風になれたら

SUZUKI Bandit1250Sに乗って風になり
中島みゆきや渡辺美里を聴いて風になり
山を歩いて風になる

歌縁

2016-09-18 | 中島みゆき

中島みゆき RESPECT LIVE 歌縁(うたえにし)が2017年の新春に各地で開催されるとのことだ。

歌縁の公式サイトはこちら->

歌縁は昨年東京と大阪で開催されたライヴで、きっと反響が大きかったのだと思う。

 

みゆきファンとして御多分に洩れず、昨年の11月29日中野サンプラザ公演を観に行った。

満島ひかりの「ファイト」は心に響いた。以前観た演劇でも身体の奥底から放たれるオーラを感じた。

圧巻は中村中の「元気ですか〜怜子」だった。これは凄い、凄すぎる。黙って聞こう。

そのあともみゆきの歌が身体に染み込んだ歌い手がみゆきの歌を唄う。

研ナオコの「あばよ」もよかった。みゆきの歌が似合う人の筆頭だと思う。

みゆきが蒔いた種が大きく花開いたことを実感することのできたライヴであった。

 

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お初です

2015-04-20 | 中島みゆき

4/20(月) 曇りのち大雨

今年の小さな目標1:ニッポン放送「中島みゆきのオールナイトニッポン月イチ」に毎月ハガキを書いて送る。

今年の小さな目標2:ニッポン放送「中島みゆきのオールナイトニッポン月イチ」の出待ちを毎月する。

今のところ、どちらの目標も達成し続けている。

 

そして、今日なんとなんと生まれて初めてみゆきさんにハガキを読んでもらえた。苦節34年、長かった。

読まれたのは「泣いてもいいんだよ」と言うコーナーだ。このコーナーは失敗したりして泣きたくなったことを紹介するのだ。僕の話は電車の中でティッシュで汗を拭いたらティッシュで顔がベトベトになったと言うものだ。

白いストールをまとったみゆきさんを有楽町で見送った後、ぶらりと神田川にかかった歩道橋を歩いた。

夜明け直後の神田川の水面は黒かったけれど心は軽かった。

 

来月もゆるゆると目標を達成しよう。

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玄関少年デビュー

2015-01-16 | 中島みゆき

1/12(月)

有楽町にやってきた。静寂に包まれた休日の深夜。

乗ってきた終電車が離れていった。ん、第53回紅白歌合戦のみゆきさんの登場シーンのオマージュみたい。

目指すはホームから見えるこの先のニッポン放送だ。

ニッポン放送の裏口に近づくと数人の男女が立っていた。

「みゆきさん待ちですか?」と声をかけると、そうですと答えてくれた。

昨年の第65回紅白歌合戦に中島みゆきさんが出演したのだけれど、とにかく素晴らしかった。歌姫登場、女神降臨、涙そうそう、もう感動で舞い上がってしまっていた。

夜会を見た後はニッポン放送の玄関待ち、どうしようかな、と思っていたレベルであったが、紅白を観てしまったら、これはみゆきさんに直接お礼を言わなければと言う思いがふつふつと湧いてきた。

明けたら成人の日で休みなのでこの日を逃すわけにはいかない。

紅白が終わって初めてのオールナイトニッポン月イチで、次の日が祝日、玄関前には100人ぐらいいるんじゃないかと思って、意気揚々と向かったが、寒いせいか待ち人は10数人であった。

 

しばらくして一台の車が駐車場に入って、みゆきさんが降り立った。黒いコートに黒い眼鏡だろうか。

黒髪はポニーテールになっていた。全身黒づくめだが、夜だからそう見えたのかもしれない。

みんなが手を振って声をかけると、ありがとうございますとお辞儀をしてビルの奥に消えていった。一瞬の出来事だった。

常連の方によるといつもは帽子を被っているそうで、ポニーテールは珍しいとのことだった。

 

