東京-大阪 単身赴任 旅物語

2003年10月1日から2012年9月30日まで経験した単身赴任。帰省旅行の思い出と、お得情報を綴っています。

羽田空港、南船北馬、東奔西走

2007-10-28 21:15:00 | JAL
羽田のエアポートICラリー端末
復路:10月28日(日)
    →関西空港 :関空快速
関西空港→羽田空港 :JAL192便
羽田空港→調布   :空港バス
調布  →京王八O子:京王線急行
運賃:¥780+¥10,100+¥1,400+¥270

今週はバーゲン期間なので、久々に伊丹発のJAL138便に乗りたかった。

だが、バーゲンチケット争奪戦に敢え無く敗れて、結局、いつもの便で帰京することに。8月頃までは、キャンセル待ちを入れると、ほぼ100%希望する便が予約出来たのだが、9月の終わり頃から、頓に難しくなってきているように感じる。

やはり、大阪-東京便のキャンセル待ちは、サファイヤ如きには、なかなか廻って来なくなっているような気がする。恐らく、その分、DIAやJGPに先を越されてしまっているのだろう。

このあたりも、プレミアとサファイヤとの間の壁が高くなってきている証なのも知れない。


もっとも、バーゲンチケットなので、その気になれば、伊丹空港での空席待ちで138便への変更は不可能では無かっただろうが、クラスJへのアップグレードは、カテSでないと、ひょっとしたら微妙だったかもしれない。クラスJ空席待ちに外れ、3+4+3でほぼ満席のB777、もし4列席の中央なら辛い物がある。

それに、折角、土曜日に登録したエアポートICラリーを試してみたい。という理由も手伝って、予約通りJAL192便で羽田に飛ぶことにした。

関空のICラリー端末いつものように、20時18分着の関空快速に乗って関空へ。

チェックインを済ませ、セキュリティチェックを抜けて、フライトポイントタッチ。続いて、直ぐ隣にあるICラリー用端末にもタッチする。先週とは違って、端末から妙な応答音が聞こえた。

そして、1分も経たない内に携帯へメールが飛んでくる。これで入り口チェック完了である。

関空サクララウンジ 次にサクララウンジへ入る。

バーゲン期間のためかどうかは不明だが、今宵のラウンジは比較的空いている。ジュースとおやつ代わりのおつまみを頂いて、パソコンで紀行文を作成する。

ここからは、先週と全く同じパターンで、出発10分前にラウンジを出て、22番搭乗口へ向かい、搭乗列の最後尾につく。

今宵の翼はJAL192便である。今週もクラスJは無い。
JL192


MD81という小型の機材で、かつ満席ということもあって、ブリッジでは渋滞が続いている。どうせ小生の席は通路側なので、もっとゆっくりでも良いのだが、偶に出発が早まることもあるので、さじ加減が微妙である。

今宵の隣客は、小柄な方なので、特に問題はなし。センターアームレストに肘を載せてはいるが、きちんと半分は空けてくれているので礼を弁えたお方と見た。

いつもいつも、このような人が隣客なら、小生、クラスJには拘らないのだが。

小型の機材に満席で、荷物の収納に手間取ったためかどうかは不明だが、出発は約10分遅れる。これは、ほぼ予想通りである。

ベルトサインが消灯してからは、例によって、最近なかなか更新できない紀行文作成に余念が無い。機内は非常に狭い(特にシートピッチが)のだが、慣れているので、まぁまぁ快適に作業はできる。

ところが、誰かが放屁したようで、狭い機内に臭いが充満する。一体、だれだ。頼むから、屁をこく時には、便所に行ってやってくれ。

気を取り直して、ドリンクサービスではスカイタイムを頂く。勿論、一般席なので名指しの挨拶は無い。

途中、機長のアナウンスが入る”当機の羽田空港到着は約10分遅れ、22時25分頃を予定しております”との事だったが、はっきり言って、小生は全く信用していない。

少しすると、再びベルトサインが点灯したので、パソコンを鞄にしまって、少しの間、眼を休める。

機長が到着とアナウンスした22時25分頃、当機は着陸した。最近のJALは随分良くなったと思うが、サバを読んで到着時刻をアナウンスするのは相変わらずである。

元より鉄道ほどの定時性は期待しないが、遅れるなら遅れるで希望的観測では無く正しい情報を流してくれ。

一応、着陸したのはA滑走路なので、タキシングにはそれほど時間は掛からないだろう。しかし、ここで、耳を疑った。

羽田空港第1ターミナル9番ゲートに到着するらしい。9番というと南ウィングである。JAL192便の到着ゲートは21番~22番と決まっている。定刻から遅れることがあっても大抵そうだった。

9番と言うと、出口から遠くは無く、また、多摩方面バス乗り場にも近い。先週ならラッキーだった。しかし、関空エアポートICラリー端末は、1Fで北出口付近、または2F中央付近ににしか無い、と言うことは、いずれにせよIC端末にタッチするために、羽田空港1タミ内の行ったり来たりは必定である。

とりあえず、先ず、南ウィング側のバスチケットカウンターでチケットを購入。ICラリー端末を探してタッチするために、余裕を見て、23時05分発の調布行きのバスを選択した。出発まで20分以上あるので、何とかなるだろう。

説明書の地図を見ながら、1F北出口へ向かい、ICラリー用端末を探すが、人通りが多くてなかなか見つけにくい。まさに、社員研修で良くやられる所の歩行ラリー気分である。

あっ、見つけた。あんな所にあるのか...

