風になれたら

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山を歩いて風になる

石楠花咲く瑞牆山へ

2018-07-20 | 徒歩の旅

6月2日(土) 晴れ

今日の山行は瑞牆山(みずがきやま)、なんと難しい漢字だろう。やっと書けるようになったと思ったらもう書けない。瑞牆山の麓は何度もツーリングで訪れているが、山に登るのは初めて。今回この山を訪れた大きな目的はトレーニングと石楠花(しゃくなげ)を見るためだ。

バイクにザックを括って家を出た。午前3時半、まだ暗い環7は車もまばらだ。その後の首都高から中央高速にかけても空いていて快適に走ることができた。

韮崎ICで高速を降りて明野へ向かう穂坂を行く。この道は正面に八ヶ岳、左に南アルプス、そして右に茅ガ岳と名だたる山々を眺めながら走ることのできる山好きにとって天国のような道だ。

増富ラジウムラインに出合ったら右に曲がってみずがき湖に向かう。みずがき湖を過ぎてツーリングで超える信州峠の手前を右に折れてしばらく走る。登山口のみずがき山自然公園へ着いたのは6時過ぎであった。

瑞牆山の稜線から朝日が昇る。バイクの革パンツとジャケットを脱いで山を歩く軽い服装になって、持ってきた折りたたみ式の椅子に座って山を眺めながらおにぎりを食べた。

さぁ、出発だ。地図でルートを確かめて登山道に向かう。最初は少し舗装路を歩くのだ。そして林道をしばらく歩く。

林道から登山道に入ると不動沢に沿って歩くことができる。石楠花がちらほらと咲いているが盛りはもう過ぎそうだ。水の音を聞きながら歩く道は心が軽くなる。

最初に休憩した不動滝にはほとんど水がなかった。

ここから上りの傾斜がきつくなる。石楠花もちらほら見えていい感じだ。今年は外れ年とのことだが十分楽しめる。がしがしと登っていく。汗をかくのが心地よい。

富士見平方面からの道と合流した。頂上まではもう少しだ。

ちょっとした岩場を登ると頂上だ。標高2230mの頂上は人がいっぱいで景色を見ながら座れるような良い場所はなかった。流石アクセスの良い百名山として人気のある山だ。

大ヤスリ岩越しに南アルプスを臨んだ。左手の富士山は雲の中であった。そのまた左手の金峰山に続く緑の絨毯がいい感じだ。これはいつか歩かなければと思わせる山容であった。

頂上に咲いていた石楠花、細長い葉の上に咲く花の塊、その柔らかな形と淡い色、可憐だ。

時刻はまだ9時前、昼ごはんには早すぎる。チャチャチャと下山しよう。

大ヤスリ岩は下から見上げると大迫力だ。ここに取り付く人たちもいるとのことだ。

多くの登山者が登ってくる。そして富士見平小屋に着いた。富士見平のテント場は森の中にあって気持ちが良さそうだ。

富士見平から自然公園に向かう道は明るい森の中を行き、落ち葉がフカフカで気持ちいい。そして人が少ないのでおすすめだ。

自然公園に戻ってきたのが11時過ぎ、コースタイムの7割ぐらいであった。ザックも10kgぐらい背負っていたので少しはトレーニングになったと思う。

このまま家に帰ろうかと思ったが、せっかくなので昼ごはんを食べて帰ろう。ちょうど良い四阿があったので、そこでパスタを作った。チーカマとバジルのアラビアータ、庶民的な味だがバジルの香りがアクセントだ。

瑞牆山はお手軽だけれど山あり沢あり岩場あり、その上景色良し、やっぱり人気の山なんだなぁと思う。

 

おまけ:ナビに記録された最高速度がとんでもないことになっていた。時速875kmってジェット機か!

 

コメント
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