往路:4月11日(土)
京王八O子→羽田空港 :空港バス
羽田空港 →関西空港 :JAL173便(J)
関西空港 → :関空快速
運賃:¥1,700+¥10,100+¥780
ふと目が覚めると、既に3時55分。ヤバイ、寝過ごした。バスに乗り遅れてしまう。
前夜、ちょっとベッドに横たわったのが間違いで、余程疲れていたのか、そのまま寝入ってしまった様だ。必死の思いで10分で身支度をしバス停に向かう。
慌てて飛び出したにも関わらず、こんな時に限ってバスの到着が5分遅れた。皮肉なものである。
おまけに、席番を変更したとの事。
折角、後ろの席を指定したのに、前の方に追いやられてしまう。ひょっとすると、後ろの方に後から団体が乗ってくるのかも? と思ったがそんな感じでは無い。
当方の不手際により、...という運転手のお詫びがあったものの一体、何があったのかは判らない。バスの到着遅れと合わせて考えると、何かコンピュータシステム関係のトラブル?があったのかも知れない。
まぁ、小生の隣は空席らしいので、さしたる問題は無いが。
結局、次の停留所でも乗客は多くは乗って来ず、後方は全て空席であった。
寝過ごしたとは言え、睡眠は充分なので、
先週同様、バスで眠らず、紀行文を作成しながら、朝の風景を楽しむ。
羽田1タミ到着は5時45分とやや遅め。
早速DP専用保安検査場に入るのだが、既に順番待ちの列が出来ている。
北ウィングのDP保安検査場には
2台の検査機が設置されているが、
朝の5時台は1台しか稼働させない。そのため、場合によってはこのように列が出できることも珍しくは無い。
こんな事、小生がわざわざ語らなくともJALのGHさんなら認識しているだろうに。だったら、なぜ、最初から2台稼働させないのか?? やはり、コストダウンのため?
でも、
5時台の一般の検査場は空いている事も多く、一方のDP検査場で列が出来ているのだから、検査官の配置をもうちょっと考えて欲しいと思う。
さて、DPラウンジへ潜入するが、ここも混雑している。よって、スルーして窓のあるDPラウンジへ向かう。
こちらの方は空いていた。
早朝のDPラウンジのサービス。先週までは、3月と同じ種類のパンだった。メニューは月替わりの筈なのにと思っていた所、4月の第2週になってメニューが更新された。
そのメニューとは、BAGEL&BAGEL。これはまた、思い切った事を。
BAGEL&BAGELは、既に成田のANAラウンジで提供されているはず。
小生、
ベーグルには余り良い思い出は無いのだが、
DPラウンジで提供されたBAGEL&BAGELのベーグルは、非常に美味しく、特に、食感が素晴らしかった。
もちもちして歯ごたえがあって、噛めば噛むほどに味が広がるのが
BAGEL&BAGELのベーグル。大げさでは無く、
ベーグルってこんなに美味しかったのかと、認識を新たにしたのだった。ちなみに、
BAGEL&BAGELのベーグルは以下のバナーから購入可能。
4月のベーグルは、バジルチーズと抹茶ホワイトチョコだが、それぞれ一つづつ、しっかりと噛んで頂くとほぼお腹は満ちてきた。これって
ダイエット効果もあるのかも?
