東京-大阪 単身赴任 旅物語

2003年10月1日から2012年9月30日まで経験した単身赴任。帰省旅行の思い出と、お得情報を綴っています。

寄り道をして東京へ戻る(後編)

2006-07-30 05:04:00 | ムーンライトながら
復路:7月30日(日)
東京→成田空港2:快速エアポート
成田空港2→東京:快速エアポート(グリーン)
東京→八王子   :中央特快
運賃:青春18きっぷ2回分+¥510+¥750

【前編より】
夜行列車を東京で降りたら、長い長いエスカレータを昇り、中央線ホームへと向かうのが常である。しかし、まだ朝の5時である。今から八王子へ戻っても、町は眠っている。

ちょうど、京王八王子バスターミナルと、ボーダフォンショップに用があるのだが、一度、東京宅に戻って、出直すのも、これまた面倒な話である。

そこで、ムーンライトながらを降りた足で、成田空港へ行ってみることにした。

と言うのも、JALみんなの夏空キャンペーンに乗じて、休暇中の家族旅行で貯まった搭乗半券を使ってBLUESKYでタダ同然の買い物をしようという魂胆である。

それなら、何も成田でなくとも、羽田でも神戸でも関空でも良いのだが、せっかく青春18きっぷが使える機会を利用して、15年ぶりに成田空港に行ってみようと思い立ったのだった。

東京駅から成田空港まで約1時間半ほどかかるが、その間、睡眠補充(二度寝)ができるなら、時間の無駄にはならない。それに、何よりも空弁ファンとしては、是非とも下総ちらし蒲焼穴子寿司を試してみたい。

快速エアポート成田車内東京駅地下ホームに到着した時には、快速エアポート成田は既に入線していた。たしか、クロスシート車両を連結していたはず、前方だったか、後方だったか...延々探して、前から2両目に乗車する。さずがに、この時間帯の快速エアポートは空いており、1ボックスを占領する。

5時4分、列車は定刻に発車。

初めての鉄路なので、車窓が楽しくて、とても眠ってはいられない。錦糸町を過ぎたあたりから、列車はかなりのスピードで走行する。体感的には関西の新快速を彷彿とさせる。

あっという間に千葉に到着し、ここからは、ローカル色が濃くなってくる。

そして、成田を過ぎると、頓挫した成田新幹線用の高架を走る。なんと、単線である。途中には、信号所らしき場所も見受けられる。日本を代表する国際空港に接続する鉄道が単線とは、いったいどういうことなのだろう。線路の幅が異なる京成電鉄と線路を分け合わないといけないのは理解できるのだが、それなら、箱根登山鉄道のように、線路を2重にして互いに複線とする工夫はなかったものか? 

その点、関空は、南海とJRとは、たまたま線路の幅が同じだったので、りんくうタウンで合流して全線複線となっている。だが、使えるものはできるだけ有効に活用するという、関西人のセンスから言うと、たとえ、線路の幅が異なっていたとしても、きっとなんとかしていたことだろう。

快速エアポート成田@成田空港2知らぬ間に、地下トンネル区間に入る。結局、一睡もできずに、空港第2ビル駅に到着。

改札を出て、空港に入るときに、検問があるのには驚いた。入港の目的を聞かれ、証明書の提示を求められる。さすがに、BLUESKYで買い物とは言いにくく。とっさに、"空港で人に会いに..."と誤魔化した。BLUESKYの店員には会うのだから、嘘にはならないはず。そして、免許証を提示してようやく通してもらう。テロ対策なのだろうが、いくらでも抜け道はあると思われ、効果の程は些か疑問である。

薄暗い1F到着ロビー成田第2ターミナルは、全体に、薄暗く陰気な感じがする。特に、人気の少ない早朝ということもあって、一層その感が強い。最初に、1F到着ロビーを端から端まで歩いてみる。取り立てて、これといった印象はない。15年前、成田空港に来たことがあると言っても、伊丹からヨーロッパまで行くのに、往復とも成田を経由しただけであるので、1F到着ロビーを歩くのは初体験である。

次にエスカレータで3Fに昇る。ここは、国際線の出発ゲートがある。間もなく7時ということもあって、結構人が多い。これを見ると、多少は、日本の空の玄関という感じはする。天井の高さを除けば、関空と似たような感じである。
3F出発ロビー3F出発ロビー
たしか、15年前も、赤いパスポートを持って、このあたりをウロウロしたはずなのだが、全く記憶が蘇ってこない。それほど印象に残らない場所である。

成田空港の展望さらに、エスカレータで4Fに上がり、店舗街を通って展望デッキへと向かい、ぼんやりと景色を眺めて過ごす。さすがに、ここは第2ターミナルだけあって、赤い翼が目立つ。

そうこうしているうちに、7時をまわったので1Fに降りてBLUESKYへ向かう。一応、開店は7時となっているのだが、まだ、商品陳列中である。ウロウロして不審がられても不本意なので、ひとまず退散して、残った2Fを探検する。

国内線連絡通路2Fの国内線の連絡通路。あっ、ここは、思わず立ちすくんでしまった。15年前、初めての海外旅行から帰国して成田に到着後、この通路の向こうのベンチに座って、伊丹へ戻る国内便を延々待ち続けた。なつかしい記憶が鮮明に蘇った。たしか、ビデオにも撮ったはず。帰宅したら、早速確かめてみよう。

BLUESKY成田空港店その後、再び1Fに戻り、予定通りBLUESKYで、下総ちらし蒲焼穴子寿司、そして、ついでに焼き鯖寿司とその他食料をしこたま籠にいれて、レジで搭乗半券と交換する。

なんだかんだと予定より大幅に時間が超過してしまった。できれば、新装開店した成田第1ターミナルも見学したかったのだが、7時59分発の快速エアポートを逃すと、1時間以上待たなくてはならない。残念ではあるが、またの機会ということにして、JRの駅に戻る。

JR成田駅帰路は、睡眠補充をする予定であったので、ホリデーグリーン券¥750を買って、グリーン車に乗ることにした。

この時間帯、到着便が少ないせいか、乗り込んだグリーン階下席には誰もいない。さっき通った単線区間を東京方面に戻る訳だが、信号所で4分間も対向列車を待つ。まるでローカル線である。はるかに比べると遙かに見劣りのするNEXと交換後、ようやく発車。その頃、グリーンアテンダントのお姉さんがやってきて、入鋏し、頭上のランプをグリーンにしてくれた。これでようやく安心して眠ることができる。はず。

快速エアポート成田グリーン車階下席それにしても、同じ、国際空港とは言え、東と西とでえらく違う。小生にとっては、どうも、成田に対する印象は良くなかった。日本を飛び立つ時には、できれば、関空を使いたいものだ。

耳栓と、アイマスクで武装して、眠りにつこうとするが、ムーンライトながらで計算外に熟睡してしまったようで、なかなか寝付けない。千葉を過ぎたあたりから、グリーン車の乗客が増えてきた。こんなこと、関西では、まず、考えられないことである。

結局、その後も、眠れないまま、終点東京に到着。いつものように、長い長いエスカレータを昇って中央特快に乗って八王子へ。

八王子到着後、予定通り、ボーダフォンショップへ寄り、京王バスターミナルで夜行バスチケットを発券し、買い物をして東京宅へ。何カ所も寄り道をして11時前に到着。色々と雑用を済ませることが出来たのは良かったのだが、車中、全く眠れなかったのに、今更ここで睡魔がやってきて、ベッドに倒れ込んでしまう。他にやるべきことがあったのに、予定が狂ってしまった。

なかなか、計算通りには事は運ばないものである。下総ちらし蒲焼穴子寿司はいずれも、予想以上に美味であったので、多少は報われた気分になったのだが。
蒲焼穴子寿司蒲焼穴子寿司
下総ちらし下総ちらし

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寄り道をして東京へ戻る(前編)

2006-07-29 23:00:00 | ムーンライトながら
復路:7月29日(土)
  →大阪:関空快速
大阪→尼崎:新快速姫路行
尼崎→野洲:新快速野洲行
野洲→米原:普通米原行
米原→大垣:新快速豊橋行
大垣→東京:快速ムーンライトながら92号
東京→
運賃:青春18きっぷ2回分+¥510+¥750

本日は土曜日。明日も休日ではあるが、色々と野暮用もあるので、一日早く帰京することにした。

移動手段は、例によって、青春18きっぷ+臨時ムーンライトながらである。せっかく一日早く帰るのだから、最初は、もっと奇抜なルートで帰ることを考えていた。例えば、富山まで普通のきっぷを購入して、きたぐにの自由席で一夜を明かし、翌日、大糸線、中央線経由で上京するとか...

