東京-大阪 単身赴任 旅物語

2003年10月1日から2012年9月30日まで経験した単身赴任。帰省旅行の思い出と、お得情報を綴っています。

神戸空港から

2006-02-26 21:25:00 | ANA
復路:2月26日(日)
大阪  →三ノ宮 :新快速
三ノ宮 →神戸空港:ポートライナー
神戸空港→羽田空港:ANA414便
羽田空港→浜松町 :東京モノレール
浜松町 →東京  :京浜東北線
東京  →八王子 :中央線快速
運賃:¥290(昼特きっぷ)+¥320+¥8,550(超割)+¥960

せっかくの日曜日だが、生憎、会議のため在阪の事業所に出社。こんなことだと、何のために帰郷したのか分からなくなる。土曜日、一日ゆっくりできたので、これで良しとするしかない。

三ノ宮駅ホーム会議終了後、飛行機で直接、東京に戻る。今宵は久々にANAを利用する。もちろん、超割である。ANAの超割はJALのバーゲンチケットよりはるかに競争率が高いのだが、偶々、JALが×でANAが取れた。ただし、神戸空港発である。

堺の自宅からだと、90分もの距離があるが、幸か不幸か、仕事先からだと約60分で行ける。仕事で潰れた休日、せめて、開港間もない神戸空港見物と洒落込みたい。

三ノ宮駅中央改札新快速を三ノ宮で下車。深夜、サンライズ瀬戸に乗り込むためにしばしば訪れる駅であるが、日曜の夕刻、ここに降り立ったのは遙か遠い昔のことである。実は、ポートライナーも初体験であった。

搭乗まで、かなり時間があるため、三ノ宮駅周辺をぶらつく。そして、ファーストフード店で夕食とする。






いよいよ、ポートライナーに乗車、神戸空港への一歩を踏み出す。何となく、関空のウィングシャトルに似てないこともない。ここから20分弱乗車する必要があるので、三ノ宮駅が空港の一部と見るのは無理があるが、乗り換えも便利であり、大阪三空港の中では一番立地条件は良いのは確かである。

駅標識が緑色で、一瞬、JR東日本を思い出したが、実は、発車音もJR東日本と同じであった。ちなみに、三ノ宮駅や大阪駅で聞こえる接近メロディーは、JR西日本独特であり、この音を聞く度に、あぁー帰ってきたんや。と、帰郷の嬉しさがこみ上げてくるのであるが、ここでは、関西では決して聞こえるはずのないメロディーに違和感を禁じ得ない。

ポートライナーから神戸空港をのぞむ
空港の遠景を右手に望み、大きくカーブすると終点神戸空港駅に到着する。ポートライナーを降りると、目の前が神戸空港の入り口である。右にJALSKY、左にANAのカウンターがある。







神戸空港ターミナルビルの第1印象は、...幕張メッセインテックス大阪といった展示会場を彷彿とさせる。そして航空会社のカウンターは、出典企業のブースのように映る。垂れ幕もそれらしい雰囲気を醸し出している。率直に言って、少し、失望した。安っぽい感じが免れない。神戸らしさがまるでないのである。

開港から日が浅いため、見学者も多数訪れているようであるが、搭乗もしないのに、見学だけのためだけにわざわざ訪れる値打ちのある場所とは思い難い。話題の神戸スイーツの店舗も入っているが、それなら三ノ宮市街にもある。










4階に昇る。屋上庭園や階段付近は、まだ工事が完了しておらず、所々にバイロンが立てられている。なんとか開港日に間に合わせました。と言う様子がありありと伺える。昼間天気が良ければ、眺めも良いのかも知れないが、夜景は期待しない方が良い。遠くの方に市街地の明かりが連なっているだけである。素晴らしい夜景を望むなら六甲山にでも登った方が余程ましである。






見るべき物もあまりなく、程々に切り上げて、手荷物検査ゲートを潜る。ゲート内ロビーも地方空港然としている。何度も言うが、神戸らしさがまるで感じられないのである。

そういえば、一つだけ関空や伊丹に無いメリットがあった。空港が小さくポートライナーが隣接しているので、荷物を抱えて移動する距離が関空や伊丹に比べて遙かに短くて済む。ポートライナーなら渋滞の心配は無いので、三ノ宮駅を降りてから搭乗するまで、30分もあれば何とかなりそうである。そう考えると、確かに都心に一番近い空港といえる。それなら、三ノ宮駅にチェックインカウンターがあっても良さそうなものだが、そんな物など無い。

搭乗まで時間をもて余していたので、ベンチに腰掛けて小一時間眠る。固いベンチなので寝覚めは悪い。





今宵の翼は神戸空港21時00分発ANA414便である。

暫くすると、関東地方悪天候のため、羽田空港管制官より当便の出発時刻を21時35分とする指示があったことが、アナウンスされた。定時運行のANAであっても、管制官指示には逆らえまい。

21時05分、ようやく搭乗開始となり、21時25分に出発。B767-300機は、満員の乗客-中央3人掛席も詰まっている-を乗せて羽田へと飛び立つ。



羽田には、遅れに遅れて22時45分到着。久々に第2ターミナルを通り抜けてモノレール駅に急ぐ。始発から乗車できたおかげで、なんとか着席できたものの、第1ターミナル駅では多数の乗客が乗り込み、ラッシュアワー並の混雑度で浜松町に到着。

