずれにしても、帰宅は夜中であることに違いはない。ましてや翌日は休みである。それなら、満員ののぞみであくせく帰るよりも、こだま、しかもお得なグリーン車で、ゆっくりと帰った方が余程快適だと思う。

日記を書いていると、コーヒーが欲しくなった。

ぷらっとこだまクーポンで、車内販売の飲み物を求めようとしていたのだが、いつまでたっても廻ってこない。ようやく静岡で車内販売がやってきたので、予定通りコーヒーを所望する。空いている車内でリクライニングを倒して、コーヒーを飲みながら思索を巡らせる。このような贅沢な時間の使い方ができるのも、こだまグリーンならではと思う。

考え事をしているうちに、眠ってしまったみたいである。気が付くと、米原停車中であった。そして、あたりを見渡すと、だれも居ない。広い車両にだた一人。貸し切り状態になってしまった。

ここで、前の座席を回転させ、グリーン席でボックスを作り、足を伸ばす。だれも居ないのだからやりたい放題である。すごく贅沢な気持ちになる。寝心地、座り心地、申し分ない。中央線普通列車のボックスで足を伸ばすのとは、大違いである。これほど寝心地が良いのなら、どこまでも行けそうである。

しかし、無情にも列車は定刻23時33分に新大阪に到着した。名残りを惜しみつつ下車し、地下鉄御堂筋線で天王寺へ出て、そこから阪和線に乗って帰宅する。

ぷらっとこだまといっても、グリーン席には違いない。空いていたこともあって、非常に快適な旅を楽しむことができた。このような企画を作ってくれたJR東海ツアーズに感謝したいくらいである。できれば、12月27日までといわず、繁忙期以外は、この値段でこだまグリーン車に乗せて欲しい。それなら、喜んでリピーターになる。

とは言っても、グリーン席に味をしめて、普通席が苦痛に思えるようになってしまう自分が、ちょっと怖いような気がする。たまに乗るから、有り難みがあるというものだろう。


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大寒波襲来・混乱の中帰京

2005-12-19 12:17:00 | 列車
復路:12月19日(月)
天王寺→加茂 :大和路快速
加茂 →亀山 :普通亀山行き
亀山 →名古屋:普通名古屋行き
名古屋→中津川:セントラルライナー
中津川→塩尻 :しなの21号
塩尻 →甲府 :普通甲府行き
甲府 →高尾 :普通高尾行き
高尾 →八王子:中央特快
運賃:青春18きっぷ1回分+¥3,390

所用のため、月曜日に東京へ戻る。

日本列島は、ここ数日来、12月にしては珍しい大寒波に見まわれている。本日も、名古屋地区は、雪のため東海道新幹線/在来線ともダイヤが乱れているとのこと。帰京が月曜日になったのは天候のせいではないが、交通機関が混乱する中での移動は非常に憂鬱である。

加えて本日は平日である。帰宅時間帯のラッシュをどのようにかわすかが課題となる。実のところ、平日の東海道在来線移動の経験は殆どないため、どの列車がどこで混むのか皆目見当がつかない。

いつもなら、必ず、乗継ぎ計画を立てた上で移動するのであるが、ダイヤが乱れていては意味をなさない。どの列車が遅れるのか読めないし、また、連絡するかどうかも列車司令の匙加減次第なのだろう。

最悪の場合には、寒風吹きすさぶ米原駅で1時間近く列車を待つことになるかもしれない。実際経験した人には分かると思うが、この時の辛さは想像するだけで嫌になる。

そこで、非常に迷った挙句、風景観光と割り切って、定時運行されている関西本線で名古屋までいき、後は、名古屋で様子を見て決めることにした。

コンビニでおにぎりを買って、天王寺12時17発加茂行き大和路快速に乗る。丁度、食事時間帯ということもあって、比較的空いており、幸先良い滑り出しである。おなじみの近鉄大阪線をアンダークロスして奈良県に入る。大和川上流付近の、大阪近郊とは思えない見応えのある風景を楽しむ。

