東京-大阪 単身赴任 旅物語

2003年10月1日から2012年9月30日まで経験した単身赴任。帰省旅行の思い出と、お得情報を綴っています。

再び木曽路を下る

2005-01-08 00:40:00 | 列車
往路:1月8日(土)
八王子→信濃大町:ムーンライト信州81号
信濃大町→ 松本:大糸線普通
松本  → 上松:中央線普通
上松  →中津川:特急しなの自由席
中津川 →名古屋:中央線快速
名古屋 → 米原:新快速
米原  → 大阪:新快速
大阪  →天王寺:大阪環状線
運賃:青春18きっぷ1回分+¥2,060

土曜日の夜、急遽帰郷することにしたため、当然、ムーンライトながらの指定席は取れず。そこで、中央線廻りで帰ることにした。

今宵の宿はムーンライト信州81号である。

12月とは違って、冬山シーズンのムーンライト信州は混んでいる。乗車率は100%以上。隣席に指定券を持たない輩が座っていたが、持主が現れて立ち退いていった。予想に反して、満席で窮屈であるのに加えて、座席にはセンターアームがなく、隣のおっさんと体がふれあって気色悪い。

それでも、何とか、大月あたりで爆睡モードに入り、松本で目覚める。ここで、多数の乗客が下車したものの隣客は降りない。そこで、隣の空いたシートに移る。その後、少しウトウトして、信濃大町で下車する。前回の徹を踏むことなく、忘れ物のないように何度も確かめた。

ここで、信濃大町始発の普通列車に乗って松本に戻り、松本から中央西線の一番列車、中津川行き普通に乗り換える。ガラガラでボックスを独り占めである。

木曽福島で"隣に座って良いですか?"と声を掛けてくる輩がいた。年格好からすると、大学生くらいか? 空いているのだから、普通、斜め前に座るだろう? しかも、他にも空いているボックスがあるのになぜ、わざわざ私の横を? よほど、その席に執着があるのか、とにかく、座ってしまった。

手荷物をわざわざ、私の隣に置く上に、ぶつぶつと何かつぶやいている。危害を加えられてからでは遅いし、また、ちょうどトイレにいきたくなったので、席を立ち、トイレのある車両に乗り移る。

上松に到着。ここで、特急しなの1号に乗りかえる。そのまま、普通列車で中津川まで乗っていっても良いのだが、ここで¥1,550円を払って、先を急ぐことにする。しなのは、中津川で一本早い快速に接続しているので、ここ上松でのワープは値打ちがある。

ふと見ると、先ほどの変な輩もこちらに来ている。別に付けて来た訳ではないだろうが、一番先頭の乗車位置に並び、できるだけ離れるようにする。

しなの到着。乗車率は60%程度で、通路側に座らざるを得ない。睡魔が襲うが、車掌から切符を購入しないといけないので、じっと我慢する。

中津川で降りて、快速名古屋行きに乗り換える。ロングシートでは乗り心地が悪い。にもかかわらず、乗車後しばらくすると爆睡モードに入ってしまい、不覚にも、名古屋手前の金山で下車することすら忘れていた。そればかりか、目覚めた時には、すでに、名古屋到着からしばらく時間がたっており、折り返し中津川行きになっていた。

慌てて下車し、東海道線ホームに急ぐ、新快速待ちの列はすでに長く、名古屋からだと着席は絶望的と思われたが、幸運にも座ることができた。後は、米原でJR西日本の新快速に乗り換えて大阪まで向かい、自宅には13時半に到着。実に13時間もの長旅であった。

中央線廻りだと、何のトラブルが無くても、帰宅は翌日昼過ぎになってしまう。しかし、岨づたいに進む塩尻~中津川の木曽路の車窓は、春夏秋冬いつ通っても素晴らしい。時間をかけて回り道をするだけの値打ちがあると思っている。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

PR