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大小迫 つむぎの家

よみがえれ!大小迫の里山。 人と人、人と自然をつなぎ、つむぐ「つむぎの家」

大小迫川源流を訪ねて

2011年10月14日 | 里山再生

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綾里川支流の大小迫川は、延長1K足らずの小さな川ですが、大雨が降ると水かさがまし、洪水の危険性を持ち合わせています。源流域の林は、20数年前に皆伐し、雑木林になっていますがその後手つかずの森で、株立ちしたケヤキの大木から水が浸みだしていました。

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サンショウやクロモジなどの雑木が密集し、下草がほとんど生えていません。

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左側からの川筋と合流し、水かさを増していきます。

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上流域では、岩を伝って水が流れ落ちています。

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急峻ですが水量も増え、溜りもできています。

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中流域では、なだらかな流れに変わり、子どもの水遊びにも良い水辺環境です。

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下流域に入り、いくつかの川筋と合流しながら、里地近くを流れる大小迫川です。

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農業用水としてパイプで水を引いています。

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ツル性のサルナシ(キウイフルーツの原種)がジャングルのように森を覆っています。上流域の様子です。

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サルナシの実もたくさんついていました。完熟した実はとてもおいしく、どんな果物の味にも負けません。

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アケビの実も食べごろを迎えています。

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ヤマガガシは森の中を散歩していました。

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中流域では、、秋の日差しを受けてアキアカネが高く低く飛び交っていました。

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林道は、マルバフジバカマの花で埋め尽くされています。

長年放置された森から流れる大小迫川は、保水力がなく大雨が降るとどっと水が出て、洪水の危険性をはらんだ川です。里地に入ると3面が護岸されていて、治水効果は高いのですが、生き物の生息環境には、適していません。今後の里山整備の重要性を感じています。