王寺を過ぎると、途端に車内は閑散となり、一駅毎に乗客が減って行く。そして、終点の加茂に到着。

ホーム向かい側で待っている、たった1両の気動車に乗車する。それほど広くないロングシートの車内は、たちまち、快速からの乗換客で満員気味になるが、落ち着くと、立っている者はわずか数名程度である。車内はさながら乗合バスの様相を呈している。

列車は、小気味よい轟きを響かせて快調に走る。次の笠置で多くの乗客が下車し、車内は本来の空き具合になる。そして、一駅毎に乗客が減っていき、徐々に空席が目立つようになる。

関西本線は木津川沿いを昇っていく。かなり年季を積んだトンネルが、この鉄路の歴史を物語っている。このあたりの風景も私は大好きである。山が深くなるにつれて、雪景色が目立つようになる。砂防トンネルも上に雪を湛えている。

伊賀上野到着。

閑散としていた車内は、突然、大量の高校生に占領される。一気にラッシュアワー並の混雑となるが、一つ先の新堂で殆どの生徒が降りた。

このあたりから、峠が近づいてきたためか、霙が降り出す。しかし、そんなことお構い無しに列車は快走を続ける。たのもしい限りである。いつの間にか、あたりは雪国の景色となった頃、柘植に到着。

草津線からの連絡待ちをする。草津線は定時運行されているようである。ということは、大阪~米原間は定時運行されているということだろうか? 

柘植を出発し、列車は一層、エンジン音を轟かせて、峠を目指して走る。









お化けが住んでいそうなトンネルを抜けて、雪を頌えた線路を右へ左へ下っていく。

加太に到着

いつのまにか霙が雪に変わっている。この分では、関ヶ原あたりは、さぞかし降っていることだろう。米原駅、大垣駅の混乱ぶりが手にとるように分かる。

そして、関に到着。

ここで、目を見張った。低いホーム、架線が全く無く、広くて閑散としたモノトーンの駅風景は、まるで明治時代に撮影された写真のようである。D51などではない、アメリカから輸入された蒸気機関車と短い木造の客車が、今でも走っているかのような錯覚にとらわれた。あまりにも風景に見入ってしまったので、写真を撮ることを忘れてしまったことが悔やまれる。まぁ、単身赴任を続けている以上、また、機会はあるだろう。

このように、あまり退屈することなく、1時間半の乗車時間はあっという間に過ぎてしまい、定刻に亀山に到着した。

ここで、20分の連絡で、名古屋行きの普通列車に乗り換える。転換クロスシートの車両を期待していたが、残念ながら、止まっているのはボックスシート車であった。

14時50分、定刻に発車。しばらくは単調な光景が続く。途中、高校生の集団が乗り降りするが、彼らは、短距離利用であり、あえて、変なおじさん近くには座らない。

しかし、2両編成ということもあって、都心に近づくにつれて列車は混雑するようになる。四日市で、家族連れが我がボックスにやってきた。行楽帰りのようで楽しそうである。自分にも家族がいるのだから、少々賑やかでも悪い気はしない。姿勢を正してスペースを譲る。

長良川、木曽川の鉄橋を渡り、愛知県に入る。ここで驚いた。

名古屋は一面の雪景色である。別世界に来たような感覚を持つ。東名阪自動車道は今だに規制が続いているようである。愛知県にも9年間住んでいたことがあったが、12月にこれほどの積雪は経験したことがなかった。

近鉄と平行して、間もなく、名古屋到着。

関西線ホームは新幹線ホームに近いため、新幹線のダイヤの乱れがよくわかる。東京行きのこだまが、扉を閉めたまま動かないで待っているのは尋常ではない。

在来線ホームへかけあがると、やはり長蛇の列ができている。おまけに次の豊橋行き新快速は約8分の遅れとのことである。この混雑だと、豊橋まで立ちん棒になる可能性が非常に高い。しかも、在来線、新幹線ともダイヤが乱れているようなので、狙っている静岡発19時35分の快適列車を捕まえられるかどうか予断は許さない。


