風になれたら

SUZUKI Bandit1250Sに乗って風になり
中島みゆきや渡辺美里を聴いて風になり
山を歩いて風になる

再び奥多摩、鷹ノ巣山二連荘

2015-08-30 | 徒歩の旅

8/15(土) 晴れ

街中は暑いので、気持ちの良い汗をかきに行こう。今日選んだのは奥多摩の鷹ノ巣山だ。

新宿で奥多摩行きのホリデー快速に乗ると、以前見かけたことのあるおじさんが乗っていた。

怪しい雰囲気のおじさんに興味はないので、あまり見ないようにした。

 

奥多摩から東日原行きのバスに乗って鷹ノ巣山の登山口を目指す。土休日は鍾乳洞ではなく東日原が終点となっている。

満席の臨時バスはどんどん山の中に入っていく。途中の川苔山の登山口でけっこう降りる人がいた。

そして、集落が現れたらそこが東日原であった。そこから次のバス停あたりまで歩くと登山道の入り口が現れた。

道路から民家の脇を通って少し下ったところから見える大きな岩。これが稲村岩であったことを後で知った。

民家の畑に咲いていた白いハイビスカス。

 一旦沢まで降りて、細い沢沿いの道を歩いていく。沢を抜けると急な坂があって汗が滴り落ちる。

そして稲村岩横の鞍部に着いた。水を飲んで少し休んで出発だ。ここまで1時間弱、鷹ノ巣山まではあと2時間ほどだ。

 

だらだらと続く坂道を登り続けて鷹ノ巣山の山頂に辿り着いた。

稜線を駆け抜ける風が気持ちいい。よし、ビールだ。凍らせて布に包んで持ってきた黒ラベルを開ける。

ゴクリとやるとちょとぬるかった。うむ、まぁ、よしとしよう。

ご飯を食べていたら隣のおばさんが蚊取り線香を点けようとして苦労していた。

ライターが着火しないようだ。持っていたライターで火を点けてあげた。お礼にミニトマトをもらった。

フキの仲間が花盛りであった。

そして石尾根を奥多摩駅方面に向かった。コースタイムは4:50もあり下り坂が延々と続く。

秋といえばキノコ、20cmぐらいあった。

下りは膝への負担が大きいので得意ではないが、ほとんど休むことはないので、コースタイムより1時間半早く奥多摩駅に着いてしまった。

冷たいビールを求めてスーパーに入ると地ビール「多摩の恵」があった。ピルスナーを選んだが、苦味が強めでゆっくりと飲むのに適していた。

帰りの電車はコテンと寝てしまった。

 

 8/23(日) 曇り時々雨

天気はあまり良くないが、再び鷹ノ巣山を目指すことにした。

1週間前に登ったばかりだからか、所要時間はほとんど変わらないのだけれど、稲村岩まではとても早く着いてしまった感じがした。

そしてだらだらと続く坂道を登って山頂に着いた。かなり涼しい、と言うか肌寒い。15度ぐらいだろうか。

よし、ビールだ。氷がまだ残っていてかなり冷たいので、苦い。黒ラベルが最もおいしい温度は2度から6度だと言う。

ビールの温度管理は難しい。って凍らせてしまってもよいのだろうか。

今日はここから西へ向かい七ツ石山を目指す。ビールを飲んでしまったので足取りが重い。

でも欲張りなので、途中にある日陰名栗山と高丸山のまき道を選ばずそれぞれの山頂を経由した。

天気が悪いのでどちらも行かなくても良かったかもしれないが、綺麗な花を見かけた。

ヤマジノホトトギス、家に帰ってから花の名前を調べるのも楽しい時間だ。

2時間半ほどで七ツ石山に着いた。七ツ石山は大きな岩が山頂の手前に7個ぐらいあった。数えなかったが多分7個だ。

鷹ノ巣山からここまで、出会った人は一人だけであった。

さて、帰ろう。少し下ったところにある七ツ石小屋にバスの時刻が書いてあった。

16:03のあとが18:38、今は15:00、コースタイムは2時間、うむ。

バスの時刻を調べていなかったので、このようなことになってしまった。

小屋の管理人の方にテント場と小屋の説明を聞いたあと、鴨沢のバス停に向かった。

テント場は10張り、流しに、綺麗なトイレがあると言う。小屋は素泊まりで、インスタントのカレーとラーメンはあるようだ。

管理人は2、3週間ごとに住み込みで交代するそうだ。

 

もしかしてと早めに歩いたが、バス停に着いたのは16:30であった。

バス停横の定食屋に冷たいビールのノボリがあったので突入だ。

と思ったら交番のお巡りさんが1.5km先のバス停から30分早く出るバスがあることを教えてくれた。

礼を言ってから定食でビールと肉野菜炒め定食を注文した。程よい温度のビールは流石に喉越しが良い。

お腹が落ち着いたらそのバス停を目指す。ブヨの舞うR411を1.5kmぐらい歩いてもバス停はない。

地図を見たらあと1km先だった。店をギリギリに出なくて良かった。

その後無事にバスに乗って奥多摩駅から自宅に向かうのであった。

 

