大小迫 つむぎの家

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長屋にいた水生昆虫 「ミズカマキリ」

2014年09月01日 | 昆虫

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ミズカマキリ(タイコウチ科)

長屋で片付けをしていると、板戸に大きさが10㎝前後の生きものがいました。ナナフシ?いやミズカマキリに似ているがどうしてこんなところにと、疑問でした。

その後に分かったことですが、ミズカマキリは、天気の良い日には水中から飛び出していくこともあり、その飛行能力は、水生カメムシ類の中でも最も高く飛ぶことができると言うことです。水生昆虫の体は、水中での暮らしに適応した作りになっていて、水中での呼吸は、尾についている長い2本の鞘が呼吸管の役割をしているようです。

陸上では、体と同じくらい長い鞘を引きずって歩くさまは、少々不格好に見えます。


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ミズカマキリは、カマキリと体型も顔つきもそっくりで、鎌の形をした前脚で獲物を待ち伏せして狩りをする姿は、まるでカマキリのようですが、水陸両方で暮らし、獲物(昆虫や小魚などの狩る肉食性)をとることができるとはすごい生きものですね。

細長い体に張り付くようについた翅が開き、体長10㎝もあるミズカマキリが飛翔する姿をぜひ目にしたいものです。


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