しかし、この夏の18きっぷシーズン全体の計画を考えた時、休日の関係で、下手をすると、数回分余りそうな気配だったので、残念ながら、この計画は次の機会に回すことにした。

今回乗車するのは、大垣発23時00分の臨時ムーンライトながらなので、定期ながらに比べて、30分早く行動を起こさないといけない。

大垣まで向かうのに、いつもネックになるのは、混雑する新快速と米原での乗換である。臨時ながらに乗るためには、大阪発20時30分の米原行きの新快速に乗れば、米原でたった1分の接続で、大垣方面の列車に連絡しているのであるが、これは、かなり危険な掛けである。ここ数年の傾向では、JR西日本区間の列車が遅れた時でも、米原で大垣方面の列車は接続を取る場合が多いようであるが、それでも、保証の限りではない。

それで、いつものように、確実に着席することも兼ねて、15分早い野洲行きの新快速に狙いを絞る。野洲で連絡する普通米原行きに乗り換えると、米原での乗換時間は15分程度確保でき、さらにほぼ間違いなく着席できる。

もちろん、野洲行きの新快速とはいえ、大阪からだと、着席は保証されないので、尼崎まで逆行することになり、ここでも15分余分に時間がかかる。

新快速の扉越しに見る、新装なった大阪駅神戸線ホーム結局15分+15分で、ノーマルな乗り継ぎに比べて、30分余分に時間がかかってしまうことになり、大垣発23時の臨時ながらに乗るために、19時過ぎには、自宅を出発することになる。なんとも、非効率な話であるが、それぞれ確実に座って行くためには致し方ない。それに、30分の余裕があれば、突発的な人身事故でも無い限り、通常の遅れには対応できると思われる。

京都からも多くの乗客が乗り込む幸い、今宵は、アーバンネットワークの各線とも、遅れなく運行されているようであるが、土曜日といえども混雑する時間帯ゆえ、大阪駅や尼崎駅で数分以内に乗り換えるのは、かなりきわどいものがある。

土曜日ということもあってか、逆行の大阪→尼崎でも補助席に着席でき、また、尼崎から乗った野洲行きの新快速も、尼崎で着席できた。が、いつも通り、大阪からは大勢の乗客が乗って来る。やはり、大阪から乗って着席するのは難しいだろう。

野洲で乗り換えた米原行き車内。いつもより乗客が多いが、余裕で着席可能野洲で乗り換えた普通米原行きも、乗車率は高いが、それでも立ち客が出るほどではない。近江八幡、能登川といった主要駅を過ぎるとだんだんと閑散としてくる。やはり、時間は掛かるが、野洲乗換ルートを選択するのが、賢明と思われる。

さて、米原到着、いつもながら緊張の一瞬である。

豊橋行きの新快速はすでにホームに入線している。軽く走って、跨線橋を渡り8番ホームに移動する。豊橋行きに乗り継ぐ乗客はそれほど多くはなく、余裕で着席できる。
大阪発20時30分の新快速が、真向かいの7番ホームに到着豊橋行き新快速は、やはり満席で立ち客が出る始末
数分後、大阪発20時30分の新快速が、真向かいの7番ホームに到着する。跨線橋を渡る必要が無いので、乗換は、こちらの方が便利なのだが、予想通り、席にあぶれた乗客が若干名居る。比較的空いているはずの土曜日の夜ですらこの有様なので、日曜日の夜など、さぞかし厳しい物があることは想像に難しくない。

大垣に到着。ここで降りて臨時ムーンライトながらを待つ。
大垣で新快速豊橋行きから降りる大垣駅跨線橋から新快速豊橋行きを見送る
ホームには既に、多くの先客が列車の到着を待っている。列車到着まで30分以上あるので、トイレを済ませてから、一度、改札を出て夜風に吹かれることにする。

大垣駅構内の速度制限票?小生にとっての大垣駅は、単なる乗換駅という印象しかない。しかも、人混みをかき分けてダッシュすることを余儀なくされる不便極まりない乗換駅。

相変わらず、構内を移動する時の速度制限票が掲げられている。制限時速10kmということは、小走りは許可ということである。

JR大垣駅正面さて、この駅は、18きっぷシーズンには、多くの乗換客で賑わう駅であるにも関わらず、トイレは1箇所しかなく、旅人にとっては不便極まりない。

もし、トイレの待ち行列が我慢の限度を超えている時には、一度改札を出て、近鉄大垣駅改札の裏手にある公衆トイレを利用するのが良いだろう。ここは空いている。


また、大垣駅前は綺麗に整備されているのであるが、ムーンライトながら出発前23時前ともなると、開いている店もなく、時間を持てあまし気味になってしまう。これが、大阪圏内なら、ムーンライトながらの乗客を当て込んで、おでん、たこやき、ラーメンといった軽トラックの屋台が軒を連ねること請け合いなのだが、公安が厳しいのか、商売気が無いのか分からないが、ここ大垣では、そのような風景は全くない。従って、遠方から東京へ向かって旅する者は、この待ち時間を使って、大垣駅裏側にあるコンビニまで、食料を求めて延々歩くことを余儀なくされる。

こちらは近鉄大垣駅近鉄大垣駅改札の裏手にある公衆トイレ、トイレの穴場
駅前広場には、ベンチがあるので、ここに腰掛けて、今回の紀行文を作成する。夜風に吹かれて気持ちがよい。何も、混み合う駅のホームで無為に過ごす必要などない。たしか列車入線は、22時50分頃のはずである。

大垣駅4番ホーム、ムーンライトながら到着前の風景案内表示
発車15分位前に、ホームに戻る。貨物列車が通過した後、臨時ムーンライトながら92号がホームに入ってくる。

ムーンライトながら92号到着今宵の宿は、臨時ムーンライトながら92号である。

大垣を出発した頃は、空いていた車内ではあったが、いつものように名古屋でほぼ満席に近くなる。それでも、恒例の"...指定券は売り切れです..."というアナウンスが無かったものだから、若干の空席が有ったのかも知れない。事実、名古屋を過ぎても小生の隣は空席のままであった。

何度か、車掌が車内を巡回して座席のチェックをするが、検札では無い。刈谷まで来ても検札は無かったものだから、今宵は、検札は省略するものと思い、2席使って、所謂、海老寝の体制をとって眠ることにした。

丁度、寝入り端に入った頃に、安城到着のアナウンスが大音響で流れてきたため、目が覚めてしまう。小生は寝入り端で起こされると暫くは眠れない習性なので、これほど迷惑な話は無い。何のためのアナウンスか。安城で降りる乗客なぞ、居るわけないのに。

それ以降、岡崎、蒲郡、豊橋と悶々と過ごす。この車両は冷房の効きが悪く、やや暑いため、寝付きは一層悪くなる。姿勢を色々と変えるが、どれも今ひとつフィットしない。

浜松を過ぎて、何とか仰向けの体制を取ったところ、これが、すごく心地よく、程なく眠りに落ちた。

余程眠りが深かったのだろう。次に気がついたとき、周囲には誰一人として居ない。そして、小生の傍らには車掌が立っている。一瞬、何が起きたのか分からなかった。

東京駅に並ぶ、定期/臨時ながら号情けない話である。終点東京で車掌に起こされるまで、全く気がつかなかったのである。あわてて、荷物を抱えて、列車から降りようとする。おっと、めがねを忘れた。危ない危ない。