急いでタッチ。関空と同じように、妙な応答音が流れる。Edyのシャリーンとは随分違う。

さて、調布行きのバスは、南ウィングの5番からの発車である。また、南ウィングへ戻らないといけない。まだ15分ほど時間があるので、どうせ待つのならと、始発の2タミへから乗車するため、止まっていた連絡バスに乗り込む。

2タミに到着し、調布行きバス乗り場に付いた時、タイミング良くバスはやってきた。後ろの方に陣取る。1タミでも乗客は乗り込んできたが、バスは比較的空いており、余裕で2席占有できた。

やれやれ、やっと一息といった感じである。

京王八O子到着道路の流れも順調で、調布到着は、23時45分頃。丁度京王八O子行きの急行がやっくる。そして24時17分、京王八O子到着。ふと気が付くと、携帯にメールが入っていた。羽田での出口タッチ確認メールであった。これでやっとスクラッチカード1回分である。

これから、日曜夜、ICラリー端末タッチのために、毎週羽田空港をかけずり廻ることを考えると、これだけ努力をしても何も当たらなかったら...と思うと、ちょっとブルーな気分になった。

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関空エアポートICラリー

2007-10-27 06:40:00 | JAL
エアポートラリー登録用紙
往路:10月27日(土)
京王八O子→羽田空港 :空港バス
羽田空港 →関西空港 :JAL173便(J)
関西空港 →     :関空快速天王寺行き
運賃:¥1,700+¥10,100+¥780

10月は、出張があったり、東京で過ごした週末もあったので、土曜の朝に羽田経由で朝帰りするのは久しぶりである。

即ち、朝一番の空港バスで羽田に向かうのも久しぶりということになる。

午前3時30分に起きるのは、決して容易ではないのだが、朝一番の関空行きの運賃(先得)や金曜日夕方の退社のリスクを考えると、この方法が一番効率が良いように思う。

但し、バスや飛行機内で睡眠補充出来れば...であるが。


昨夜からの雨は、夜半過ぎに、一旦小降りになったので、出発時には止んでいることを期待していた。不思議と、傘を差してバス停まで歩いた記憶が無い。

ところが、今朝に限って言うと、台風の影響もあってか、昨夜よりも雨足は激しくなっている。出かけにJALのホームページをチェックしたところ、欠航便情報が出ていなかったのは幸いだったが、荷物もあるので徒歩でバス停まで行くのが辛い。

とは言っても、良いタイミングでタクシーもやってこないので、覚悟を決めて歩き出した所、運良く、流しのタクシーを捕まえることに成功。

お陰で、殆ど濡れることなく京王八O子バス停までたどり着けた。しかし、問題はその後である。既に、京王八O子バスターミナルは廃止されて久しく、現在のバス停には屋根が無い。ビルの物陰で列を作って雨宿りをせざるを得ない。しかも、よりによって、今朝は普段より乗客が多そうである。

トランクへ預ける荷物があるので、雨が降っていなくとも、人が多い時には行列は乱れるのに、雨のため混乱に輪をかけている。こんな事なら、中央線&モノレール経由で羽田を目指した方が良かったかも知れないが、後の祭りである。

予約状況を見て、もし空席が△になっていたら、決して空港バスには乗らないようにしているので、多分、予約無しで乗車しようとする輩が偶々多かったのだろう。

それでも、グループ客が殆どなので、小生の隣は空席であった。

ところが、次の停留所JR八O子から乗り込んできた媼二人組が小生の後ろに着席した。これが、まぁ姦しい事。もう少し、空気を読めと言いたいが、言葉で注意する前に、首を90度ちょっと曲げた状態で、目線はそこから更に90度寄せた状態で、聞こえよがしに舌打ちを2度ばかりすると、漸く小声になった。

普段は、耳栓を鞄に入れているのだが、こんな時に限って、置いてきてしまったのは小生の不覚である。

なんとなくウトウトしかかったが、やはり、熟睡にはほど遠い。中央道日野バス停に停車した時、小生の隣で振動が発生。なんで、空いている席があるのに、よりによって人の隣に座るのかと思って、訝しげに辺りを見渡すと、

なんと、バスは、ほぼ満席になっていた。

空港バス1タミへ到着朝一番のバスで満席になるのは、非常に希である。何度も、このバスに乗車している小生でも、隣が埋まったのは今回で2度目である。ただ、隣客は、30代前半と思しき綺麗な方だったので、そんなに悪い気はしない。勝手な物である。

それからもウトウトとはするが決して熟睡することなく。首都高に入って羽田へと向かう。途中、何度か、かなりスピードがダウンしていたようだが、恐らく、自然渋滞だったのだろう。

結局、熟睡とはほど遠い状態で、2タミに到着。なんと、殆どの乗客がここで下車した。皆さん、雨の中、どちらへ向かうのだろうか??

開店とともに新大和へ雨のためだろうか。大抵は5時35分頃には、到着するのだが、今朝は15分くらい遅れている。1タミに到着して、チェックインをすると間もなく6時。

新大和の開店を待って、いつもの朝食をお願いする。

その後、セキュリティチェックを抜けて、サクララウンジの中を通過して、北ウイング端の方へ歩を進める。いや、正確に言うと、5分程度サクララウンジに滞在して飲み物を頂いた。
サクララウンジを経由してカードラウンジへ伊丹行きのJAL101便

その後、カードラウンジ北へ入室。

クロワッサン2個とトマトジュースをごちそうになる。

カードラウンジのクロワッサンは、そのままでも美味しい(DPラウンジのクロワッサンよりも、大ぶりで美味しい)が、変わった味を楽しむために、コーヒーフレッシュとシロップをクロワッサンに塗して食してみる。
クロワッサンの奇妙な食べ方

うーん、流石に甘くなるが、これはこれでなかなかいける。

と変な事をして楽しむ。

そろそろ、搭乗開始の6時25分になってきたが、ここから搭乗口までは近いのでそれほど慌てない。14番付近から出発する伊丹便なら、北の外れにあるカードラウンジは利用する気は起こらないのだが、関西便は20番付近からの出発となる場合が多いので、それだけでも利用価値は高い。