また、本日は月曜日である。まもなく帰宅ラッシュに入ることもあって、何もなくとも東海道線快速列車は非常に混雑するし、ましてや大雪である。車通勤(愛知県では通勤に車を使う人の割合が高い)の人も今日に限って列車を利用しているものと推測され、ラッシュは普段にも増して酷いことは想像に難しくない。

ここで考えた。

元々、長い長い旅である。少々余分に時間がかかっても、ゆっくりと座っていけるほうが好ましい。

意を決して、中央線廻りで八王子にむかうことにした。駅員に聞くと、中央線は定時運行されているとのこと。丁度、中津川行きのセントラルライナーが16時30分に発車する。ライナー券を求め、ついでに、ニコチン補給とトイレを済ませ乗車する。

ただし、中津川~塩尻間は良いタイミングで連絡している普通列車は無く、中津川で特急しなのを捕まえないと、今夜中に八王子には帰れなくなる。

16時30分というのは、下校ラッシュと通勤ラッシュの狭間であり、セントラルライナーは空いている。約1時間ほどで中津川に到着。連絡時間は15分ほどなので、素早く、改札を出て、緑の窓口(といっても改札と繋がっているが)に飛び込んで、余ったムーンライトながらの指定券をしなのの指定券に変更してもらう。そして、再び、ホームに戻り、しなのを待つ。

しなのは比較的空いており、シートも良く、例によって2席占有して、快適快適。足を伸ばして軽く夢心地に入った頃、検札で起こされた。

既に、外は暗く、見るべき風景もないので、パソコンを開いて、記録文を書き始める。

しなのは、快調に飛ばすが、約2分遅れとのこと。塩尻で乗り換える甲府行き普通列車との連絡時間は、元々4分しかないので、少し気にはなる。しかし、恐らく、向こうも定時運行されているかどうか怪しいので、まぁなんとかなるだろうとタカをくくっていた。

塩尻到着。一応ダッシュする。案外、乗客が多く、なかなか前に進めない。おまけに、ホームは凍結しているようで、所々、白くなっている。ここで滑って転んでは一大事と、慎重に走る。

1番線ホームにたどり着いた頃に、甲府行きはやってきた。予想通り3両編成である。一番空いていると思われる最後尾の車両に駆け込み、無事着席。

そして、上諏訪からは1ボックスを占領して、再び快適な旅を続ける。

パソコンで、駄文をしたためている間に、甲府に到着。乗換時間が30分以上ある上に、暖かい物が食べたくなったので、改札を出て立ち食いソバ屋に入る。このあたりにしては珍しく、21時まで営業しているのはありがたい。腹が減っていたせいもあり、美味しくいただいた。

甲府で、再び、高尾行きに乗りかえる。6両編成ということもあって、予想通り空いており、ここでも1ボックスを悠々占領する。足を伸ばすのは行儀良くはないが、長旅の疲れを最小限に留めるためには、この姿勢が一番である。

外は暗闇で、見るべき景色もなく、ただ、ひたすら、紀行文をしたためるうちに、高尾に到着してしまった。ここで、おなじみの中央特快に乗り替えて、八王子で下車。

約11時間におよぶ長い旅は終わった。

今回は、関西本線~中央本線という、普通では考えられないルートで上京した訳であるが、寒波によるダイヤの乱れもなく、混雑する車内で立つこともなく、快適な旅を楽しむことができた。

ちなみに、前夜の東京方面行きの夜行バスは、のきなみ、道路規制に巻き込まれ、中には東京にたどり着けなかったバスもあったらしい。朝、起きたら、まだ、彦根付近だったので、無理矢理バスから降りて、無謀にも、JRの線路めがけて、歩き出した乗客もいたとのことである。

