東京-大阪 単身赴任 旅物語

2003年10月1日から2012年9月30日まで経験した単身赴任。帰省旅行の思い出と、お得情報を綴っています。

ANA976便

2004-09-19 22:05:00 | ANA
復路:9月19日
関空 →羽田空港:ANA976便(特割1)
羽田空港→浜松町:東京モノレール
浜松町 → 東京:京浜東北線
東京 → 八王子:中央線快速(最終)
運賃:¥9,700 + ¥960


往路を安くあげた分、復路は少し贅沢をして飛行機で帰る。

贅沢とは言っても、この時期、22時過ぎの関空発羽田行きの最終便は、ANAでもJALでも運賃は9700円とかなり安く設定されている。空港までの交通費を考慮しても新幹線より安く、かつ大阪に遅くまで滞在できる。東京宅に到着するのが1時半となり、睡眠時間は短くなるが、夜行バスで眠れぬ夜を過ごすよりは、よほど楽である。

ANA976便は、時刻表では23時10分羽田着となっているが、実際には、この時刻に飛行機から降りることができるわけではない。おまけに、到着ゲートはモノレール駅からは遠い。急がないと、23時27分発の快速モノレールに乗れない。日曜日この便に使用されている飛行機は、3列シート×2で通路が一つの小型のジェット機であるため、座席は必ず前方通路側を指定する。そうすると、羽田到着後、素早く降りることができる。

モノレール駅まで急ぎ足で歩き、500円で新宿まで行ける、休日限定のモノレール&山手線内割引きっぷを買う。普通の切符と同様に自動販売機で買える。

さらに、浜松町でも乗換を急ぐ。23時50分発の京浜東北線に乗れば、東京発最終の中央線快速高尾行きに連絡しており、1時過ぎに八王子に到着する。堺市内の自宅から東京宅までドアtoドアで5時間である。

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フライングスニーカー号

2004-09-17 21:50:00 | 夜行バス
往路:9月17日
八王子→東京:中央特快
東京八重洲口→あべの橋:近鉄夜行バス フライングスニーカー号
運賃:¥780 + ¥4,800


近鉄の夜行高速バスネットワークの中でも、とりわけ人気が高いのが、新宿-大阪間の激安便、カジュアルツインクル号である。

盆や正月休みであってもたった4800円で東京、大阪間を移動でき、4列シートであるが、トイレや毛布も付いており、途中休憩時も乗客は車内待機が原則であるので、熟睡中にたたき起こされることがない。近鉄と京王の共同運行であり、近鉄担当の場合には2階建てバスが充当される。2階最前席だと、足が十分に伸ばせて非常に快適である。1階の場合でも、右側最前席は足が伸ばせるし、また1階は定員が少ないのでコンパートメント的な雰囲気がある。

しかし、カジュアルツインクル号は新宿西口バスターミナル発が20時50分と若干早めとなっており、私のように勤務地が都心から離れている場合には、使いにくい。

一方、東京八重洲口と大阪とを結ぶフライングスニーカー号は、運賃は同じく4800円であるが、東京発21時50分と出発時刻が遅くなっており、これなら、都心に勤務しないサラリーマンでも大丈夫だろう。バスは普通の4列シート、トイレ、毛布付き観光バスであり、値段を考えると座席(もちろん、席と席との間の肘掛けもある)は可もなく不可もなくといったところか。

さらに、金曜日夜のカジュアルツインクル号は、ほぼ1ヶ月前に予約は埋まってしまうことが多いが、それにひきかえ、フライングスニーカー号は、一週間前でも空席が残っている場合がある。

という理由で、今宵の宿はフライングスニーカー号である。

4列バスの場合は、とにかく当たりはずれが大きい。席というよりも、どんな輩が隣に座るかが問題である。今夜は、礼儀正しそうな青年であり、問題はなさそうである。

4列バスの配席は、基本的に男女別々になっており、隣に女性が座ることはまずない。(といっても、キャンセル待ちか何かで、うら若き女性が隣に座ったこともあるが、さすがに気になった)。一番ラッキーなのは、隣が空席の場合である。こうなると二席占領して悠々と眠ることができる。過去に2回経験した。反面、隣に加齢臭プンプンの太った爺が座るともうだめ。そういうのに限って、他人の領域に越境してくる。もたれるな、気持ちが悪い! 夜中に何度か、足と肘で押し返してやったこともあった。また、ヘッドフォンステレオから音漏れをさせる輩がいて、注意してやめさせたこともあった。とは言え、他人ばかりを非難することもできない。自分も鼾をかいて、他人の顰蹙を買っているかもしれない。

値段につられて、週末の大阪行きに限って4列バスを利用したことも多々あったが、どうしても当たりはずれが大きいので、今後は利用しない方向で考えたい。眠れないとせっかくの土曜日を無駄にすごしてしまうからである。

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間一髪

2004-09-05 22:20:00 | 夜行バス

復路:9月5日
あべの橋→京王八王子:近鉄夜行バス トレンディ号 
運賃:¥7,350(回数券)


慣れたコースで東京へ戻る。

今宵の宿は近鉄夜行バス トレンディ号である。


しかし、トラブルがあった。阪和線が事故のため一部不通になっており、ダイヤが大幅に乱れているとのこと。改札で問い合わせると、まもなく各停がやってくる、天王寺へは、多分、各停が先着するが正確には分からないとのことであった。


21時53分頃に各停が到着。ここから天王寺まで20分くらい掛かる。バスの発車時刻は22時20分であり、まともに行っても、結構ぎりぎりである。いつもなら堺市で降りて、後から来る快速を待つところだが、駅員の言葉を信じてこのまま各停に乗って天王寺へ向かう。堺市到着前の車掌のアナウンスは、天王寺へは快速が先に着くのか、この各停が先に着くかに関して何もふれられてはいなかった。また堺市駅の列車案内にも何も表示されていなかった。

