復路:6月22日(日)
→天王寺 :阪和線快速
あべの橋 →伊丹空港 :空港バス
伊丹空港 →羽田空港 :JAL134便(J)
羽田空港 →京王八O子:空港バス
運賃:¥210+¥620+¥11,100+¥1,700
FOP400欲しさに往路はバーゲンを無視して特割1を選択した。
しかし、復路は特割1とバーゲンでは¥3,000もの価格差が付いている。これをどう評価するか? やはり、¥3,000差となると無視する訳には行かない。
それで、いつものJAL192便を狙っていたのだが、今一つ気合いが足りなかったせいか、クラスJは取れなかった。一応、普通席を押さえておき、ダメ元で当日アップグレードを目指す予定。
ホント、ダメ元である。カテゴリーSが出来てからは、クラスJ空席待ちに合格したのは、ほんの数回。当の192便に至っては、大抵は、カテゴリーSの1、2名しか当選しない。これが現実である。
さて、当日、子供達は塾やクラブ活動で帰りが遅くなる。との事で、それなら、何も遅い便で帰る必要は無い。バーゲンチケットのメリットを活かして、第1希望、伊丹発19時30分134便、第2希望伊丹発20時20分138便の空席を狙って帰京する事にした。
伊丹空港での手続きの時間を考えて、あべの橋発18時15分の空港バスに合わせて自宅を発つ。
天王寺駅経由で帰京するのは久しぶりである。小生は、天王寺駅の頭端式(どんづまり式)のホームが大好きで、降りる度についつい振り返ってしまう。
規模は全く違うが、上野駅と似た雰囲気がある。
それはさておき、先程から雨が降り出したので、地下街に潜って空港バス乗り場へ向かう。既に、バスは到着しており、何名かの先客が乗っているが、相変わらず空いているのはありがたい。
しかし、環境に配慮してか、それとも燃料代高騰のあおりを受けてか、停車中はアイドリングストップで車内は薄暗く、かつ冷房が全く効いておらず、蒸し暑くて最悪である。
発車まで後、10分ほどあるが、夏場はあまり早めに乗車するのも考え物である。
出発に際して、”先程の環状線での事故の影響はほぼ解消され、伊丹空港までの所領時間は約30分を予定しております”と断りが入って、いつものように、阿倍野ランプを昇っていくが、暫く走行した後、
”只今入りました情報によりますと、空港線梅田付近で、事故が発生し、渋滞している模様です。空港到着が若干遅れることが予想されますが、予めご了承願います。”とアナウンスが入る。
実際、環状線から分岐した付近で、いきなり渋滞。
時間にゆとりがあるので、小生は全く焦ってはいないが、心中穏やかでは無い乗客も居たはず...
渋滞の中、パトカーがサイレンを鳴らして、バスの横をすり抜けて行った。
暫く行くと、赤い回転灯と事故車らしき物が見える。
まぁ、事故を見て、人ごとと思ってはいけないのだろう。だれしも、起こしたくて起こした訳では無いのだから。常々、気を付けるに越した事は無い。
事故現場を抜けると、ほぼ、順調に車は流れていくが、伊丹到着は18時55分。
結局、普段の倍ほどの時間が掛かってしまった。
ここで、早い便に変更して、アップグレードするために、予約している
192便の搭乗券を発券するべく、
自動チェックイン機を操作するのだが、なぜか反応しない。
そうか、ここは、伊丹空港だから、関西空港発の便は自動チェックイン機では対応できない様である。伊丹、関空、神戸は大阪という括りで扱えるので、てっきり、大丈夫と思っていたのだが。
仕方が無いので、JGCカウンターに行って、
”関西発の192便のバーゲンチケットを134便か138便のファーストクラスに変更をお願いしたいのですが”
”今、お調べいたします”
”あのー、お客様のご予約が見あたらないのですが...”
げげーっ、ひょっとして、日付を間違えて予約した? だから、自動チェックイン機にも表示されなかった??
(心の声:いや、いや、そんな事はなかったはず)
ここで、携帯電話に保存しておいた、予約票を確認する。たしかに、本日の192便普通席を予約決済している。
”これを見てください。”と携帯電話の画面を見せる。
”はい、ありがとうございます。...わかりました。”
(心の声:こんな事なら、最初から、予約番号の入った予約票のプリントアウトを準備しておくべきだった)
........
”ファーストクラス、空席ございます。今押さえておきました。”
........