なお、小生がサクララウンジに入室したのは、伊丹行きのJAL101便の乗客の退室後であったので、比較的空いてはいたが、やはり、どちらかというとカードラウンジのの方が落ち着きが良さそうな感じがした。

JAL173便搭乗中優先搭乗を見送っても仕方が無いので、トボトボ歩いて6時30分頃に搭乗口へ行くと、既に一般の搭乗が始まっていた。因みに、この便では仕事で関空へ向かうCAさんも比較的多く搭乗するようである。

機内では、半分起きたような、半分眠ったような状態で過ごしていたので、特にこれと言った印象は無い。ただ、悪天候のため、揺れが激しく、特に降下時には遊園地の乗り物のような振動や揺れを感じた。

それでも、関空には定刻の8時頃に到着。いつもながらの遠い遠い26番スポットである。

出口付近で、いつものフライトポイントタッチをしようとするのだが、相変わらず反応が鈍い。頻繁に操作されないため端末がスリープモードになっているためと思われるが、タッチして、20秒近く経ってから漸く反応するというのは操作性が悪すぎる。

次に、KANKU CLUBのカウンターにあるエアポートICラリー登録端末を使って、最初の登録作業を行う。パンフレットを読むと色々と記載されており、どこで何をやれば良いのか、今一理解しにくいが、ここでやるべき事はたった一つ。
ここで関空エアポートICラリーを登録する

登録端末のICカードリーダ(パソリ)の上に、登録するカードなり携帯(IC機能付き)を乗せると、プリンターからレシート用紙の様な登録用紙(ID番号が印字されている)が出力されるので、これを受け取るだけである。

後は、kanku@ktan.jp へ空メールを送り、指示に従って、登録用のURLを取得し、そこに、氏名や利用媒体と登録用紙に印字されているIDを入力するだけで登録が完了する。当たり前であるが、この作業は、別にKANKU CLUBのカウンターで行う必要は無い。
レシートのような登録用紙

なお、KANKU CLUBのカウンターには、2台の登録端末があるが、小生が登録しようとしたときに、たまたまプリント用紙が切れていたので、いつまでたっても登録用紙が出力されなかった。そこで、もう一方の端末にカードをかざすと、無事、登録用紙が出力され事なきを得た(そのためIDは再発行となっている)が、注意されたい。

また、KANKU CLUBカードを持っているなら、エアポートICラリーもKANKU CLUBカードで行うようにした方が良いと思う。なぜなら、関空では入口も出口もフライトポイント端末の直ぐ横に、エアポートICラリー用端末が設置されているため、両方とも操作する時の手順がシンプルになるからである。端末の前でカードをとっかえひっかえすると、きっと間違いの元になるのではないか? 特に到着時は急ぐこともあるだろうから(あっ、そうか。エアポートICラリーそのものは、AMCカードやJMBカードにも対応しているが、きっと、タッチの習慣付けを行い、KANKU CLUBカード会員を増やすために、エアポートICラリーをやているのだな)

写真展さて、KANKU CLUBのカウンターの前のスペースでは、航空機の写真が展示されていた。電車の出発まで時間が少々あったので、チラチラと眺める。

そして、いつものように、JRの駅に向かい、8時32分の関空快速で帰宅する。ここでも、半分起きたような、半分眠ったような状態で過ごす。やはり中途半端は良くない。半分起きたような状態なら、辛いけれど、ぎりぎりまで睡魔と戦って何かやる方が、余程生産的のような気がする。

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久しぶりのMD81、久しぶりの羽田マラソン

2007-10-21 21:08:00 | JAL
はるか車内
復路:10月21日(日)
    →和泉府中 :快速日根野行き
和泉府中→関西空港 :はるか53号
関西空港→羽田空港 :JAL192便
羽田空港→京王八O子:空港バス
運賃:¥780+¥750+¥8,000+¥1,700

金曜日の出張のお陰で、この週末はゆっくりと過ごすことができた。そして、日曜日の夜、いつものように東へと旅立つ。

今宵の翼は、JAL192便である。

JAL192便に搭乗する時には、20時18分に関空に到着する、関空快速に乗車するのが最も効率が良いのだが、偶には、と思い、今宵はその前を走るはるかで関空に向かうことにする。毎週毎週、同じルートだと飽きてくるので、少しは変化が欲しい。

和泉府中までは日根野行きの快速に乗車し。ここで下車し、ホームで、暫しの間待っているとはるかが到着した。


はるか車内相変わらず、和泉府中で多くの乗客が降りて、向かい側で待っている各駅停車に乗り換える。従って、自由席はガラガラである。

乗車すると目敏く、女性車掌がやって来る。予め特急券を購入していたので、検札は一瞬で終わる。

流石に、はるかは速い。先程の快速を東岸和田で抜かして、あっと言う間に日根野に到着する。そして、阪和線から分岐して、空港線の高架に入り、ありったけのスピードで快走する。

りんくうタウンを通過して、連絡橋を渡ると、間もなく空港である。¥750の贅沢、この金額に見合う値打ちがあるかどうかは、かなり微妙な気がするが、偶に乗車するとそれなりに楽しい。

関空に到着。時刻は定刻の20時06分。いつもの関空快速の時よりかなり早いので、ちょっと感が狂う。

先ず、ANAのカウンターに寄って、前の土曜日のANA141便航空券のキャンセル処理をする。元々金曜日の出張は予定外だったので、仕方が無いと言えば仕方が無いのだが、旅割で予約しているので半額も戻って来ないのは非常に非常に痛い

こういう事が今年何度あったことか.....