今朝は、このまま素直に中央線に乗って八王子まで行くのではなく、ちょっと寄り道をして戻る予定である。急いで東京駅地下ホームへ向かう。
【後編に続く】

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最悪の体調で帰郷

2006-07-21 20:57:00 | JAL
JAL1321
往路:7月21日(金)
日野  →神田   :中央線快速
神田  →浜松町  :山手線
浜松町 →羽田空港1:東京モノレール
羽田空港→関西空港 :JAL1321便
関西空港→鳳    :関空快速
運賃:¥1,160+¥10,200(バーゲン)+¥780

夏風邪を拗らせたみたいで、体調は最悪である。

夜行明けの火曜日は元気だったのだが、水曜日から腹の具合が悪い。ようやく、それが収まったと思うと、今度は頭痛が酷くなってきた。何とか会社には出てきているが、こんな状態で、飛行機に乗れるのか不安である。

と言っても、せっかく入手した金曜夜の関空行きのバーゲンチケット、特に、JALがこの時期にバーゲンチケットを販売するのは前例がないことと思われ、絶対、これをキャンセルする訳には行かない。

金曜日の夕方、いつもより少し遅い時間の中央線に乗って、神田-浜松町コースで羽田空港第1ビルに向かう。今宵の中央線、突然、8分の遅れ。原因は不明。流石、中央線である。8分の遅れで済んで幸運であった。

時刻表、有って無いのが、中央線。

出来ることなら、京王線を使いたいが、何分、会社からの道路事情を考慮すると中央線を使わざるを得ない。

中央線に乗っていると体調は段々と悪化する。頭痛のあまり、胃まで気持ち悪くなってきて、モーローとした気分である。いつもなら、羽田空港に着くと、夕食は何にしようかとワクワクするのであるが、とてもじゃないがそんな気分になれない。

小分けご膳¥620也かといって、何か胃袋に入れておかないと、かえって気分が悪くなってきそうだったので、とりあえず、あっさりした、小分けご膳¥620を購入する。せっかく、Edyをチャージしておいたのだが、さすがに、BLUESKYではEdyは使えそうにない。

ベンチに座って小分けご膳をいただく。こんなに、食欲が無くても、何とか食べられるということは、元々すごく美味しいのだろう。体調が悪くて味がよく分からないのが残念である。

13番搭乗口付近いつもより、時間が遅いので、食後、ラウンジに寄るのは止めて、13番ゲート付近のベンチに座っておとなしくしている。

20時45分、搭乗開始。

今宵の翼は、JAL1321便である。

定刻3分前にドアクローズし、ほぼ満員の乗客を乗せて出発。最近のJALは◎。見違えるように時間に正確になってきた。非常に良い傾向である。

JAL1321便 21時羽田発滑走路への移動中に、前席の2人組が揃って座席移動したため、2人掛シートがポッカリと空いた。それを見て、すかさず、小生も空いた前席に移動した。

かくして、今回のフライトでも2席占有できたのだが、体調は最悪である。2席占有できて、楽な姿勢で過ごすことができたから、関空まで持ちこたえたようなものである。

特に、ベルトサインが消えてからは、フルリクライニングし、暫し微睡む。これで少し生き返ったようであるが、依然、頭の鈍痛は消えず苦しい。

提灯22時07分、定刻よりも8分も早く関空に到着。JAL、たいへん良くできました◎。もっと誉めてあげたいが、体調が悪く、良い言葉が見あたらない。

予定していた32分発の関空快速には、充分時間があるので、念のため、トイレを済ませておく。ところで、後日、こんな記事を発見、
男性用トイレ“こぼれ”防止 シール狙い的中 (産経新聞) - goo ニュース

全く気が付かなかった。一度、確認しておこう。

提灯さて、関空夏の風物詩、今年も、連絡通路に提灯がぶら下げられているのだが、昨年同様、今一、パッとしない。提灯らしく、もっと、赤っぽく灯せばそれなりに雰囲気が出るだろうに。

乗り込んだ関空快速で、痛い頭を押さえているうちに、眠ってしまう。気が付くと鳳停車中で危うく乗り過ごす所であった。

関空快速@鳳ここで、連絡する各駅停車に乗り換えて、23時15分頃帰宅。

シャワーを浴びて早めに寝る。明日は土曜日だが、6時起きで在阪の事業所に出張の予定。かなりハードである。なんとか頭痛が治ることを願いたいのだが。

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あさかぜのスジで上京

2006-07-18 00:45:00 | サンライズ瀬戸・出雲
復路:7月17日(月)
   →西九条:関空快速
西九条→尼崎 :阪神西大阪線普通
尼崎 →三宮 :阪神急行高速神戸行
三ノ宮→横浜 :サンライズ瀬戸
横浜 →東神奈:京浜東北線
東神奈→八王子:横浜線普通
運賃:¥12,450

三連休はあっと言う間に終わった。

やろうと思っていた事の半分もできなかったが、子供達と遊ぶことは出来たので、これで良しとするしかない。

帰京の手段にも、あれこれ迷いがあったのだが、この時期、飛行機運賃は篦棒に高いため、相対的に鉄道が有利になってくる。となると、これしかない。

今宵の宿は、サンライズ瀬戸、ノビノビシートである。

1ヶ月前の10時きっかりに5489サービスに電話を掛けてなんとか取れたが、3連休ということもあって、恐らく、早い段階で満席になったものと思われる。

最近では、なぜかサイバーステーションで、サンライズ瀬戸・出雲の空き状況の確認が不可能になったため、知る術はないのだが、今時、これだけ人気の高い列車は珍しいのではないか。現に、先日、8月15日分を予約しようとしたが、瞬殺で負けてしまった。

さて、当日、山陰地方では豪雨とのニュースがあり、サンライズ瀬戸・出雲の運行状況が気にはなった。

実を言うと、休み明けの火曜日は、朝9時から会議が予定されていたため、もし、怪しそうな場合には、最終のぞみ、場合によっては、銀河で戻ることも視野に入れていたのである。

しかし、20時時点、21時時点でのJR西日本の列車運行状況では、山陰線や伯備線で遅れが発生したことが報じられていたものの、具体的には遅れ状況が示されてはいなかったため、まぁ、遅れても10分~20分程度かな。これなら、9時には間に合うだろうと想像していたのである。

22時過ぎに、自宅を後にする。大阪でも結構な雨量であるが、近畿圏では、定時運行されているようなので、三ノ宮まで逆行することにした。

阪神西九条2週間前と全く同様に、関空快速で西九条へ出て、阪神西大阪線に乗り、尼崎へ。ここで高速神戸行きの急行に乗り換えるが、ラッキーなことに、当夜、この急行には転換クロスシート車が充当されている。座り心地も悪くはない。空いた電車で三宮まで快適に行けるのは阪神ならではである。

クロスシート車内元々阪神電車には、全く縁の無かった小生ではあるが、神戸空港やサンライズを三ノ宮から乗車するなど、最近、利用する機会が増えてきている。そのうち近鉄と相互乗り入れすると、益々、身近な存在になってきそうな気がする。

三宮に到着し、前回と全く同じように、コンビニで朝食等を仕入れ、JR三ノ宮駅ホームに立つ。サンライズ到着まで、まだ、20分程度あるので、ベンチに腰掛けて鞄の荷物整理と紀行文作成をして過ごす。

三宮駅ここで、予想通りというか、裏切られたというか、”サンライズ瀬戸・出雲は、山陰地方の豪雨の影響で32分の遅れで運転されています。列車到着まで今しばらくお待ち願います。”というアナウンスが流れてきた。

三ノ宮駅入場時に、チェックした案内表示には何も特別なことは表示されていなかったし、また、概ね30分以上の遅れが発生した場合には、列車運行状況にその旨を知らせることになっているのだから、相変わらず、異常時の情報伝達体制は脆弱であると言わざるを得ない。