出待ちの時間まで4時間弱あるので、近くのファミレスに向かった。玄関少年少女の何人かも同じファミレスに向かうようだ。

今日、初めてやってきたというみゆきファンの男性と一緒になったので、放送開始の3時までファミレスでみゆきさんについて話をした。

夜会「橋の下のアルカディア」も初日と楽日に行ったそうで僕と同じだ。

彼は生粋のみゆきファンで、みゆきさんへの愛情がよく伝わってきた。年齢は僕より10歳若かった。

 

3時になってオールナイトニッポンをイヤホンで聞き始めた。残念ながら持ってきた30年もののアイワ製ミニラジオは外では問題なかったが、このビルの中では全く聴くことができなかった。

しかたないのでiPhoneのラジコで聴くことにした。ラジオを聴きながら時々笑う男二人、かなりやばい光景だ。

 

放送終了の前に再びニッポン放送の裏口玄関に向かった。玄関少年少女が三々五々集まって冷え切った道路の脇でラジオを聴く。

最後の曲は「成人世代」、放送しているスタジオのすぐ下で聴いていることを思ったら急に胸が締め付けられた。

これはローティーンの頃に味わった感覚だ。オールナイトニッポンでその日最後の手紙を読んで、みゆきさんの歌が流れて、それを布団の中で聴いていた記憶だ。

 

放送が終わりしばらくしてみゆきさんが出てきた。持ってきた「麦の唄」のCDを取り出して手を振った。

みゆきさんは、ありがとうございます、と頭を下げ車の後部座席に乗り込んだ。

車中のライトに照らされてみゆきさんの顔が白く浮かび上がっていた。この光景は一生忘れないと思う。

車がニッポン放送を後にするのを見送った。

玄関少年、玄関少女たちの顔が晴れやかで穏やかで幸福に満ちていたように見えたのは錯覚ではない。

 

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夜会 VOL.18 橋の下のアルカディア もう1回

2014-12-30 | 中島みゆき

12/16(火) 冷たい雨

中島みゆきさんの「夜会」は2度目も美味しいのだ。2度目に選んだのは楽日、1ケ月に及ぶ公演を経た夜会がどのように熟成されたのかがとても楽しみだ。

仕事で捕まることなく、会場の赤坂ACTシアターに向かった。着いたのは6時半、冷たい雨が斜めに吹き付ける中開場を待った。早めに開場してくれて助かった。 

 

幕が、上がる。今日は雨のため、空気が湿っているからか、みゆきさんの声もしっとりとしていて、よく通っていた。

今日の座席は後ろから2列目と遠かったのでオペラグラスを持参した。 オペラグラスだと、表情がとてもよく見えて、顔でも演技してるんだ、と妙に感心した。

新しいストーリーと歌についていくのに一所懸命だった前回の公演と異なり、今回は歌詞、顔の表情、流れる汗、セットの細部までも楽しむことができた。

今回のテーマは捨てる、捨てるものは人から国まで、何かを得るために何かを捨てる人々が描かれる。最後は未来に希望を感じさせてくれた。

こうして、ライヴで感じることのできる時間はとても貴重だ。穏やかで感謝する気持ちが芽生えてくるのだ。

 

カーテンコール、立ち上がって出演者、ミュージシャンの一人一人に拍手を贈った。

そして、みゆきさんの挨拶も心温まるものだった。

ハッピーエンドになるよう作ったつもりです。この夜会を観て日常の小さな幸せに気づいてくれたら嬉しいです。

23公演、毎日歌詞を間違えました。12月31日は期待しないようにしてくださいね。

てなことを言われていたような気がする。みゆきさん、カンペを見ていいからね、と思う。

 

第65回NHK紅白歌合戦、スコットランドや余市からの中継は無くなってしまったが、NHKホールでなくて別スタジオかららしい。12年ぶりにザワザワとする大晦日がやってくる。

みゆきさんは最後から4番目、「麦の唄」をマッサンのエリー役、シャーロットの前で歌ってくれるかもと思うと嬉しさ倍増だ。

そして、クリスハートがみゆきさんの「糸」を歌うとのことなので、これも必聴だろう。他にもみゆきさんに楽曲提供を受けた人たちも多く出演しているので、その人たちもみゆきさん!と思っているかもしれない。