8/30(日) 曇り時々雨

今日も鷹ノ巣山を目指す。新しいレインウェアも試せるだろう。

午前5:35、家を出る5分前に着替えていたら電話が鳴っている。こんな時間にかかってくる電話は楽しい知らせではないだろう。

会社からであった、トラブル発生だ。すぐに対応が必要とのことなので二つ返事で引き受ける。

と言うことで鷹ノ巣山三連荘は叶わなかった。

 

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30年ぶりの富士登山

2015-08-12 | 徒歩の旅

8/3(火) - 8/4(水) 晴れ

奥多摩三連荘はこの日のためのトレーニングを兼ねていたのだ。

新宿から高速バスで五合目の富士吉田口に着いた。時刻は12:40ぐらい。

おおっ!外国からの観光客が多い。次々とバスでやってくる。

ここから見る富士山は遠くから見るのと大分違う。

よし、登ろう。その前に昼ご飯だ。久しぶりに不味いラーメンを食べてがっくりした。

登山口で富士山保全協力金を払った。任意なので払わない人が多いようだが、国立公園や世界遺産を税金だけで賄うのはこれからの時代に合っていないと思うのだ。 

今日の宿泊は七号目の鎌岩館と言う山小屋だ。思ったよりも近く3時すぎに着いてしまった。

チェックインして荷物を置いて少し上まで行ってみた。さらに上を眺めると人の列ができている。

山小屋に戻って夕飯前にビールを飲んだ。眼下に山中湖。至福の時だ。

コンビニでつまみを買ってきて正解であった。

夕飯はハンバーグ定食だ。ごはんもがっつり食べた。

やることもないので寝床で寝転がっていたらビール2本なのに急に酔いが回ってきたので7時頃そのまま寝てしまった。

9時ぐらいにがやがやと音がしたので目が覚めたら眠れなくなってしまったので、中島みゆきのアルバム「問題集」、渡辺美里「オーディナリー・ライフ」を聴いた。次はMISIAだなと考えていたら眠ってしまった。

 

4時頃起きる人が増えてきたので、予定より早めに出発することにする。

少し登ったら太陽が昇ってきた。

ランチパックとクリーム玄米ブランの朝ごはんを食べる。太陽が昇ると道志方面の山々が浮かび上がってくる。

9時に山頂に到着した。

少し休憩してお鉢巡りをした。これが本当の山頂、剣ヶ峰だ。以前富士山測候所の大きなレーダーがあった場所だ。

天気が良くて三浦半島まで見えた。これは駿河湾、左の方は伊豆半島だ。

右端からちょと行ったあたりが生まれ育った場所だ。富士山に登るのは3回目で、前回は30年前、前々回は38年前だった。

30年前は夏休みの部活が終わって休んでいたとき、富士山がよく見えたので今日登る?という感じで高校の友達数人でその日にバスで富士宮口に向かったのであった。

その当時は一気に登って頂上でご来光を拝んで下山するのが一般的だったので、五合目駐車場で暗くなるまで待っていた。

待っている間、野球なんかして走り回っていた。最近一番大切なものは健康だとつくづく思うのだ。

 

流石に山頂は空気が薄くて時々頭が痛くなる。妻の歩く速さも遅くなった。ゆっくりと歩いて剣ヶ峰に立った。

剣ヶ峰には三角点と石柱があるが、これはその横のちょっと高い所、この瞬間日本で一番高い所に立っているのは我々だ。

浅間大社奥宮で本殿上棟祭が行われていた。

38年前に登ったとき、奥宮の前で擦り減ってつるつるになった古銭を拾ったが、あの古銭はどこに行ってしまったのだろう。

結局山頂には3時間も滞在してしまった。

吉田口の下山道は埃まみれで日差しも強くお世辞にも快適とは言えない。景色だけが救いであった。

五合目に着くと酸素の濃さを実感できた。

また何年かしたら登ってみようかな。

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奥多摩三連荘

2015-08-08 | 徒歩の旅

6月、7月そして8月、奥多摩の山を歩いてきた。

 

6/21(土) 曇り時々雨

土日のホリデー快速に乗って奥多摩駅に到着した。新宿から約1時間半、少し涼しい。

今日は愛宕山から鋸山を経て大岳山を目指し、そのあとは武蔵五日市方面に下る予定だ。

梅雨の季節にアジサイはかかせない。最近カタツムリを見なくなったがちゃんと生きているのだろうか。

急な階段が現れた。愛宕山に続く187段の階段だ。

一気に登ったらかなり足にきた。息を整えてなお登っていくと愛宕神社の五重塔があった。

草苺がなっていた。子どもの頃、近所の沢で木苺を食べたことを思い出し、口に入れてみたら甘酸っぱさが広がった。

視界も悪く初めての道なので少し緊張して進んで行く。でも、幽玄な森の道は気分が安らいでいく。

汗と霧でビショビショになって鋸山に着いた。

そのまま気持ちの良い尾根を歩いた。雨は降っているが、木々の葉が雨を遮ってくれる。

大岳山直前の急坂は鈍った体にはちょっと厳しかった。

お昼時で数組の登山者がいた。ほとんどの人は御岳山方面からやってきたようだ。

昼ご飯はおにぎりとラーメン、少し涼しかったので温かいラーメンは美味しかった。

 

膝が痛くなってきたので、一番近いバス停のある登山口に向かうことにした。

バス停に着くと次のバスまで1時間以上あった。汗で濡れた服を着替えるとスッキリとした。

バス停の前に酒屋があるではないか。黒ラベルを買って一気に飲み干した。美味い!