もうすぐ24時45分にもなろうとしている
24時をまわると、流石に、ホームの人影も激減する。そして、24時35分発の最終大阪行が出発した後は、サンライズ瀬戸・出雲を待つ乗客約10名だけが、ホームに取り残されてしまった。

ベンチで待つ我々に対して、駅員がお詫びと説明にやってくるが、そんなことを聞いても今更どうしようもない。そんなことよりも、いつも言うように、せっかく列車運行状況のホームページがあるのだから、遅れが判明した時点で速やかに正確な情報を伝えるようにしてもらいたいものだ。せっかくシステムはあるのに、使いこなせていない。という悪い例である。天候が原因の列車遅延なのだから、仕方が無いと言ってしまえばそれまでであるが、情報提供という観点で、サービス改善の余地はいくらでもあると思う。

さて、上りサンライズ瀬戸・出雲は、銀河と違って元々運転停車時間がきわめて短い。願わくば、30分の遅れが、これ以上拡大しないことを祈るばかりであるが、小生と同じ事を懸念していた乗客が居たようで、”(JR東日本区間の)東海道線の朝のラッシュに巻き込まれて、東京到着は大丈夫なの?” と先の駅員に聞いている。それに対して、”多分、静岡までに10分程度は回復できるでしょうが、そこから先は...”と言葉を濁している。

JR東海、JR東日本区間の運行に係わる話なので、ハッキリとしたことは言えないのだろうが、それにしても、余りにも乗客の存在が忘れ去られているような気がしてならない。

サンライズ瀬戸出雲到着さて、24時45分頃、ようやくサンライズ瀬戸・出雲が到着。三ノ宮まで逆行したのは、早めに床について、少しでも長く眠るためだったのだが、こんなに遅れてしまっては逆行した甲斐が無い。

ともかく、速やかに乗り込んで、自分の区画に潜り込む。

意外と空席が目立つ。恐らく、大阪駅10番ホームで、ベンチが無いので立ったまま、列車到着を待ちわびている乗客達が居るということだろう。それを考えると、三ノ宮まで逆行した小生はまだ、マシだったとも言える。

慣れた手つきで、鞄から取り出したクッションと空気枕ををセットする。検札を済ませて、耳栓とアイマスクで武装して、睡眠体制に入る。間もなく25時ということもあって、直ぐに眠たくなってくる。

その後、淀川を渡り、大阪駅に到着して、隣の区画に乗客がやってきたのはなんとなく覚えているが、そこから記憶が無くなる。


翌朝、4時30分頃、喉の渇きで目が覚める。列車は結構なスピードで走行しているようである。運行状況も気になるが、遅れていたからといって、現段階では、どうしようも無いので、枕元のポカリスエットを飲んで再び眠る。

そして、今度は、6時10分頃、、例の3点チャイムに始まるおはよう放送で起こされる。

寝ぼけ眼で聞いていたが、列車は18分の遅れで運行されているらしい。昨夜の時点で32分の遅れだったので、14分も切りつめたことになる。

18分の遅れなら、終点の東京まで行かずに、横浜線経由で八王子まで行けば、なんとか8時40分頃には出社できそうである。

カーテンを開けて外を見ると、大船駅を通過中であった。およそ、後15分で横浜到着である。急いで、朝食、洗面を済ませ、荷物をまとめて下車準備をする。

しかし、18分も遅れながら、混雑する朝の東海道線を、かくもスムーズに走行できるのは、どう考えてもおかしい。大昔と違って、普通列車を待避させて先に寝台特急を通すなんてあり得ないはず。いったいどういう仕掛けなのだろう。

朝の横浜駅で7時2分に横浜に到着。朝の会議が無ければ、このまま、終点東京まで行った方が楽なのだが、致し方ない。ホームに降り立りたつ。

ここで、ふと、列車案内に目をやったとき、ピンとくるものがあった。

そうか、これは、今は無き”あさかぜ”スジだ。18分遅れのサンライズは、あさかぜのスジに乗って、混雑する朝の東海道線を比較的スムーズに走ってきたのだ。

あさかぜが廃止されても、そのスジは、まだ残っているのだろう。

横浜から、京浜東北線で東神奈川まで出て、東神奈川で横浜線に乗り換える。チマチマと乗換が発生して、なんとも面倒である。

それでも、始発駅の強みで、横浜線では余裕で着席でき、睡眠補充(二度寝)も出来て気分は爽快である。もちろん、9時の会議には余裕で間に合った。30分程度の遅れならなんとか吸収できることが分かった。

後で調べると、廃止直前の上りあさかぜのダイヤは、横浜着7時2分、東京着7時33分で、横浜着はぴったり一致している。今朝のサンライズの東京着はどうだったか知る由もないのだが、直ぐ前を走る730Mという普通列車を追い抜くことはあり得ないので、7時30分頃になったはず。

となると、9時までに出社するのは、もはや絶望的になる。やはり、横浜で降りて正解だったようである。

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多摩バス版トレンディ号、最悪

2006-07-14 22:40:00 | 夜行バス
多摩バス版トレンディ号@京王八王子バスターミナル
往路:7月14日(金)
京八王子→あべの橋:夜行バストレンディ号(多摩バス)
天王寺 →    :阪和線
運賃:¥7,350(回数券)+¥210


明日から3連休である。

昨年は、3連休にも関わらず、スカイマークが激安で関空便を飛ばしてくれていたので、迷うことなく、ともそれを利用したのだが、今年は、状況が全く変わっている。

頼みの綱のSKYもグッと運賃をあげてきているし(3連休だからこれが当たり前なのだが)、空いておれば快適な鉄道も、混雑が充分予想されるので、避けた方が無難と思われた。

そこで、消去法で、検討した結果、残ったのが京王八王子発の夜行バストレンディ号という次第であった。

何度かこのブログで報告したように、この夜行バスは、近鉄と多摩(京王)バスの共同運行便になっており、日替わりで、運行会社が交代する。経路は、中央高速-名神高速-阪神高速と全く同じだが、運転停車するSAが異なっているなど、微妙な違いがあるのだが、決定的に違うのは、同じ3列シートでもバス、座席が違うことである。

同じ運賃を払うなら、快適な近鉄バスを利用したい。しかし、この金曜日は残念ながら多摩バスの番に当たっていた。何となく乗り気ではなかったのであるが、先述のように、これしか選択肢が残らなかったのである。

今宵の宿は、...バストレンディ号(多摩バス)になってしまった...

多摩バス版トレンディ号@京王八王子バスターミナル22時20分頃、京王八王子バスターミナルに着くと、既に、トレンディ号は到着していた。三連休ということもあって、今宵は、2号車まである。

自分の席を探し当てて座るが、やっぱりと言うか、座面や背もたれが固いことが改めて気になった。特に、背もたれのシートカバーが掛かっているあたりが前方に迫り出しているため、固さと相まって、首や肩が痛くなってくる。

おまけに、輪をかけるように、後ろのアホがリクライニングを上げてくれと言ってくる。一応、応じてやったが、消灯後に再びフルリクライニングしてやった。

睡眠薬を服用し、なんとか眠りに就いたものの、夜中に目が覚め、駒ヶ根から養老あたりまでは悶々として眠れず。その後難波までは爆睡できたが、非常に目覚めが悪い帰郷となった。

これなら、たとえ、混雑していても、新幹線の方が良かった。あるいは、後から思えば、ドリーム号という選択肢もあったはず。

今宵の運転手は、二人とも良さそうな人だし、運転も非常に丁寧で上手なのに、座席が悪いと台無しである。昼間の観光バスなら、これで充分だと思う。しかし、夜行バスなのだから眠ることを考えた座席にしてもらいものである。

ぶつぶつ、文句を言いながらも、値段や小生にとってのアクセスの良さから、多摩バス版であっても、トレンディ号の利用価値はあった。しかし、もう、嫌になった。

今後、何があっても、多摩バス版トレンディ号には絶対乗らない。万一、番狂わせがあって、多摩バス版トレンディ号に当たったら、乗変やキャンセルしてでも、避けようと固く決意した。

