東京-大阪 単身赴任 旅物語

2003年10月1日から2012年9月30日まで経験した単身赴任。帰省旅行の思い出と、お得情報を綴っています。

春の気まぐれ日帰り紀行 山陰編(5)

2014-03-30 21:25:07 | 列車

2014年3月17日(月)      →天王寺  :快速天王寺行き 天王寺  →大阪   :大阪環状線 大阪   →福知山  :普通福知山行き 福知山  →城崎温泉 :普通城崎温泉行き 城崎温泉 →鳥取   :普通鳥取行き 鳥取   →米子   :快速とっとりライナー 米子   →新見   :普通新見行き 新見   →岡山   :普通岡山行き 岡山   →姫路   :こだま756号 姫路   →大阪   :新快速野洲行き 大阪   →天王寺  :大阪環状線 天王寺  →     :快速御坊行き 運賃:青春18きっぷ1回分+¥3,130


終点鳥取到着。

扉が開くや、ホーム向かい側に停まっている列車に飛び乗った。

案の定、既に一杯の乗客が居る。これだと最悪、席に炙れるかも知れない。この数十秒間が勝負である。

1両目は諦めて、2両目に移動し、なんとか、クロスシート通路側の座席を確保。

快速とっとりライナー米子行きは14時2分発。昼下がりの中途半端な時間帯にも関わらず、学生が沢山乗っているのは意外だった。

乗車率120%程度で、鳥取を出発。

先程の旧国鉄のディーゼルカーとは違って、軽快な足取りで飛ばしていく。

早くも次の湖山、その次の鳥取大学前で多くの乗客が降り、空席が目立つようになってきた。

そして、鳥取から3つ目の停車駅、末恒で、後ろのボックスに座っていた家族連れが降りたのを目敏く見つけて、座席移動する。

これで、なんとか、ボックスを占領することができた。

軽快な走行音を聞きながら、車窓をぼんやりと眺めていて、窓が極めて汚れていることに気が付いた。まるで、泥団子でも投げつけられたような汚れである。

長時間停車中に、持参のウエットティッシュで窓拭きをしたかったが、なんせ、この列車は快速である。また、仮に長時間停車する駅があったとしても、右側にホームがあるとは限らない。


浜村にて上り列車と交換するが、この列車、名探偵コナンのラッピングが施されている。まんが王国鳥取だから??


鳥取を出発して以来、列車は、山寄りを走行していたが、青谷を過ぎて暫く行くと、国道9号線と平行して海沿いを走るようになる。




天気も良いし、眺めも素敵なのだが、窓が汚れていると正直、興ざめである。

を通過すると、山陰本線は、山側に進路を取って進み、間もなく倉吉である。

倉吉では多くの乗客が降りた。もちろん倉吉からの乗客も居たが知れている。前席に足を投げ出して寛ぐ。旧国鉄車とは違って、シートピッチが広めなので、短足の小生にとっては、足が座席奥まで届かない。

倉吉を出ると、再び海に向けて進路をとり、由良に到着。

詳しい経緯は知らないが、由良駅は、作者の出身地にちなんでコナン駅としたらしい。黄色い看板が目立つ。

由良を出発し、赤崎を過ぎると、再度、海の景色に迎えられる。しかし、地図では近いはずの海が、意外と遠くに見える。






終点米子まであと約30分。鳥取から2時間弱の旅も、いよいよ終わりに近づきつつある。

御来屋を過ぎると、列車は、軽快なスピードで幾つかの駅を通過する。流石、快速列車である。

海の景色は見えなくなったが、伯耆大山手前の平原に風車が何本も設置されており、列車のスピードとは対照的にゆるやかに旋回している。


やがて、伯耆大山を過ぎ、伯備線の線路と合流し、終点米子に到着。時刻は15時48分。

本来なら、ここから更に西へ、山陰本線の旅を続けたいところであるが、本日中に大阪に戻るなら、残念ながら米子が西限である。

もっとも、特急やくもと新幹線のぞみでワープする気なら、出雲市までなら行けなくはないが、単純往復になってしまうのに加えて、追加出費が痛すぎる。

ホーム向かい側で口を開けて待っている、出雲市行きディーゼルカーの強烈な誘いを断って、一旦、米子駅の改札を出ることにした。
(続く)


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春の気まぐれ日帰り紀行 山陰編(4)