 

公演が終わって外に出たら雨は綺麗に上がっていた。

帰りの乗り継ぎで有楽町を通った。せっかくなのでニッポン放送に行ってみた。

玄関少年やってみたかったな。玄関少年/少女と言うのはニッポン放送の玄関でオールナイトニッポンの出待ちをしていた80年代の少年少女のことなのだ。

みゆきさんはオールナイトニッポン月イチと言う番組を現在やっているので、死ぬまでにやりたい100のことじゃないが、来年は玄関少年してみようかと思う今日この頃だ。

次の放送は1/11(日)の27:00-29:00 なので、次の日休みだ。どうする!?

 

2015年、みゆきさんはデビュー40周年だが、特別なことはやらないだろう。みゆきさんの時は前生、今生、来生の尺度で動いているにちがいない。

みゆきさん、2015年もよろしくお願い申しあげます。 

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夜会 VOL.18 橋の下のアルカディア

2014-11-15 | 中島みゆき

11/15(土) 晴れ

中島みゆきの「夜会 VOL.18 橋の下のアルカディア」を観ることができた。夜会は一年頑張った自分へのご褒美だ。

橋の下のアルカディアは書き下ろしの新作で楽曲は46曲、新曲は33曲とものすごいことになっているようだ。それを初日に楽しめるのだ。

みゆきさんが12年前に書いた絵本「もっぷでやんす」の続編でもあるとのことなので出かける前に読んでおいた。

3日前にリリースされたアルバム「問題集」の中には今回の夜会で歌われる歌が5曲入っているのでこちらも予習済みだ。

 

午後5時少し前に会場の赤坂ACTシアターに着くとすでに40人ほどの人が列を作っていた。けっこう並んでいるな。

そしてみゆきファンとは一線を画す若い人達が隣のライブハウスBLITZに並んでいた。

夕飯を食べてから入ろうと思っていたのだけれど、夕飯を食べていたら列はまだまだ延びてしまうかもしれない。

今日は久しぶりにみゆきさんのサインを手に入れるため、早めに出たのだがもっと早い人達が大勢いたのだ。

サインはCDやDVDを買った人が先着でもらえるのだ。今回、発売されたばかりのライヴCDがあったので夜会に合わせて買おうと思ったのだ。

しかし、寒空の下の2時間半は長かった。開場になって順番に入っていくのだが、後ろから走って抜かした輩がいた。おいおい、と思って顔を見たらイっちゃっているので仕方ない。

その後整理券をもらい、めでたくサインを入手することができたのであった。

 

ご飯を食べていなかったので、サンドイッチとアルカディアと言う名のカクテルを買った。会場のACTカフェでは夜会に因んだ名のカクテルが売られるのだ。 

ACTカフェのアルカディアの説明より~ブルーキュラソーゼリーの中に沈む赤いチェリーは「水晶玉」緑のチェリーは「猫の瞳」をイメージ。ピーチとレモンが香る甘めのカクテルです~

開演10分前に娘から今赤坂に着いたと連絡があった。今日は娘の生みゆきデビューなのだ。生まれた時からみゆきさんの音楽がそばにあった、と言うかみゆきは日本の至宝だと言う信者がそばにいた所為か、「みゆきはいいよね」と言う少女ができあがった。

 

そして幕があがる。この瞬間、観ているこちらも緊張する。みゆきさんは占い師の役だ。そして共演者の中村 中さんがバーの代理ママ、石田 匠さんがガードマン役で登場した。二人とも好きな声で心地よい。

今回のテーマは捨てる。様々な捨てられた場所、もの、人。物語は現在、過去、現在と紡がれ、彼らの関係性が明らかにされていく。登場人物の名前をはじめ、みゆきさんらしいトラップが仕込まれている。怒涛の46曲を3人で歌い上げてアッという間の2時間半であった。一番心に残った歌は、恥とはなんですかと問いかける国捨てと言う曲であった。

みゆきの歌に手が届く、と言うキャッチフレーズのとおり、しっかりと想いが伝わった。伝わったと言うより、身体に注入された感じであったかもしれない。みゆきさん、あなたは素晴らしい。ありがとう!