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綱渡り

2006-07-09 21:05:00 | JAL
JAL1320便@関空
復路:7月9日(日)
鳳   →関西空港:関空快速
関西空港→羽田空港:JAL1320便
羽田空港→京八王子:空港バス高尾行き
運賃:¥780+¥9,500(バーゲン)+¥1,700

この週末は、バーゲンチケット期間である。といっても、東京-大阪は¥9,500かかる。従って、往路は、バーゲンより¥2,500も安いSKY101便を利用した。しかし、復路は、他にこれといった選択肢もなく、いつものJAL1320便で帰京する。

今宵の翼は、JAL1320便である。

ラウンジ比叡たまには、ANAに乗ってみたいのだが、ANAの超割は、全く歯が立たない。予約時刻になった瞬間に、日曜夜のおいしい便は全て×となっているのだから。

いつもの関空快速で、20時20分頃に関空に到着。その後、チェックインして、ラウンジ比叡で一服する。

ANA側のセキュリティゲート:相変わらず一つしか開けていないが、この時間帯、ANAの出発便がないため、空いている。20時45分にラウンジを出て、この時間帯、空いているANA側のセキュリティゲートを潜って、26番ゲートへ。

20時50分に搭乗開始となり、定刻に出発。今宵のJAL1320便はなかなか優秀である。

JAL1320便は、いつものB767機であり、一般席は、2+3+2のシート配列である。ラッキーなことに隣は空席であった。2席占有できると、クラスJかそれ以上の快適なフライトを楽しめる。

JAL1320便@関空単身赴任を開始した当初は、景色見たさから窓側の席を指定することが多かったのだが、羽田到着時に出遅れることや、足下が狭いこともあって、最近は、原則、通路側に座ることにしている。しかし、今宵はせっかく隣が空席なので、窓側に移って久しぶりに関西の夜景を堪能する。写真撮影ができないのが残念である。

大阪湾に浮かぶ2つの空港。下が関空、上が神戸空港、至近距離にある淡路島に向かって離陸し、高度を上げながら、ゆっくりと時計回りに旋回する。

大阪湾に沿った光の帯が見事である。暗い海の中に見える一本の線は、明石大橋とその先に伸びる高速道路だろう。

その根元の東側に、見たことの無い光の集団を発見した。

昨日の朝、降り立った神戸空港である。

実に、関空の至近距離にある。たしか当機より5分ほど前に、神戸空港から羽田行きANA414便が出発したはず。さすがに、機影は見えなかったけれども、お互いの空域の管制はどうなっているのか、素人ながら心配になってくる。

何もなく、予定通り、運行されている時は、さしたる問題はないのだろう。しかし、一度、どこかでトラブルが発生した時が怖い。これだけ空域が近いと、トラブルは連鎖する。

東京に向かうにつれて、天候が悪化し、羽田の天候は小雨とのこと。降下中に何度か揺れるが、無事に羽田到着。他の到着便のあおりを食ったためだろう、当機は約5分の遅れである。

到着後、すこし、早足で、そして最後はダッシュで、バスチケット売り場に急ぐ。せっかく普段より、早く到着したのだから、何としても、空港バスで帰りたい。

売り場の係員に、"22時30分発ですから、お急ぎください"とせき立てられて、南ウィングの端にある4番乗り場に向かって、再びダッシュする。

羽田到着は、北ウィングの端だったので、第1ターミナルの北端から南端まで、結構な距離を走ったことになる。

バス乗り場にたどり着くと、丁度、バスがやってきたところであった。これで一安心である。後は、空いているバスで、のんびりと過ごし、無事京王八王子に到着。雨が降っているので、そこからタクシーで東京宅へ向かう。

到着は、23時45分。堺市の自宅から、door to doorで4時間15分である。これなら新幹線よりかなり速い。これも、JAL1320便が定刻に出発してくれたおかげで、羽田で、空港バスに辛うじて間に合ったからであった。

何もトラブルに巻き込まれなくとも、小生の帰京は綱渡りである。

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羽田空港滑走路閉鎖

2006-07-08 06:57:00 | SKYMARK
羽田空港にて
往路:7月8日(土)
京八王子→羽田空港第1:空港バス
羽田空港→神戸空港  :SKY101便
神戸空港→三ノ宮   :ポートライナー
三ノ宮 →大阪    :新快速長浜行
大阪  →天王寺   :大阪環状線
運賃:¥1,700+¥7,000+¥320+昼得切符+¥380

今週末も、¥7,000のSKY101便で土曜日の朝に帰郷する。今シーズン3度目である。

来週から同便は¥9,000に値上がりするため、次に利用するのは、多分、かなり先になるだろう。前後の運賃を含めても1万円以内で大阪まで行けるのだから、早起きさえ厭わなければ、これほど美味しいフライトは無い。

スカイなので、マイルは貯まることはないのだが、運賃をANAカードで決済しているので、間接的にANAのマイルも貯まる。

京王八王子バスターミナル、4時25分頃先週同様、4時30分京王八王子発の空港バスで羽田に向かう。ここからの乗客はやや多かったのだが、やはり、バスはガラガラ状態で快適そのものである。ただし、冷房がかなり効いていて、寒かったせいもあり、今週もバス内で眠れず。

途中、新宿-代々木で事故のため、車線が規制されており、渋滞に巻き込まれる。土曜日の早朝にも関わらず、たった一本の車線が減っただけで渋滞するとは、首都圏の道路事情は深刻である。空港バスは、心して利用しないと痛い目に遭うだろう。

渋滞を抜けると、いつものように快調に飛ばし、羽田到着は先週より数分遅れで済んだ。まだ、5時45分であるからこれでも到着予定時刻より15分も早い。渋滞でトロトロ進んでいる間はヤキモキするものであるが、意外と影響は少なかった。

今朝の羽田空港第1ターミナル・北ウィングは、先週よりもかなり混雑しており、スカイのカウンターにもチェックイン待ちの列ができていた。梅雨時、しかも台風が接近しつつあるのに、こんな早朝から、みんな、一体どこに何処にいくのだろうか? と、この時は思っていた。
スカイマークのカウンター付近セキュリティゲートG
スカイのカウンターでは、先週同様、"空いている所の通路側をお願いします"と申し出たところ、"お隣の方がいらっしゃらないとは、確約出来ませんが、後ろの方は空いていますので、そちらの方でお席をお取りいたします"と、いうやりとりがあって、発券された搭乗券を見ると、ほとんど最後尾と言っても良い場所であった。

ちなみに、カウンターの担当者の胸には"研修生"というバッチが付いており、その後ろには指導係が控えていたのだが、なかなかしっかりとした対応をしてくれた。新人がしっかりしているのは、良い企業の証である。

ソファ2脚ここからは、お決まりのコースで、次は、北の外れの空いているセキュリティゲートでチェックを受け、お子さまコーナー近くのソファーでまったりと過ごす。

このコーナー、夏の旅行シーズンに備えて、と思われるが、例の寝心地のよいソファーが2脚に増えていた。

続いて、ラウンジで朝食を取る。ワンパターンであるが、オレンジジュースとクロワッサン2つを頂いて、紀行文を書き始める。

ラウンジの風景今回、飲み物をお代わりするときに、初めて、牛乳を飲んでみたが、これが大変コクがあって美味しい。いつもスーパーで買っている100円台の紙パック牛乳とは雲泥の差である。

羽田のラウンジ牛乳など飲む人は少ないと思われるが、このブログを読んだ人は、是非一度お試しあれ。

23番ゲート付近これまた、先週同様、6時30分過ぎに、搭乗ゲート22番付近に向かうが、ベンチの空きを見つけるのが難しいくらい、混雑している。おまけに、既に離陸しているはずの福岡行きSKY001便の搭乗も未だ始まっていない。