2014-03-30 00:18:19 | 列車

2014年3月17日(月)      →天王寺  :快速天王寺行き 天王寺  →大阪   :大阪環状線 大阪   →福知山  :普通福知山行き 福知山  →城崎温泉 :普通城崎温泉行き 城崎温泉 →鳥取   :普通鳥取行き 鳥取   →米子   :快速とっとりライナー3427D 米子   →新見   :普通新見行き 新見   →岡山   :普通岡山行き 岡山   →姫路   :こだま756号 姫路   →大阪   :新快速野洲行き 大阪   →天王寺  :大阪環状線 天王寺  →     :快速御坊行き 運賃:青春18きっぷ1回分+¥3,130


餘部から浜坂までは、山陰本線は山側を走る。それで、このタイミングで昼食を摂ることにした。

まずは、城崎温泉駅で購入した、かにずしを頂く。

酢飯の上に錦糸玉子と解された蟹の身が乗っているだけのシンプルな寿司だが、実に旨い。それだけ素材が良いということなのだろう。

通常、この類の寿司は、保存性を高めるため、酢飯の酢がきつく、素材の味を殺しているものが多いと思われるが(現に、以前、羽田空港で食べた石狩鮨がそうだった)このかにずしに限って言えば、その様な事はなく、酢飯はあっさりでカニの旨味を引き立てていた。

続いて、福知山駅で購入した、丹後のばらずしを頂く。

鯖を焼いて甘辛く炊きあげた鯖そぼろを内部に敷き詰た酢飯を錦糸玉子、蒲鉾、椎茸、生姜で飾り付けられた祭寿司とのこと。丹後の郷土料理らしい。

表面だけを見ると何の変哲もない単なるバラ寿司のように思えるが、いざ、内部を箸で探索すると、充分な量の鯖そぼろがあって、それが酢飯と大変マッチしている。

既に、かにずしで腹は八分目に達していたが、それでも大変美味しく頂けた。

ごちそうさまでした。




山野の車窓を眺めながら、駅弁を食べ終わった頃、列車は浜坂に到着した。

ここで、12分間の停車時間を活かして、改札を抜けて、トイレとニコチン補給を済ませしておく。


浜坂駅近くに、駅弁の製造販売元があるらしいのだが、12分間の停車時間では訪問不可能と判断し、またの機会とした。

さて、山陰本線は、浜坂出発後、一瞬、海の近くを通るのだが、また山側に引っ込んでしまい、次に海の景色が望めるのは、海水浴場がある東浜付近である。



このポイントを過ぎると、鳥取到着までの残り約30分は、少し単調な光景が続く。

そして、いつのまにか鳥取の街並みが拡がり、気が付くと高架の上を走っていた。間もなく終点鳥取到着である。

たった5分の連絡時間で、米子行きのとっとりライナーに乗り換えなくてはならない。早々に荷物を片づけて、扉の前に立つ。
(続く)


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春の気まぐれ日帰り紀行 山陰編(3)

2014-03-29 16:13:51 | 列車

2014年3月17日(月)      →天王寺  :快速天王寺行き 天王寺  →大阪   :大阪環状線 大阪   →福知山  :普通福知山行き 福知山  →城崎温泉 :普通城崎温泉行き 城崎温泉 →鳥取   :普通鳥取行き 鳥取   →米子   :快速とっとりライナー3427D 米子   →新見   :普通新見行き 新見   →岡山   :普通岡山行き 岡山   →姫路   :こだま756号 姫路   →大阪   :新快速野洲行き 大阪   →天王寺  :大阪環状線 天王寺  →     :快速御坊行き 運賃:青春18きっぷ1回分+¥3,130


城崎温泉駅は、3面4線の地上駅であって、駅舎に繋がっているメインのホームになぜか4番線が割り振られている。

だから、駅舎のあるホームが1番線という先入観があると、違うホームで列車を待つ羽目になりかねないので注意しないといけない。

とりあえず、駅構内で、トイレとニコチン補給を済ます。そして、待合室にある売店を物色して、またまた駅弁を購入。朝から4個目である。

日常生活では、駅弁に触れることは皆無だったので、抑えていたものが一気に爆発した感じである。

改札を抜けて、跨線橋を渡って2、3番ホームへ向かう。

次に乗車する鳥取行きは既に入線していた。

思いの外、入線時刻が早い。大阪では、始発であっても入線は精々出発5分前であるので油断していた。地方では、始発列車は、出発20~15分前には入線する様である。

できるだけ良い席を確保したい場合には、入線後速やかに乗車しないと。

11時53分発の鳥取行きは、2輌編成のディーゼルカー。それも、クロスシートが沢山残っているタイプである。入線には出遅れたが、空いていたお陰で、予定通り、海側のクロスシートを確保できた。