ゆっくりとしたかったのだが、小生の乗る
JAL173便は6時25分発。既に6時10分を過ぎており、19番搭乗口へ急ぐ。
当機は定刻に出発。
天気も透明度も良く、地上の景色の広がりが、まさに手に取るように分かって面白い。
ベルトサインが消灯するのが早かったので、横浜付近の風景を記録する事ができた。
そして、富士山。
裾野の広がりを見る事が出来たのは、久しぶりである。
さて、当機の関空到着は、
7時35分と定刻より5分も早かった。
関空到着後、KANKUCLUBフライトポイントタッチを済ませて出口を通過、今朝は、初めて立ち寄る所がある。
それは、
大韓航空KALラウンジ。
と言っても、国際線でどこかへ行く訳では無い。先日入手した、
PriorityPassの権利を行使するだけである。
PriorityPassとは、世界600ヶ国以上の空港ラウンジが利用できるパスの事であって、このパスを持っておれば、搭乗クラス、利用する航空会社(及び航空会社の会員資格)に関わらず、PriorityPass提携の空港ラウンジが利用できる。
しかも、国際線/国内線、出発時/到着時を問わない。
(注:記事掲載時点では、到着時にも利用できたが、2011年7月以降、到着時には利用できなくなった)
偶々ではあるが、関空のKALラウンジが昨年秋からPriorityPass対象ラウンジとなり
(実際には、以前も対象になっていた事があったそうだが)、しかも、
制限区域外にあるので、関空到着時にも利用できる。
と言うよりも、
営業時間が7時30分~18時30分なので、小生にとっては土曜日の朝、関空に到着する時のみが、利用する唯一の機会である。
さて、この
PriorityPass、単体で取得するには高額な年会費が必要なのだが、提携しているクレジットカードを取得した場合は、カード年会費のみで済む。即ち、PriorityPass取得のための追加費用は掛からない。
提携カードの中で、最も年会費が安いのが、以下の楽天プレミアムカードで年会費¥10.500。審査はさほど厳しく無く、発行も早く、また、キャンペーンでポイントバックされる機会も多そうである。
ちなみに、PriorityPassとは全く別ではあるが、楽天プレミアムカードを提示すれば、他のゴールドカードと同様に主要国内空港のカードラウンジが無料で利用できるから、一挙両得と言える。
PriorityPassを最も安く取得できる楽天プレミアムカードの申し込みは以下のバナーから可能。
続いて、楽天プレミアムカードが届いてから、
PriorityPass取得のための手続きについて紹介したい。
先ず、
楽天クレジットカードオンラインサービスのe-NAVIに、その楽天プレミアムカード登録する。
そして、e-NAVIにログインすると、左下の方に表示されるメニューの中に、
●各種お申し込み
- 資料のご請求
というのがあるので、それをクリックして表示されるページの、
□プライオリティパス会員カード申込書
にチェックを入れて、確認→申し込みをすれば、1週間程度で、申し込み用紙が封書で送られてくる。
申し込み用紙に必要事項を記入し、〒投函すれば、1~2週間程度でPriorityPassが送付される。
と、まぁこんな感じで、
楽天プレミアムカード入会からPriorityPass取得まで1ヶ月程度はかかってしまう。
ところで、今回初めて訪問する
KALラウンジであるが、場所は、
カードラウンジ比叡の並び、そこからさらに奥へ進んだ所にある。
受付で、搭乗券と
PriorityPassを提示し、用紙にサインをすると入室可能となる。
想像していたよりもラウンジは広い。関空のサクララウンジ、Signet、カードラウンジ比叡など比べものにならない。敢えて比較し、形容するなら、羽田1タミのカードラウンジ北の喫煙コーナーのスペースを広げて、ゆったりとさせたような感じだろうか?
早朝で、人が少なかったせいもあるのだが、高級感もあり、非常に落ち着いた雰囲気が嬉しい。国際線ラウンジだけの事はある。
だた、ソファーがかなりゆとりを持って配置されている事を考えると、明らかにグループ旅行者向けであり、小生の様に一人旅だと、混んでくると居づらくなってくるかも知れない。この点、サクララウンジ、Signet、比叡とは設計思想の違いが感じられる。
また、国際線用ラウンジだけあって、
軽食が充実している。
昨年訪問した
成田のANAラウンジも軽食が充実していたのだが、ここKALラウンジの方が少し勝っている。
KALラウンジは、飲み物や菓子パンの種類も豊富であり(小生には縁は無いが、アルコールも)、おにぎりやカップみそ汁、カップスープ、カップヌードル(ミニ)がある。因みにおつまみの柿の種とピーナッツは隣のカードラウンジ比叡と全く同じ物。
とりあえず、適当な区画に鞄を置いて、珈琲をすすり、その後おにぎりを持ってきた。
羽田でベーグルを2つ頂いたので、結構お腹が大きかったのだが、おにぎり一個とチーズとお菓子を少々頂く。自宅で一人でおにぎりなど食べても旨くは無いが、旅先で食べるとなぜか美味しいのは本当に不思議である。
その後、パソコンで作業を行い、約30分後に退出、JRの駅に向かい、8時48分発の関空快速に乗車して帰宅したのは、9時30分頃だった。
車中で考えた。
年会費を考えると、仮に、年間35回利用するとして、
一回あたり¥300程度。
いくらKALラウンジでは軽食が充実していると言っても、特別美味しい物がある訳では無く、おにぎりにしても菓子パンにしても、関空のローソンで売っている物と何ら変わらない。
とすれば、単に軽食を摘むだけなら、¥300出してコンビニで好きな物を買った方が良いのかも知れないが、
雑踏とはかけ離れた、ラウンジのあの何とも言えない雰囲気は¥300では決して得られない値打ちがある。また、東京-大阪を単純往復するだけでなく変化を付けたい。
と、考えると、やはり
PriorityPassを取得しておいて正解だった思う、帰郷の旅であった。