 

7/4(土) 曇り時々雨

今日もホリデー快速で奥多摩に向かった。工事作業車が脱線して御嶽より先は不通になっていた。

直通もなくなり、拝島で下車した。うーむ、困った。どうしよう。

他のコースも考えながらとりあえず青梅に向かった、しばらくすると開通し、30分ほど遅れて奥多摩駅に到着することができた。

今日のルートは愛宕山から鋸山を経て御前山を目指す。

鋸山から大ダワを経て鞘口山で昼ご飯を食べた。

蟹味噌クリームのパスタと卵スープで体が温まった。おにぎりも食べたらおなかいっぱいだ。

御前山への道は遊歩道のようになっていて、段差のある階段が膝へおおきな負担をかける。

御前山から少し行った惣岳山から小河内峠に向かおうと思っていたのだが、惣岳山頂で団体の登山者に道を譲られてそのまま進んでしまった。

何か変だなと気づいて地図で確認すると、山頂の分岐を過ぎて奥多摩湖方面に向かっていた。

少し疲れが出てきているので、来た道を引き返さずそのまま下ることにする。

延々と続く下りの道、膝への負担が大きい。

ようやく着いた小河内ダム。奥多摩湖だ。ここもバイクでよく来たな。

奥多摩湖からバスに乗って奥多摩駅に向かった。

 

8/1(土) 晴れ

今日もホリデー快速で奥多摩に向かう。今日のルートは鋸山から大岳山、そして御岳山だ。

都心は醜い暑さだが、奥多摩は気持ちの良い暑さであった。

綺麗なコガネムシがいた。センチコガネと言うやつらしい。

パンみたいなキノコ。たぶんアカヤマドリ?

尾根まで上がると汗で、シャツもザックもビショビショだ。登山道は木陰で直射日光を避けられるのがいい。

そして、稜線に向かって吹き上がってくる風が心地よい。いいねぇ。

大岳山に着いた。天気が良いので人も多い。富士山は見えなかった。

食欲がなく、おにぎりを1個食べて御岳山に向かった。

御岳山近辺は武蔵御嶽神社の山道に雰囲気の良い宿坊や土産物屋が軒を連ねている。

ケーブルカーの駅でビールを飲もうかと思ったが、すぐに出発するとのことだったので、下ってから飲むことにする。

ケーブルカーからバスに乗り換え御嶽駅に着いた。コンビニでビールを買って一気に飲んだ。

暑いときのビール、なんて美味いのだ。

駅に向かおうとすると「のしこん本舗」という店があったので入ってみた。

コンニャク屋のようだが、のしこんて何?のしこんは伸したコンニャクであった。

群馬のコンニャク芋と奥多摩の水で作られたのしこん、試食してみたらうまいではないか。

生芋とゆずの2種類を買った。1個550円と高めだが、その価値はある。家族にも大好評であった。

今日は後半暑さに負けそうだったが、膝はほとんど痛くならなかった。

少しづつ筋力が付いてきたのかもしれない。

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新緑の金時山に登る

2015-08-07 | 徒歩の旅

6/13(土) 晴れ

新緑が眩しい金時山に登った。久しぶりの山歩きだし、溶連菌感染から復活した身には、4、5時間ぐらいの行程の場所が適当だろう。

新宿から高速バスに乗って2時間半金時神社入り口に到着した。箱根は何度もバイクで来ているがバスだと車体の後方が流れて少し気分が悪くなった。

 

山と神社は深く結びついているのだねぇ、といつも思うのだ。

金太郎が遊んだという手毬岩や住んでいた岩場などを通って行く。

手前に仙石原、右奥は芦ノ湖、左奥に地獄谷の噴煙を臨む。

 

頂上までは一時間半、頂上に着くと多くの人が昼ご飯を食べていた。

見晴らしの良い岩場に座って僕たちもご飯だ。まずはビールだ。凍らせて持ってきたビールは溶けきらず、シャーベット状でまさに大人のかき氷だ。

涼しい風、冷たいビール、箱根の山々の景色、いい時間だ。

そして、ジャーで持ってきたカレーとおにぎりを食べた。カレーの後はコーヒーだろう。

おなかがいっぱいになったらツツジの咲く道を下山だ。

一時間半ほど歩いて乙女峠のバス停に到着だ。乙女峠には土産物屋があるので、お土産を買ってソフトクリームを食べた。

また、そこには湧き水が湧いているので思い切り飲んだのであった。

久しぶりの山歩きで帰りのバスは爆睡してしまった。

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