ポイント制度改正により、来年からは、ANAJALも旅割/先得だと、ポイントが非常に少なくなる。突然の出張は金曜日の可能性が高いので、大阪行きはできるだけ特割1か回数券で予約するようにしたい。

さて、ANAのカウンターで処理が終わってから、JALのカウンターまで足を運んで、JAL192便のチェックインを行う。混雑しない内に手荷物検査場のゲートを抜けて、関空のフライトポイントタッチを済ませる。

ふと、横に、見慣れない端末が設置されている。

ICラリー?? 何か良く分からないが、とりあえず、関空カードをタッチする。何も反応は無い。無造作に置かれているパンフレットを貰って読んでみると。関空、羽田、福岡、札幌、那覇の各空港に設置されている端末を、出発時に1回、到着時に1回タッチすると、懸賞に応募できるらしい。実際には、関空CLUBのカウンターに行くと、タッチ回数に応じて、スクラッチカードが貰え、当たりが出たら賞品が貰えるとのこと。

但し、使用するカードや携帯電話は、事前に登録しておかないといけない。登録は関空CLUBカウンターでのみ行われる。既にゲートを潜ってしまったので、これを知っても後の祭りである。もう少し早く気が付けば良かった。今週末も羽田から関空へ飛ぶので、懸賞2回分損をした気分である。

気を取り直して、サクララウンジへ潜入する。

どういう訳か、今宵のサクララウンジは激混で、座る場所を探すのに一苦労である。不思議と、荷物を置いたままの空席が目立つのだが、荷物の主は何処にいるのだろうか?

珈琲とおつまみを頂いて、ラウンジで紀行文の作成を継続する。

搭乗開始時刻になったが、どうせ、小生の席なら搭乗は後回しになるだろうからと、後、5分間ラウンジで粘る。

JAL192便はMD81で運行20時55分にラウンジを出て、22番搭乗口へと向かう。と、言ってもラウンジの直ぐ近くなので、わざわざ向かうという感覚では無い。狭い狭い関空サクララウンジではあるが、22番搭乗口からの出発便に限って言えば、利便性は高い。

丁度、搭乗列が途切れた所であったので、最後尾について搭乗する。

入り口付近で、渋滞は続いていたが、さほど待たされる事無く着席。良いタイミングであった。隣客は小柄な青年なので特に問題なし。

思い返して見ると、JALで一般席に座って飛ぶのは、6月以来4ヶ月ぶりである。なんとも贅沢な事であるが、小生が乗る飛行機は混雑しているのが常なので、クラスJの快適さに慣れてしまった以上は、なかなか元には戻れない。

尤も、隣席が空いている確証があるのなら、決して、クラスJには座らないのだが。

JAL192便は、いつもの日曜日同様、満席ではあるが、客室乗務員の手際の良さと、変な乗客が居なかったこともあって、ほぼ定刻に出発。”...今日も定時運行にご協力いただきましてありがとうございました...”などと、まるでANAのようなアナウンスが入る。ひと頃に比べるとJALも随分良くなったものである。

離陸後、しばし、惰眠を貪った後に、ドリンクサービスで目覚め、その後は着陸態勢に入るまで、紀行文作成を継続する。

定刻に関空を出発した割には、B737-800の時と比べて、どういう訳か着陸時刻が若干遅い。ひょっとして、MD81とB737-800の性能の違い?? 一応、A滑走路に着陸したようなので、それほど遅くはならないだろうと思っていたが、到着は、定刻より5分遅れて22時20分。この程度なら上出来である。小生の中では定刻と言っても良い位である。

早足で歩けば、22時30分のバスに間に合うはずではあるが、小生の性格がそうさせるのか、やっぱり羽田マラソンしてしまう。前とと同じことを繰り返している。

ハァハァ言いながら、チケットカウンターに飛び込んで、チケットを購入。まだ、5分以上あるのに、5番バスターミナルまで再びマラソン開始である。

バス停に到着後、直ぐに、空港バスが到着。幸い、さほど混雑は無く、予定通り、2席占有で京王八O子まで。

久しぶりのMD81、久しぶりの羽田マラソンではあったが、今回の旅は可も無く不可もなくといったところか。

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気分だけはファーストクラス並に

2007-10-18 19:03:00 | JAL
JAL185便@関空
往路:10月18日(木)
    →神田  :中央線快速
神田  →浜松町 :山手線
浜松町 →羽田空港:東京モノレール
羽田空港→関西空港:JAL185便(J)
関西空港→    :関空快速
運賃:¥690+¥470+¥15,200+¥780

殺伐とした木曜日の夕方。まわりに気を遣いながら、こそこそと帰宅準備をする。

17時過ぎに、無事脱出成功。金曜日早朝から大阪に前泊出張なのだから、もっと、堂々と帰宅すれば良いのだが、後ろめたい気がするのはなぜか?

バスで、中央線の最寄り駅に出て、羽田空港へと向かう。最近、ダイビングする輩が若干減ってきたせいか、それとも警備が徹底強化されているせいか、ダイヤの乱れが随分マシになってきた中央線。やや早い時間帯なので、着席は可能。

神田で山手線、浜松町でモノレールに乗り換えるのは、ワンパターンである。

この時間帯は、帰宅ラッシュの始まりではあるが、幸いにも山手線は空いていた。反面、出張帰りのビジネスマンで空港快速は激混みである。恐らく、京急よりはマシだろうが。

なんとか、隅に空席を見つけて着席。先頭車両まで歩いた甲斐があったというものである。しかし、空港快速は速い反面、揺れ方は尋常では無い。パソコンを使っていると、キーを打ち間違えてしまう。

羽田1タミ到着は18時40分頃。

モノレールだとJGCカウンタが近い社を発ってから丁度100分である。ベストの乗り継ぎでこうだから、夕方の移動は大変気を揉む。モノレールを使うと、エスカレータを上がった所に丁度JGCカウンターがある。一般のカウンターと混み具合が似たようなものだったので、素直にJGCカウンターに並ぶ。

