風になれたら

SUZUKI Bandit1250Sに乗って風になり
中島みゆきや渡辺美里を聴いて風になり
山を歩いて風になる

北海道ツーリング 2017 9日目 利尻島を巡る

2017-11-25 | 

7/30 晴れ

超が付く晴れとなった。バイクで島を一周した。距離は60kmぐらいなので、あちらこちらに寄っても数時間で一周できる距離だ。

逆さ利尻の名所の姫沼。誰もいない静かな池だ。

次に寄ったのは白い恋人の丘こと沼浦展望台、白い恋人のパッケージに書かれている山はここから見た利尻山なのだ。

バイク旅なのにバイクの写真が少ない感じがするので、もう一枚。

次にオタトマリ沼に寄ってソフトクリームを食べながら利尻山を眺めた。山は見る場所によってその姿を変えていく。

仙法志御崎公園でアザラシが泳いでいた。アザラシはここで飼われているのだ。横の土産物店で利尻昆布を買った際にアザラシの事を聞いたらこのアザラシは本島の水族館からレンタルしているとのことだった。

イカした、と言う表現が似合う洋品店があった。なんかいい感じ。

その後、海沿いの小さな観光スポットのようなものに寄りながら沓形岬のキャンプ場の下見に行った。日影がないので昼は暑そうだが、街まで近く温泉も居酒屋も歩いていけるのがグッドポイントだ。

お昼は「味楽」で食べることにしていた。味楽はミシュランガイドに載っているこのラーメン店で、美味しいよとキャンプ場で勧められたのだ。店に行ってみたが開店までまだ時間があったので見返り台園地に向かった。

クネクネした細い道を登りきると駐車場があった。そこから歩くこと数分、利尻岳をどーんと眺めることができる。今日登ったら良い景色を頂上から見られたに違いない。でもすごい日焼けしそうだ。

「味楽」に戻ったらまだ開店前で一番乗りだった。隅の方で待っていたら数人の人たちがやってきて入り口に並ばれてしまった。急いで向かったが軒先に入れず炎天下で待つことになってしまった。

焼きしょうゆラーメンを食べた。利尻昆布の出汁が効いたスープであった。美味しいラーメンを食べてお腹が満たされた後、ゆっくりと残りの1/4ほどを走った。

富士野園地から見たポンモシリ島、ポンモシリはアイヌの言葉で小さい島と言う意味だ。

そこから眺める夕陽ヶ丘展望台がある小山と利尻山

そしてここは田中陽希さんの日本百名山ひと筆書きのゴール地点でもあったのだ。テレビを見ていたけど気づかなかった。

そしてそして、北のカナリアたちのロケ地でもあったのだ。北のカナリアたちは舞台挨拶のある上映に行ったので思い出深い。

キャンプ場に戻って管理人の方とベンチに座って長い話をした。この方は本当にこの島と山を愛している方だ。今日は快晴で、昨日は雨が降ったので、今日ではなく昨日山に登るように 私に勧めたことを謝っていた。もちろん気にしていないと答えた、本当にそう思うので気にしないでくださいね。山は逃げないのでまた来ます。

夕陽が沈む頃夕陽ヶ丘展望台に向かった。が、今日は夕陽は見られなかった。昨日と一昨日は飲んでしまって来られなかったが、素晴らしい夕陽だったそうで、これも管理人の方に勧められていた。夕陽もまた見に来ます。

良い1日であった。と思っていたら、隣のテントのおじさんが独り言をずっと話していた。そして悲しく夜は更けて行った。

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北海道ツーリング 2017 8日目 利尻山を歩く

2017-11-19 | 徒歩の旅

7/29 晴れ一時雨

3:30起床、4:10に登山を開始する。遊歩道を歩くこと数分、甘露泉水と言う湧水の名所で水を補給する。

森の中を歩き第一見晴台へ、頂上は雲の中だが、港方面はよく見えた。

その後、霧が雨となり、風も強くなった。這松(ハイマツ)に隠れるように身を低くして登ることもあった。

いずれにしても下ばかり見て歩いていた。森林限界を超える頃雨が弱まり、最後にきつい傾斜を登りきって頂上に着いた。時刻は8:30、雨がぼそぼそと降って肌寒い。おまけに何も見えない。青い空と海はこの霧の彼方にあるはずなのだけれど。これはまた来いってことだな。