 

今回のお土産、劇中のバーで使われているグラスとコースターのセットだ。

バーの名はねんねこ。これでニッカウヰスキーを飲んでみたい。

そしてみゆきさんのサイン、いつも読めないなぁと思うのだが、それがサインと言うものなのだ。

 

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秋、みゆき三昧

2014-09-03 | 中島みゆき

この秋から半年、毎日中島みゆきを聴くことになろうとは。NHK連続テレビ小説「マッサン」の主題歌に決定だ。

麦の唄 c/w 泣いてもいいんだよ / 中島みゆき (Short ver.) [公式]

「マッサン」の舞台である余市のニッカウヰスキーに行ってみようかとふと思うのであった。

余市は積丹半島の付け根の街で、幼いみゆきさんが暮らした岩内と半島の反対側に位置し、10代と20代に傾倒していた椎名誠の別荘もあるのだ。

 

そしてニューアルバム「問題集」の発売、夜会の新作「橋の下のアルカディア」の公演と続く。この待っている時間も楽しい。

夜会は初日のチケットを入手できた。今年の運はすべてこれに使ってしまったかもしれない。

 

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この歌を聴かずに死ねるか

2014-02-23 | 中島みゆき

今日、2月23日は中島みゆきさんの誕生日。おめでとうございます、みゆきさん。

 

僕の人生にいつも寄り添っていたみゆきさんの歌。

今際に一生を振り返ることができたら、聴きたい10曲を選んでみた。

タイトルと、心に残るフレーズはこれだ!

 

「誕生」生まれてくれてWelcome

「五才の頃」宝物はいつも掌のなか

「ファイト!」ファイト!闘う君の歌を闘わない奴等が笑うだろう

「狼になりたい」狼になりたい 狼になりたい ただ一度

「杏村から」杏村から便りが届く きのうおまえの誕生日だったよと

「糸」縦の糸はあなた 横の糸は私 逢うべき糸に出逢えることを 人は仕合わせと呼びます

「永久欠番」宇宙の掌の中 人は 永久欠番

「愛だけを残せ」生命の証に愛だけを残せ

「ヘッドライト・テールライト」ヘッドライト・テールライト旅はまだ終わらない

「時代」今日は倒れた旅人たちも 生まれ変わって歩きだすよ

 

清々しく穏やかに

 

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かなり好き

2012-11-18 | 中島みゆき

夏が過ぎ、秋になると彼女の出番だ。彼女の名前は中島みゆき。

春から夏にかけ、せっせとアルバムを作り、秋にそのアルバムを出して、冬に夜会やコンサートを催すのだ。

 

10月、歌姫劇場版を観に行った。2週間限定なので見逃さないよう前売り券を購入した。

中島みゆきのプロモーションビデオとライヴDVDを劇場で流すだけなのだがこれが侮れなかった。

暗い劇場でスクリーンと音だけに集中していると、みゆきの歌や生き方に感動したり、自分と対話したり、今までにない聴き方を体験できた。

 

第1部はプロモーションビデオからだ。1曲目の「おだやかな時代」が流れる。アスペクト比が4:3の映像を最近見ることが少なくなったな、とぼんやりと見始めた。

「見返り美人」、「黄砂に吹かれて」、「空と君のあいだに」と懐かしい映像が流れる。今の僕よりずっと年下のみゆきにはまだ頼りなさが残っている。

見返り美人の舞台はニューヨーク、恋に破れかぶれとなった女をみゆきが演じる。そして白いドレスで鉄橋の橋桁の梯子を登りだす女。梯子を登るのはみゆき本人だ。

黄砂に吹かれてではモンゴルの大草原を馬に乗って駆ける。何故にスタントでなく本人がやるのかという疑問を持ちつつ撮影を行ったことを話していたことを思い出した。

プロモーションビデオの後半は「囁く雨」、「愛だけを残せ」、「一期一会」と比較的最近のものが流された。囁く雨は大雨の音で始まる。雨の音と揚げ物を揚げる音の違いは難しいと話していたことを思い出した。