空いていると思ったが、特急が到着するや、乗換客で席がかなり埋まってしまった。先程の福知山駅での出来事と全く同じである。

満員とまではいかないが、沢山の乗客を乗せて城崎温泉を出発。

城崎温泉から奥は、一部の例外を除いて、非電化区間であり、国鉄時代のディーゼルカーも現役で働いている。

しかし、昔と違って、空調が完備されており、窓は閉じられていることもあって、発車の際の音や燃料の臭いは殆ど気にはならない。

城崎温泉の次の停車駅、竹野は、京都からの山陰本線が初めて海と出会う駅である。

竹野浜を右手に、いくつかのトンネルを抜けて、左津、柴山に至る。



そして、香住に到着。

ここで対向列車と交換する。

香住を出発して、湾に繋がる谷田川の橋を渡ると、列車は海岸線から少し離れた場所を登っていく。

しかし、高さがあるのが幸いして、トンネルを抜ける度に遠くに海を望むことができる。

次のでは再び海が近くなる。

鎧出発後は、左にカーブしてトンネルに入るが、油断をすることなく、目を見開いておいた方が良い。

トンネルに入って暫くすると、側壁の窓がぽっかりと開いて、海の景色が漏れて出てきて、更に暫く行くと、再び壁で覆わる。そして不意を突かれたようにトンネルを抜けて、出口の山肌を過ぎると、驚くべきことに、天に昇ったような絶景が右やや後ろ側一杯に拡がる。

列車は、今、新しい餘部鉄橋を渡っている。

山陰本線随一の眺望に息を呑む思いである


途中から、展望橋のようなものが姿を現すが、これは、平行する旧鉄橋の一部が空の駅として整備保存されているものだとは、後で知った。

空の駅とは、実に上手いネーミングである。

餘部はまさに、空の駅であった。

(続く)


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春の気まぐれ日帰り紀行 山陰編(2)

2014-03-26 23:51:35 | 列車

2014年3月17日(月)      →天王寺  :快速天王寺行き 天王寺  →大阪   :大阪環状線 大阪   →福知山  :普通福知山行き 福知山  →城崎温泉 :普通城崎温泉行き 城崎温泉 →鳥取   :普通鳥取行き 鳥取   →米子   :快速とっとりライナー3427D 米子   →新見   :普通新見行き 新見   →岡山   :普通岡山行き 岡山   →姫路   :こだま756号 姫路   →大阪   :新快速野洲行き 大阪   →天王寺  :大阪環状線 天王寺  →     :快速御坊行き 運賃:青春18きっぷ1回分+¥3,130


間もなく、やってきた城崎温泉行きは、たったの2輌編成

福知山線にしろ、山陰本線にしろ、普通列車は、2輌編成がデフォルトらしい。先ほど乗車した普通福知山行きも、本来、篠山口からは2両編成で運行されるべきところ、4輌1ユニットだから切離しを免れただけである。

2輌編成とは言え223系である。座席は例の転換クロスシートで快適そのもの。並ぶ場所を間違えたとは言え、乗客が少なかったため、海側の窓側席を確保できた。

しかし、空いていると思ったのも束の間、福知山止まりの列車が向かい側ホームに到着するや、乗換客が一斉に乗ってきたため、車内は忽ち騒然混雑し、当然相席となった。

一般に、列車の乗継ぎで連絡時間が短いというのは、効率が良い反面、曲者である。連絡時間が短いということは、乗換えるべき列車には、既に多くの乗客が座っているということゆえ、座席確保の観点から言うと、移動効率は悪くとも、連絡時間はやや長めが良い。尤も、小生も今回の旅で、一カ所、連絡時間がたった4分という行程があるのだが。

