ルリボシカミキリ(カミキリムシ科)
散歩中、草むらから鮮やかな青が眼に飛び込んできました。澄んだ青色に黒紋のある美しいルリボシカミキリです。見慣れたカミキリムシですが、美しい色合いに息をのみ、心奪われた瞬間です。
手を差し出すと指に上ってきました。顔は思いのほか、強面で咬みつきそうですが、ゆっくりと歩き出しました。
今回、手にとって初めて気づいたのですが、触角の黒い節は、ブラシ状に毛が密生していました。
美しい昆虫の多くは、金属光沢の輝きが特徴でしたが、ルリボシカミキリは、微毛がびっしりと生えていて光沢は全くありません。
カミキリムシの多くは、生木を食害する害虫ですが、ルリボシカミキリは、幼虫・成虫ともブナやクルミなどの朽木を好んで食べるようです。
水の青さや空の青さにも負けない青い虫、ルリボシカミキリは、日本を代表する甲虫(日本固有種)にふさわしいカミキリムシです。出会って得をした気分にさせてくれました。
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