30分程頂上で休んで、下山を開始した。淡いピンクの伊吹虎の尾(イブキトラノオ)がよく見られた。

12:10、テントを張った登山口へ。先ほどの雨は何だったのか、この青空になった。本当に山の天気はわからない。

キャンプ場の管理人の方に下山を報告した後、近くの温泉施設に向かった。温泉施設にはコインランドリーがあって、洗濯をしている間に温泉に浸かった。露天風呂からは利尻の山頂が少しだけ見えるので、数時間前にあそこにいたんだなぁと眺めた。風呂から上がって洗濯物を乾かしている間、スポーツドリンクを一気飲みし、グレープのガリガリ君で身体を冷やした。

キャンプ場に戻る前に見上げた利尻山はどこまでも緑で、折れ線グラフのような稜線が美しかった。

 

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北海道ツーリング 2017 7日目 利尻島へ

2017-11-12 | 

7/28 晴れのち雨

快晴のクッチャロ湖を後にする。穏やかなクッチャロ湖を眺めるのは久しぶりだ。今日はいよいよ利尻島を目指す。

地平線を目指すならここ、エサヌカ線だ。ゆっくりと北を目指す。

宗谷岬をパスして丘陵地帯の快走路を抜けて稚内に着いた。

フェリーの出航まで時間があるので港の反対側にある防波堤ドームに寄った。

時間はたっぷりあるのでノシャップ岬まで行ってみた。微かに見える利尻島、美しいシルエットだ。

ノシャップ岬から港に戻る途中にある森林公園キャンプ場を見に行った。そこは旅人が集う空気が漂っていた。

小さなフェリーに乗って利尻島を目指す。久しぶりに知らない土地に向かう感じで胸が高鳴る。利尻島に近づくと雨となった。利尻山は雲の中だ。レインスーツに身を包み利尻北麓野営場に滑り込んだ。

明日に備えてがっつりとご飯を食べた。明日は利尻山に登る。

 

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北海道ツーリング 2017 6日目 クッチャロ湖へ

2017-11-06 | 

7/27 晴れ

今日も穏やかな1日になりそうだ。キャンプの楽しみのひとつに空を見ることがある。太陽が沈むと眠り、太陽が昇ると起きる生活、生き物は太陽に生かされているのだなと思う。

朝焼けの海、刻々と変わる空の表情、青空になってしまう前の一瞬。

上の時刻の十数分後にはこの景色となる。

朝ごはんのホットサンドを作っていたら、再会したご家族の朝ごはんに招かれた。立派なキャンピングカーを新調してやってきたそうだ。これなら雨の日も楽しめそうだ。

朝ごはんをいただき、ホットサンドの味見をしてもらった。出発の支度をしてご家族に挨拶をして今日の目的地のクッチャロ湖へ向かった。

夏でも涼しいオホーツク海沿いを北上する。この道は何度走ったことだろうか。

クッチャロ湖畔のキャンプ場はお気に入りのキャンプ場だ。芝生のサイトでトイレが綺麗、温泉が隣にあり、街まで近い、それなのに目の前に広がるのはクッチャロ湖だけ、時間が許せば感動ものの夕焼けを眺められるまで連泊したい、あえて言えば湿地帯なので蚊が多いのが悩みどころだ。今日もぬるりとした温泉に浸かってサッポロクラシックで乾杯だ。

 

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北海道ツーリング 2017 5日目 尾岱沼へ

2017-11-05 | 

7/26 晴れ

旭岳青少年野営場を後にする。今日の目的地は尾岱沼ふれあいキャンプ場だ。キャンプ場に今日集まると言う5年前の約束を果たすためだ。もしも集まる人がいたら面白いじゃないか。

