昨日は、午前9時半頃から三々五々と2年生4人が遊びに来ました。
金曜日に「お弁当を持ってつむぎの家に遊びにいこう!」と示し合わせたとのこと。
遊び始めてまもなく、シュンヤ君とレナちゃんが「千田さんもきてー」と2度呼びに来ましたが、「家の片付けが終わったら行くからね。」と答えると「ハアーイ!」と元気よく母屋の方にかけていきました。
1時間ほど経ってから、外に出るとツリーハウスに上り、輪になっておしゃべりしている様子です。
近づくと、「おやつの時間で~す。」と輪切りの丸太をテーブルにして、ジュースやお菓子を仲良く食べていました。
「千田さんもどうぞ!」とお煎餅をいただき一時仲間入り、「今まで何して遊んでいたの?」と聞くと、「オタマジャクシとイモリを捕まえたの」とオウスケ君が飼育ケースを持ち上げて見せてくれました。
特段、私に用事があるわけでもなさそうなので、「千田さんは、上の畑で仕事をしているからね。」と言って、農作業に入りました。
作業の合間に時々覗きに行くと、「ウワー オタマがうじゃうじゃ入ってる!」とアキ君。オウスケ君はドジョウを捕まえたようです。
昨日は、強風が吹き荒れ、肌寒い陽気でしたが、水は温んでいたようで溜池で飽きずに遊んでいました。
池の方から「ヤッホー」と子どもたちの声がしたので「ヤッホー」と答えるとレナちゃんとシュンヤ君が土手を駆け上がってきました。続いてオウスケ君とアキ君もやって来て、今度は、野原を走り回って遊び始めました。
「こんなクルミがあったよ!」とアキくんが拾ってきたのは、リスが殻をむきかけたくるみで、3ミリ幅ほどにきれいに削ってありました。「りすさんが食べかけたくるみだよ!」というと「ワーすごい!僕もやってみよう!」と口に入れるふりをするシュンヤ君。
野原を駆け巡っている間、何を思いついたのか。「ダンボールありますか?」とレナちゃん。「どうするの?」と聞くと、草滑りをしたいとのこと。
「果たして滑るかな~?」と言いながら用意してあげると、斜面を利用してダンボールを敷いた上で草スキーを始めましたが、思うように滑らず、場所を変えたり、手を変えたりして苦心している様子。
「なかなか難しそうね。」と言って農作業にかかると、しばらくして、下のほうからレナちゃんの呼ぶ声がして、降りていくとダンボールにくるまりミノムシのような格好で土手を転がって遊んでいました。
みな、新たな遊びを発見した、喜びに満ち溢れた顔をしていました。
午後からは、植樹した山の下草刈を予定していたので、山に入る前に子どもたちに声をかけに行きました。
お昼を食べ終えた子どもたちは、ツリーハウスの横に何やら看板を立てていました。その看板には「ひ・み・つ・き・ち」と泥を水に溶かした字で書いてあり、ツリーハウスはすっかり自分たちの秘密基地に変身してしまったようです。
午後には、4年生の男女5人が遊びに来て、思い通りに遊べなくなったのか?、「千田さ~ん。レイ君たちが網を使って返してくれな~い!」とレナちゃんとアキ君が下の方から助けを求めてきました。
「網は2つしかないので、かわりばんこに、仲良く使いなさい!」と上から叫ぶと「は~い!」と走り去っていきました。
午後4時半に、迎えに来たオウスケ君のお母さんの車で名残惜しそうにオウスケ君とアキ君は帰宅しました。歩いて帰ったレナちゃん、早めに帰ったシュンヤ君と4人は、よく遊んでくれました。この間、オウスケ君のお母さんは2度、様子を見に来てくれました。
午前中から午後4時半までおよそ7時間もの間、自分たちで遊びを生み出し、生き生きと自然の中で楽しんでくれた2年生、まさに外遊びの名人です。