ソバの花
ここ三陸地方ではソバを蒔く時期を「土用の土を3日かぶればいい」と言う言い伝えがあり(秋そば)、今年は7月19日の土用が本格的なソバの蒔き時になりますが、今、昨年のソバのこぼれ種から自然発芽して育ったソバが花盛りです。(夏そば)
夏そばの可憐な花。
柿の花
大きな萼片に包まれた柿の花は、まるで蝋細工のようです。
心して見ようとしなければ見落としてしまいそうな色合いで黄緑葉の中に溶け込んでいます。
ヒメジョオン
ハルジオンに代わってヒメジョオンが土手一面に咲いています。本来ならきれいに刈り取りたいのですが、今は田んぼの草取りが忙しく、手が回りません。
ヒメジョオンの花は、ハルジオンのようにうなだれることはなく、背伸びして競い合うかのごとく、天に向かって花いっぱいに日差しを浴びています。
クルミの発芽
クルミの木の側にある畑のあちこちで、昨年、落下したクルミが発芽し、子孫を残そうとしていました。20本ほど抜いたでしょうか。
引き抜いたクルミの木の中に発芽の様子がよくわかる木がありました。
2つに分かれたクルミの先端から芽をだし、U字形のクルミの実はきれいな黄緑色に変化していました。白い根と2つに割れた淡い緑色の実が、赤みを帯びた茎を3点法でしっかりと支え、バランスの良い美しさに感動した瞬間でした。
農作業の中で最も重労働の田んぼの除草作業が始まり、一株一株ごとに中腰で雑草を抜く草取りは、腰痛や指関節痛に悩まされながらの作業ですが、自然の変化や新たな気づきに癒されます。