東京駅で中央線に乗り換えるが、接続が非常に悪く、東京宅到着は25時頃となった。仕事帰りということもあって、疲労困憊、そのまま沈没する。

さて、当の神戸空港、今のところ、JALANA、SKYが競って開港記念運賃を設定しているため、わざわざ遠回りしてでも利用する値打ちはあるが、定常状態になったとき、どれほどの魅力を保つことができるか甚だ疑問に思われる。悪く言えば、突貫工事でなんとか作り上げた一地方空港という感が拭えないのである。

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クラスJ再び

2006-02-25 21:21:53 | JAL
往路:2月24日(金)
日野  →神田   :中央特快
神田  →浜松町  :山手線
浜松町 →羽田空港1:東京モノレール
羽田空港→関西空港 :JAL1321便(クラスJ)
関西空港→鳳    :関空快速
運賃:¥1,160+¥9,550(バーゲン)+¥780

2週連続で金曜日の夜のクラスJのバーゲンチケットがとれた。全く、偶然としか言いようがないが、やはり、マメにホームページをチェックするに限る。

ただし、金曜日の夕方、サッと退社できるかどうかは全然別の問題である。今宵も、18時まで会議だった。バーゲンチケットは、取り消し手数料が高いので、万一の場合には、泣かなくてはならない。危ない橋を渡るようなものである。

意外と空いている山手線逃げるように会社を後にして、いつものように、中央特快、山手線、東京モノレールと乗り継いで羽田空港第1ターミナルへと向かう。

ところで、金曜日19時台の山手線に何度か乗っていて気付いたことがある。山手線と言えば、ラッシュの代表選手のように語られることが多いのだが、この時間帯に限って言えば意外にも空いており、余裕で着席できる。反面、ホームの向こう側の京浜東北線は、やはり混んでいる。そのため、神田から浜松町へは、いつも山手線に乗ることにしている。

さて、羽田空港第1ターミナルへは20時頃に到着。

南ウィング入口付近のコンビニ先週、JAL1321便は南ウイングからの出発だったので、モノレールを降りて南側の出口へ。そして、付近のコンビニで夕食を仕入れる。というもの、ゲート内の売店では、20時を過ぎると、弁当は早々と売り切れになる場合が多いためである。さすがに、ここは、ゲートの外にあるため弁当類も豊富に残っている。釜飯弁当オニオンサーモンにぎりを仕入れチェックインする。

閑散としている南ウィングところが、先週と違って、JAL1321便は北ウイング18番ゲートより出発であった。これが本来の姿であろう。ちなみに、この時間帯、南ウイング付近は極端に空いている。人気が無い。カウンターの係員も暇を持てあましているように映る。あたりまえか。当夜、九州沖縄方面の便は那覇行きただ1便を残すのみであるから。

釜飯弁当とオニオンサーモンにぎり手荷物検査を潜ってから、空いているロビーに腰を下ろし夕食とする。釜飯弁当、オニオンサーモンにぎりとも値段の割にはなかなか優秀である。ちなみに、付近の売店では、食べ飽きた彩り弁当くらいしか残っていなかったので、外のコンビニで仕入れておいて正解だった。

北の端の18番ゲートに行く途中、いつものようにカードラウンジで飲み物を求めようとしたら、20時30分で閉店とのこと。非常に腑に落ちない。関空ですら21時まで営業するのだから、天下の羽田空港なら、22時頃まで営業していてしかるべきである。搭乗客だけでなく到着客も利用するのだから。

19番ゲート仕方なく、自販機で缶コーヒーで喉を潤し、ニコチンを補給する。

隣の19番ゲートでは、同じく20時40分発関西行きJAL1319便の搭乗間近であり、付近は混雑している。例によって、機材の準備が遅れており、忙しなさそうな雰囲気が漂っており、落ち着かない。そのため、少し、離れた場所に陣取って紀行文をしたためる。

18番ゲート20時45分、当JAL1321便の搭乗が始まるが、先発のJAL1329便はまだ、出発できないでいるようである。下手をすると、殆ど同じ時刻に出発となりそうな気配がする。

今宵の翼はJAL1321便である。

気流の関係で、ベルトサイン消灯後も、機体が揺れる揺れる。ドリンクと茶菓サービス開始後、再びベルトサインが点灯する。機体の揺れの合間を縫ってクラスJの42名にはなんとか、サービスを遂行できたが、恐らく、レギュラーシートの全員には行き渡らなかったことと思う。

関空快速@鳳それでも、関空には、ほぼ定刻に到着し、JALの面目躍如である。おかげで、22時32分発の関空快速に余裕で間に合った。ただ、先発のJAL1321便からの乗客も乗り合わせていたためか、先週よりは乗車率は高く、一人がけの席に陣取ることはできなかった。

結果的に、3週連続でアッパークラス搭乗となり、優雅に帰阪したわけだが、それも今週で最後である。来週からは、青春18きっぷシーズンに入り、いつもの貧乏紀行に戻る。夜行列車の乗り方を思い出さなくてはならない。