そんな話を聞くにつけて、安くて快適に旅をするためには、何よりも冷静かつ臨機応変の判断力が必須であることを、改めて実感した。


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大垣バトルを回避する

2005-12-09 23:43:00 | ムーンライトながら
往路:12月9日(金)
八王子→東京 :中央線快速
東京 →笠寺 :ムーンライトながら
笠寺 →刈谷 :普通列車豊橋行
刈谷 →米原 :区間快速米原行
米原 →大阪 :新快速姫路行
大阪 →天王寺:大阪環状線
運賃:青春18きっぷ1回分+¥1,200


丁度、この週末から、冬の青春18きっぷシーズンに突入した。例によってこの恩恵にあずかり帰省する。

今宵の宿は、ムーンライトながらである。

幸いにも、中央線は、平常ダイヤで運行されているようで、30分前に東京駅に到着した。寒いホームのベンチを避けて、上越・東北新幹線改札前の広場にある椅子に座り書きものをする。

23時30分に列車は入線。いつもの旅立ちの風景である。信号待ちで、若干停車するものの、珍しく定時運行を続ける。今宵は名古屋で切離す7両目の指定席しか取れなかったので、検札が遅い。隣客があまりに気持ちよさげに眠っているものだから、私もつい、つられて大船を過ぎたあたりで眠ってしまった。しかし、しばらくすると、やはり検札はやってきて、寝入り端を妨害される羽目になる。平塚付近であった。やはり、検札が来るまでは、眠ってはいけない。

小田原到着。

いつものように、通勤電車以上の混雑になる。その後、熟睡し何も覚えていないが、気がつくと、岡崎の手前まで来ていた。

ムーンライトながらは、豊橋からは、名古屋方面始発列車となるので、前夜の混雑とあいまって、駅毎に混雑が酷くなる。早朝から旅行のためか、子供づれも意外と多い。車内は騒がしく、もはや、夜行列車の体をなしてはいない。

今朝は、大垣バトルを回避するために、豊橋5時59分発の区間快速米原行きに乗りかえる予定である。といっても、冷え込む早朝の豊橋駅で1時間以上も列車待ちをするのは、大垣バトル以上の苦痛である。

そこで、笠寺ムーンライトながらを降りて、上り普通列車で刈谷まで逆行し、刈谷で米原行きを捕まえることにした。これであれば、待ち時間はトイレ休憩程度となる。といっても、未経験ゆえに、混み具合は分からない。

笠寺駅上りホームに立ち、普通列車を待つ。4両編成の列車は予想より人が多く、もちろん、着席できたものの、約80%の乗車率である。そして、刈谷まで戻り、米原行きを待つ。

予想に反して米原行きは、6両という中京地区では長い編成であったが、恐らく、大垣で前か後ろの2両を切り離す可能性が高いと思い、中央部の車両に乗る。

ムーンライトながらからの乗り替え客が多いかと思いきや、実際には、短距離利用客が殆どのようである。乗車率は80%程度で通路側座席には空席があり、余裕で着席可能。これで、当初のもくろみ通り、大垣バトルは回避できたことになる。

それでも、朝の快速列車ということもあって、停車駅ごとに乗客は増えていく。金山まで来ると混雑はピークに達し、立客で車内は埋め尽くされる。

名古屋到着。

多くの乗客が入れ変わる。ここからは、ほぼ100%の乗車率であり立客はほとんどいないが、岐阜を過ぎると再び乗客が増える。

大垣到着。

ムーンライトながらからの乗り継ぎとおぼしき乗客がホームで待ち受けているが、着席できる者は列の先頭の数名に限られる。着席できないのなら、列車を一本遅らせる意味は乏しい。

WEBを見ていると、大垣バトルを回避するために、ムーンライトながらに接続する6時58分の網干行きではなく、一本後の列車に乗る。という記事を散見する。一本後の列車とは、まさに、この7時31分大垣発 区間快速米原行きである。

たしかに混雑は回避できるが、大垣で乗り換えたとしても着席は難しいだろう。乗車率ほぼ100%で大垣に到着するのだから。実際、大垣~米原間は、この列車で一番混雑している区間であった。

