9/24(水) 晴れ 走行距離 98km 歩行距離 10km
4時半にセットしたアラームが鳴ったが、起きられずまた少し寝てしまった。まだ外は暗いのだ。
30分後、運良く目覚めたので外を見ると快晴だ。よし、行こう。身支度を整えて十勝岳温泉へ向かった。
十勝岳温泉から富良野岳に登るのだ。今日は平日なので、登山者も観光客も少ない。
6時過ぎ、登山口を出発した。
富良野岳に向かう山道はすでに紅葉が始まっている。
荒々しい安政火口周辺を抜けて今来た道を振り返る、火口からはまだ水蒸気が昇っており、監視カメラが置かれている。
これから行く道。
今来た道。言葉はいらない。楽しいね。
風は冷たいが、日頃運動不足の身体はすぐに火照るので、次々と上着を脱いで行く。
前方左手に富良野岳が見える。
早起きしたお陰で朝露に濡れる葉を見ることができた。
チングルマの綿毛がなびく道を行く。
眼下に広がる景色も美しい。
ときどき、ガサガサと音がしてシマリスが現れる。好奇心が旺盛なのか、人間に慣れているのかはわからないが、近くまでやってきて、とても愛くるしいのだ。
もうすぐ山頂だ。軽装で足早のおじさんが降りてきた。
ちょっと話したが、おじさんにとっては散歩のような山のようだ。普段から鍛えている人は違う。
山頂は気持ちいい。360度見渡した。持ってきたサンドイッチやお菓子を食べた。
今度はビールを持って来よう。
帰り道、先ほどのおじさんが後ろからやってきた。上ホロカメットク山まで行ってきたとそうだ。
そして、登山口まで一緒に話しながら戻った。おじさんは鶴居から日帰りでやってきたと言った。
鶴居を知らなかったので、どこですかと聞くと釧路の隣とのことだった。
昨日は高原温泉に行ったそうで、紅葉が素晴らしかったそうだ。
高原温泉は行こうと思っていたので、これは期待が持てる。
そして美瑛岳から十勝岳の尾根の縦走の紅葉が素晴らしいとのことだった。
北海道の紅葉は場所が限られているので、この時期紅葉の場所を巡るのだと言っていた。
屈斜路湖畔の道路沿いの紅葉も見ごたえがあるそうだ。おじさん、いろいろ情報をありがとう。
何日もバイクで旅行していると言ったら、仕事はどうしてるの?と聞かれた。今が夏休みなのだ。
キャンプ場に戻って、お昼ご飯を食べた後、美瑛の丘を巡ることにした。
昨日、観光客で溢れていた青い池、今日は少し混んでいたが行ってみた。
神秘的だが、静かな中で見てみたい風景だ。
美瑛の街に着いて、適当にグルグルした。
そして、セイコーマートで酒とつまみを調達した。
セイコーマートカードありますか?と店に入る度に言われて、ありませんと答えていたのだが、今回は作りませんか?と言われたので、忘れましたと答えた。
すると後付けできますよ、と言われたのだが次に来るのは未定なので、丁寧に断った。って言う程のことではないか。
そして、20kmも離れた野営場に向かった。今日の温泉はどこにしよう。
湯元白金温泉ホテルの露天風呂がいいとの記事を読んだことがあったので行ってみた。
なんと混浴、と言っても女性専用の露天風呂もあるので、ほとんど男性用のようだ。
川向こうの山を見ながら浸かれるのでとても気持ちよい風呂であった。
明日は台風の影響もあり、天気が崩れると言う。明日は帯広を経由して層雲峡まで行く予定だ。
移動と洗濯、余裕があれば甘味を楽しもう。