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同時刻出発の2機

2006-02-19 21:00:00 | JAL
復路:2月19日(日)
鳳   →関西空港:関空快速
関西空港→羽田空港:JAL1320便
羽田空港→浜松町 :東京モノレール
浜松町 →東京  :山手線
東京  →八王子 :中央線快速
運賃:¥780+¥8,550+¥960

今回も、物語の最初は、2ヶ月前のチケット予約時にさかのぼる。

週を追うごとに、スカイバーゲン取得競争は激しさを増している。元々激戦のSKY906便を狙っていたこともあって、あえなく敗退。もっとも、一つ前のSKY208便なら、可能性はあったのだが、1時間早く出ないといけないデメリットを考えて、敢えてチャレンジはしていない。

なぜなら、SKY906便とコードシェアするJAL1320便のバーゲンチケットを既に予約していたためである。JALのバーゲンチケットは¥8,550、差額の¥3,550は惜しいが、夕方、忙しなく帰京準備をするのも考えものである。

同時刻出発のANA150便とJAL1320便今宵は、阪和線の遅れも、JAL機体準備の遅れも無く、当機は定刻21時10分に関西空港を出発の予定。よくよく見ると、ANA150便と出発時刻が同時となっている。あれ? 今まで気がつかなかった。ANA150便はたしか21時25分出発ではなかったか? 神戸便開設でダイヤが変更されたのか?

ANA150便たとえ出発時刻が同じであっても、決して、同時に出発できるわけではない。このような場合は、出発準備が整った方から、順に出発するらしい。ANAの搭乗ゲートは20番、一方、JALの方は22番、さほど離れてはいない。それぞれのアナウンスがやや不協和音となってロビーに響く。初めて飛行機に乗る人なら、間違える可能性があるだろう。

JAL1320便今宵の翼は、JAL1320便である。同時刻出発の2機、さて、羽田に到着するのはどちらが早いか?

21時10分、JAL1320便は、定刻に滑走路への移動を開始する。窓の向こうにANA機が見える。あちらはまだ、出発していないようだ。さすがに、この勝負はJALの勝ちかな。と、この時は思った。

関西地方の天候は曇り。気流の影響か、上昇時にいつもと違う違和感を感じる。睡眠不足で眠たいのだが、眠ることができない。しばらくするとベルトサインが消えたので、この駄文を書き始める。ANA150便は、今頃、どこを飛んでいるのか、航路はほとんど同じはずなので、ちょっと気になる。

考え事をしていると、あっという間に、羽田到着。今宵は約15分の遅れである。いつもの22時32分の快速モノレールに乗り遅れる。結果、八王子到着も15分遅れ、24時15分頃となる。自宅を出たのが19時30分であるから、新幹線よりも時間がかかっている。

さて、帰宅後、勝負の行方が気になったのでJALANAのホームページで出発/到着時刻の調査を行う。結果は、
ANA 150 21:10 21:10 出発済み 22:15 22:20 到着済み
JAL1320 21:10 21:12 出発済み 22:15 22:27 到着済み
なんと、ANA150便は、JAL1320便より一足早く出発していた。しかも、羽田到着は7分も早い。関空で見たのは、別の到着便だったのだろうか。それとも、滑走路への移動中に抜かされたのか? この勝負JALの負けである。遠い第2ターミナルに到着するANAを優先するという、暗黙のルールでもあるのだろうか??

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金曜日のクラスJ

2006-02-17 21:00:00 | JAL
往路:2月17日(金)
日野  →神田   :中央線快速
神田  →浜松町  :山手線
浜松町 →羽田空港1:東京モノレール
羽田空港→関西空港 :JAL1321便(クラスJ)
関西空港→鳳    :関空快速
運賃:¥1,160+¥9,550(バーゲン)+¥780

実のところ、この週末の帰郷便もスカイバーゲン¥5,000コースを狙っていた。2ヶ月前の12月17日のことである。

予約開始の9時ジャストに合わせて、クリックする。画面が現れる。おおっ、ライバルが意外と少なく、スカイバーゲンがとなっている。落ち着いて必要事項を入力する。クリック2回、予約完了! ヤッター! と思い気や、良く良く確認すると、予約したのは関西-羽田便であった
※現在は9時30分開始。

金曜日の夜に関空から羽田へ飛んで、どーすんねん!

