復路:1月29日(日) 鳳 →関西空港:関空快速 関西空港→羽田空港:JAL1320便 羽田空港→浜松町 :東京モノレール 浜松町 →東京 :山手線 東京 →八王子 :中央線快速 運賃:¥780+¥8,550+¥960
先週同様、辛うじて入手したバーゲンチケットで東京に戻る。全く同じルートを2週続けるのも芸のない話ではあるが、トータル1万円ちょっとで飛べる魅力にはかなわない。
少し、変化をつけるために、ラピードで関空に出ようかとも思ったが、かなり早めに自宅を出る必要があるので止めておいた。結局、先週と同じ関空快速で関空まで向かう。
今宵は、カードラウンジ比叡でコーヒーを飲んで、出発までの時間を過ごす。といっても、15分程度しか滞在していないので、どちらかと言うと、ニコチン補給に訪れたようなものである。
今宵の翼はJAL1320便である。
今回は、普段の日曜日のように、客室乗務員が多数乗り込んできた。そして、例によって定刻を5分過ぎで出発。
ベルトサインが消えると、徐ら鞄から、PDAを取り出し紀行文を書き始める。しかし暫くすると、ヘッドフォンステレオの音、所謂、音漏れ音が聞こえてきた。周囲を見ると、どうやら、隣の女が付けている安物のヘッドフォンから音が漏れているようだ。
最初は、大して気に留めなかったが、曲が変わるとだんだんと音が大きくなってくる。しばらくは無視しようとしていたが、気になり出すと、かえって耳障りになる。きっと、自分では気づいていないのだろうなぁ。だれかが注意してやらないと。
意を決して、"あのー"と声を掛けた。"ボリュームもう少し下げてもらえませんか"、音漏れ女は"はぁー?"という顔をして、耳に手を当てる。年の頃20代前半だろう。しかし、あほ面である。少し、語気を強めて繰り返す。"ボリュームもう少し下げてもらえませんか? 音漏れしてますよ!!"。音漏れ女が、少し慌てて、安物のヘッドフォンを外すと、大音響が漏れてきた。音漏れ女は、スイッチを切った。別にスイッチを切れとは言ってはいない。それよりも、
"すいません"の一言ぐらい言え!
私はバーゲンチケットだが、高い金を出して乗っている乗客も大勢いる。高い金を出している以上、不愉快な思いをしたくはない。だから互いに守るべきマナーというか常識が存在する。それを理解できない音漏れアホ女は搭乗させてはいけない。
ずいぶん前のことだが、機内で、携帯をいじくっていたオッサンに、周りの乗客が寄って集って攻撃していたのを目撃したことがある。もし、そのオッサン一人のために到着が遅れたら、と思うと当然である。今回もきっと、周囲の乗客は心の中で拍手をしてくれただろう。
音漏れアホ女は、ふてくされて窓を向いて狸寝入りをしているようだ。私は、再び、紀行文を書き出す。
この便で、もう一つ、気に入らないことがあった。
キャプテンアナウンスでは、"...出発が遅れたため、羽田空港到着は約5分遅れ、22時15分頃を予定しております..."と放送されていた。これを聞いて、出発時の10分遅れを、到着時には5分に圧縮する??? 列車でいうところの回復運転をするのか? と思っていた。
しかし、案の定、実際には、到着は22時25分。つまり、出発時の10分遅れが、到着時には15分に拡がった。
こちとら、JAL1320便は遅刻常習犯と分かって乗っているので、今更、10分程度の遅延をとやかく言うつもりはないが、乗客への情報の伝え方に問題があろう。
これがANAなら、きっと"羽田空港到着は約20分遅れ、22時30分頃を予定しております"とアナウンスするだろう。そうすれば、例え、到着時刻は同じ22時25分であったとしても、乗客の受ける印象はまるで異なる。遅れを最小限にするよう努力してくれたのだと思うことだろう。JALの乗務員も、一度ANAに乗って勉強しては如何かな。
さて、先述の通り、羽田空港到着は22時25分となってしまったので、モノレールの駅まで急ぎ、22時34分の快速モノレールに乗る。今回は、浜松町での乗換もスムーズだったため、22時54分の京浜東北線に乗ることができ、東京駅中央線ホームで待っていた高尾行き快速に間に合った。
結果、八王子到着は24時頃、東京宅には24時15分、ほぼ予定通りの旅となった。