列車は福知山を出発。

平行するもう一本の線路が右手に見えて、山陰本線が複線化されたように錯覚するが、何のことは無い。もう一本の線路は、北近畿タンゴ鉄道宮福線の線路である。

暫くすると、彼の線路と別れを告げて、山陰本線本来の姿に戻る。

単線を走る普通列車ではあるが、かなりのスピードで快走する。線路のジョイント音が心地よい。223系電車をわざわざワンマン対応させて、山陰本線に持ってきた理由が少し分かったような気がした。

見るべき風景は、平凡な山の風景ではあるが、天気が良いとそれなりに楽しい。

下夜久野で、上り列車と交換。

かつて、交換の相手は、キハ58系ディーゼル急行列車だった..。それが今や、特急電車に代わっている。

しかし、この特急も国鉄カラーの381系。この光景もやがて過去のものとなる日も遠くないだろう。大過去、過去、現在、そして未来。このようにして思い出は積み重なっていく。

やがて、和田山に到着。

由緒ある煉瓦つくりの機関庫は、朽ち果てた姿をさらけ出している。大昔、そのあたりには、機関車や旧型客車、ディーゼルカーが停泊していたものだった。

山陰本線の旅。

時間の壁を越えて車窓が重なった。


そんな感傷に浸っている間にも列車は快走を続ける。


右手に円山川が見えてくると海も近い。間もなく、終点城崎温泉にである。


ここで鳥取行きに乗り換える。

次に乗るのはディーゼルカー。未電化区間にさしかかる。少しずつ、遠い山陰へと旅を深めていく。

連絡時間は20分。余裕は十分あるので、一度改札を抜けることにした。
(続く)


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春の気まぐれ日帰り紀行 山陰編(1)

2014-03-25 20:55:53 | 列車

2014年3月17日(月)      →天王寺  :快速天王寺行き 天王寺  →大阪   :大阪環状線 大阪   →福知山  :普通福知山行き 福知山  →城崎温泉 :普通城崎温泉行き 城崎温泉 →鳥取   :普通鳥取行き 鳥取   →米子   :快速とっとりライナー3427D 米子   →新見   :普通新見行き 新見   →岡山   :普通岡山行き 岡山   →姫路   :こだま756号 姫路   →大阪   :新快速野洲行き 大阪   →天王寺  :大阪環状線 天王寺  →     :快速御坊行き 運賃:青春18きっぷ1回分+¥3,130


単身赴任終了から1年半。

かつて、毎週毎週帰省の旅に出ていたのが、今や自宅と職場とを定期券で往復する日々。

大阪駅3番線、4番線ホームから発車する在来線特急を見ていると、それに乗ってどこか遠くまで行ってしまいたい衝動にかられること屡々だった。

シーズンがやってくる度に、今度こそ青春18きっぷを買おうと思うのだが、いざ、券売機の前に立つと躊躇してしまう。

結局、きっぷを買ったは良いが、買っただけで終わってしまう可能性が高いからだ。

しかし、今年の春は違う。比較的休みが取れ易い状況になった。ただし、時間的、金銭的に余裕がある訳ではないので、日帰り旅行に限定されるのだが。

そして、秘めた思いをいよいよ実現する時が来た。


普段のように、自宅最寄り駅を6時頃に出発する。

通勤時間帯まっただ中の電車に乗って、天王寺へ。乗り換えた大阪環状線に吸い込まれて大阪に到着。

そして、改札で、青春18きっぷのスタンプを押して貰う。

スーツ、ネクタイ着用、旅行鞄という出で立ちなので、端から見ると出張へ向かうビジネスマンに見えたことだろう。

出張に青春18きっぷは似合わない。でも、JR西日本の職員は、怪訝な顔をすることもなく、丁寧にスタンプを押してくれた。

旅のお供の駅弁を買おうと11番ホーム売店に向かったのだが、なんと、営業時間外である。北陸線特急が出発する時刻に合わせて売店を開けているものと読んでいたのだがアテが外れた。