急いで、予約をやりなおそうとしたが、時すでに遅し、2月17日夜の関西便スカイバーゲンは見事に×となっていた。仕方なく、翌朝、土曜朝の便をスカイバーゲンで押さえた。

しかし、この週末は、2月のANAJALのバーゲンチケット期間でもあった。前回同様、非常に淡い期待を持って、金曜日夜の空き状況を調べると、なんと、羽田21時発のJAL1321便のクラスJに1席だけ空きあった。

すかさず予約を済ませたのは、言うまでもない。

バーゲン期間の金曜夜に、クラスJの空きなどまず出ないと思っていたが嬉しい誤算であった。しかし、¥5,000のつもりが¥9,550になってしまう。ずいぶんと悩んだ挙げ句、結局、土曜日の早朝便スカイバーゲンはキャンセルし、金曜日の夜にクラスJで帰郷することにした。

昨年末のプラットこだまグリーンプラン以来、どうも贅沢に染まってきたキライがある。反省せねば。もっとも贅沢といっても、普通運賃よりは極めて安いのだが。

ちなみに、このJAL1321便は、予約し損ねたSKY907便のコードシェアである。乗客の何人かは¥5,000のスカイマークの搭乗券を持って乗ってくるはず。そう考えるとちょっと悔しい。

羽田空港第1ビル駅さて、当日、夕方の会議をなんとか早めに切り抜けて、スーツ姿の旅人となる。

いつものように、中央線、山手線、東京モノレールを経由して、20時15分頃に羽田空港第1ターミナルに到着。関西方面、北ウイングに向かう。この時間帯の空港は空いている。2月という時期のためであろうか。それにしても意外である。

なぜか人が少ない北ウイングそれでも、出発ロビーに入ると、結構、多くの人がいる。売れ残っていた弁当を求め、夕食とする。

JAL1321便は関西行きなので、てっきり、北ウイングから出発と思い、そこでウロウロしていたが、搭乗ゲートは10番、すなわち南ウイングから出発することに気が付いた。10番ゲートというと、端の方なので、かなり歩かないといけない。以前は、13番、14番あたりからの出発だったはずだが、神戸便開設の影響なのだろうか。

アルカディア20時40分頃に”...20時45分頃にみなさまを機内へとご案内...”という、いつものアナウンスが流れるや、まだ、搭乗開始でもないのに、搭乗待ちの長い行列ができてしまった。自由席でもあるまいし、先を争って飛行機に乗って、何か良いことでもあるのだろうか? いくら、関西人にはイラチが多いからと言っても、今宵は何か変である。

搭乗待ちの列?そうか、荷物棚の奪い合いか! 冬場は、コートもあるので荷物が嵩張る。飛行機でも荷物棚は自由席状態である。当便のように満席の場合には、ボヤボヤしていると自分の手荷物が遠くの棚に収納されてしまうことだってある。到着時を考えると、手荷物は近くの棚に置きたいものだ。なるほど。

その点、クラスJなら、座席数が少ない分、荷物棚にもゆとりができる。元々、鞄一つだし何も焦る必要はない。列が動き出してから、ゆっくりと椅子から立ち上がり、搭乗ゲートを潜る。

今宵の翼はJAL1321便である。2週連続、格安でアッパークラスに搭乗する。

さて、クラスJは2度目の搭乗となるが、前回は気流の乱れのため、十分なサービスを受けることが出来ず残念な思いをした。今宵は、幸い天候も良く、ドリンクと所定の茶菓をいただきながら、機内でこの紀行文をしたためる。

先週のシグナスクラスと比べた時に、背面にフックが付いているのは、特に冬場は便利である。反面、足元に支柱が伸びており、座席の下に鞄が置けないのはちょっと考えものである。また、座面はクラスJの方がやや硬く、眠るよりは移動中に仕事をするのに向いているような気がする。

関空には、ほぼ定刻の22時24分に到着。真っ先に降りることができるクラスJのおかげで、22時32分発の関空快速に辛うじて間に合った。

クラスJといっても、単に椅子がでかくなって、フットレストが付いただけ。と言ってしまえばそれまでである。むしろ、混雑時の何とも言えない優越感を買っているのかも知れない。

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とんだしっぺ返し

2006-02-12 20:56:00 | 新幹線
復路:2月12日(日)
   →天王寺:阪和線
天王寺→大阪 :大阪環状線
大阪 →新大阪:東海道線快速
新大阪→新横浜:のぞみ32号
新横浜→八王子:横浜線普通
運賃:¥13,460(新幹線自由席)

本来なら、今宵も、関空21時10分発のSKY906便(=JAL1320便とコードシェア)スカイバーゲン¥5,000コースで帰京する予定であった。

帰京の前には、JR西日本の列車運行情報は必ずチェックするのが習慣になっている。なぜなら、ホームラインの阪和線は、東京の中央線と同様に、大事な時に限って止まるからである

案の定、本日も、JR関西空港線日根野~りんくうタウン間で架線にビニールがからまり、運転見合わせとのニュースが報じられていた。多分1時間程度で復旧するとは予想はしたが、いざとなったら、南海で行こうと考えていた。

ついでに、JALのホームページを見て、本日の関空便の出発状況を確認した。JAL1320便は、機体準備遅れのため出発予定時刻が22時となっている。それなら、慌てて関空へ行っても仕方がないな。と気軽に考えていた矢先に、電話が鳴った。

電話の主は、スカイマークの関西空港オペレータである。なんと、SKY906便は、欠航となる見込みとのこと。なんでも、女満別での整備が遅れ、関空への到着が遅れているため、機材の準備ができないらしい。JALなら、一つ後の1322便への振り替えが可能なのだろうが、SKYでは関空発の最終便だからそうもいかない。ちなみに今年2月のスカイマークのルール改正で他社便への振り替えは行わないことになっている。

