風になれたら

SUZUKI Bandit1250Sに乗って風になり
中島みゆきや渡辺美里を聴いて風になり
山を歩いて風になる

太陽メガネ売ります

2012-05-22 | 中島みゆき

5/21(月)

朝起きてすぐに空を見た。東の地平線近くは晴れていたが、太陽のあるあたりはちょっと雲が厚い。

金環日食の時刻が近づいても時折小雨がぱらついたりするので大丈夫かいなと心配になる。

家の前の道をワイワイと人が通っていく。すぐ近くの高台にみんな向かっているようだ。知り合いの声も聞こえた。

急いで太陽メガネとカメラを持って妻と高台に向かった。娘は早起きして学校で観察するそうだ。

薄雲を通して時折太陽の姿を見ることができた。大分欠けてきたようだ。カウントダウンして待ってその時がやってきた。周りで歓声が上がる。

遮光フィルターを持っていないので写真を撮るつもりはなかったのだが、曇ったお陰で綺麗な写真を撮る事ができた。

太陽メガネだと全く見えないので、本当はいけないのだろうが肉眼でちょっとづつ見た。サングラスにすれば良かったかも。

気が付けば、あっという間に金環日食は終わってしまった。これも素晴らしい形だ。

こういうのをみんなで楽しめる世の中っていいな、と思ったのであった。

 

「金環蝕」、中島みゆきの変なコンサート、夜会VOL.4のタイトルだ。今から20年も前のことになってしまったのか。

天岩戸を題材にしたストーリーであった。その中でみゆきが天文学者に扮し、金環蝕について語るシーンがあるのだ。

「金環蝕」でテーマ曲として何度も歌われていた「泣かないでアマテラス」そして夜会のテーマ曲「二隻の舟」を聴きながら通勤で使う駅に向かった。

 

で、晴れたらピンホールで金環蝕を捕まえて撮りたかったのがこれだ。

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千葉の山を駆ける

2012-05-21 | 

5/20(日) 晴れ時々曇り

5時に起きると身体が重かったので、二度寝した。起きられたら志賀高原に行こうと思っていたのだ。

どうやら先週映画館で冷え過ぎて、体調を崩し自律神経が弱ってしまったようだ。

それから7時に起きてゆっくりとご飯を食べた。身体が動くようになってきたので出かけようと思い、地図を眺めた。

志賀高原は12時間から14時間コースだ。体力も持たないだろうし、時間も足りないな。北茨城や銚子もいいかな。

いや、もっと近くだ。ということでアクアライン経由で房総半島へ向かうことにした。

ツーリングマップルでルートを考える。お勧めルートの林道をつなぎ合わせる。家を出た時、すでに9時半をまわっていた。

木更津東まで一気に走った。気温が上がって喉が渇いたので休憩だ。トイレも行きたいし。

で、こんなものを飲むとまたトイレに行きたくなるのだ。

R409から丹原林道へ入った。音信山林道、万田野林道と走り、大福山の見晴し台へ向かった。

見晴し台へ到着した。うぐ、トイレがない。ここはかなりの山深さだ。やっちゃうか、いや次を目指そう。

 

林道はほぼ全線舗装済みだが、道路に落ち葉、砂利、落石、苔などがあるので神経を研ぎ澄ませて走る。

対向車はほとんど来ないのだが、ブラインドカーブの先から対向車が来ても慌てないように走っていく。

前輪をスライドさせたりロックさせたりする事のないよう、注意を払ってアクセルを開け続けた。

お腹が空いてきたので亀山湖畔の手打ち蕎麦屋に向かった。あれれ、休みであった。

仕方ない。海に出て海鮮だぁ!と意気込んで清澄養老ラインへ向かうと落石の為に通行止めであった。それにしてもどの道も空いている。観光の季節ではないからだろうか。

養老川沿いを走るK178で迂回して海を目指していたら、手打ち蕎麦の文字が目に入ったのでそちらへ向かった。

廃校となった小学校の分校を利用した蕎麦屋、もみの木庵だ。ここで手打ち蕎麦教室が開かれている。営業は週末だけとのことだ。

 

 畳が敷かれた教室で蕎麦を食べるのだ。

 もりそば。ちょっと固めの麺で味は普通だ。沢庵が美味しい。ご飯と食べたい味だ。

蕎麦殻枕を売っていた。蕎麦殻を買って自作の枕もできそうだ。パニアケースにいくつ入るだろうか。4個はいけるだろう。

子供の頃、家で蕎麦を作っていた。蕎麦は好きではなかったが、畑に咲く蕎麦の花を見るのは好きだった事を思い出した。

黒板のいたずら書き。大人が書いたとバレてしまってはいけない。

 新緑が眩しい季節。この時期は山道が楽しい。

鴨川から嶺岡中央林道を行く。稜線に沿って真っ直ぐ伸びる道でアクセルを開け続けた。

そして、都心から一番近いと言う大山の千枚田へ寄った。駆け上がってくる風が涼しい。

細い道をくねくねし過ぎたので、帰りは鋸南から自動車専用道路に乗った。

午後3時半、すでにアクアラインは渋滞していた。海ほたるで休憩し、お土産にメロンパンを買った。北海道メロンのクリームが入った濃厚な奴だ。

今回のルートはコチラ。房総半島はこれまであまり走ったことがないのだが、空いている道を繋げば結構楽しめるような気がした。

今日の走行距離は242km、伴ちゃんのオドメーターは51,378kmとなった。

 

