トレンディ号

復路：１１月７日
あべの橋→京王八王子：近鉄夜行バス　トレンディ号　
運賃：￥7,350（回数券）

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今宵の宿は近鉄夜行バス　トレンディ号である。

明日の仕事を考えると、寝ることに徹することができる３列シート夜行バスの存在はありがたい。今夜も満席とのことで、人気の高さが伺える。惜しむらくは、リクライニングの角度があと１５度深く、レッグレストの位置がもう少し高かったら申し分ないのだが。何とか工夫の余地はないだろうか？　いっそのこと、寝台バスにしてはどうかと思うが、道路交通法の規制により、座席以外は認められないらしい。

さて、乗客の約半分くらいは、私と同じオジサンである。中には、翌朝、直接職場に向かうためか、スーツを着込んで乗りこんでいる人もいる。私と同じ境遇の人たちか。阪神高速から、車窓を流れる大阪の夜景を眺めていると、なんとなく、感傷的になる。

思いこみ

往路：１１月５日
八王子→　町田：横浜線普通　　　　　  ￥290
町田　→新松田：小田急線急行　　　　  ￥440
新松田→小田原：小田急線普通　　　　  ￥210
小田原→名古屋：ムーンライトながら　￥4,790
名古屋→名張　：近鉄特急
名張　→鶴橋　：区間快速　　　　　　￥2,730
鶴橋　→天王寺：大阪環状線

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１０月１４日を中心に鉄道の日記念キップが使えることをネットで知った。当然、その週末の１０月１６日（土）も、鉄道の日記念キップが使えると思いこんでいた。勇み足でながらの指定を取ったのたが、実は有効期限は１０月１５日（金）までだった。

思いっきりあてが外れた。

そこで、１０月１６日は帰省しないこととし、１０月１５日のながらの指定券を１１月５日に変更した。１１月５日に変更したのには、特別な理由は無い。たまたま、１１月５日は、まだ、何も予約を入れていなかっただけである。

今回は、ＪＲ東海が出している、休日乗り放題きっぷを使うことにした。これは、熱海～豊橋間が休日一日乗り放題で２６００円というもので、新幹線や寝台列車以外なら使える。ところが、ＪＲ東海の駅でしか入手できない。そこで、帰路、ＪＲ東海の駅に立ち寄り、キップを入手してからムーンライトながらに乗り込むことにした。


八王子から横浜線で町田に出て、町田から小田急に乗り、新松田で降りる。実は、新松田駅はＪＲ東海御殿場線の松田駅と目と鼻の先である。
新松田到着、たしかに、松田駅とは１００ｍも離れていない。ところが、駅員がいない！　いや、無人駅というわけではない。席を外しておりますのでしばらくお待ちください。という掲示がされている。

おそらく、御殿場線列車が到着する前後しか、改札口には出てこないのであろう。実は、ここは小田急線との連絡改札口であって、本来の改札口は、線路を潜った反対側にある。かなりの距離と思われたが、まだ、時間があるので訪ねてみることにした。恐らく、駅員は一人しか居ないため、列車到着の間隙を縫って駅構内を移動しつつ、両方の改札口で何か作業をしているものと思われた。

徒歩約１０分、暗い夜道を歩いて改札口にたどり着く。しかし、そこにも駅員はいない。いったいどうしたのか？しばらく考えて、再び、元の連絡改札に戻ることにした。

連絡改札まで戻ってきた。しかし、依然、駅員は不在である。あきらめて通常運賃で名古屋に向かうことにした。そのとき、駅員氏の姿をようやく発見。明日の日付の休日乗り放題きっぷを求めた後に、小田急に乗る。そして小田原で、熱海までの切符を買う。

　今宵の宿は、ムーンライトながら３号車である。

良く知られているように、小田原から乗る場合はは名古屋まで指定の１～３号車の指定席がとれないと意味はない。週末であり、乗車率はほぼ１００％であるが、１８きっぷのシーズンと違って、デッキは静かである。指定席通路になだれ込んでくる輩も皆無であり、これなら落ち着いて眠ることができる。

車掌が足早に通り過ぎていく。恐らく、検札があるのだろうと、沼津付近まで起きて待っていたが、気が付くと列車は既に名古屋手前まで来ていた。小田原から先、検札は無いのかもしれない。

名古屋で下車、豊橋～名古屋間を精算し、６時３０分発の近鉄特急に乗り換える。名張で区間快速急行に乗り換え鶴橋、天王寺を経由して帰宅。乗換は多いが、近鉄株主優待券を使うと、運賃は夜行バス並になる。ムーンライトながらは夜中も減光されないので、移動中に夜を徹して、読書等、何かをやりたいときにはこのルートは利用価値があるような気がする。