ところで、てっきり、大垣で前か後ろの2両を切り離すものと思っていたが、そんな気配は全くない。改めて、時刻表を見ると、大垣の停車時間は1分である。つまり、この列車は豊橋から米原まで6両編成という中京地区では長大編成で運行される類い希な列車であった。大垣~米原は2両か4両で運行されるのが通例であり、6両の特別快速も大垣で後ろ2両が切り離される場合が多い。

米原到着。

ホームの向かい側で待っている、新快速姫路行きに乗り換える。扉が開くや我先に駆け込む乗客が多いが、新快速は12両もあるのだから、慌てて乗り換える必要は全くない。米原では余裕で着席できる。だた、冬季は、扉開閉は半自動になっており、ボタンを押して開けるようになっている点に注意する必要がある。

新快速に乗れば、後は、再び爆睡するのみ。大阪到着は通常のムーンライトながらからの乗り継ぎに比べて30分遅くなるだけである。30分の混雑に耐えて早く到着する方を選ぶか、それとも、30分到着は遅れるが着席できる方を選ぶか、人それぞれであろうが、私なら、快適に過ごせる後者を選択したい。

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飛行機vs夜行バス

2005-12-04 21:10:00 | JAL
復路:12月4日(日)
関西空港→羽田空港:JAL1320便
羽田空港→ 浜松町:東京モノレール
浜松町 → 東京 :山手線
東京  → 八王子:中央線快速
運賃:¥8,550(バーゲン)+¥1,740


今週末は、丁度、バーゲンチケットウイークに当たっており、先週に続いて、日曜日の夜に関空を経由で帰京する。

前にも書いたが、最近、バーゲンチケットがなかなか取れない。今回のチケットも発売日から数日後に、偶然、ゲットできたものである。まぁ何事も根気が大事である。因みに、来週は不本意ながら伊丹からの便しか取れなかった。

ところで、このブログを書いている12月4日も超割/バーゲンチケットの先行予約の最中であるが、先日、驚くべきニュースが飛び込んできた。なんとスカイマークが、2月搭乗分から席数限定ではあるが¥5,000のバーゲンチケットを発売している。これはすごい!運よく取れたら、値打ちものである。これなら、わざわざ神戸空港まで出てもペイする。東京-大阪¥5,000で飛べるとなると、夜行バスなど馬鹿らしくなってしまう値段であるが、疑い深い私は、裏に何があるのか??と勘ぐってしまう。

さて、今宵の翼は、JAL1320便である。

実は、本日夕方、強風のため、空港線がストップし、また、落雷のため東海道、山陽本線も一時運転を見合わせていたものだから、気が気でなかったが、幸い、私が旅出つ7時半頃には、阪和線や空港線は特急はるか(30分遅れ)を除いて、ダイヤは回復していた。

一応、ダイヤの乱れを想定して、少し早めに旅出ったものだから、関空で少し待時間ができた。そこで、以前から一度行きたいと思っていた、カードメンバーズラウンジ比叡に入ってみた。汚いトレーナーにGパン姿では入場拒否されるかと思いきや、特にお咎めなし。さすがに綺麗でリラックスできる。一流ホテルのロビーの雰囲気である。空いている上に、たばこも吸えるしソフトドリンク飲み放題なので、下手な茶店に入るよりはずっとお得である。

出発時刻が迫ってきたので、早々にラウンジを退散し、保安検査を受ける。すでに10人くらいの列ができている。順番を待つ時間は意外と長く感じる。いつも思うのだが、なぜ保安検査ゲートを1つしか開けないのか? 係官は一人ではない。横で暇そうに眺めている者もいる。それなら、もう一つゲートを開けろと言いたい。例えて言うなら、コンビニのレジみたく臨機応変に対応できないものだろうか? 保安ゲートのお役所的対応も定時運行の妨げの一因になっているのではと推測する。

面倒な保安検査を通過しロビーで書き物をする。そして、いつも通り10分前に搭乗が開始される。ロビーで眺めている時には、全く気付かなかったのであるが機材がMD90にバージョンアップしている。今まではMD81というかなり年代もので運行されていた。同じ2+3のシート配列ではあるが、何となキャビン全体が広がったような印象を受ける。座り心地も好感が持てる。

