風になれたら

SUZUKI Bandit1250Sに乗って風になり
中島みゆきや渡辺美里を聴いて風になり
山を歩いて風になる

春から初夏へ

2017-05-27 | 

5/5(金) 晴れ

元気があれば瑞牆山へ登ってから帰ろうと思ったのだけれど、右の踵に少し違和感があって、日差しも強いのでそのまま帰ることにした。

佐久穂町、国道299号線沿いは花桃が真っ盛りだ。海沿いではもう初夏の暑さだが、この辺りは今が春。

国道141号から県道2号をくねくねする。馬越峠が近くなるにつれて悪路に変わっていく。最後は工事中の砂利道、パワーRSはパワーロード系に比べて明らかに砂利道に弱い。

信州峠を越えて明野に抜けた。さようなら八ヶ岳、また来るからね。

午前中にもかかわらず、中央自動車道は15kmの渋滞、早めに出てよかった。

久しぶりのキャンプツーリングに山歩き、本当に心が穏やかになって余裕ができた。

遊んだ後は道具の手入れを忘れずにね。

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白駒池から雪道を歩く

2017-05-25 | 徒歩の旅

5/4(木) 晴れ

今日は駒出池キャンプ場から近い白駒の池を見に行こう。白駒の池は麦草峠の近くの標高2100メートルを超える場所にある湖だ。

駐車場にバイクを止めて支度をしていると、バイクでやってきていたカップルが白駒池の方から戻ってきた。聞けば中山まで行ったと言う。私が持っているチェーンスパイクと同じものを装着していたので、それで行けましたかと尋ねるとえぇ、と答えてくれた。

それじゃあ、行けるところまで行ってみよう。

国道から歩くこと15分あまり、真っ白な湖が現れた。全面凍結していたが、岸の近くは氷がズブズブで沖に歩いて行くのは困難だった。一人なので、もちろん無茶はしない。

白駒の池からニュウを目指した。しっかりとした踏み跡を辿ってゆっくりと登って行った。登山道の岩と根っこはすべて固まった雪に覆われ、なんか夏山よりかなり歩きやすい。

だいたいコースタイムでニュウに到着した。ニュウとは乳のことで、写真の左下にあるように尖った岩を頂きにした岩の塊がある場所だ。ここからは富士山を望むことができるのだ。写真の真ん中ね。

ニュウから尾根伝いに中山を目指した。春の雪山はあまり寒くなくていいな。雪道を歩くのがこんなに楽しいことを初めて知った。

中山から西の峰々を眺めて、高見石を経て白駒池に戻った。ザクザクと雪道を下るのも楽しかった。

日差しは強くサングラスをしていても眩しいくらいでだ。

時間はちょうどお昼でお腹が空いたので、湖畔の白駒荘で自家製野菜たっぷりのうどんを食べた。あ、写真を撮る前に少し食べてしまった。まぁ、いいか。

このうどんは野菜がとんでもなく上手い。甘みと苦みが絶妙に混ざり合っている。おばあちゃんが丹精込めて作っているに違いない。

まだいけそうだったので、ほおずきのレアチーズケーキとコーヒーを頼んだ。ほおずきの苦みと酸っぱさがチーズケーキの甘酸っぱさと絶妙に絡まり合い、脳に美味い!と信号が走る。

お腹が空いていたのを引いても、どちらもまた食べたいと思わせる味であった。

4時間半ほど遊んでこの充実感、いい1日だ。夕食のおかずを買いに街まで降りて、帰りは再び八峰の湯へ浸かった。八峰の湯は昨日よりも混んでいたが、湯船から先ほど登ったニュウを眺めて心の中で笑うのであった。

 

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ビーナスラインを走って、美ヶ原を歩く

2017-05-23 | 徒歩の旅

5/3(水) 晴れ

期待しない人事異動の夢で目を覚ます。なんてこった。テントから出ると冷たい空気に包まれた。日の出を見ながら妙にリアルな夢だったな、と思う。

基本的に朝はしっかり食べる。定番のハムチーズのホットサンド、これに野菜たっぷりの中華スープで体を温め、コーヒーを飲んで出発した。

頬を刺す冷たい空気、体重移動でワインディングロードを駆る感覚、ツーリングの旨みが詰まっている。ほどなく走って麦草峠に着いた。国道で2番目に標高の高い峠だ。

R299を少し下って、ビーナスラインに入る。南八ヶ岳を見渡せるパーキングで少し休んで白樺湖に向かう。伴ちゃんは大きな荷物を積んだ姿よりもパニアだけの姿が様になっているな、と思う。