係員の数が多いので、列の進行は早い。

昨夜決済した、回数券を発券し、チェックインを済ませると、時刻は19時前。新大和へ入り、久しぶりにネギトロ丼を注文する。

この時間帯は、モロに夕食の時間帯なので、配膳にやや時間が掛かる。美味しくネギトロ丼を頂いて店を出ると、19時15分頃であった。ここで、サクララウンジへ入ろうかとも思ったが、中途半端に時間を過ごしても無駄なので、隣の店に入って、サンドイッチを頂く。

3週間前と似たような行動パターンである。ただ、その時と比べて、珈琲が拙くなっているのがちょっと気になった。ハム&チーズサンドイッチを10分で平らげて、店を出る。
ネギトロ丼サンドイッチ

ごちそうさまでした。

以前なら、DPラウンジで丁寧な手荷物検査を受けるのであるが、既に、DPラウンジ・アドミッションカードの期限は切れているのでそれは叶わず。出発時刻まで30分を切っているので、直ぐ近くの一般の(優先)手荷物検査場のゲートを潜る。

ガラガラの保安検査場と、言っても、並んでいる者は皆無なので、一瞬で検査は終了する。まぁ、空いていたらDP専用ゲートと同じである。

今宵の翼はJAL185便である。

この時間帯、まだ、伊丹便も運行されているので、関空便は、北の端18ゲートまらの出発となっている。間もなく、優先搭乗が開始される時刻だが、小生には無関係であるので、ゆっくりと歩いていく。

結局、ラウンジには寄れずじまいである。しかし、色々とごちそうになったのだから、これで充分満足である。空港で食事サービスを提供されたと考えると、DPラウンジよりも値打ちがあるという見方もできる。

18番ゲート18番ゲートに到着した頃には、既に、列は途切れていた。

早速、搭乗すると、予想通り、クラスJは旧JASのスーパーシート、ついこの前、搭乗した機材と思われる。実のところ、狙っていた。だから、後ろめたくても、なんとか都合を付けて17時に退社した訳である。

B777に2+2+2のシート配列なので、12月から開始されるFクラスと専有面積はほぼ同じ程度だろう。僅か1時間の飛行時間ではあるが、空の上で上質な一時をゆったりと過ごさせて頂く。

一方で、ここは前方席なので、出発前の、戦々恐々とした様子が手に取るように分かる。

当便には数名の遅刻者が居たため、出発時刻になっても動かない。そして、どうしても最後の1名が現れないので、GHさんが、怖い顔をして機内に乗り込んで来る。眉毛がつり上がっていたから、相当怒っている様である。

一方、CPさんは、電話で盛んに連絡を取り合っている。それでも現れないので、結局、見捨てて??ドアクローズ。定刻より10分は遅れてしまった。夕方の混み合う時間帯に、迷惑な話である。


離陸後、ベルトサインが消灯すると、早速、パソコンを取り出して、紀行文の作成に余念が無い。

そうこうするうちに、ドリンクサービスの時間となる。またもや、”**様いつもご搭乗ありがとうございます”と挨拶の不意打ちを喰らってしまった。一番最初に挨拶されるとちょっと面食らう。

しかし、このCPのEさん、何度かご一緒したことがあるが、明るくて良い。流石プロである。
スーパーシート

せっかく、良いシートに座っているのだから、もっと寛ろぎたいのだが、なんせ飛行時間は1時間弱である。勿体ないと言えば勿体ない話である。しかし、空港での供食サービス、空いている保安検査場、丁寧な挨拶、広いゆったりとしたシート、....気分だけはファーストクラス並である。

程なく、関空に無事着陸し、当機は、24番スポットに入る。そして、折り返し22時10分発の羽田行きJAL194便となるのである。
JAL185便@関空

関空到着は、定刻より8分遅れて21時08分。あと5分早ければ、一本早い関空快速に乗り継げたのだが...。それにしても、こんな時間帯に関空に降り立ったのは久しぶりである。丁度ANA150便の優先搭乗が始まっていた。

いつものように関空フライトポイント端末に、カードをかざしたのだが、なかなか反応しない。壊れているのかと思い、他の端末にタッチしようとした時に漸く起動する始末である。木曜日ということもあるが、関空カードが余り普及していないのを如実に表している。尤も、普及しない方が、キャンペーンが続くので、ありがたいのだが。

21時31分の関空快速で良い席に座るため、ニコチンを我慢してJRのホームへと急ぐ。程なく列車が入線し、無事所定の席に着席できた。この時間帯、丁度、海外からの到着便の乗客が多くて、関空快速は意外と混雑している。次のりんくうタウンからだと座れないようである。

関空快速から下車阪和線は特にトラブルも無く、自宅到着は22時15分頃。普段の東京生活での帰宅時刻よりもずっと早い。明日の仕事に備えて早めに眠ることにする。

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JAL192便の優先搭乗

2007-10-08 21:03:00 | JAL
JAL192便 後方座席のお客様ご案内中
復路:10月8日(月)
    →関西空港 :関空快速
関西空港→羽田空港 :JAL192便(J)
羽田空港→京王八O子:空港バス

運賃:運賃:¥780+¥15,900+¥1,700

三連休の最終日は、先得の設定は無いので、高い高い回数券を使って帰京する。往路ANAだったので、10月になって、初めてJALに搭乗することになる。

さて、10月から、JALでもダイヤモンドとプレミアメンバーに対して、国内線優先搭乗が開始された。サファイヤプレミアの間に明確な境界線を引くつもりであろう。

恐らく、DPメンバーに対しては、機内での挨拶も徹底して行われるなど、DPメンバーになって初めて、上級会員らしい扱いをうけるようになるような気がする。

と、なると、一旦JGC会員になったら、サファイヤを維持すること自体、あまり意味をなさなくなる。アップグレードポイントやボーナスマイルは異なるが、逆に言うとそれくらいしか違いは無い。ワンワールドでも、サファイヤとクリスタルで扱いは同じである。

