一面緑一色の草地の中に、黄色に輝くキアゲハが目に入りました。普段目にするキアゲハは、俊敏に舞う姿がほとんどでなかなかカメラに収めることができません。
今回は、羽化後間もないキアゲハのようで、ヨモギの葉に止まってジッとしていました。
羽を伸ばし、飛び立つ準備をしている段階なのでしょう。近づいても、飛び立とうとしません。
至近距離で写真を撮ることができ、色鮮やかな見事な紋様を披露してくれました。
10cmくらいまで接近し、真上からも写してみました。たおやかな曲線美に見とれました。
裏羽も、同じ紋様ですが左右が重なり合い、黒地に金の鱗粉をちりばめたように輝いて見えました。
写真を撮り終えて間もなく、青空にはばたいていきました。
これはキアゲハの幼虫で、セリ科の植物を食べて大きくなります。
ミツバの葉を食べつくした幼虫は、茎を折り曲げ愛らしい表情で食べています。
身近によくみられるチョウですが、鱗粉が剥げ落ちたり、破けた羽のキアゲハが多い中、羽化直後の美しいチョウの姿を堪能することができました。
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