家に帰って、これまで何度か会った事のあるツーリング仲間が長野の林道で転倒して怪我をしてしまったことを知った。大事には至らなかったとのことで良かった。

バイクツーリングは常にリスクが伴う大人の遊びだ。転倒しないよう、事故に遭わないよう、そうなっても怪我が少なくなるよう、常に考えながら走るのだ。

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最愛

2012-05-19 | 中島みゆき

4週間前に買ったチケットを握りしめ、横浜の映画館へ向かった。中島みゆきLIVE「歌旅劇場版」を観るためだ。

平日の昼下がりだが、半分以上観客が入っていた。劇場にはノネナールの臭いが漂っていた。僕の年齢は正規分布曲線の左端に入りそうな勢いだ。

 

「御機嫌如何」、軽やかなこの歌は1曲目に相応しい。その後もMCはなく歌だけが次々と演じられていく。

ライブでは観る事のできないみゆきの表情、華美でないが緻密に作られた品のある衣装を大画面で観られる幸せ。

コーラスの和ちゃんや文さんの表情もバッチリ見える。バンドとコーラスのメンバーの衣装もよく作られている。

「一期一会」「with」「糸」豪華すぎるラインナップだ。そして「命の別名」で泣いてしまった。泣く予想はしていなかったので少し戸惑ったが一度泣いてしまえばこっちのものだ。

「ファイト!」今から30年近く前の頃を思い出し、これでまた涙が流れた。布団に潜って深夜放送を聴いていたあの頃だ。

アルバム「I Love You,答えてくれ」から早いビートの歌が続く。ギターを持って歌うみゆきさん、かっこ良すぎるよ。

ライヴ映像の本編が終わっておまけの「荒野より」のPVフルバージョンが流れた。クールダウンかと思いきやこれでも泣いてしまった。

久しぶりにみゆきの歌を本気で聴いた。そして3回泣いたので煩悩もかなり流された、と思う。

 

このライヴは2007年のもので、みゆきのツアーライヴの映像として観られるのは現在これだけなのだ。

DVDは持っているが、映画館で観るのとは雲泥の差だ。残念な点は音量が小さかったことで、ライヴ映像なのだから大音量で聴きたかった。

 

ライヴの中でみゆきは言った。「同じ時代に、生まれてくれて、ありがとう」

みゆきさん、それはこっちの台詞だよ。気が付けば「同じ時代に、生まれて、くれてありがとう」と呟いていた。

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シャンテ・ロゼ・ミサト(4年目)

2012-05-19 | 渡辺美里

今年もミサトが咲く季節になった。

(信州なめ茸の花瓶)

花弁が落ちそうになったら湯船に散らして香りを楽しむ。

 

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GWも終わりだね

2012-05-05 | 

2泊3日で静岡の実家へ行ってきた。いつものように家族は新幹線で、僕は荷物を持ってバイクで向かった。

新東名をちょっと走ったけど走りやすいね。開けた視界、大きくて明るいトンネル、水捌けのいい路面、かなり安全になったと思う。

SAにも寄ってみたけど二輪車のパーキングは前方に抜けられる構造なのでバックせずに出発できるのがグッドポイントだ。

実家ではバーベキューをしたり、朝霧高原に遊びに行ったりした。食べ過ぎ、飲み過ぎに注意しつつも、暑かったのでソフトクリームを2つ食べたのであった。

あっと言う間に3日間が終わった。みんなと別れた後、富士川越しに富士山が見えるポイントで記念撮影だ。

この後富士山を見ながらのんびりと走った。そして富士山が見えなくなったら一気に家を目指した。

家に帰って洗車をし、車体を乾かす為に東京ゲートブリッジまで往復した。

橋を渡ってUターンしてゆっくりと夕焼けに染まる東京の街を眺めた。羽田に向かうジャンボジェット機が左後ろから抜いていった、滑走路のような道路、デートドライブに組み入れたいコースだ(車体を乾かしているだけだけど)。

夕飯前にワックスがけと注油を済ませた。綺麗になった伴ちゃん(Bandit 1250S)を誰かに見せたい気もしたが、見せる人もいないのでそっとカバーをかけたのであった。

今年のGW、始まりは風邪でぐったり、治ったら福島へ桜を求めて日帰りの旅、折り返しに美里のデビュー記念日ライヴに参加し、後半は実家で家族と過ごした。

思いっきり遊ぶと全てが遠い過去の記憶のようだ。そしてせっせと働いてせっせと遊ぼうと思うのであった。

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桜を求めて福島へ

2012-05-02 | 

5/1(火) 晴れのち大雨(泣)