自分が死んで残せるものは何か、愛だけを残す、簡単そうで難しい、でもそれはとても正しいことだと思う。

本編とは関係ないがみゆきがラジオで話していたことを思い出して懐かしかった。

 

そして第2部は中島みゆきライヴから次の歌が上映された。この空を飛べたら、地上の星、土用波、銀の龍の背に乗って、この世に二人だけ、夜行、歌姫。最近のアルバムはロサンゼルスでの録音が多いのだが、そこのミュージシャン達とスタジオで撮ったのがこのビデオだ。中島みゆきのライヴ映像と言うのは夜会を除けば、市販されているのはこれと2007年のツアー歌旅ぐらいしかない。

第3部は新曲「恩知らず」のプロモーションビデオと2010年から2011にかけて行われたツアーで歌った「時代」だ。

気が付けば何度か涙を流していた。そして最後の時代でも泣いた。だから映画はひとりで見るに限る。泣きたいだけ泣けるのだ。

 

日本テレビのドラマ「東京全力少女」の主題歌「恩知らず」、横浜港の風景とみゆきの歌いっぷりにクラクラだ。

そしてこのドラマの初回にみゆきがカメオ出演した。掃除のおばちゃん役で武井咲に「あっ、中島みゆき」と言われるのだ。そしてハタキをギター代わりに「だから~」とサビの部分を歌った。

期待に胸を膨らませていたらほんのちょっとの出演で少しがっかりだ。でも日本テレビは偉い。こんなのを公開してくれているのだ。タイトルはずばり「中島みゆき出演のメイキング映像」。


 

そして11/17から放送が始まった満島ひかりが「ファイト」を歌うカロリーメイトの新しいCM、心が洗われるファイトだ。

まだ青い時代に、勝負前にファイトを聴いてから出かけたことが何度かあった。

 

現在ツアー中のみゆき。先日、東京で行われたライヴを観た。新しいアルバム「常夜灯」同様に優しく語りかけてくれるライヴであった。

 

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太陽メガネ売ります

2012-05-22 | 中島みゆき

5/21(月)

朝起きてすぐに空を見た。東の地平線近くは晴れていたが、太陽のあるあたりはちょっと雲が厚い。

金環日食の時刻が近づいても時折小雨がぱらついたりするので大丈夫かいなと心配になる。

家の前の道をワイワイと人が通っていく。すぐ近くの高台にみんな向かっているようだ。知り合いの声も聞こえた。

急いで太陽メガネとカメラを持って妻と高台に向かった。娘は早起きして学校で観察するそうだ。

薄雲を通して時折太陽の姿を見ることができた。大分欠けてきたようだ。カウントダウンして待ってその時がやってきた。周りで歓声が上がる。

遮光フィルターを持っていないので写真を撮るつもりはなかったのだが、曇ったお陰で綺麗な写真を撮る事ができた。

太陽メガネだと全く見えないので、本当はいけないのだろうが肉眼でちょっとづつ見た。サングラスにすれば良かったかも。

気が付けば、あっという間に金環日食は終わってしまった。これも素晴らしい形だ。

こういうのをみんなで楽しめる世の中っていいな、と思ったのであった。

 

「金環蝕」、中島みゆきの変なコンサート、夜会VOL.4のタイトルだ。今から20年も前のことになってしまったのか。

天岩戸を題材にしたストーリーであった。その中でみゆきが天文学者に扮し、金環蝕について語るシーンがあるのだ。

「金環蝕」でテーマ曲として何度も歌われていた「泣かないでアマテラス」そして夜会のテーマ曲「二隻の舟」を聴きながら通勤で使う駅に向かった。

 

で、晴れたらピンホールで金環蝕を捕まえて撮りたかったのがこれだ。

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最愛

2012-05-19 | 中島みゆき

4週間前に買ったチケットを握りしめ、横浜の映画館へ向かった。中島みゆきLIVE「歌旅劇場版」を観るためだ。

平日の昼下がりだが、半分以上観客が入っていた。劇場にはノネナールの臭いが漂っていた。僕の年齢は正規分布曲線の左端に入りそうな勢いだ。

 

