風になれたら

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北海道ツーリング2014 7日目 厚岸のかきめしを目指して

2014-09-27 | 

9/27(土) 晴れ 走行距離 250km

時間に縛られない朝、湖のほとりで今日の予定を立てる。

地図を見ていたら屈斜路湖に注ぐ川があったの釣りに行ってみることにした。一番近い尾札部川は林道を少し走れば行けるところだった。

長靴やウェダーを持っていないので左岸からのみ釣り上がった。10cmぐらいの山女魚と思われる魚がルアーを何度か追ってきたが、追って来るだけであった。

1時間ぐらい歩いて、まぁ、いいかと帰ることにする。

そこかしこにトリカブトの花が咲いていた。猛毒を持つ植物だ。

キャンプ場に戻って釣りの荷物を置いて厚岸に向かった。

厚岸に向かう途中、自衛隊の自動車の隊列に付いてしばらく走った。

隊列から外れては多和田平に向かった。ここは開陽台と並び地平線が見える場所として有名だ。

曇り空ながら阿寒の山や斜里の山並みが見えた。綺麗な芝生のキャンプ場も併設されている。

そして、厚岸駅前の氏家待合所にやってきた。実は2012年に30数年の思いを込めてかきめしを食べに来たのだけれど、駅の売店で"かきめし"ではなく"かきべん"を買ってしまったのだ。そのときの日記はコチラ、日記を読んだ方が教えてくれたのだ。

2013年、再びこの地を訪れる機会があったのだけれど、時間が合わず素通りしてしまった。否が負うにでも期待は高まるのだ。

かきめし弁当は注文を受けてから作られる。ここで食べてもいいですかと、訊ねると味噌汁を付けてくれた。

かきめしは定食として食べることができるのであった。

これほど醤油が染みたご飯があるだろうか。この弁当をおかずにご飯を食べられそうだ。

と言って、塩っぱすぎると言う訳ではない。果てしなく満足して厚岸を後にした。

釧路まで海よりの森の中を抜ける道道142号線の高速ワインディングロードを走り抜けた。

釧路湿原の西側を走る道道53号を北に向かった。途中で釧路市湿原展望台に寄った。

湿原の成り立ちなどを学べるのだが、展望は湿原と言うより原野を見るような感じで期待に添う物ではなかった。

少し行くとコッタロ湿原と言う案内板があったので向かってみた。20kmほど走ってコッタロ湿原に着いたがよくわからない。

もう少し走ると展望台があった。目の前には急階段、さあどうする。ここまで来たのだから登ろう。

多分300段ほどだろうか。そして湿原の全貌を見ることができた。

北海道の日の入りは早く、6時にはかなり暗い感じだ。スーパーで食材を買ってキャンプ場に戻ったら6時半であった。

キャンプ場横の湖心亭と言う民宿で温泉に入った。7時でおしまいなので忙しないが温まるには十分だ。

客の気配はなく、手入れの行き届かない寂れた館内、だがお湯は素晴らしい。

夕飯は地元産の鳥団子、たもぎ茸、しめじ、舞茸で鍋を作った。きのこの出汁がいい味を作っている。初めて食べたたもぎ茸はとても美味しかった。

酔いが醒めて和琴半島の付け根にある露天風呂に向かった。昨日の教訓を生かしてキャンドルを灯した。昨日の共同湯は真っ暗でヘッドランプを着けてお湯に浸かったのだ。

程よく温まったので湖畔で暫く星を眺めていたら流れ星も見ることができた。流れ星を見るのは久しぶりだったが願いはしなかった。

それぐらい心は穏やかなのだ。昔だったら金金金と3回唱えていたことだろう。

コメント
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