Sky:”一つ前の20時発のSKY208便にお客様のお席をご用意いたしましたが、如何なさいますか?”
現在時刻は、19時を過ぎている。そんなん、今頃言われても無理や。関空まで最低でも1時間はかかるのに。もっと早よ言えよ。と言いたかったが、その前に、皮肉たっぷりに。
私:”20時発のSKY208便は20時何分に出発するのですか?”
Sky:”20時です。”
心の声(ホンマか? いつも20分位遅れるんとちゃうんか?)
私:”それじゃ、今からでは無理ですね。”
Sky:”申し訳ございません。では、全額返金いたします。”
心の声(¥5,000を返金されても意味は無い。¥5,000もらっても4列シートの夜行バスしか乗れないのだから。それより、予約できなかった3月の日曜日の便に変えてくれ!)
私:”別の日の便に変更は可能ですか?”
Sky:”ちょっとお待ち下さい....はい、可能です。後日、予約センターにお申し出ください。”
心の声(ラッキー、後で、ダメです。なんて言うなよ。席はあるのだから。)
私:”分かりました。”

スカイバーゲン!スカイバーゲン!と喜んでいたら、とんだしっぺ返しをくらってしまった。

さて、時刻は19時をまわっている。当日予約だと割高になるが、ANA、JALのホームページで一応空席を確認する。ものの見事に全て×となっている。次に、発車オーライネットでトレンディ号の予約状況を見る。こちらも×。この冬は、定時運行が危なそうなので、夜行バスには余り乗る気になれない。従って、これ以上の夜行バス探索は止めておく。

ただし、後になって気が付いたが、堺~立川の南海バスならなんとかなった可能性もあり、ちょっと後悔している。

次に、サイバーステーションでサンライズ瀬戸・出雲と20時30分以降の新幹線の空き具合を見る。サンライズ瀬戸は×、サンライズ出雲は△、一方、新幹線は軒並み○であった。

サンライズ出雲を狙って、最寄り駅に急ぎ、指定券を求めるも、タッチの差で既に×となっていたようである。残念。あぁ高い高い新幹線に乗るしかないか。大阪市内~横浜市内の乗車券のみを求め、後は新大阪駅で様子を見て判断することにした。

家に戻って旅支度をし、19時45分頃出発。新大阪駅には20時45分に到着。53分発のぞみ192号または56分発ののぞみ32号に望みを托して、自由席特急券を求める。多分、自由席でも座れる。と読んだ。

ホームに上がると、すでに、53分発のぞみ192号自由席には長蛇の列ができていた。そこで、56分発のぞみ32号の列に並ぶ。ほどなく、ホームに2本ののぞみが順次入線する。先発ののぞみ192号は、激混みで、デッキに立っている人も居る

一方、次発のぞみ32号は、不人気?の500系ということもあって、比較的空いていた。3列シートに2人掛状態でゆったりとできる。PCを広げて、今回のトラブルを克明に記録する。

意外にも名古屋で沢山の乗客が降りたため、3列シートにはだれも居なくなった。少し眠ろうと思い、鞄から空気枕をとり出してシートを寝台にする。¥5,000のスカイバーゲンで帰れるはずが、高い高い新幹線になってしまった以上は、楽をして元をとらないと気がすまない。この際、お行儀の悪さには目をつぶってもらう。

まさかこんなことになるとは思っていなかったので、空気枕は一つしかない。新幹線には乗り慣れていないので、ベッドメイキングが難しかったが、なんとか、30分程度は熟睡できたようだ。

さすがに新幹線、定刻23時11分に新横浜に到着。ここで横浜線に乗り換えて八王子へと向かう。八王子到着は丁度24時。なぁんだ、SKY906便(=JAL1320便)で帰った場合と全く同じ時刻に到着したではないか。

改めて、新幹線の便利さ、素早さ、確実さに感動した。これで値段が安ければ、言うことはないのだが。

翌日、スカイマークの予約センターに電話して、事情を話すと、あっさりと日付変更OK、3月19日(日)はスカイバーゲン設定日ではないが、実質スカイバーゲンで帰れることになった。

なお、JALのホームページの出発情報によると、件のJAL1320便は、結局約1時間遅れで運航されたようだ。女満別からの到着便を待たずに、予備の機体で運航すれば良いのに。と、思ってしまうが、JALですらそんな余裕など無いのが現実なのだろう。

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たった¥6,000でシグナスクラス

2006-02-11 04:30:00 | SKYMARK
往路:2月11日(土)
京王八王子→羽田空港第1:空港バス
羽田空港 →関西空港  :SKY201便(シグナスクラス)
関西空港 →鳳     :関空快速
運賃:¥1,700+¥6,000+¥780

今週末もスカイバーゲンの恩恵にあずかって帰郷する。2週連続で金曜日夕方に発つのは多分不可能と思われたので、今週末は土曜早朝便、羽田発6時40分SKY201便を予約している。

実を言うと、2月10日(金曜日)夜のSKY906便スカイバーゲンで予約することに成功していた。思い返すと、2ヶ月前の12月10日、青春18きっぷを使って帰郷途中の土曜日の朝、新快速の車中から携帯電話使って予約した。山科の京都の間のトンネルの中で9時丁度となったため、通信が一度途切れてしまったが、実際の受付は9時5分頃から開始されたため、辛くも予約に成功した。

