9/30(火) 晴れ
今回の北海道ツーリングの走行距離は2300km、伴ちゃんのオドメーターは76,678kmとなった。
そして無事に家まで帰ることができた。正確には足首の捻挫の痛みがまだ少し残っているので無事とは言えないかもしれない。
フェリーから金華山が見えたら仙台港はすぐそこだ。定刻の10:30に入港した。
3年前、北海道からの帰りのフェリーで一緒になった仙台に住むライダーに案内してもらった津波による被害を受けた地区を再び訪れた。
転がっていた車や電車はなくなっていたが、草が伸び放題となった集落跡はそのままだった。その中の墓地にはおびただしい花が供えられていた。半分程の墓石は倒れたままだ。
惨劇の記憶を持つ人が生きている限り、悲しみが尽きることはないのだと思う。
昔ながらの観光地は寂れ、離農したり廃業して朽ちた建物が点在する一方で、豪奢な公共の建物がある風景は北海道にかぎらず珍しい話ではないが、住んでいたいた人はどうしたのだろうかとか、ひとりで旅をしているといろいろなことを思う。
そう言ったことを含めて日本の各地を訪れることは僕にとって意味のあることなのだ。