”お客様、このチケットだと便の変更は出来ないのですが”
(心の声:何を呆けた事言うてんねん)
”バーゲンチケットは、当日空港で早い便への変更は可能でしょ”
”はぁ、”と言って、何かのアンチョコを見ている。腑に落ちないためか、後ろに居る先輩の元に行って何やら話をしている。
”**様、大変失礼いたしました。それでは、本日関西空港21時05分発192便を19時30分発の134便ファーストクラスに変更いたします。お支払いはクーポンか、何かでしょうか?”
(心の声:えっ? 国内線ファーストクラスのアップグレードクーポンって存在するの???)と思いつつ、
”カードでお願いします”
.......
.......
またまた、後ろに居る先輩の元に行って何か話を。
(心の声:ええかげんにせーよ。時刻は既に19時10分。当該134便の搭乗が始まっているのではないか)
.......
”**様。誠に申し訳ございません”
ほら、きた...
”134便のファーストクラスなんですが、操作している間に、先に予約されてしまいまして、...”
(心の声:お前が鈍くさいからやろ、それで、どうしてくれんねん?)
”その代わりと言うと何ですが、クラスJ通路側ならご用意できますが...”
(心の声:余り、申し訳なさそうな態度で無いのが気に入らないが...)
”それで結構です。”
”お支払いはクーポンか、何かでしょうか?”
(心の声:さっきカードでっていうたやろ。声をやや荒げて)”カードでお願いしますっ”
.......
(心の声:まさか、また取れなかったと言うのではあるまいな...)
.......
”**様、大変お待たせいたしました。それでは、19時30分発東京羽田行き134便クラスJ通路側をおとりいたしました。こちらにサインをお願いします。”
と言って、カードから引き落とした¥1,000分のサインをする。
”こちらが、搭乗券、こちらがクラスJ料金の領収書です。出発は17番です。いってらっしゃいませ”
と、こんな感じで、
前便変更+アップグレードが漸く完了したのが19時15分。下手をすると乗り遅れてしまう。
エスカレータを駆け上がり、一番空いていそうな保安検査場を抜けて、数分で17番ゲート前に到着。丁度、空席待ちの合格発表の最中であった。
何と、ファーストクラス空席待ちに当選者(S-44番)が居るのが耳に入ってきた。
実は、先に予約されたというのは嘘で、カテSの人にファーストクラスの空席を譲るための抗弁だったかのように思われてならない。
阪神高速の事故渋滞と、JGCカウンターでの一件で余分に時間を費やしてしまったために、食事の時間を逃してしまった。もし、ファーストクラスが取れたなら機内で食事にありつけた訳だが。
とりあえず、サクララウンジへ入って、おつまみを一袋分頬張って、睡眠薬を服用して、30秒で退出。空席待ちの合格者と一緒に、搭乗口へ。
しかしなぁ、
JGCカウンターのあの対応はちょっと問題だと思う。GHのTさん。新人でも研修生でも無いが、余りにも習熟していない。小生も言葉使いは意識して平静を装っていたが、きっとコメカミには#マークが出ていた事だろう。そして、もし乗客が
ゴーマンズクラブ会員だったとしたら、間違いなく大嵐が吹き荒れていたような気がする。あるいは、このような体験で、ゴーマンズクラブ会員は育っていったのかも知れない。
クラスJの所定の席に着席。
隣は普通の人の様で一安心である。
今宵の翼は、JAL134便である。辛うじて確保できたクラスJで、揺れに揺れて異様な?エンジン音を子守歌にして離陸中に爆睡開始。
40分以上眠って目が覚めた。目前のお目覚めシールをはがして、通りかかったCAさんを呼び止めて冷たいお茶を貰う。
降下時もかなり揺れる。東京も雨足が強くなってきたようである。
それでも、当機は、定刻20時35分に到着。
定刻より5分も早い。素晴らしい。恐らく、ドリンクサービスを途中で中断したのだろう。出口の所で、キャンディを配っている。
21時発の京王八O子方面高尾行きのバスには、余裕で間に合うので、空港内無料連絡バスで2タミへ回って始発から乗車する。
ここでは、パトカーが待機して不正駐車を監視している。結構な事である。
空港バスは、1タミを過ぎても乗車率は50%程度。当然、隣は空席である。首都高の工事も一段落したせいか、雨の中、快調に飛ばす。
そして、22時10分に京王八O子に到着。
路線バスを待つ間に、コンビニで夕食を購入した。
夕食はファーストクラス機内食を期待していたのが、
¥398のコンビニ弁当になってしまうとは落差が大きいが、それでもなんとかクラスJは確保できたので良しとするか。