おかしいなぁ。何かあったのかな? と思っていたら、例の4点チャイムに続いて、"羽田空港の滑走路は、現在、安全確認のため閉鎖されており、皆様の機内へのご案内が遅れております"というアナウンスがあった。

あぁ、それでか。どうりで人が多いはずである。

そう言えば、先日、北朝鮮がミサイルを発射したとき、たまたま、出張で関西に向かおうとした者が、朝、羽田空港はかなり混乱していた。と、言っていたのを思い出した。

空港側からも、航空会社からの詳しい説明が無かったものだから、きっと、また、この関係で何か不穏な動きがあったのだろう。と、勝手に想像し、納得していた。

幸い、6時45分には、空港内の安全が確認されたとのことで、一斉に搭乗開始となり、小生も、当分乗り修めとなるSKY101便に足を踏み入れた。

やはり、先週同様、隣は空席であり、快適なフライトを楽しめたし、出発は若干遅れたものの、神戸到着は8時00分。定刻より10分早く到着した。

これで、たった¥7,000なんて、何か申し訳ないような気がしてくる。

JR三ノ宮駅1番ホーム神戸空港到着後、8時09分発のポートライナーで三宮へ出て、この前の日曜深夜、サンライズ瀬戸・出雲に乗り込んだ1番ホームから、今度は爆速新快速であっという間に大阪へ。後は、大阪環状線、阪和線を経由して、9時45分頃、自宅に到着。

その後、ニュースを見て愕然とした。
滑走路横断し、羽田閉鎖 無断で男性アルバイト (共同通信) - goo ニュース

羽田空港の滑走路が一時閉鎖されたのは、ANA委託の作業員が滑走路を横切ったためであった。小生は、時節柄、てっきり、北朝鮮の不穏な動きのためかと思いこんでいたのだが、そうではなかった。

幸い、小生は、ほとんど影響は受けなかったが、2時間以上も遅れた便もあったと云う。海の近くで体を動かしたかったアホ作業員一人のために、非常に多くの人が迷惑を被った訳である。

責任者出てこい!!

お詫びのしるしに、影響を受けた羽田発着便(他社便を含む)に搭乗していた乗客に対して、ANAから、搭乗半券と引替に一律10,000マイル供与してもらいたいものだ。賛同する人は、きっと沢山居ると思う。


追記:神戸空港のおマヌケぶりを2つ発見したので併せて紹介する。
1:神戸空港到着通路には出口がない。
出口と表示されている扉には、進入禁止のマークが取り付けられているので、一体、どこが出口かとウロウロしてしまう。

実は、ガラス扉の向こう側に貼られている新入禁止マーク進入禁止出口側からも透けて見えるため、先頭を切って到着ロビーから出ようとすると、この扉から出てはいけないものと思ってしまい、では、一体、どこが出口かとウロウロしてしまう。

一応、警備員が居て、誘導してくれるので、事無きを得るのだが、馬鹿げた話である。

2:神戸空港連絡橋は片側1車線の道路
ポートライナーに平行して神戸空港連絡道路が走っているのだが、この道路、片側1車線であることに気が付いて愕然とした。

もし、大型車が故障で止まってしまったら、忽ち大渋滞である。小生は、バスで神戸空港に向かうことだけは、絶対避けたいと思った。

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サンライズ瀬戸・出雲が□□った

2006-07-03 00:13:00 | サンライズ瀬戸・出雲
サンライズ瀬戸・出雲@三ノ宮
復路:7月2日(日)
  →西九条 :関空快速
西九条→尼崎 :阪神西大阪線普通
尼崎 →三宮 :阪神急行高速神戸行
三ノ宮→三島 :サンライズ瀬戸
三島 →新横浜:こだま702号
新横浜→八王子:横浜線普通
運賃:¥12,450

先週は、日曜日の昼下がりに、バスで早々と帰京した。反動で、今週はギリギリまで自宅に居ようと思い、サンライズ瀬戸のノビノビシートで、翌朝、会社に直行することにした。

おかげで、夕方、子供と遊ぶことができたし、夕食後もゆっくりと過ごすことができた。しかし、いつもの悪い習慣で、1時間も昼寝をしてしまったものだから、夜行列車で眠れるかどうか、少しばかり不安があった。

夜行の時には、昼寝をすると寝付きが悪くなり、月曜日に辛い思いをするのは何度も経験済みである。しかし、眠いときは眠い。本能には勝てないのである。

サンライズ瀬戸・出雲は、大阪発24時37分、東京着は7時08分なので、仮に直ぐ眠り、横浜到着まで眠っていたとしても、睡眠時間は6時間程度となる。これでは、ちょっと睡眠時間が足りないので、特急料金が同じで、さほど追加運賃が嵩まない範囲で、西の方から乗るとすると、三ノ宮(24時13分発)が候補に上がる。

サンライズ瀬戸・出雲に乗車する時は、周遊きっぷ京阪神ゾーンと組み合わせる時が多いのだが、今回は、周遊きっぷを使った旅ではないので、金券屋で購入した昼得きっぷを使う。

この昼得きっぷ、正式名称は、昼間特割きっぷ(12枚綴りの回数券)と言うそうなのだが、平日の10時から17時の間、土曜、日曜(24時を越えても終電まではOK)に使うことができる。私鉄との競合が激しいJR西日本ならではの割引回数券であり、大阪を起点とする主要区間のものは金券ショップで、1枚から購入することができる。

もちろん、新幹線は適用不可なのだが、寝台列車含め在来線の列車には全て使うことができ、特に、土曜日の朝や日曜日の夜(深夜)に移動する場合には、うまく活用すると、運賃を下げることができる。
昼特きっぷ 大阪~三ノ宮昼特きっぷ 京都~大阪
今回は、往路の逆で、三宮までは阪神電鉄を使い、三ノ宮→大阪・大阪→京都は、昼得きっぷを使い、そこから先は、普通の乗車券を使い東京へ旅立つことにした。

三宮までは阪神電鉄を使うのは、混雑を回避するためである。日曜日の22時過ぎとは言え、8両編成で運用される新快速は非常に混雑する。また、接続時間の関係で、トロトロ走る阪神電車を使ったとしても、三ノ宮までの所要時間は大して変わらない。

関空快速さて、日曜日の夜、22時15分に自宅を出発。遅い時間帯なのだが、意外にも乗客が多い。4人掛けのボックスシートしか空いていない。

阪神西九条駅車止め


往路と全く逆の経路で、西九条で関空快速を降りて、阪神西大阪線に乗り換える。

阪神西九条駅は難波延伸工事の真最中であり、線路の車止めの向こうは工事用のフェンスで囲まれている。ここから先に線路が延びる日が、そのうちやってくる。

阪神電車@尼崎そして、尼崎で、連絡している高速神戸行きの急行に乗り換える。

予想通り、この時間帯の阪神電車は空いており、JRと大違いである。途中から乗っても、ゆったりと座っていける。

三宮到着。

三ノ宮駅のコンビニ こんな所にあったとは...三ノ宮付近には飲み屋は多いのだが意外にもコンビニが少ない。地図で調べると、ポートライナーの高架下まで行かないと無いことになっていたのだが、実はJR三ノ宮中央口海側、日本旅行の隣にHeart-inがあった。灯台下暗し。ここで、明日の朝食と睡眠薬とを調達する。

改札を抜けて、エスカレータを登り、睡眠薬を飲み干す。この時間帯に、三ノ宮駅1番ホームに立つのは昨年11月以来である。

ホームには、多くの乗客が群れている。なんでも、三ノ宮、灘間で線路に人が立ち入った影響で、上り下りとも10~15分ほどの遅れが発生しているとのこと。ったく、自殺志願なのか、酔っぱらいなのか、置石魔なのかは知らないが、本当に迷惑な話である。

