山の奥の細道から

今日からブログを始めました。 山野草が好きでこんなタイトルをつけました。

立冬に寄せて

2021-11-13 09:44:13 | 旅行

暦の上では七日から冬です

そのころからにわかに家に周りの景色が一変して来ました

カラマツの黄葉です

カラマツと言えばすぐ 北原白秋さんの詩が思い出されます

カラマツの林を過ぎて

カラマツをしみじみと見き

カラマツは寂しかりけり  旅ゆくは寂しかりけり

そして、、、、

カラマツの林の奥も

我が通る道はありけり

霧雨のかかる道なり

山風の通う道なり

 

カラマツは芽ふきの優しい黄緑と

盛夏の頃のふかぶかといた濃い緑とたのしみが沢山です

真夏のある日遠くでゴロゴロと始まって

いきなりバシャン!とおおきなおとがしました

その時わっと沢山の小鳥がこのカラマツの木から

こちらに逃げてきました

その時に初めてここにこんなにたくさんの小鳥が生息していたのだ

改めて驚きました

 

世の中よ哀れなりけり

常なれど嬉しかりけり

山川に山がわのおと    カラマツにカラマツの風

 

「ようらく」の紅葉とその実です

ようらくはその花も可愛いのですがこの実が

お観音様の首飾りとされています

そう言われて我が家の厄除け白衣観音様を良く見れば

確かに胸に飾られています

何ともおしゃれですお観音様にとってはまさに真珠の首飾りなのでしょう

 

この小さなあるかなきかのはな「ゆきやなぎ」です

慌ただしかった日常からふと我に返ると

木々は静かに大地に戻ろうとしています

花は急に少なくなって寂しくなってきました

竹やぶの緑を背景に「まゆみ」の紅葉と実です

この実がぱっとはじけて中から赤い実がみえるようになりますと

小鳥達が沢山に集まってきます

これはまゆみの自己主張の様にも見えます

木が柔らかくてよくしなって弓につかわれるそうです

草木は常に生存競争を強いられ

さまざまな環境に適応して柔軟に生きています

 

 

女子会で友達と楽しく過ごし ました

そこの庭の「つりひめそば」  がよく手入れされていました

又生け垣には「さざんかが」 白く満開でした

晩秋から初冬にかけてのこの花とは

まさしく出会いだと思いました

 

 

待ちに待った娘と再会を果たしました

一年九カ月ぶりでした

お互いに無事を確認してほっとしました

短いながらも楽しい時間を過ごせました

田舎の新鮮な野菜をたくさんに持たせて

幸せな気分でした

 

私達はこのコロ禍で沢山のことをまなびました

物の豊かさやり利便性からは

幸せは得られない

そして人々との繋がりな中にこそ

真のしあわせがあることを、、、、

又今までのライフスタイルの見直しと

経済成長神話からの脱却こそが大切だと

そのためにはまず自分が変わらなければ

更には科学の成果を充分に生かすのは私達の務めだ、、、、と

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コメント (2)
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