9/22(日) 晴れ
朝ごはんはカレーだ。レトルトだけど、最近のは美味しいね。
今日は風が強いが朝露で濡れたテントを乾かすのには好都合だ。
今日で北海道ともお別れなのでテントはできるだけ乾かしておきたい。
乾かしている間に今日のルートを考える。フェリーの出る苫小牧まで直行なら200kmを切っている。
まだまだ時間はあるので、美瑛に行ってからにしよう。それから南下しよう。
上富良野のキャンプ場を出たのは9時半だった。美瑛まで真っ直ぐ行けば20kmだが、ちょっとワインディングロードを走ってから行こう。
このルートだと倍の距離になるが時間はあるのだ。
道道291号を十勝岳方面に向かう。ここはお気に入りの森の中を抜ける中高速ワインディンングロードなのだ。
道道966号との交差点から富良野岳を臨むと山頂から紅葉が降り始めていた。
空いていたら吹上温泉に寄ろうかと思ったが、数台の車が停まっていたのでパスした。
噴煙を上げる十勝岳を右手に見たあと、美瑛の森を眼下に一気に下って行く。
平らな場所に出たら青い池の看板があった。Macファンとしては寄ろうかと思ったが観光バスが止まっていたのでパスした。
また今度。
美瑛は駅の北西の丘は行ったことがあるが、南東側は訪れたことがなかったので今回訪れてみることにした。
北西側に比べると南東側の丘は緩やかな印象だった。観光客も少なめだ。
今日は美瑛センチュリーライドと言う自転車の競技大会があって多くの参加者が走っていた。
バイクも気持ちいいけど自転車も気持ち良さそうだ。
美瑛からあとは南下するのみだ。再び上富良野を経由して富良野方面に向かった。
国道は避けてのどかな道道を行く。富良野でお昼ご飯にした。
今日はラーメンだな。見つけた店は人気店らしく行列ができていた。
しばらく並んでいたが全然先にすすまないので隣の蕎麦屋に入った。
カツ丼蕎麦セットを頼んだ。ミニ丼とかミニ蕎麦じゃないフルサイズでお腹もパンパンだ。
国道38号から国道237号に入ると交通量は激減し森の中をひたすら走って行く。
占冠の道の駅でメロンを食べた。シムカップはアイヌ語のシモカプ、とても静かで静かな上流の場所と言う意味している。
日高峠を越えて沙流川沿いの道を太平洋方面を目指す。沙流川には大きな渓魚が棲んでいそうだ。
太平洋が近づくと競走馬が草を食む牧場が現れた。太平洋側は競走馬の故郷なのだ。
もうすぐ苫小牧だ。スロットルを戻してフェリーターミナルに向かった。
港に少し早く着いたので土産物屋をのぞいたり出航を待つ人と話をしたりした。
フェリーに乗り込んだ。急に力が抜けて行く感じに包まれた。
日が暮れてもうすぐ出航だ。
今回、食料は持ち込まず船内のビュッフェレストランを利用してみた。
美味しいが、失敗だ。食べ過ぎてしまうのだ!!!
これを食べたらお替わりとデザートまで食べてしまった。
今日の走行距離は259kmであった。
次の日の午後、大洗に入港した。茨城の空は北海道と同じくらい広いはずなのだが、北海道の方が広く見えるのはなぜだろう。
雲のかたちが違うのかもしれない。
家までは134km。今回のツーリングの走行距離は2,402kmであった。伴ちゃんのオドメーターは67,770kmとなった。
これで今年の北海道ツーリングは無事に終わった。
終わりがあれば始まりがある。なんてね。