サンライズ 瀬戸・出雲@三ノ宮ところが、件のサンライズ瀬戸・出雲は、ほぼ定刻に三ノ宮に到着した。複々線の外側を走るので、影響が少なかったせいだろうか。

全く偶然とは言え、阪神電車で三宮まで逆行して正解だった。もし、JRを使っていたなら、逆行途中に列車遅延に巻き込まれ、サンライズに乗り遅れた可能性がある。

ともかく、12号車に乗り込み、ノビノビ座席の自分の区画を探し、鞄を置き、クッションをひいて、空気枕を膨らまし、手許灯を消す。

今宵の宿はサンライズ瀬戸のびのびシートである。

サンライズ 瀬戸・出雲@三ノ宮 のびのびシート車両ベッドメイキングが完了した頃に、車掌が検札にやってきた。先述のように大阪→京都の昼得きっぷは、終電まで利用可となっている。しかし、サンライズの後には高槻止まりの終電しかなく、日曜夜(月曜朝)のサンライズ瀬戸・出雲で大阪→京都の昼特切符が使えるかどうか、疑問もあったのだが、実績としてはOKだった。

前回、サンライズ出雲で眠れなかった経緯もあり、直ぐに眠ろうとするのではなく、しばらく俯せになり、夜の車窓を眺めて過ごすことにする。ノビノビシート上段だと、駅を通過する時に、ホームの明かりがモロに入ってくるので、眩しいことこの上ないのだが、一番楽な姿勢で車窓を楽しめるのは、サンライズならではである。

そのうち、睡眠薬が効き出してきたので、尼崎駅通過を見届けて、カーテンを閉め、アイマスクを着用し、眠りに就く準備に入る。

淀川を渡り、程なく大阪到着。何名かが、ここから乗車する。

いつもなら、数分停車の後、直ぐに発車するのであるが、今宵は、やけに停車時間が長いようだ。おそらく、遅れている快速や普通列車との接続を取っているのだろう。

大阪駅を発車したころ、急に気が遠くなる。入眠....


翌朝、恐らく、富士を過ぎてしばらく走った辺りで目が覚める。極めて熟睡したようで、4時間半しか眠っていないが、スッキリとした目覚めである。しかし、これはこれで、よろしくない。どこかで二度寝をしないと、昼間まで持たない。

睡眠薬と併せて補給する水分が、若干不足していた様である。喉が乾いている。枕元にある紙パックのお茶を飲み干し、もう一度眠りに就こうとするが、目覚めが素晴らしく良く、眠れない。トイレに行って、少し早い朝食を摂っていると、沼津に停車し、すぐに発車した。

前回、サンライズ出雲に乗車した時、大阪から、ここまで眠れなかったこと、しかし腹を満たすと眠れたことを思い出した。

食後、再びアイマスクをして、眠ろうとした矢先、ガクンとショックがあって、次の停車駅に止まった。多分、三島だろう。この運転手、ブレーキのかけ方が下手くそである。客車寝台でも、もうすこしスムーズに停車するのに。と、この時は思っていた。

とは言っても、目を閉じていると。ずいぶんと気持ちよくなってきた。

朝の三島駅ホームしかし、サンライズは止まったまま、なかなか発車しない。ぼやーとした頭で、どうせ、東京近辺で何かあって、東海道線がトラブっているのだろう。いつものことだ。今朝は、特に会議など無いので、少々遅れてもいいかな。揺れないのでゆっくり眠れそうだと、暢気に、動かないのをむしろ歓迎していた。

しかし20分、30分と時が経過すると、さずがに気になってくる。カーテンを開けると、ここがたしかに、三島であることが確認できた。駅名票は見えなかったが、何度となく通っている東海道なので、景色を見るとすぐ分かる。

島田行き普通列車携帯でニュースを見るが、特にそれらしいことは報じられてはいない。とりあえず、出社が遅れる旨、携帯から部下にメールを入れておく。

その傍らで、下りの島田行き普通列車が、ごく平凡に運行されているのが見えた。しかし、一方で、あわただしく走っている駅員もいる。あれ、何が起こったの? 一度、外に出てみようとするが、扉は閉じられたままである。あっ、そうか。サンライズ瀬戸・出雲は、沼津を出た後は熱海まで止まらなかったはず。では、なぜ、三島に止まっている? 事故??

しばらくすると、例の3点チャイムとともに、この列車が三島駅で人身事故を起こし停車中であること。運転開始の見込みが発たないので、新幹線への振替輸送も検討中であることが放送された。

レスキュー隊員(ブルシートはサラです)その後、再度、放送があった。9両目付近で作業を行うので、一度パンタグラフを下ろさなければならない。このため、車内の電源が完全に遮断されるので、洗面所の使用は今の間に済ませておくように、とのこと。であった。

窓の外を見ると、駅員、ブルーシートを持ったレスキュー隊員とおぼしき人物や警官(婦警もいた)が、"現場"へ向かっている。写真を撮るのは不謹慎かと思われたが、これも旅の記録として伝えたい。と、報道カメラマンのような心境になり、レリーズする。

駅員これは、完全にグモである。2階建て車両のサンライズは、元々床が低いはず。その下を6両分、引きずられたのだから、さぞかし、悲惨な状態になっていることだろう。よりによって、2階建てのサイランズに飛び込むとは、余程の決意があったのだろうか。

合掌。

小生は、若い頃から旅する機会が多かったものだから、3度、現場に遭遇したことがある。最初は、名古屋駅で新幹線の下から引きずり出された、上半身のみの轢断死体。2度目は、近鉄名古屋線の線路脇で、額から血を流して倒れている老婆。3度目は、名鉄知立付近の踏切に放置されていたシートにくるまれた物体。

どのような事情があったのかは、人、それぞれだろうが、グモると、どんなに悲惨な状態になるか。あのような死に方だけは、絶対、避けたいものである。

今回、偶々乗っていたサンライズがグモったものの、小生は12号車であったので、何も見ずに済んだ。しかし、階下個室の乗客は、さぞかし、いやな思いをしたことだろう。床下からが聞こえたはずである。

"ブレーキのかけ方が下手"と思ったのは、実は精一杯の"急ブレーキ"であった。しかし、急ブレーキにしては、緩やかに感じたのは、運転手の思いやりだったのか??

臨時停車した? 三島駅でサンライズから降りるパンタを下げたので、冷房も止まり、車内は次第に蒸し暑くなってくる。扉は既に開かれているので、ホームに出て待とうとしていた矢先、新幹線振替が可能になったので、急ぐ人は降りるように指示される。

既に、時刻は6時45分。事故から1時間以上経過している。それにしても、偶々、新幹線停車駅の三島だったから良かったようなものの、もし、隣の函南駅で事故に遭遇したら、在来線列車を待って、熱海で乗り換えて、と非常にややこしいことになったはずである。

今朝は、会議の予定は無いので、このままサンライズに乗って行ってゆっくり出社しても良かったのだが、下手をすると三島や熱海で運転中止の可能性がある。そうでなくとも、品川止まりは確定だろうと思い、新幹線乗換口へと向かう。

振替乗車票 ちゃちな紙切れ新幹線改札で振替乗車票を受け取る。新幹線振替は初体験だったのだが、乗車票は、コピーをはさみで切った代物で意外とチャチである。

次のこだまは、7時02分発である。幸いにも三島始発なので、着席はまず大丈夫だろう。

それにしても、まだ、7時にもなっていないのに、新幹線ホームには人がたくさんいる。恐らく、大半は新幹線通勤のサラリーマンと思われるが、平日朝の新幹線三島駅にこれほど多くの乗客がいるとは、全く思いもよらなかった。首都圏の通勤事情は生半可ではない。

こだま702号に振替乗車するできるだけ空いている車両に乗りたかったので、敢えて、15号車を選んだが、それでも、熱海で座席はほぼ埋まり、小田原では立客が出る始末である。乗車して30分程度で新横浜に到着。

ここで、通勤ラッシュの横浜線に乗り換えるが、これもなかなか大変である。事故がなかったら、東京から始発の中央線快速で悠々座って通勤できたはずが、今回ばかりは仕方がない。大きな荷物を抱えて、満員電車に乗ることだけは、絶対避けたかったのだが。