しかし、金曜日の夜に帰りたくとも、自分の都合のみで行動できないのがサラリーマンの辛いところである。2ヶ月先の事など分かるわけはないが、何か胸騒ぎがしたので、念のため、翌日、2月11日土曜朝のSKY201便スカイバーゲンで予約しておいた。そして、決済する段になって、金曜夜の便と土曜朝の便、どちらを選ぶか非常に迷ったのだが、結局、金曜夜の便はキャンセルした。苦労して予約した金曜夜のスカイバーゲンであるが、今回は、万一のことを考えて確実な方を選択しておいた。
    なお、最近では¥5,000という驚異的な価格が広く知れ渡る所となり、休日のスカイバーゲンを予約するのは非常に困難になってきている。恐らく、携帯電話からだとかなり難しいと思われる。先日も、4月9日の神戸便を予約しようと喘いだが、敢え無く敗退した。
さて、八王子からSKY201便に間に合うように羽田に着くためには、中央線始発電車に乗ってもぎりぎりである。よって、今回は京王八王子4時30分発のリムジンバスで空港へ向かうこととし、事前にハイウエイバス.コムで予約を入れておいた。

リムジンバスは、カジュアルツインクル等の夜行バスに用いられているのと同じ4列シートタイプであった。シートは一応リクライニングするし、全員ほぼ2席占有できる程度の乗車率であったので、快適に過ごす事ができた。早朝と言うよりは深夜と言うべき時間帯なので眠っている人が多い。小生も目を閉じてウトウトとする。

バスは、空いている高速道路を快調に飛ばし、1時間ちょっとで羽田に到着。電車で行くより30分以上速い。乗り変え不要でリクライニングシート、しかも速い。これならバス料金の¥1,700はリーズナブルと言える。

バスは第2ターミナル、第1ターミナルの順に乗客を降ろしていく。バスから眺めると、両方のターミナルの位置関係がよく分かる。思っていたよりも離れている。荷物を持って歩くには、ちょっと厳しい距離である。

5時40分、終点の第1ターミナルで下車。まだ、6時前なのに空港には人が沢山居る。こんな朝早くから、みんな一体どこへ行くのだろうか? と自分のことを棚に上げて訝しく思ってしまう。

北ウイング端近くにある、スカイマークのカウンターでチェックインする。その際、機内で熟睡できるように¥1,000追金してシグナスクラスへの変更を申し出る。空席があり、あっさりOKとなった。これで、たった¥6,000でアッパークラスに搭乗できることになる。
※2006年2月よりシグナスクラスの扱いが変更された。

いつものように、手荷物検査を終えて、ゲート内のVISAカードラウンジに行くが、まだ6時前なので準備中である。そこで、お子さまコーナー近くのソファでふんぞり返って、紀行文を書き始める。

そうこうしているうちに、カードラウンジが開いたようで、何人かがぞろぞろと入っていく。私もその列に加わり入室する。

朝は、飲み物だけではなく、クロワッサンのサービスもある。もちろん無料。起きてから何も食べていないので遠慮なく頂くことにする。ゲート内の売店はまだ開いていないので、このサービスは非常にありがたい。

搭乗時刻が近づいてきたので、ラウンジを後にし、先週と同様、39番ゲートからバスに乗って駐機場へ向かう。既に、空はかなり明るくなっている。

タラップを昇って搭乗し、自分の席に着く。前方3列がシグナスクラスである。シンプルなシートであるが、スペースは充分広く、座りごこちは悪くはない。これで+¥1,000なら安いと思う。

本日は、手荷物検査場が混雑しているため、2台目のバスの到着が遅れているとのこと。6時前から既に混雑していたのだから、今頃は、人でごった返しているのだろう。第1、第2ターミナルとも休日朝の羽田は混雑が日常化しているようである。できるだけ早く空港に来て、さっさと手荷物検査ゲートをくぐるに越したことはない。

出発が遅れるのは想定の範囲内である。今回に限って言えば、せっかくのシグナスクラスなので、飛行時間がたったの1時間では勿体ない。到着が遅れて、2時間くらい眠らせてくれた方がありがたい。コートを頭からかぶり、眠る体制に入る。

しばらくすると、ドカドカと残りの乗客がやってきて、ようやく出発、離陸となる。本当はやってはいけないのだが、離陸後上昇途中で、リクライニングを思いっきり倒しフットレストを上げる。うーん、まさに、天にも昇る心地よさで、直ぐに入眠してしまった。これは癖になりそうである。

およそ、40分程度は眠っていたのだろうか。当機は間もなく関西国際...というアナウンスで目覚めた。シグナスクラスは、3×6で18席あるが、乗客はたったの2名である。進行方向左側のA席、B席は空席だったので、睡眠の妨げとならないように、窓を閉めて日光が差し込むのを防止してくれていたようだ。客室乗務員の細かい配慮に感謝感謝である。

