昨日、笹薮刈りをしていた時のこと、藪中の羽音に気づきのぞいてみると、交尾したままのルリボシヤンマでした。
正面からの顔、噛みつかれると痛いです。
足は後足・中足・前足の順に長く、飛んでいるときにはきちんと折り曲げているが、獲物をつかまえた時には、しっかり抱え込むことができます。また足にはたくさんのとげが生え、ざらざらしていて、滑り止めの役目を果たしています。
空中で獲物を捕まえる場面を目撃した時には、早業に驚きました。
真上から見たルリボシヤンマの雄
美しい色合いと自然の造形美に、胸が高鳴りました。
ルリボシヤンマの雌
翅を握っていたためにすぐには飛び立てませんでしたが、無事に産卵してくれることを願いお別れしました。
ルリボシヤンマの幼虫は,成長が遅く成虫になるまで2~4年を要し、成虫は、7月中旬頃から羽化し、10月下旬まで見られるそうです。高地の池や湿地に多く生息し、寒冷な気候を好むようですが、標高100m程の沢筋の身近な場所で見られたのは、生息環境に何か変化があったのでしょうか?