どうやら、大阪駅ホーム内の売店は、7時を過ぎないと開店しないらしい。杓子定規で大阪らしくない。

跨線橋を渡った所に売店がある。

ここは、幸い、フライングで7時前に開店していたので、とりあえず、たこむす5個入りを購入した。が、これは失敗だった。理由は後で述べる。

福知山線が出発する4番線ホームへ降りて行き、そして、停車中の篠山口行きの扉の前に立つ。間もなく、近くの売店が開いたので、もう一つ弁当を求めておく。

かつて、駅弁というのは、特急停車駅なら、どこでも売っていたが、今や、駅弁を置いている駅は限られてきたらしい。

よって、買えるときに買っておかないと、腹が減って、ひもじい思いをしながら旅を続けることになってしまう。これは悲しすぎる。

と、自分で言い訳を作っているが、要は売店で売っていた駅弁が美味しそうだったためである。

次ぎにやってきた7時14分発の福知山行きに乗車する。この列車は通勤時間帯にも関わらず223系4輌編成である。一瞬で席は埋まる。小生は、陽当たりを考えて、進行方向右側の転換クロスシート部に着席する。

阪神電車は人身事故のために不通になっているとのアナウンスがあった。福知山線も振替輸送の対象になっていたらしいが、特別、混雑が酷い訳ではなさそうであった。

列車は定刻に大阪を出発。

大阪発の下り福知山線は、都心から逆行するので、混雑度合いはそれほど激しくないと思われるかも知れないが、沿線には、工場が沢山あるため、上り程ではないにせよ、通勤時間帯にはかなり混み合い、それは、新三田あたりまで続く。

大阪で座席が確保出来なかった場合、次ぎにチャンスが訪れるのは、大阪空港最寄りの伊丹であるが、そこを逃すと、最悪、新三田辺りまで立つことになる場合もある。

列車は、宝塚で、阪急からの乗換客を拾って、武庫川に沿って山間に向かっていく。かつて、福知山線が非電化単線だった頃には、渓谷美が車内から一望できた。

小生も、母の実家が柏原にあったため、幼き頃、旧型客車やディーゼルカーに乗せられて、轟音を立てながら幾つものトンネルや橋を渡ったのを記憶している。

それが、今や、長い直線トンネルを転換クロスシートの223/225系電車が駆け抜けていく。

でも、ほんの一瞬であるが、昔の渓谷美を彷彿とさせるスポットがある。それは、大阪から向かって武田尾到着直前。トンネルを抜けた直後に、旧福知山線の廃線跡を一瞬見ることができる。

閑話休題

武田尾を抜けて、道場を過ぎて、三田、新三田に至る。

予想通り、この付近で、立ち客はほぼ居なくなった。

そして、新三田からはドア横の補助シートが利用可能になった。

しかし、補助シートとは、着席機会を増やすための手段であるから、空席がある新三田で使用許可するというのは、全く矛盾している。せめて、宝塚あたりから使用可能にすれば、救われる人も多いはず。利用基準をもう少し考えないと、せっかくの補助シートも宝の持ち腐れである。

ところで、本日、柏原~市島で濃霧のため、ダイヤが少し乱れているらしい。そのため当列車も、約5分遅れて、新三田を発車する。

隣客が下車したので、ここで、朝食を頂くことにする。

たこむすは、おやつに置いておくとして、先程購入した、淡路屋のお弁当桜花折詰を開く。桜を彩った春らしい駅弁である。

栗の串と一緒に置かれている、色薄目の赤飯と、人参で花びらをあしらえた桜ご飯と、寿司飯の3種類のご飯があって、鶏旨煮や焼鮭をメインとするおかずの品数も豊富である。味付け菜の花などの野菜は朝食に相応しいような気がする。

美味しい。

これで¥880という値段はリーズナブルといえる。お勧めの駅弁である。

ごちそう様でした。




食べ終わった頃には篠山口まできていた。この辺りの風景こそローカル線然としているが、駅舎にしろ走っている車両にしろ、とっくに現代風になっている。

そして、谷川到着。

分岐する加古川線も、電化されて久しい。しかし、線路周囲の侘びしさは、大昔とさほど変わらないような、そして、何となく、加古川線には単行ディーゼルカーが好ましいような気がするのは小生の偏見なのかも知れない。

トンネルを抜けて柏原まで来ると、アナウンス通りの濃霧であった。恐らく、早朝はもっと見通しが悪かったのだろう。

結局、遅れは回復されることなく、福知山到着は9時33分。

遅れたとは言え、次ぎに乗車する10時11分発の城崎行きまで、少し時間があるので、改札を出て駅周辺を散策する。

福知山駅前には、往年のC11がご丁寧に転車台の上に奉られている。が、しかし、C11を陳列するのなら、山陰の王者と名を馳せたDD54を忘れないで欲しいと思うのは、小生だけではあるまい。