「御機嫌如何」、軽やかなこの歌は1曲目に相応しい。その後もMCはなく歌だけが次々と演じられていく。

ライブでは観る事のできないみゆきの表情、華美でないが緻密に作られた品のある衣装を大画面で観られる幸せ。

コーラスの和ちゃんや文さんの表情もバッチリ見える。バンドとコーラスのメンバーの衣装もよく作られている。

「一期一会」「with」「糸」豪華すぎるラインナップだ。そして「命の別名」で泣いてしまった。泣く予想はしていなかったので少し戸惑ったが一度泣いてしまえばこっちのものだ。

「ファイト!」今から30年近く前の頃を思い出し、これでまた涙が流れた。布団に潜って深夜放送を聴いていたあの頃だ。

アルバム「I Love You,答えてくれ」から早いビートの歌が続く。ギターを持って歌うみゆきさん、かっこ良すぎるよ。

ライヴ映像の本編が終わっておまけの「荒野より」のPVフルバージョンが流れた。クールダウンかと思いきやこれでも泣いてしまった。

久しぶりにみゆきの歌を本気で聴いた。そして3回泣いたので煩悩もかなり流された、と思う。

 

このライヴは2007年のもので、みゆきのツアーライヴの映像として観られるのは現在これだけなのだ。

DVDは持っているが、映画館で観るのとは雲泥の差だ。残念な点は音量が小さかったことで、ライヴ映像なのだから大音量で聴きたかった。

 

ライヴの中でみゆきは言った。「同じ時代に、生まれてくれて、ありがとう」

みゆきさん、それはこっちの台詞だよ。気が付けば「同じ時代に、生まれて、くれてありがとう」と呟いていた。

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旅はまだ終わらない

2012-04-21 | 中島みゆき

中島みゆきLIVE「歌旅劇場版」が5/12(土)から2週間公開される。2007年に行われたみゆきのコンサートツアーの劇場版なのだ。

バイクショップでオイル交換を済ませ第三京浜で横浜に向かった。前売り券を買う為だ。前売り券を売っている映画館は限られていて、横浜が一番近い場所だったのだ。歌旅のDVDを持っているので家で見ればいいのだが、こう言うイベントは参加したくなってしまう。ほとんど病気の世界である。

第三京浜は空いていてアクセルを開けたくなるが我慢の子だ。絶対いる雰囲気だ。大人しく走っていると追い越し車線を覆面パトカーが抜いていった。どの車を狙っているのだろうと注意深く観察した。暫くしてサイレンが回った。ちっちゃなファミリーカーが捕まってしまった。なんて事だ。

映画館はワールドポーターズにあるのだが、駐輪場は要注意だ。1メートル程の幅の坂道を5メートル程登ったら一番上で左折しなければならないのだ。出る時はこの逆となる。脱輪や立ちごけなどしないよう久しぶりに緊張した。チケット購入の列で待っていて後から来た人に抜かれても、カウンターの人がこれから歌旅を上映する事を知らなくても、待てば海路の日和ありで、無事前売り券を購入できた。

次に向かったのは本日最後の任務であるコストコでの買い物だ。コストコはどこもかしこも"アメリカン"グローバルなのでちょっと懐かしい。売り場はもちろんレジ、トイレ、フードコーナーまで。お昼ご飯がまだだったのでクォーターパウンドのホットドッグを食べた。ザワークラウト、みじん切りの甘いピクルス、ケチャップにマスタードをたっぷり乗せて食らいつく。そしてコーラ。ジャンクフードは止められない。90リッターのダッフルバッグを一杯にしてバイクの後部シートに括り付けて家に向かった。

左が前売り券の裏、右がチラシの表だ。

 