最初の第一歩を踏み出して、JGCになるためには、サファイヤ資格を得るのは必須ではあるが、それ以降は、ワンワールドのサファイヤとしてJGCクリスタルに甘んじるか、それとも、JGCプレミアになるか。どちらかである。

どうやら、サファイヤという資格は、JGCに入会した後は、さほど特別な値打ちは無さそうな気がする。

そう考えると、是非とも、来年度はプレミアを目指したくなってきた。とは、言っても、年80,000Pointもの搭乗は容易なことでは無い。もし、目指すなら、ANAは精々ブロンズで押さえておく必要がある。

即ち、USJのジョーズ優先搭乗の資格を失ってしまう。悩み所である。

そのうち、関空に到着。

スターフライヤーのカウンターには、珍しく係員が居る。この時間帯には、出発便は無いのにどうしたことだろう? あっそうか、23時に関空へ到着するSFJ 29便に備えて、スタンバイしているのか。しかし、それにしては、人数が多いのでは? 到着が遅れた場合のクレームに対応するため?? それとも国際便乗り継ぎの案内のため??
SFJのカウンター

それにしても、SFJのカウンター付近にあった、ディスプレイが撤去されててしまっている。就航して一ヶ月も経たないのにどうしたのだろう? 通行の妨げになるとクレームでも付いたのか?? 

後、喫煙室でニコチンを補給して、サクララウンジに突入。サファイヤに成り立ての頃は嬉しかったが、慣れてくると、狭くて、国際空港のラウンジとしてはちょっと見劣りのすることが気になってくる。特に、今宵は3連休の最終日なので、混雑しており、一層、その感が強い。
喫煙中サクララウンジへ

機内で紀行文を作成するため、睡眠薬は服用せず。おつまみと珈琲を少々頂く。

今宵の翼は、JAL192便である。

JAL192便@関空三連休の法則に従って、今宵もB737-800国際線仕様機が充当されている。但し、喜んでばかりもいられない。先日、尻餅事故を起こした機材かも知れない。

26番ゲートからの出発なので、いつものように少し早めにラウンジを立つ。

複雑な気持ちで搭乗ゲートにやってくると、いきなり、”クラスJ空席待ちは、カテゴリーSの*番のお客さまをもちまして満席となりました。悪しからずご了承願います”とアナウンスが流れてきた。

カテゴリーAでは無い。カテゴリー”S”で、ある。

元々当便にはクラスJは12席しか無いので、空席待ちが叶うのは、1番目か2番目までの時が多いのだが、カテゴリーSとは恐れ入った。現実は厳しい。サファイヤとプレミアの歴然たる差を感じた一瞬であった。

そして、いよいよ、初めて目にする、JAL国内線優先搭乗タイムとなる。
”JMLダイヤモンド、JGCプレミア、ワンワールドエメラルドのお客様の優先搭乗を開始いたします...”

10名程の乗客がゲートを通過していく。一方、指を銜えて、ボンヤリと見守る小生。

昨年、無理をして52回の搭乗を果たし、晴れてサファイヤの資格を得た努力が、脆くも無に帰してしまった瞬間である。こんなことなら、ANAには目もくれず、スタートダッシュキャンペーンに参戦すれば良かったか。

更に驚いたことに、”機内混雑緩和のために、後方座席のお客様から、機内へとご案内いたします...”まるで、ANAそのものである。少なくとも、たとえ、満席のMD81であっても、関空では一度たりとも聞いた事はなかった。尤も、ANAのスターアライアンスゴールドメンバーの優先搭乗では、かなりの数の乗客がぞろぞろと優先搭乗するのが常だが。
混雑緩和のため後方座席から搭乗中:まるでANAみたい

小生は、クラスJを予約している。当然、前方席なので、機内への案内は一番最後になってしまう。この夏、新潟空港でもそうだったが、追加料金を払って、搭乗が一番最後というのは、どうも腑に落ちない。

クラスJは12席しか無いのだから、後方座席の乗客と一緒に搭乗しても、何ら問題は無いはず。因みに、ANAの場合、SSPの乗客はスターアライアンスゴールドメンバーと同時である。

開き直って、ブリッジでの渋滞が解消されたであろう頃を見計らって、搭乗列がとぎれるのを待ってゲートを通過する。

優先搭乗を見送る事ほどつまらない事は無いので、これからは、迷惑にならない範囲で、ラウンジでゆっくりとすることにしたい。

小生が、スカイラックスシートに身を委ねた頃は、既に、殆どの乗客が席についていた。今宵もほぼ満席である。慣れてくると、当初ほどの感動は無いが、やはり、スカイラックスシートは快適である。特に、当便のように混雑する便においては、+¥1,000以上の値打ちがある。
スカイラックスシート

広いシートピッチ

とは言っても、やはり、高い高い回数券で搭乗しているので、これでトントンという感じがしなくも無い。

小生の隣客は、恐らく、クラスJ空席待ちに当選した乗客=カテS=DPメンバーと思われるが、搭乗時の挨拶があったのか無かったのか? 何分、小生は後から乗ったので、判然としない。

定刻前にドアクローズして出発。最近、B737で運行される時は、混雑時であっても定時に出発することが多そうな感じがする。好ましい傾向である。

今宵は雲が多く、揺れが大きそうな気配である。実際、離陸後、ベルト着用サインが点灯したまま時が流れる。忘れた頃に、時々、大きな揺れに襲われる。

ベルトサインが消灯時には、離陸して既に20分くらいが経過していた。先程から紀行文の作成に余念が無いので、時間の経過が早いことに少し当惑する。

機内の様子ドリンクサービスは、今宵は席順通り。クラスJの全員に挨拶があったような気配である。これで、クラスJでもDPメンバーのみの挨拶になってしまったら、拗ねるメンバー続出であろう。いや、拗ねるなんてまだ可愛い方で、機内で悪態を就くメンバーすら出てくるかも知れない。