尾岱沼までは特に寄る場所も決めず、最短距離のルートを取って国道39号をのんびりと東に向かった。ちょうどお昼ご飯の時間に北見の街に着いたので、回転寿しトリトンで海の幸を楽しんだ。この店は20年前に妻と寄ってお腹いっぱいになった思い出がある。期待を裏切らず、とても美味しく、従業員もしっかりしているお勧めの寿司屋だ。

途中で伴ちゃんのオドメータが88,888kmとなった。

ちょっと国道から外れて適当に走る。だだーん、と斜里岳が目の前に。斜里岳もいつか登ってみたいな。

5年ぶりに訪れた尾岱沼、気持ちのいい海沿いのキャンプ場だ。5年前の今日一緒だった人たちは誰もいないようだった。

野付の港にある浜の湯で温泉を満喫した後、食材を調達してキャンプ場に戻った。港で茹でシマエビを買うことも忘れなかった。

キャンプ場に戻ると、テントが少し増えていて、そのうちのひとつから見覚えのある男性が近づいてきた。今日を忘れずにまた来られる人たちがいたのだ。リタイアした夫婦とそのお孫さんの男の子だ。

これからお風呂に行くのであとで会うことになった。ビールを飲みながら待つことしばし、お風呂から戻った家族の方々と、近況を話しながらお酒を酌み交わしたのであった。

小学生だった男の子は中学生になり、すっかり旅好きになっていた。おじいちゃん、おばあちゃんと北海道を旅するなんてなかなかできることではない。

そして5年後、再び会う約束をした。今回は連絡先を交換した。お互い5年経って取り巻く環境も変わって、さらに5年後はわからないからだ。

旅で会うだけの関係もまた面白いな、と思うのだ。

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北海道ツーリング 2017 4日目 大雪山を歩く

2017-11-01 | 徒歩の旅

7/25 晴れ

3時半に目が覚める。しばらく寝袋の中でその温かさを楽しむ。周りの人が起き出したので、トイレに行った。黒岳石室のトイレはバイオトイレで上級者向けだ。テントに戻ると小屋番のお兄さんと3人の登山者が話をしていた。挨拶をするとこれから桂月岳にご来光を見に行くので行きますかと誘われた。もちろん行くことにする。桂月岳の頂上までは15分、頂上で待つことしばし、ちょうどいい具合に雲が広がり素晴らしい朝焼けを見ることができた。小屋番のお兄さんが今年一番の日の出だと言っていた。カメラもスマホも持っていかなかったので写真を撮ることはできなかったけれど、茜に染まる雲は最高だった。これはテント場に戻って撮った朝日を浴びた山並み、手前が凌雲岳、奥に北鎮岳。

簡単なご飯を食べて旭岳の麓の野営場を目指す。再び御鉢平、良い天気だ。

と思っていたら雪渓を上がりきって稜線に出たら風が強くなりあっという間にガスに包まれた。北鎮岳から比布岳をまわろうと思っていたのだけれど、楽しめそうにないのでそのまま裾合平に出ることにした。

姿見平まで戻ると天気が回復した。時間はまだ10時、早すぎだ。時間があるので姿見の池まで行ってみた。

ロープウェイで山麓駅に下りお昼ご飯にする。平日なのでメニューはカレーだけ、カレーとビールでよしとしよう。

野営場に戻り、昨日と同じヌタプカウシペで温泉に入ってビールを飲んで荷物の整理をしたら寝てしまった。

目が覚めて明日のルートを確認したら地図がない。記憶の糸を辿ると2日前に寄った美瑛のラーメン屋に違いない。時間はもう20時、ラーメン屋までは片道38km、どうする?どうする?おまけに雨が上がったばかり、どうする?どうする?地図はあった方がいいので地図を取りに行くことにする。真っ暗な山道をナイトラン、久しぶりに緊張して走った(泣)。そしてめでたくラーメン屋で地図を受け取った。明日は尾岱沼のキャンプ場に向かう。

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