関空到着は8時20分頃。まだ、寝足りないのでラピード(スーパーシート)で帰宅しようかと一瞬考えたのだが、関空快速が丁度良いタイミングでやってきたため、止めておいた。

スカイマークが関空便から撤退するため、SKY201便に搭乗するのは、小生にとってはこれが最後となる。また、今年2月16日から就航する神戸便には、シグナスクラスの設定は無いため、スカイバーゲンでシグナスクラスに座る機会も、恐らく無いだろう。

大阪の空港地図は、伊丹、関空、神戸と三つ巴の混戦状況である。競争に乗じて、どこかの航空会社が新たなサービスを提供してくれることを願ってやまない。

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復路もスカイバーゲンで

2006-02-05 20:00:00 | SKYMARK
復路:2月5日(日)
鳳   →関西空港:関空快速
関西空港→羽田空港:SKY208便
羽田空港→浜松町 :東京モノレール
浜松町 →東京  :山手線
東京  →八王子 :中央特快
運賃:¥780+¥5,000+¥960

復路もスカイバーゲンの恩恵にあずかる。

予約時の状況は、往路とほぼ同じである。本当は21時関空発のSKY906便に狙いを定めていたが、予約画面が現れた瞬間に、SKY208便残席 SKY906便の残席がとなっていたため、とっさの判断で、より可能性の高いSKY208便を選択し、無事予約できた次第である。

SKY208便は、関空発20時となっており、自宅を18時30分に出発しないと間に合わない。従って、家族と夕食を共にできないが、この安さゆえ我慢する。

いつもより、1時間早い関空快速に乗り、関空に到着したのが19時20分頃。夕食を物色しているうちに意外と時間が経ってしまった。結局、2F北端にあるローソンで弁当を購入する。一方、搭乗ゲートは25番ゲートと南の外れなのでかなり距離がある。そのため、出発ロビーで食べるのをあきらめて、機内に持ち込むことにした。
今宵の翼はSKY208便である。

SKY208便は、往路と同じくB767。 座席もF列でこれも往路と同じである。同様に、隣は空席でリラックスできる。空腹のため、離陸前から弁当に箸を付ける。食後はひたすら曝睡していたので、あっという間に羽田上空までやってきた感じがする。

ラッシュアワーであり、到着は遅れたものの、到着ゲートはさほど辺鄙な場所では無かったのは幸いであった。

その後、いつものように、モノレール、京浜東北線で東京駅に出る。東京からは中央線に乗ったのであるが、荻窪付近で線路に人が立ち入ったため、ダイヤは約8分程度遅れていた。おかげで、本来なら、乗れなかったはずの中央特快に間に合ってしまい、八王子到着は予定より早くなった。

いつも、ダイヤの乱れに悩まされている中央線であるが、たまには、このようなこともあるのだ。

八王子には23時に到着、最終の路線バスにも間に合って、23時10分頃帰宅。今回は、夜行バスより安く快適に帰省することができ、本当に助かった。

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幸運に助けられ帰郷

2006-02-03 17:55:00 | SKYMARK
往路:2月3日(金)
池袋  →品川  :山手線
品川  →京急蒲田:京急特急
京急蒲田→羽田空港:京急急行
羽田空港→関西空港:SKY207便
関西空港→鳳   :関空快速
運賃:¥650+¥5,000+¥780

2月から、スカイマークは、スカイバーゲンと称して、¥5,000の衝撃的な運賃を設定した。もちろん、その中に羽田-関西便も含まれている。予約は2ヶ月前から。無理かな?思いつつも、一応、チャレンジする。2ヶ月前の12月3日(土曜日)のことである。
※羽田-関西便は4月1日から廃止。

予約受付は、9時開始なので、PCの時計を正確に合わせて、9時丁度に、入力しようとするものの、画面は全く変わらない。9時2分、3分と時間は経過するが、状況は同じである。ANAの超割先行予約とかと違って、画面が固まっているわけではない。ただ、入力表示がされないのである。

専用の入力画面が隠れているかもしれないと、トップページから辿ってみても、状況は変わらない。きっと、バックグラウンドで何かやっているのだな。バーゲンチケットと言っても、所詮、そういくことか。と、半ばあきらめつつも、延々、トライする。すると、9時27分頃だっただろうか。突然画面が変わり、○とか△とか3とかが表示された。

おおっ! と急いでお目当ての、21時発のSKY907便を予約しようとするが、入力が完了して、最後の予約ボタンを押すと、満席になり予約できませんでしたという旨の表示がされる。そんなんありか! と思ったが、気を取り直して、すぐに一つ前の便に切り替えて予約し直す。しばらく画面が固まったかのように映った後、予約完了画面が現れた。ラッキー。しかし、WEBには、受付は9時からと表明されているのだから、ちゃんと9時から受け付けしてもらいたいものだ。それとも、粘った人だけにバーゲンをプレゼントしようとする作戦なのだろうか。

このようにして、辛うじて予約できたのが、当SKY905便である。ちなみに、このスカイバーゲン、羽田-関西便は予約開始から10分後には、ほとんど全ての便の予約状況が×になっていた。