そんな事を考えていると、既に、伊豆半島あたりまで来ている様子で、再びベルトサインが点灯する。パソコンをしまい込んで、目を閉じて睡眠開始。

降下の気配を感じて、体が、軽くなった感じがしたと思うと、再び揺れが始まった。そして房総半島で左に旋回して、羽田空港に着陸。どうやら、A滑走路に着陸したらしい。

時計を見ると、21時05分頃である。そして、到着は定刻より3分早い21時12分。嘘のように早い。最近、JAL192便の定時性はとみに優秀である。

高尾行き空港バス降機して、バスチケットカウンターまで普通の速度で歩く。余裕綽々。おまけに、ラッキーなことに3連休の割にはバスは空いている。首都高が竹橋付近で渋滞してことを除いては、流れは順調で、23時35分に京王八O子に到着。

プレミアとの差を見せつけられて、一瞬、+20回搭乗するプレミア修行でもしようかと心が揺らいだが、冷静に考えると、大金に見合うメリットはちょっと見いだせそうに無い。羽田の専用保安検査場、DPラウンジ、優先搭乗、そしてキャンセル待ち最優先に20万円近くも払う事の是非は?? しかも、1年限りの資格である。

海外出張が多い人なら、プレミア修行しても元が取れそうな気がするが、小生の様に国内線だけなら...、ちょっと二の足を踏んでしまう。優先搭乗したければ、DPラウンジに入りたければ、Fクラスに搭乗すれば済むことである。20万あれば12回もFクラスにアップグレードできる。但し、空席があれば、の話だが。

うーん、もうちょっと悩みは続きそうである。

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三連休前、SSPで快適に帰郷

2007-10-05 21:45:00 | ANA
ANA977便のスーパーシート
往路:10月5日(金)
    →神田  :中央線快速
神田  →浜松町 :山手線
浜松町 →羽田空港:東京モノレール
羽田空港→関西空港:ANA977便(旅割、SSP)
関西空港→    :関空快速

運賃:¥690+¥470+¥5,100+ANAご利用券×2+¥780

この秋、三連休最初の土曜日朝には、先得の設定は無い。特割1の運賃も割安感は無いので、それならと、金曜日の夜のANAの最終便で帰郷することにする。

10月以降もANA977便には、B747が充当されており、2ヶ月前なら旅割は余裕で予約できる。運賃も安い。但し、キャンセルのリスクもあわせて決済しないといけないので、¥5,000分はANAお買い物券を使うことにする。これなら、万一のキャンセル時、失うキャッシュは特割1のキャンセル料並に押さえることができる。

さて、今宵は、絶対、17時には職場を発つと決めていたが、予定外の会議に巻き込まれてしまう。

うーん、困った。抜けるに抜けることができない状況に陥る。

早く終わるように、最大限の努力をしたが、時計は無情にも18時を示す。あぁ、これで、新大和のネギトロ丼は無くなった...。 そして、時間は無情に経過する。このままだと、最悪キャンセルか!? こんなことがあるから、ANAお買い物券で決済した訳だが...

なんとか、19時前に会議は終了。

解放されや、鞄を掴んでバスに乗って最寄り駅へと急ぎ、中央線で浜松町へ。

席にありついて、一息つく。どこかで中央特快に連絡していると思いきや、快速が東京に先着するらしい。この分だと羽田到着は20時30分頃になってしまう。

中央線では紀行文の続きを書き上げていたが、三鷹から中野間は、熟睡状態であった。少し眠りが足りない感じがする。神田で山手線に乗り換え、浜松町でエスカレータを駆け上がったお陰で、なんとか20時丁度のモノレール、区間快速に間に合った。

良かった。何もトラブルが無くて。これで、一安心とは言いたいところだが、実は、羽田空港でやるべき作業が残っている。

それは、ANA977便SSP(Super Seat Premium)へのアップグレードである。

三連休前の金曜日ということもあって、運賃の安い当便は激混状態である。昨夜、シートマップをチェックしたが、小生の周りは全て埋まっていた。中央4列シートにも空席は殆ど無い。

羽田空港第2ターミナル例え、1時間ちょっととは言え、こんな人いきれの中で過ごすのは苦痛に感じる。かつて、伊丹便で辛かったことを覚えている。隣が♀ならまだ許せるが、出張帰りのビジネスマンが多い金曜日だとそうも行かないだろう。それに、早く降機しないと、関空快速でも立ちになってしまう可能性もある。

こんな時こそ、プラチナの威力を発揮したいものである。そのためのプチ修行?であったはず。

しかし、予定通り17時に退社できれば、アップグレードは問題なく出来たはずだが、時刻は既に20時20分。同じ事を考えている御仁も居るはず。一刻も早く、カウンターに飛び込まないと...。空席待ちはAの何番目だろう?

国内線カウンターへ繋がるエスカレータを駆け上がる。そして、19番カウンターへ。幸い、待ち行列は無い。

”977便のチェックインをお願いします。できれば、SSPへのアップグレードもお願いしたいのですが”
”えーっと、今、空席をお調べします...”
”あっ、丁度、窓側に空席が出ました”
”そこでお願いします”
”お支払い方法は?”
”この、ご利用券で...”
....................
”いつもご利用ありがとうございます。58番ゲートです。お気をつけてお帰り下さいませ”


と、こんな次第で、無事SSPへのアップグレードが完了した。

時刻は、20時24分。

ここで、エスカレータを駆け下りて、ターミナル連絡通路を猛烈にダッシュすれば、ネギトロ丼にありつくことも出来たかも知れないが、冷静に考えて、残念ながら今宵は諦めることにする。
1階到着ロビーへ