 オイルを交換しゴールデンウィークの遠出に備えたが、予定している前半の天気はどうも雨が降りそうだ。

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ばりほれとんぜ

2011-12-23 | 中島みゆき

赤坂にやってきた。TBSには南極大陸の大きな広告が掲げられていた。

そう言えば録画はしたけど第1回しか見ていない。もう終わっちゃったし。

中学生の頃に観た映画「南極物語」の夏目雅子が眩しかったのを思い出した。

本日のお目当ては中島みゆきの夜会 VOL.17 2/2だ。夜会ももうVOL.17か。

夜会を久しぶりに友人と観に行った。彼女は生みゆきは初めてだと言う。

2/2は歌が沢山歌われるので初みゆきとして問題はないだろう。

これがウインター・ガーデンだったら大変だ。犬となって転げ回るみゆき、槲(かしわ)の木となった能楽師が詠う。

2/2は再再演で以前観た事があるのだけれどストーリーはほとんど忘れている。だから新鮮な感じを受けるのかもしれない。

みゆきはオーラが出てるような存在感があるのにどこまでもどこまでも透明だ。

好きです、みゆきさん。

舞台も演出も隙がなく、一時も目を離す事ができない。そしてみゆきの歌で進行して行くストーリー、心地良い。

1幕が終わった休憩時間に2/2と言う名のカクテルを飲んだ。

ライチリキュールにグレナデンシロップとソーダ。甘々なのだ。

開演前にのし紙付きのお土産を買った。丁度僕で売り切れとなった。

箱の中身は文明堂のカステラだ。

久しぶりにカステラを食べたけど甘くて美味しかった。こちらは文明堂から贈られた特製巨大カステラ。

 

それから数日、自分の中で今回の夜会はかなり消火不良だったのでもう一度観に行こうと決めた。

前売りチケットは持っていないので当日券を買うことにした。夜会では予定を立てにくい人の為に毎日当日券が用意されている。

当日券は抽選なのでACTシアターの窓口で抽選券をもらった。抽選開始まで時間があったので広場でスケートをする人を眺めて過ごすことにした。

スケートリンク脇のスターバックスで血糖値の上昇を気にしつつも季節のおすすめのトフィーナッツラテを注文した。

恋人同士、友達同士、親子連れ、独りの人。スケートをしている人たちは誰も楽しそうに見える。長閑な風景だ。

抽選時刻が近づいたので窓口近くに向かった。時間になって応募者の出席が取られる。全員で13人だった。

そして抽選が始まる。当たれ!と念じた。「5番です」あっ、当たった。窓口でチケットを購入。なんと前から4列目、くじ運は強い。

2回目と言う事で展開が分かっているので歌われる詩を楽しむ事ができた。

みゆきの歌を聴くと映像が浮かぶのだが、夜会はみゆきの描く映像を感じる事ができるので贅沢だ。

休憩時間にジャスミンと言う名のカクテルを飲んだ。ピーチリキュールにジャスミンティーとソーダ。

お茶みたいに飲みやすい。ジョッキで行けそうだ。

帰り道、電車の乗り換え時にJRから地下鉄に向かう人々は酔いも回って幸せそうな顔に見えた。

ココロに余裕ができると道行く人も幸せに見えてくるから不思議なのだ。

同じ時代に生まれ、みゆきの歌に出会い、みゆきに会える幸せに感謝だ。

ばりほれんとんぜ!みゆきさん!

 

ばりほれとんぜはみゆきさんのニューアルバム「荒野より」に含まれる曲のタイトルだ。 

東京公演は終わり、来年2月に大阪公演が始まる。

 

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荒野より君に告ぐ

2011-10-17 | 中島みゆき

TBSのドラマ「南極大陸」が始まった。戦後復興回顧録に涙腺が弛んで弛んで、歳をとると何処も彼処も弛んでくるのだ。

主題歌は敬愛する中島みゆきの「荒野より」だ。ドラマのエンディングで流れてきて涙も流れた。そして来週の予告終了後に「荒野より」のCMにみゆきが出てきて「荒野より君に告ぐ」ってこちらを向いて言ったので卒倒しそうになった。