長津田まできて、なんとか席にあり着けた。後、30分とにかく眠ろうとしたのだが、駅毎に混雑は激しくなり、座っていても落ち着いて眠れる状態ではない。

結局、横浜線でも一睡も叶わず、8時30分頃終点八王子に到着。そして、路線バスに乗って9時に出社。三島で1時間半ほどロスタイムがあった割には速かった。いざというときに、頼りになるのは、やはり新幹線である。振替乗車の効果は大きかった。

会社で顔を洗ってさっぱりとはしたが、精神的にも肉体的にも、重苦しい週明けになってしまった。本日は早めに仕事を切り上げて、休養することにしよう。

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賞賛・快適SKY101便

2006-07-01 06:50:00 | SKYMARK
スカイマーク搭乗券
往路:6月17日(土)
京八王子→羽田空港第1:空港バス
羽田空港→神戸空港  :SKY101便
神戸空港→三ノ宮   :ポートライナー
三ノ宮 →尼崎    :阪神直通特急梅田行き
尼崎  →西九条   :阪神西大阪線普通
西九条 →      :関空快速
運賃:¥1,700+¥7,000+¥320+¥580

最近、いくら眠っても眠たい。かといって、いくらでも眠れるわけではない。6時間程度眠ると目が覚めてしまう。季節の変わり目で、なんとなく疲れているようである。

さて、7月13日までは、SKY101便の運賃が¥7,000と激安のため、この機会をフルに活用させていただき、今週末も土曜日の早朝に東京を発つ。

なお、昨日、スカイマークの9月の運賃が発表された。神戸便に関していえば、スカイバーゲンが¥7,500で復活したが、月~木曜日限定とのことであり、残念ながら小生とは縁が遠い。一方、SKY101便の運賃は¥9,000と、さほど魅力は感じられないでいる。眠気を我慢して¥9,000も出すのだったら、金曜日夕方のSKY113便¥10,000コースの方が美味しいように思える。但し、早めに仕事を切りあげることができれば、の話だが。

金曜日の夜、掃除、洗濯を済ませ、早めに眠り、翌朝4時に起床。例によって、京王八王子バスターミナルから4時30分発の空港バスに乗車する。雨が降っていたので歩きながらタクシーを拾おうかとしたのだが、徐々に雨が止んできたので、結局歩き通すことにした。

空港バス車内今朝のバスは空いている。乗客は占めて15名程度。あまりにも空いているので、トイレの1つ前の後ろの方に陣取り、補助席も使って、完全に横になる。後ろの乗客は小生しか居ないし、トイレにいく人もまずいないだろうから、お行儀は悪いが、やりたい放題やらせていただく。でも、運転手にはバレていただろうな。

東京タワー鉄道と違って、横になってもシートベルトの金具が邪魔をして、ポジションがなかなか定まらない。おまけに、振動が直に伝わってくる。寝そべると体は楽だが、案外、熟睡は難しい。

結局、空港バスでは眠れずに、終点羽田空港第1ターミナルに到着。北ウイング端のSKYのカウンターを目指す。

なんとなく、今週末は2週間前と比べると軒並み乗客は少ないようである。SKY101便も"空席"表示が出ている。カウンターには誰も並んでいない。

そこで、発券の際に、思い切って、"空いていそうな所はどのへんですか?"と聞いてみた。"そうですね..."と言いながら端末を操作して、"たいていは、一杯になるのですが、後ろの方なら、比較的混雑はマシかと思いますが"という答えが返ってきたので、"では、そのあたりの通路側でお願いします。"と、分かった様な、分からない様な非常に曖昧な会話で発券してもらった。

さっさと、手荷物検査を済ませ、ラウンジが開くまでいつものソファでまったりと過ごす。そして6時過ぎにラウンジに入り、朝食のクロワッサンオレンジジュースを所望。空港内は比較的空いているにもかかわらず、ラウンジはいつもながらの盛況ぶりである。山盛りだったクロワッサンもラウンジを出る6時30分頃には、残り10個以下になっていた。

22番搭乗口付近の様子先週同様、22番ゲートから出発であるが、若干、乗客は少ないようで、ベンチにも空きが目立つ。

6時40分頃、後方座席の乗客から搭乗開始となる。良いペースである。小生は、大抵、到着時のことを考えて前方座席を指定することが多いのであるが、今朝は、できれは、ゆっくりと眠りたいので、空いていそうな後方座席通路側を指定した。SKY101便は、B737-800でシート配列は3+3、運が良ければ、中央座席は空席の可能性がある。隣が空席かどうかで快適度合いは全く違う。

22番搭乗口いくら、前回に比べて空いているとは言え、段々と、席は埋まってくる。前方は、前回同様3人掛けにびっしり人が埋まっている。乗客が自分の席近くにやってくる度に、ドキドキするが、結局、隣は空席のまま、6時50分定刻にドアクローズ。

ラッキー。たった、¥7,000でANAのプレミアム・エコノミー・アジア状態で帰ることができる。

カウンターで"空いている席"を指定しただけの効果はあった。

SKY101便@雨の神戸空港毛布を借りて、耳栓、アイマスクを着用し睡眠体制に入るが、せっかく隣が空いているのに、こんな時に限って、なかなか眠れない。面倒でも、睡眠薬を服用するべきだったか? と思っても後の祭りである。

しかし、途中、夢を見ていた様なので、浅い眠りには達していたのだろう。

ベルトサインが点灯したのは、はっきりと覚えている。そして、かなりの揺れの後に神戸空港着陸。時刻は7時55分。なんと、約5分早着であった。

神戸空港名物;アースクロック(左)前回に続き、スカイマークもなかなかやるものである。かつては、SKYと言えば、安いがその分、遅延は覚悟の上。と思っていたのだが、こと最近のSKY101便に関しては、安くて、かつ正確であり、これに勝るサービスは無いと言って良い。機内のドリンクサービスなど無くても一向に構わないのである。

土産の神戸パイ;¥500也神戸空港に、早着したこともあって、思いつきで、神戸土産を買って帰ろうかと空港内を物色するが、予算の都合もあって、なかなか適当なものが見あたらない。結局、神戸パイというごくありきたりの土産になってしまったが、子供達は許してくれるだろうか? 次回からは、もう少し予習をしておこう。

前回の一本後のポートライナーで三宮に向かう。本日からPiTaPa、ICOCAが使えるようになって便利になった。

ポートライナー神戸空港駅;三宮方面はガラガラ空いている、ポートライナー車内

阪神三宮で直通特急に乗車三宮に到着。

前回とは違うルートで確実に座って帰ろうと思い、8年ぶりに阪神に乗車して西九条に向かうことにする。阪急との経営統合や、西大阪線の難波延伸、近鉄との相互乗り入れなど、何かと話題の多い阪神ではあるが、ポートライナーから阪神三宮駅まではかなり遠い。また、運賃が安いのは良いが、特急とはいえ、停車駅が多く、結構時間がかかってしまう。

尼崎で西大阪線に乗換尼崎で、西大阪線に乗り換える。が、よくよく考えると、阪神の車両は、近鉄と比べて長さが短く、かつ3枚扉なので、本当に相互乗り入れして大丈夫なのかと、素朴な疑問を感じてしまった。

むしろ、相互乗り入れよりも、難波や西九条から三宮間まで乗換不要になれば、小生のような大阪南部在住者にとっては神戸空港へのアクセスは改善される。神戸空港・阪神・近鉄が連携して、その点をもっとアピールするべきではないか。もっとも、その頃まで、SKYが羽田・神戸間のバーゲンを継続してくれればの話だが。

阪神電車終点西九条で降りて、JRに乗換、良いタイミングでやってきた関空快速で、一路堺を目指す。

乗り継ぎはそれほど悪くは無かったのだが、阪神電鉄西大阪線でのんびりと帰ってきたものだから、自宅到着は10時10分頃と、空港から2時間近くかかってしまった。やはり、スピードの点ではJRには敵わないようである。

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