ところで、このSKY905便は、羽田19時30分発である。つまり、金曜日の夕方、17時過ぎには会社を出ないといけないが、そんなに、都合よくいくものか?  という一抹の不安があった。2ヶ月先の事情などわかる訳はない、まぁなんとかなるだろうとタカをくくっていた。

はたして、当日午後、偶然、池袋で開催される展示会に出張することになった。展示会は16時までなので、間違いなくSKY905便に搭乗可能となった。こんなこと2ヶ月前には、予想だにしなかった。ラッキー。

展示会終了後、池袋から山手線で品川に向かう。品川到着時、いやにゆっくりとホームに入るので変だなと思っていると、池袋で、ホームから人が転落したため、次の列車は遅れますとのアナウンスが入った。またか! どこか一箇所で事故ると、山手線はストップするのが普通だから、多分、この電車も、品川駅出発が遅れるはずである。それにしても、もし、乗る電車が一本遅かったら、多分、渋谷あたりで埼京線に乗りかえる羽目になっただろう。それを思うとラッキーだった。

品川で、京急に乗り換え、羽田空港へ。SKY905便の出発時刻まで、2時間半もあるので、スカイのカウンターでチェックインするときに、SKY905便から、SKY207便に変更を申し出た。あっさりと変更可能。またまたラッキー。因みにスカイバーゲンの規定では、当日、出発空港において、早い便に空席がある場合、変更可能となっている。

SKY207便は17時55分発である。多分、20時過ぎには帰宅できる。なお、金曜夕方ということもあって、スカイのカウンターには、5人程度の係員がいて、非常にスピーディに発券してくれた。並んだ時には、前に10人位いたのだが、ほとんど、待つことはなかった。

手荷物検査を済ませると、後は、少し早い夕食を取り、飛行機を待つだけである。売店で、若狭の浜焼き鯖寿司を所望する。一度、口にしたいと思っていたのだが、いつも売りきれで、機会を逸していた。なるほど、話題を呼ぶだけのことはある。素直に美味しい。生姜がサバの臭みをうまくカバーしている。

駐機場に目をやると、今にも太陽が沈まんとしている。空気が澄んでいることもあって夕焼け空が美しい。これから、彼の空に向かって旅立つことを考えると、胸が高鳴る。

今宵の翼はSKY207便である。幸運に助けられ帰郷する


食後の飲み物が欲しくなったので、ゲート内にある、VISAカードラウンジに入ってジュースで喉を潤す。このラウンジは、ビジネス向けで、ソファーはもちろん、パーテーションで区切られたコンセント付きの机もある。まるで自習室みたいだが、落ち着いて仕事や勉強をするには最適と思われる。

搭乗時刻が近づいてきたので、階段を下りて、北の外れの39番ゲートに向かう。羽田にもこんなところがあるのか。スカイは安い分、冷遇されていると聞いたけど本当である。

39番ゲートを通り、バスに乗って駐機場まで運ばれる。へぇー羽田空港はこうなっているのだ、と感心することしきり。そして、SKYのロゴが入ったB767機のところでバスから降ろされ、タラップを登って搭乗する。アメリカやドイツでは経験があるが、日本では初体験である。でも、雨が降っていたら辛いだろうなぁ。

バスから降りた乗客が、それぞれ、自分の席に着く。乗客はこれだけ? とおもっていたら、案の定、10分後、次のバスに乗った乗客がどっとやってきた。これでおしまいかと思ったら、出発時刻を過ぎて、もう1台のバスが最後の乗客を乗せてやってくるという。結局、約20分遅れての出発。

機材は、B767-300ER。シート配列は一般的な2+3+2。 私はF席、でも、3列の一番左なのはなぜ? シート配列2+4+2時代の名残だろうか? 座席そのものは、ANAやJALと比べても全く遜色はない。むしろ、SKYの方が座り心地が良いように感じた。

まわりを見ると、所々空席がある。私の隣も空席なのでゆったりとできる。真ん中のD席?E席?が、ほとんど空いているのは別として、シグナスは半分くらい、B席G席もそこそこ空いている。これでは、関空から撤退するのもやむを得ないのかな。と感じた。

前方のモニターに写されるスクリーンの絵柄が、なんともアナログで懐かしい。地図の上の飛行機の絵が、ちょこっとずつ動くタイプである。関空ができた10年前と変わらない。

スカイマークでは2月1日から、運賃引き下げや、バーゲンチケットの設定と引替えに、簡素化の一環でドリンクサービスが無くなった。大阪までたった1時間のフライトであり、元より、新幹線にはそのような無料サービスは無いのだから、私は賛成である。でも、小型の自販機くらいは置いても良いのではないかと思う。ぼったくりは困るけど。

さて、本日、羽田は快晴だが、完全に冬型の気圧配置で関西行きは向かい風となるため、飛行時間が少し長くなるとのこと。おまけに揺れる揺れる。

結局、関空到着は、19時30分頃。定刻よりかなり遅れた。しかも、到着ゲートが端の方で出口からえらく遠い。しかし、たった¥5,000でここまでサービスしてくれるのだから、私は許す。いや感謝したい。惜しむらくは、スカイマークが関空便から撤退することである。本当に残念極まりない。もう一度考え直して欲しいものである。

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