ところが、突然、杉本町で快速待ちをするとアナウンスが入った。それはないだろう! 数分後、この時間帯には決して走ることのないガラガラの快速が走り去っていった。

バスに間に合うかどうかいよいよ怪しくなってきた。この際マナーを度外視して、電車内からあべのバスターミナルに電話をかけ、事情を話す。”バスは予定時刻に発車します”というありきたりの答えしか返ってこなかった。ただし、もし間に合わなかったらキャンセル扱いにするので、とにかく、あべのバスターミナルに来てほしいとのことであった。後は、運を天に任すしかない。もし、間に合わなかったら、どうするか? この時は、大阪発0時過ぎの東京行きの寝台特急があることは考えも及ばなかった。

天王寺到着22時16分、扉が開くやいなや、荷物を抱えて東出口を目指して、走りに走った。天王寺駅東出口と近鉄あべのバスターミナルとの間には道路があるが、ラッキーなことに横断歩道の信号が青だった。おかげでなんとかバスには間に合った。発車10秒位前であった。

JR西日本のアーバンネットワークは、緻密な計算でダイヤが組まれているようで、乗換等、非常に便利になっている。東京で暮らしておりJR東日本に乗り慣れてくると、一層、その感が強くなる。反面、どこか一カ所でトラブルがあった時には、ネットワーク全体に影響が及ぶという弱さも兼ね備えている。例えば、山陽本線の網干で事故があると、100km以上離れた阪和線のダイヤも乱れる。網干で事故→山陽本線のダイヤが乱れる→東海道線のダイヤが乱れる→関空特急はるかのダイヤが乱れる→阪和線のダイヤが乱れるという図式である。そうでなくとも阪和線は、何かとダイヤが乱れることが多い。

この事件?以来、自宅を出る前にJR西日本の列車運行情報を必ずチェックする習慣が付いた。それでも、移動中に生じた事故まではフォローはできないわけで、ストップした場合に備えた事前検討と臨機応変の対応力を身につけるしかない。

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定期ムーンライトながら

2004-09-03 23:43:00 | ムーンライトながら
往路:9月3日
東京 →名古屋:ムーンライトながら
名古屋→名張 :難波行き特急
名張 →八木 :区間快速急行 
運賃:青春18切符1回分+¥510+¥450+¥2,730


偶々、午後は東京駅近くの某所に上司、同僚と出張。後、23時頃まで飲み屋で過ごす。宴了となり、東京駅10番ホームに急ぐ。

  今宵の宿はムーンライトながらである。

定期ながらには初めて乗車する。今週末は臨時ながらは運行されないため、指定券争奪戦は一層激しく、えきネットで予約するも、名古屋で切り離す車両の指定席しが取れなかった。座席は、臨時ながらよりも格段に良く、前席の下に足を伸ばせるのは嬉しいが、デッキの扉がないのは夜行列車としてはどうもいただけない。

インターネットで調べた通り、デッキにたむろする愚輩が多数おり騒々しい。幸いにも、今回は車両中程の席に当たったが、車両の端だと睡眠の妨げとなるだろう。また、冬季の車中は寒かろう。

小田原から自由席になるや、深夜にも関わらず、驚くべき数の乗客が乗り込んできて、デッキはもちろんのこと、通路に至るまで忽ち立錐の余地が無くなった。彼らは、これから5時間あまり、どうやって満員の車中で過ごすのか?

中には、年寄りや子供連れもいる。他に移動手段はあるだろうに、なぜ、ここまでしてこの夜行列車に乗り込まなければならないのか理解に苦しむ。しかし、思ったほど人声はしない。丁度、ラッシュアワーの雰囲気に近い。もちろん、床に新聞紙をひいて座り込んでいる者もいたが。

混雑する車中ではあるが、沼津を過ぎたあたりで眠りにつけた。

翌朝、大高付近で目が覚めた。夜中より乗客が減っているのは、大垣まで行く車両に乗り移ったためだろうか? それとも、豊橋で降りたのか? さすがに立っている者は少なく、大抵は通路に座り込んでいる。

定刻より少し遅れて名古屋に到着。この車両は名古屋まで。ここで近鉄に乗り換える。乗換は10分程度は見ておいた方が良い。

近鉄名古屋駅で6時半発の難波行き特急の特急券を名張まで購入する。この特急はノンストップではなく主要駅に停車する。それを逆手に取って、名張で連絡している区間快速急行に乗り換える予定。鶴橋到着は9分しか違わないにもかかわらず、特急料金を570円節約できる

売店で朝食を購入し列車に乗り込む。この時間帯の近鉄特急はさずがに空いており、余裕で2席占領できた。やはり、空いているというのはいい。それなりの出費はかさむが、大垣での乗り換えを考えると安いともいえる。なお、乗車券は事前に近鉄株主優待券を金券ショップで入手しておいたので、名古屋から3000円もかかっていない。

進行方向右側の車窓を眺めながらの朝食の後、桑名を過ぎて睡眠を補充し、伊賀神戸あたりで再度目覚め、予定通り名張で区間快速急行に乗り換える。そして、八木で下車。今朝は奈良線沿線にある実家に立ち寄るため、ここで橿原線に乗り変える。実家を出た後、再度、鶴橋から青春18きっぷを活用して、環状線、阪和線と乗り継いで昼過ぎに帰宅した。

これで、夏の青春18きっぷを全て使い切ったことになる。


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