気だるい夏の午後。帰省の新幹線。氷結を飲んで爆睡。もうすぐ最寄り駅。
by naokeydokey on Twitter
8/7(日) 快晴のち豪雨、そして曇り
6時過ぎに起きた。朝ご飯の7時まで時間があるのでバイクで散策に向かった。宿から続く細い道を下った小さな漁港を見た後思い思いの方向に走って行った。短パンにTシャツというすかすか状態の服装なのでのんびりと海岸沿いのアップダウンに富んだ道を走った。日陰は涼しいが日が当たるとすでに暑い。それにしても穏やかな海、今日も走ります。
大沢の集落で折り返した。
宿に戻って朝ご飯をいただく。もちろんお代わり付き。そして8時に出発した。
どこも絶景ポイントが続く。この海の青さ!飛び込みたい!
輪島の朝市に寄った。朝ご飯を食べたばかりなのでおやつはなしだ。
朝市の通りを歩いていたら、おっと、永井剛記念館を発見した。
大きく書かれたマジンガーZ、デビルマン、キューティーハニー、ここはお伽の館かもしれない。
今度来たら寄ってみよう。
歩いていると冷やし甘酒の看板が出ていた。美味しい。造り酒屋なんだ、裏には大きな酒蔵が続いていた。
ここにもマジンガーZが。
なんだろう、漁船がたくさん集まっている。
千枚田は青々とした稲に覆われていた。全部で1004枚あるそうだ。
揚浜式塩田。伝統的な製塩法だ。
千枚田も塩田も残して行くには大変な努力があるだろう。だからみんな遊びに来てお土産買ってね。
この風景を眺めながら走る。海、山、ワインディングロード、日本はバイク乗りに最高の国だと思う。
能登半島の一番先にある有名旅館、我々のツーには似合わない。照明に照らされたプールがあると言う。ぜひ恋人と訪れたい。
能登名物しおサイダー(手モデルはスーさん)。大人買いしたくなる一品だ。
ここから南下して半島の付け根に向かう。途中見附島に寄った。別名軍艦島。未来少年コナンに出てきそうな島だ。
縁結びの鐘があったので鳴らしてみた。思いのほか大きな音にたじろぐおっさん達であった。
盛夏、こんな浜で一日遊ぶのもいい。
能登半島にはいくつもの入り江と漁港がある。
シェルパが速いのかスーさんが速いのか、250のオフとは思えない走りを見せてくれた。
ごんさんはいつも通りにカミソリのような走り。たまに一緒に走ると頭と体にも刺激が走る。
その後能登島に渡った。能登島へ渡る橋は高くて気持ちよく、島の道路も空いていた。
もうすぐ能登半島ともお別れだ。氷見の港で遅い昼食をとった。
天然岩ガキ、ここで開けてもらって口に放り込む。控えめな潮の香り、ねっとりとした甘さにレモンの酸味が最高だ、何ですか!?これは。う、う・ま・い!
そして氷見うどん、フニャフニャだったがこれでいいのだろうか。
おっさん、いいぶりが穫れましたぜ。
そしてスーさんと別れごんさんと家路についた。走っていれば摂氏33度以下は涼しいと感じるようになったおかしな体も高速道路で34度以上になると流石に暑い。
糸魚川から小谷、白馬に着く頃空から大粒の雨が降って来た。家まであと300km、もうちょっとだな。大町から豊科に向かっていると太陽に照らされて暗い桃色となった雨の壁が雷付きで近づいて来る。
何度か雨に打たれながら山梨に入ると雨はかなり弱くなった。その後30kmの渋滞にクラクラしつつ東京に入った。ごんさんと別れて家に着いたのは23時過ぎ、予定通り。
シャワーを浴びてビールを飲んだらコテンと寝てしまった。次の日の朝、久しぶりにもっと寝ていたいと思ったのだった。
スーさん、宿の手配に道案内ありがとうございました。ごんさん、お誘いとお土産指導ありがとうございました。
2日間の走行距離は1,345km、シフトチェンジのし過ぎで足の親指に豆ができていた。
伴ちゃんのオドメーターは41,717kmとなった。
ブログで友人のごんさんが8/6(土)、8/7(日)に能登へ行くと知ったのは8/3(水)の夜だった。1泊2日1,200kmで能登半島を一周すると書かれていた。