いい歌だから聴いてね、気にいったら買ってね。歌詞はコチラ、犬の気持ちになって書かれたこの歌を聴いて僕も犬の気持ちになってしまった。

そして11/16発売のアルバムタイトルも「荒野より」だ。渾身の作品だと思う、まだ聴いてないけどきっとそうなのだ。

そしてそして10/22深夜、福山雅治のオールナイトニッポンにみゆきが出演するとのことだ。福山はみゆきが以前所有していたヤマハのギターを現在持っていると聞いた事があるけれど本当だろうか、その話も聞けたらいいね。

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本人は見てるのだろうか

2010-10-13 | 中島みゆき
ヤマハミュージックコミュニケーションズのMySpaceで中島みゆき特集!こちら

中島みゆきオフィシャルYouTubeチャンネル開設 !こちら

公開が続いて昔のPVが手軽に見られるようになるといいですね。

3年ぶりのニューアルバム「真夜中の動物園」を聴くべし。今年は夜会はないけどツアーがあります。もうすぐみゆきに会える。
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札幌を歩く(みゆき編)

2010-09-23 | 中島みゆき
9/5(日) 曇り

1995年、北海道ツーリングで中島みゆきの足跡を訪ねて岩内と帯広を訪ねた。当時の写真はどこへいってしまったのだろう。

2010年、札幌。中島みゆき縁の場所を歩いてみよう。

アルバム「歌でしか云えない」の「南三条」、自分が好きだった男との別れの場所となった南三条。別れの原因を作った彼女とばったり再開、別れた男と結婚したと思っていたのに結婚したのは違う男だった。。。当時南三条を泣きながら走ったことが思い返される。その南三条を汗だくで歩いてみた。


続いて向かったのはアルバム「あ・り・が・と・う」の「店の名はライフ」のモデルとなった喫茶店ライフの跡地。すでにライフはない。北海道大学正門前からライフがあったと思われる一角を眺める。もちろん隣の自転車屋もなかった。


みゆきがよく潜り込んでいたと言う北海道大学構内。広い。移動には自転車が必要だ。


続いてみゆきが卒業した藤女子大へ。中学、高校も併設されていた。この校舎は新しいのでみゆきが卒業した後のものだろう。女子校の周りをうろうろすると怪しいので素早く写真を撮って次の目的地へ向かおう。


以前乗っていたスズキBanditの250を発見。


Banditの次に候補であったカワサキGPXIIも発見。


そして辿り着いた喫茶店ミルク。アルバム「愛していると云ってくれ」の「ミルク32」のモデルとなったマスターがいる店。


ドアを開けるとひとりの男が猫じゃらしで猫と遊んでいた。やってますかと聞くとやってますよと答えた。その後もその人は猫と遊んでいるので適当に腰掛けた。店内は薄暗く雑然としている。雑誌が各テーブルに山積みになっているが古い物ではなさそうだ。

暑かったのでアイスコーヒーを注文した。なんともなしにマスターや奥さんと1時間以上も話をしてしまった。

店の中にはGO BANG'Sのポスターが。彼女達も札幌出身であった。ミルクの本業は貸しスタジオのようでバンドをやっている若者達がやって来る。その中にGO BANG'S知ってる?知らない。と話していた人達がいた。

隣にはRCのポスター。GO BANG'SのデビューにRCが関わっていたとのことだ。

また来ます、いつになるかわかりませんがと言うと50周年でもいいよとの返事。いつか来よう。

実は開店前に着いてしまったことを後で知った。だから窓のカーテンが閉まっていたんだ。変だと思ったよ。マスターありがとう。

藤女子大の寮もなくなってしまったけど講堂は昔のままだと聞いたのでもう一度藤女子大へ。こちら側の建物はちょっと年月が経っているかな。


北海道も今年は暑かった、とのこと。ひまわりも揺れていた。


札幌駅に着いて時間があったので小樽へ行こうかなと思ったのだけれど急に疲れてしまったので空港へ向かった。暑い中を歩き過ぎたようだ。

みゆきが暮らした街を歩いてまた一歩みゆきのうたに近づけた気がした。

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