久しぶりに伴ちゃんと言う名前を使ったが、Bandit 1250Sの名前なのだ。

ミシュランのパワーRSは路面への食らいつきが良く、安心してコーナーを回ることができる。まぁ、前のタイヤはパイロットロード4なので、違いがあって当然だけど。パイロットロード系はちょっと攻めるとリアが滑ることがあったのだけれど、パワーRSはほとんど滑らない。思ったラインをトレースできて笑ってしまうのだ。大型連休でも朝のビーナスラインは比較的に空いていてストレスなく走れることが多かった。でも休日、カーブのたびに反対車線にはみ出す車や、直立でカーブを曲がるバイクがいて、あまり近づかないでおこう、と思った。

美ヶ原の道の駅にバイクを止めた。多くの車とバイクがすでに止まっていた。そそくさと着替えて高原を歩いた。

歩いていると会社から連絡があったが、会社のネットワークに入る術を持っていないため、ごめんなさいをした。昨年の大型連休は南西諸島で毎日仕事をしていたな、と思った。それに比べ、電源を確保できない場所はいい。パソコンを使えなければ仕事にならないからだ。

仕事のことは忘れ、風に吹かれて、汗を流そう。山を望み、空を見上げ、心を覆い尽くした垢とカサブタが剥げ落ちていくようだ。

日本の屋根のような山塊に360度囲まれて歩くのは本当に楽しい。

ちょっと下って登り返した。標高差は400メートルぐらいだろうか。下まで降りたら茶臼山を目指す。

途中沢に雪が残っていてチェーンスパイクをもって来れば良かったな、と思った。この後2箇所ほど危険な場所があって慎重に進んだ。滑落したら悲しいことになるかもしれない。

山歩きは久しぶりなので無理をせず登った。日差しはきついが、冷たい風が気持ち良い。

ここからは牧場の中を淡々と歩く。気分は上々だ。

いい運動になった。でも、ゆっくり歩いたので疲労感はない。キャンプ場に戻るのはちょっと面倒くさいが時間はある。

キャンプ場に戻る前に買い物を済ませ、温泉八峰の湯で温まった。この温泉は八ヶ岳を一望できる内湯と外湯があり、やっほうの湯と言う。半端ない混みようで入場待ちの列ができていた。

入場して脱衣所を抜けると洗い場にも列ができていた。裸で立つ男達、なんだかなぁな姿であった。

 

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八ヶ岳の山腹へ

2017-05-21 | 

5/2(火) 晴れ

春の大型連休、心身ともに疲労が溜まっていて、バイクに乗ったり山を歩いたりする力を蓄えるのに3日を要した。気力が整ったら出発だ。

申し分ない天気となった平日の朝、八ヶ岳山麓に向かった。中央自動車の韮崎ICから明野の広域農道を経て信州峠を越えた。明野から眺めた南八ヶ岳の峰々の頂は白かった。

信州峠から下った川上のスーパー、ナナーズでキャンプの食材を調達した。ナナーズは地域に根ざした充実のスーパーマーケットだ。地元の食材が多いのでおすすめだ。ワインは海外物を置いていないので、そこだけが惜しいところだ。

馬越峠を回る元気がなかったので、R141に早めに合流して八千穂高原の駒出池キャンプ場に向かった。大型連休ということもあり、池の畔は混みそうだったので奥のサイトにテントとタープを張った。

ナナーズで買った焼きたてのフランスパンと地元のハーブ入りソーセージでホットドッグを作ってお昼ご飯にした。ん〜、ビールだな、飲んだら温泉にはもう行けない。えーい、飲んでしまえ。

その後は火を焚き宴会に突入した。ここは標高が1285メートル、日が沈むと寒いので、小さなストーブでもありがたい。

野菜、蛋白質、糖質、キャンプツーリングで心がけている食事だ。

駒出池の水面は静まり返っている。

水面を見たら空を見る。

日が沈んで明かりが灯った。

目覚ましを無効にしてシュラフに潜り込んだ。

明日は美ヶ原へ向かおう。

 

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