機材は良いのだが、やはり定刻21時05分から5分遅れて出発。多分、乗り継ぎの関係だろうが、出発間際にも多数の人が乗り込んでくる。毎度毎度のことであるが、それなら、なぜ出発時刻を21時10分なり21時15分にしないのか理解に苦しむ。

おまけに、羽田到着は定刻と堂々とアナウンスされているが本当に大丈夫か? と思いきや、やはり10分遅れての到着となった。

”本日は到着が遅れまして...” というアナウンスが流れたが、”本日到着が遅れまして...”の言い間違いだろうと問い正したくなる。私は慣れているから良いが、迷惑を被った乗客もいるだろう。

その後、羽田からモノレール、山手線、中央線を経由して寒波が吹き荒れる中24時に八王子に到着。あまりに寒かったのでタクシーで帰宅し、そのままベッドに沈没した。

なお、同僚に聞いた話だが、当夜は雪と事故で中央高速がストップし、トレンディ号を始めとする中央高速を経由する夜行バスは軒並み4~5時間到着が遅れたらしい。休憩もなく、密室で辛かったことや、会議に遅刻して、非常に迷惑を被ったとのことを聞くにつけ、東京-大阪なら飛行機は、案外、冬場に強いのかなと感じた。

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京王(多摩)バス版トレンディ号

2005-12-02 22:30:00 | 夜行バス
往路:12月02日(金)
京王八王子→あべの橋:トレンディ号 京王(多摩)バス
運賃:¥7,350(回数券)


一気に、師走がやってきた。

バーゲンチケットや鉄道の日記念切符などをフルに活用したり、あるいは、周遊きっぷで列車旅行を楽しんで?いるうちに、秋は過ぎ去った。

8月に購入したトレンディ号の回数券が1枚余ってしまいそうだったので、不本意ながら、トレンディ号京王バス版で帰ることになった。

今宵の宿は夜行バス トレンディ号である。


京王バスと言っても、正確には子会社の多摩バスが運行を担当している。近鉄バスに比べてサービスの質が若干低下する以外は、運行ダイヤ、ルート、料金、予約システム含めて何も変わらない。

しかし、私は、その若干のサービスの違いにこだわる。8時間も乗車するのであるから、その違いが及ぼす影響は小さくないと思う。朝、目的地に到着した時の疲労感が違うのである。今回、久々に、京王バスの3列シート車に乗って、改めて、乗り心地の違いを感じた。

まず、シートがやや貧弱であり、座り心地が明らかに違う。リクライニングも若干、浅いような気がした。特に、前席の下のつまり、足置きの奥行きが少し浅く、近鉄バスほど足が伸ばせないのはマイナスポイントである。私のようにガニマタ且つ短足人間でもそう感じるのだから、長身で足の長い人は苦痛に感じるかもしれない。

また、バスの性能の違いかどうか分からないが、揺れ、特に発車時の微振動がやや大きいように感じられた。

現に、今宵、大地震の夢を見て、飛び起きてしまった。

実は、京王(多摩)バス版トレンディ号に乗車して、地震の夢を見たのは、記憶している限り、これで3度目である。同じトレンディ号でも近鉄バスの時には、さすがに、このようなことは無かった。

さて、地震の夢を見た後、眠れず暫く悶々としていたが、喉を潤すといつの間にか再び熟睡したようである。JR茨木駅、阪急茨木駅では一瞬、目覚めたものの、東梅田到着は記憶になく、難波OCATを過ぎて漸く重い瞼が開き、6時40分あべの橋に定刻より少し早く到着した。

朝食を摂るため、界隈を探したが、開いている店はない。JR天王寺駅構内には、2箇所の立ち食いソバがあるが、どちらも味は私好みではなく、できれば避けたかったのだが、新規開拓も面倒に思われたので、そこで我慢する。

その後、空いている各駅停車に乗って帰宅する。が、気分は今ひとつ冴えない。

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