夢の中で能登に行くとコメントしたら待ってるよとリプライがあった。幸い行けることになったので8/5の夜に一緒に行きますと連絡を入れた。
8/6 3:40だというのに気温は27度で蒸し暑い。明るくなりかけた空の下を待ち合わせの中央自動車道石川PAに向かった。
4:30に石川PAに着くと丁度ごんさんも着いたばかりだった。今日のルートを確認した。左回りかと思っていたら右回りで伊那からR361を高山へ向かうとの事だった。そうか、朝からがっつり走るのか。スイッチを走りモードに切り替えた。
山梨に入ると急に気温が落ちて20度前半、全身メッシュにはちょっと寒い。諏訪SAで休憩後伊那ICから木曾へ、雨がパラパラと降ってきた。温かい蕎麦でも食べようと寄った道の駅はまだ開店前でコンビニでおにぎりやサンドイッチを食べた。少し食べたので体温も少し上がった。朝早いR361は空いていて爽快だが気温は20度を下回る事もあってかなり寒い。高山へ着くと思ったより時間があったので朝市へ寄った。
朝市でみたらし団子と冷やしトマトを食べた。いろいろ食べたい気もしたがお昼もあるのでこれぐらいにしておこう。カメラをバイクに置いてきてしまったので残念ながら朝市の写真は撮れなかった。
高山から白川郷方面へ向かっていたら大雨の中に突入してしまった。宿泊を伴ったツーリングに雨は付き物だ。危ないかと思ったが他に濡れないところはないのでトンネルでカッパを着込んだ。
ほんとに土砂降りでもう笑うしか無い。荘川まで来たが雨は弱まる事がなくスーさんとの待ち合わせに間に合うか怪しくなって来たので折り返して東海北陸道に乗って砺波を目指した。
富山の平野部に入ると思いっきり夏空で気温は34度を超えていた。カッパは暑すぎ!
待ち合わせ場所は砺波IC近くの「立山そば&ますのすし源」、スーさんと3週間ぶりにご対面だ。かけそばとますのすしを食べた。かまぼこに入った立山という文字がなんとなく主張している。
その後ごんさんおすすめの「特選ますのすし」と「渚の響き、ほたるいかせんべい」を宅急便で家に送った。これでお土産は完了だ。
さて、これから能登への旅が始まる。道先案内人はスーさん、乗ってるバイクと同じくシェルパのようで心強い。
千里浜は海水浴の客で賑わっていた。海に浮かんでいるのはゴミじゃなくて人(それもおっさん、こちらもおっさん)。
スーさんがスタンドの下に入れるコースターを貸してくれた。これはいいね、マネしよう。
こんな所を走るのだ。砂は締まっているのでオンロードバイクでも大丈夫。
日本最古の木造灯台である旧福浦(ふくら)灯台に寄った。明治9年(1876)建造、かわいい奴だ。
福浦は北前船で栄えていたとのことだ。北前船てなんだっけ?家に帰って調べた。今度訪れたら当時の面影が残る福浦の港町を一度歩いてみようと思った。
機貝(はたご)岩でバイクに乗ったまま写真を撮っていたらバイクが右にゆっくりと傾き、最後はガシャン。エンジンガードのおかげで被害は少なかった。カメラもちょっと傷ついただけだった。陥没したウインカーをビニールテープで留めよう思っていたらスーさんがすかさずガムテープをくれた。
その後義経の舟隠しに寄ってから宿へ向かった。上大沢には間垣と呼ばれる竹の垣根が特徴の家が立ち並ぶ。夏の西日と冬の寒風を和らげてくれそうだ。
宿まではもう少し、各自がぶらぶらと走って入口で待ち合わせとなった。
宿はこんなとこ、漁師の宿「漁火」。旅のおっさんにぴったりの風情。
全てがビールのおつまみ。
落日を見るために中座して宿の外へ出た。すぐそこは海だ。
酔っ払いに猫は撮れないようだった。
まずまずの夕焼けだ。イカ釣りの舟も見える。
宿に戻って食事を終えて風呂に入った。部屋に戻るとスーさんがビールを注文していてくれた。
ごんさんは寝てしまったようだ。スーさんと2時間ほどビールを飲んで話をした。
つまみのタコワサとシッタカの酢の物が美味しいがおなかがいっぱいでもう入らない。
布団に横になるとスーさんからすぐにいびきが聞こえてきた。今日はいい1日だった。
窓から入る風はまだ温い。