福知山駅構内売店を物色していたら、丁度良いサイズの駅弁があったので、またまた衝動買をしてしまった。大抵の駅弁は数量限定なので、本当に食べたいなら、見つけた時に買っておかないと。

その後、ホームに上がって、特急を見送りながら、次ぎに乗る普通城崎温泉行きを待つが、なんせ、編成が不明なので、どこに並べば良いのか皆目見当が付かない。


そのうち、運転手らしき人がやってきたので、先頭位置が判明した。自分が列んでいた場所は先頭より前であることが分かったので、慌てて移動する。
(続く)


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ホテル法華クラブ大阪の昼食バイキング

2014-03-16 01:55:49 | Weblog
以前、こちらの記事で紹介した、東梅田にあるホテル法華クラブ大阪

午前半休、午後から出社の機会に、今度は昼食バイキングを試してみた。

朝食バイキング同様、昼食バイキングも大変充実している。それでいて、料金が¥850と格安
なので、人気が高く、12時10分頃には、満席になってしまった様である。訪問される時には、時間帯を少しずらすのが賢明だろう。


▲総菜等は、サラダ、パスタ、中華、肉系、
魚系と一通り揃っている。



▲ドリンクは、お茶、珈琲、アセロラジュースと朝と同じ



▲デザートやパン、ヨーグルトもある。




▲温泉玉子とカツで、カツ丼を制作した。これは美味しかった。


大阪駅近辺に来た折には、絶対モトが取れる、格安の昼食バイキングで、是非ともお腹を満たして頂きたい。


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阪堺電車乗り場が分かりにくい

2014-03-09 01:00:30 | Weblog
阿倍野ハルカス開業。

地域を盛り上げようと、堺トラムの乗り入れなど、大阪で唯一つ現存する路面電車、阪堺電鉄も色々と策を講じているのだろうと思うが、如何せん、阪堺電車のターミナル天王寺駅前駅は、まだ、工事中である。


阿倍野ハルカス見物に訪れて、ついでに、チン電に乗って住吉大社や堺へ行こうとしても、まず、乗り場にたどり着けないだろう。

天王寺の歩道橋からだと、すぐ、近くに見えるのに、歩道橋から、駅のホームへ降りていく階段は無い。

柵を越えて、車道を渡って、線路上を歩けば駅のホームにはたどり着けるだろうが、そんな事やってはいけない。

では、どうやって、阪堺電車乗り場に行くのか?

そう、答えは、地下道を通り、11番出口を上るしかない。

この分かりにくさは、まるで、一見さんお断りという仕打ちに近いが、現在、この付近は工事中である。阪堺電車乗り場は、そのうち移設される。エレベータも設置されるらしい。

それまでは、ご勘弁をということなのだろうが、それならそうと、もう少し案内板を掲示するとか、知恵はないものだろうか?

閑話休題。

そんな阪堺電車も、春になるとICカードが使えるようになるらしい。

となると、現在の¥200均一運賃がどうなるのか? 乗り継ぎの場合はどうなるのか?? ちょっと気になる所ではある。


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タダ飯が食えるネットカフェ

2014-03-02 02:45:31 | Weblog
青春18きっぷシーズン到来。

夜行列車が激減した今、青春18きっぷで旅する者の強い味方は、ネットカフェである。

大抵のネットカフェでは、パック料金があって、¥1,500~¥2,000程度で一泊できる。また、フラットシートのブースがあって、足を延ばして眠ることができ、シャワーも使える。

地方都市でも、特急が停まるような大きな駅ならネットカフェがある所が多いから、安旅にはうってつけである。治安状態も、噂ほど悪くは無い。

さて、ネットカフェの中で、3食を無料で振る舞っているお店があるので紹介する。

それは、アイカフェ天王寺店


あべのアポロビル7Fにあるので、青春18きっぷなら天王寺で下車して徒歩10分弱である。付近にはコンビニも多数あり、立地条件は悪くは無い。



入り口と店内



朝食はトースト



昼食と夕食は、味ご飯系と汁物
昼食は11時頃、夕食は18時頃から提供されるが、1時間程度で無くなってしまう。


15時頃には、おやつ(クッキー)が提供される。


もちろん、ドリンクバーやソフトクリームもある。


火曜日は色々なフードが提供されるらしい?



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