風になれたら

SUZUKI Bandit1250Sに乗って風になり
中島みゆきや渡辺美里を聴いて風になり
山を歩いて風になる

北海道ツーリング 2021 海沿いを走らないゆるキャンツー 第1話

2022-03-12 | 

最近バイクに乗るのは倉庫型大型店舗へ食料品を買いに行くときぐらいだ。美しい海山川、変わりゆく四季、多様な気候や風土、日本はそれらに恵まれた類まれな国だと思う。それらに感謝し、心をリフレッシュしたい、とあれこれ御託を並べて出かけた2021年秋のツーリング日記をこれから書いていこうと思う。

9月19日(日) 晴れ

北海道へ渡るフェリーが出る新潟へ向かった。1年ぶりのツーリング、アクセルをひねりつ続けたら手首が痛くなってしまったが、関越自動車道は空いていて快適だった。

新潟港へは10:45に到着した。待っているだけで汗ばむ暑さだった。もはや9月は夏である。

フェリーの部屋はステートA、ツインの部屋なので一人旅には十分な広さだ。シャワーを浴びてビールを飲む、そして出航、少しづつ岸を離れて行くフェリー、旅の始まりの高揚感は格別だ。乗船前にコンビニで買ったチキンメンチカツサンド、ポテトサラダ、卯の花など食べてお腹いっぱいになったら寝てしまった。今日は4時起きで5時間ほどバイクに跨っていたから疲れたのだろう。目が覚めたら夕方であった、お腹が空いていたのでレストランに向かった。ビッフェ形式なので以前は出来たものをトレーに取ったり、その場でよそってもらったりしていたのだが、コロナの影響なのか注文後に調理するシステムに変わっていた。生ビールは人気だったらしく冷えたジョッキではなく食洗機から出てきたばかりのホカホカジョッキだったので生ぬるいビールに涙した。

9月20日(月) 晴れ

4時30分、小樽港に入港した。車両甲板で下船の準備をしているときに感じる旅が始まる淡い緊張感と新しい出会いへの期待感は何度経験しても心地よい。フェリーを降りてまだ暗い小樽の街の中を鱗友市場に向かった、朝ご飯を食べるためである。残念なことにどのお店も営業していなかった。先に進もう。いつもであれば天気次第で晴れている空を目指して走ったりするのだけれど、オープンしているキャンプ場が少ないので事前に予約した富良野のキャンプ場に向かった。富良野に行く前に札幌に住む娘に届け物があるので札幌を経由するのだけれど、そのまま向かうとあっという間に着いてしまい、きっと寝ているだろうから少し遠回りして行こう。国道393号線のワインディンロードを楽しみ、羊蹄山を眺めて、国道230号線で再びワインディングロードを楽しむルートに決めた。街中にあるコンビニで朝ごはんを調達した。良い景色があったらそこで食べよう、と思っていたが結局途中の道の駅のベンチで食べたのだけどね。ワインディングロードは申し分ない景色と空きっぷりで、アクセルを開けては閉めを繰り返してグリグリと走ったのであった。

羊蹄山の麓にて。

京極から再びワインディングロードだ、中山峠まで垂涎の高速コーナーが連続するので余すところなく楽しんだ。

3時間後、札幌に到着した。1時間ぐらい娘のところに立ち寄ってから富良野に向かった。これは札幌時計台だ。

岩見沢を経て富良野に向かった。途中にある旧幌内線唐松駅に寄った。この駅舎は地元の有志によって維持されているとの事だ。ここは何度か通ったことがあるがバイクを停めたのは初めてだった。

すっかり真っ直ぐになってしまった国道452号線を経由して富良野へ入った。絵に描いたような快晴で十勝連峰から大雪山系まで見渡せた。

振り返れば芦別岳だ。

キャンプ場に行く前には風呂だ、上富良野にあるお気に入りのフラヌイ温泉に寄ってさっぱりした。

そして今日の宿泊地である「星に手のとどく丘キャンプ場」へ。ここはキャンパーの聖地である。

テントを張ったらビールを飲んで夕食を待つ。このキャンプ場は美味しいジンギスカンのお店をやっていて、夕食は宿泊者だけが食べられるのだ。

ジンギスカン、ドーン!そして生ビール、そして美しい夕日、なんか溶けていく感じだ。

キャンプサイトに戻って焚き火をした、上を見上げれば満天の星だ。再び溶けて行く。

コーヒーを淹れてこの頃流行っていたマリトッツォを食べた。ジンギスカン2人前に生ビール2杯、どんぶり飯の後なのでお腹いっぱいである。

明日起きられたら山を歩こう。


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