ゴールデンウィークを目前に風邪をひいてしまった。かなりへたってしまって、バイクに乗る気力も失くしていた。

前半に3泊4日で福島、山形、秋田、青森、岩手、宮城とぐるりと桜を求めて一周しようと思っていたのだがとても無理だった。

そして体力が回復すると途端に出かけたくなった。いい兆しだと思う。日帰りなので目的地は福島だけに絞り桜巡りをしよう。

平日なので通勤時間帯を避けようと思い、早起きして4:45に家を出た。丁度ビルの谷間に太陽が昇ってくるところだった。

常磐道と磐越道を快走して小野ICで降りると道路脇の桜が満開で迎えてくれたので大笑いした。

最初に向かったのは三春の滝桜の子孫と言われる永泉寺の桜だ。樹齢は400年。優雅な姿だ。

もうすぐ端午の節句だ。忘れてた。一匹ウン万円だとして。。。幟もあるし。まぁ、値段ではないな。

バイク遊びもそんな感じで計算しよう。

そして三春の滝桜へ向かった。

落花著しいってどんなんだ。ありゃ。売店のおばあちゃんが3日前はすんごかったよ、と言っていた。

花は散ってもその存在感は大きい。なんてったって樹齢1000年。

この幹がすべてを物語っている、ようだ。

次に向かったのは阿武隈川の飯野堰堤だ。ここも桜で有名な所だ。道路脇が桃色になっていた。風に揺れる提灯。桜の見頃はすでに終わっていた。

気を取り直して次の予定地の花見山に行ってみよう。現在山自体は養生中で入れないのでまわりを散策する。

それにしても暑い。気温は26度。冬期登山用タイツに革パンツ、フリースに冬用ジャケット。

すでに汗だくだ。お前はどこから来たのだ?ちょっと着過ぎだがこれが後々福となるのだ。

花見山付近の桜はしだれ桜を残してほぼ終わっていたが、桃が満開であった。

他に綺麗な花もあったが、残念な事にカメラがモノクロモードになってしまっていた。

火照った身体を冷やすのには高い所が一番。吾妻磐梯スカイラインへ向かった。

昨年訪れた時はまだ開通していなかったのだが、今年は開通が早くなったのだ。

 雪の壁もまだ残っていた。

会津若松の手前でお昼ご飯だ。元祖清水屋。元祖と付けると商売が繁盛するのだ。

ここは2年前に訪れたので、もう一度その味を確かめにきたのだ。

天ざるに饅頭の天ぷらを付けた。せっかくなので、いか、にしんをはさみでちょきちょき。

蕎麦は塊になっていたのでこちらもはさみでちょきちょき。冷麺みたいだな。

天ぷらはどれも80円とお手頃価格だ。運転しなければ、にしんの天ぷらで一杯やるのもいいだろう。

まわりには何件か同じ感じのお店があるので、今度は他の店にも入ってみよう。 

次に向かったのは鶴ヶ城、その前に石部桜に寄ろうと思ったのだが、調べた場所を忘れてしまったので、代わりにちょっとクネクネして行こう。

R294からK374へ入った。地図で見て異様なクネクネ度なので気になったのだ。やはり好き者御用達の道であった。

鶴ヶ城に着くとなんとバイクは駐車無料で、門の近くに停められるのだ。大きな石造りの擁壁に圧倒されながら本丸に入った。

桜はすでに終わっていたが、大勢の人で賑わっていた。

お城ボくん、随分可愛い奴だ。争いのない世界の象徴のようだ。

これが1965年に再建された天守閣だ。窓が少ない印象だ。

桜はどこへ。ここにいたのだ。

最後の目的地、大内宿に向かった。なんとここもバイクは無料で駐車できた。

お菓子、餅、蕎麦、地野菜、民芸雑貨などが売られた茅葺き屋根の家が立ち並ぶ。

天気も良くとても賑わっていた。桜の蜜を集める蜂を眺めながら玉こんにゃくを食べた。

ここは家族や友人と訪れると楽しいだろう。冬に民宿に泊まるのもいいかもしれない。

それにしても暑い。また汗だくだ。さて家に帰ろう。R118で須賀川方面に向かっていると雨が降ってきた。

防水の効いたジャケットを着ている事をいいことにそのまま走っていく。途中右折してK37で白河方面に向かった。

雨足は強いがK37はなかなかの快走山岳路だったので走りも楽しい。是非晴れた日に走ってみたい。

白河の街で給油して東北自動車道に乗った。最初のSAでカッパを着よう。もう限界だ。

身体が温まるのを暫く待って出発した。ものすごい豪雨の中を巡航した。ヘルメットの中に水が滴る。

首都高に入ってスカイツリーが見えると帰ってきたなぁと安堵してたらたらと家を目指した。

途中で夕飯を食べて家に着いたのは21時前だった。今日の走行距離は763km、伴ちゃんのオドメーターは50,798kmとなった。

久しぶりにルートマップを作ってみた。ツーリング馬鹿に復活した感じの一日であった。

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