到着ロビー混雑到着ロビーに降りて、ANAFESTA空弁を物色するが、既にお土産モードに切り替わっており、適当な品が見あたらない。これも、突然の会議で出発が遅れたせいである。仕方が無い。少し値が張るのを覚悟の上で、鮑鮨¥1,350也を手に取りレジへと向かう。

セキュリティチェックを抜けて、60番ゲート前のSignetに入室。本当は、52番ゲートの北ピアSignetを訪問したかったのだが、20時15分までなので、時既に遅し。

図らずも、先週に引き続き、Signetを利用することになるのだが、やはり金曜日夜のSignetは相当混雑している。前回と全く状況が異なる。これが同じラウンジか。といった感じが強い。別に空席が無いという訳では無いが、落ち着いて座れる場所を探すのにかなり苦労した。当然、いつもの席には既に先客が居る。一部には、飲み屋の代わりに使っているビジネスマン連中も...。

なんとか、他人と目線が合わないような場所を確保して、飲み物を持ってくる。

中央線で眠れたので、今宵は睡眠薬は不要。せっかくのSignetなので、さくらには置いていない青汁を選択した。久しぶりに飲むとそれなりに新鮮だし、あの色合いは、何となく体に良さそうな気がする。

早速、青色の空弁、鮑鮨の包みを開ける。

篭の中に入っているのは、鮑の押し寿司が5切れ。厳重に包装されているので、取り出してセットするのは、擬かしい時間。中身がかなり小さいのは、この手の空弁ではよくある話である。

ようやく準備が完了し、一切れ口に放り込む。

うーん、これが鮑か。コリコリした、何となく堅めの蛸のような食感。改めて、添付の甘タレをつけてもう一口。値段を考えると、まぁまぁといった感じだろうか。
鮑鮨鮑鮨

時刻は、21時をまわった。

にも関わらず、Signetは繁盛している。ここに居る人々は皆、ANA977便の乗客なのだろう。やはり、当便は満席近いようである。このような時こそ、優先搭乗のメリットを活かさない手は無いので、少し早めにSignetを後にする。

閑散としたロビーも、58番ゲート付近だけが活況を呈している。
58番
58番
58番

人がウジャウジャ居る。丁度、夕方の伊丹便と似たような状況である。中央の4列席まで全て埋まっているのは、間違い無いようである。

21時25分頃に、SSPとスターアライアンスゴールドメンバーの優先搭乗が開始される。

ゲート付近には、スタンバイ状態の御仁も何人か居られたが、一般搭乗客の固まりを掻き分けて、小生も優先搭乗の列に加わる。別に、優越感を味わいたいのでは無く、ボーディングブリッジでの渋滞を避けたいだけである。

機内に入り、左手に折れて、SSPルームに入る。既に、数名が着席していた。
SSP

CAさんがやってきて、ご挨拶の後に、新聞を受け取る。一通り読み終わると、今度はヘッドフォンを付けて、放映されているニュース番組を聞くことにした。

既に、SSPもほぼ全席埋まっている。

B747のSSPはB777やB767のSSPと比べて、幅広でゆったりしており、シートがやや柔らかめなので小生のお気に入りである。前回の復路で座った旧JASのスーパーシートも良いが、B744のSSPも甲乙付けがたい。

乗客が多いせいか、搭乗にかなり時間が掛かっている。後方座席の優先搭乗も行っていると推測するが、それでも、ボーディングブリッジでの渋滞は不可避だろう。

定刻の21時40分になっても、出発の気配が無い。こちらへ向かっている乗客を待っているとのこと。どこかから舌打ちする音が聞こえてきたが、その気持ちは分からなくも無い。

今宵の翼はANA977便、関空行き最終便である。

定刻5分遅れで羽田を出発。今宵は、普通にANA側C滑走路から離陸した。

茶菓気流が不安定で、小刻みな揺れが続く。ベルトサイン消灯の前に、リクライニング使用許可のアナウンスが流れ、早速パソコンをとりだして、一心に紀行文の作成を再開する。

そのうち、茶菓の配布が始まる。眠っている人はパスされるが、関空到着時に、袋に入れて手渡されるようである。

今月の茶菓は神戸ケーニヒスクローネ製。内容は次の通りである。
ミニケルベス
ミニグラッテン
オリジナルプチケーキ6個入り
かぼすジュース次いで、ドリンクサービス開始。今宵は、”かぼす”を頂くことにした。柑橘系なのでオレンジがかった色をしていると勝手に思いこんできたが、やってきたのは透明の飲み物である。

スカイタイムにやや似てなくも無いが、未体験の味で、なかなか美味しい。調子に乗って、お代わりもお願いしてしまった。

SSPで過ごす快適な時間も間もなく終わりを告げる。ベルト着用サインが再び点灯し、着陸体制に入った。パソコンを鞄にしまい、足を思いっきり伸ばして、目を閉じて心身を休める。それほど揺れは感じない。

窓の外が少し明るくなったことを感じた次の瞬間に、無事、関空に着陸。

巨体をくゆらせながら19番スポットに移動し、ドアが開く。時刻は22時55分。ほぼ定刻である。

SSPなので、満席でも早めに降機できるメリットは大きい。先週とは違って、22時52分の関空快速には間に合わなかったが、次の23時11分の関空快速を狙って、小走りにJRの駅へと向かう。

ホームにたどり着いて暫くすると、丁度良いタイミングで、列車がやてきた。無事、予定通り一人掛け席にを確保。

ANA977便からの乗客が次から次へとやってきて、席が埋まっていく。出発するころにはこちらも満席状態になってしまった。いつもなら、これほど混まないであろうに。

引き続き、列車内でも紀行文の作成を続けて、あっという間に、最寄り駅に到着。帰宅したのは丁度24時であった。
関空快速

ご利用券一枚で辛うじてアップグレードしたSSP。快適に過ごす時間と空間をトータルで考えると、混雑する時には、ご利用券一枚以上の値打ちが充分あることを改めて実感した旅であった。

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