大小迫 つむぎの家

よみがえれ!大小迫の里山。 人と人、人と自然をつなぎ、つむぐ「つむぎの家」

感動のメープルシロップ

2011年01月31日 | 樹木

     2011_0130_111846p1300052 イタヤカエデの樹液つらら

約1週間前に、枝切りしたイタヤカエデに、樹液のつららができました。日増しに伸びて来たつららの先に指をつけ、なめてみました。「甘い!」メープルシロップができました。感動の甘さです。

樹液のつららが伸びるのをひそかに楽しんでいましたが、この感動を分かち合おうと夫にも味わってもらいました。余りのおいしさに二度目の味わい!欲を出した夫の指先はつららを押し上げ、メープルシロップは枝から落ちて、藪の中に姿を消してしまいました。もったいない!

次の枝切りをして数日待つことにしました。


動物の足跡(キツネ?)

2011年01月29日 | 動物

   2011_0128_070446p1280014 川べりに点々と残る動物の足跡

   2011_0128_070624p1280017 川を覗き込んだ様子

   2011_0128_071045p1280020 野菜くずを捨てたような感じの場所

   2011_0128_071538p1280029 田んぼのヘリを通って山へ

うっすらと雪が降り積もった朝、ほぼ一直線に歩く動物の足跡をたどってみました。川を覗き込み、畑の野菜くずの捨て場と思われる盛り上がった場所を掘り返し、田んぼのふちを通って山へと足跡が続いていました。足跡をたどりながら動物の心の動きや食糧事情を垣間見たようです。


南尾根道を散策

2011年01月27日 | 森林づくり

2011_0126_100457p1260060 南尾根に出る緩やかな上り

    2011_0126_101220p1260065 尾根道

    2011_0126_102539p1260073 ウスタビガのまゆ

落葉した雑木林に一際目立つ黄緑色のまゆが、つつじの枝にぶら下がっていました。ヤママユ科の一種で「山カマス」とも言われ、かつて穀物を入れる袋として使った藁で編んだカマスの形に似ています。三角にとがった先には雨水を抜く穴が見えます。秋に羽化し、今の時期は空です。

    2011_0126_102841p1260079 動物の巣穴(きつね?)

    2011_0126_103913p1260089 尾根道真ん中

    2011_0126_105051p1260098 フジヅルの脅威

フジがヤマザクラやコナラなどの樹木6本を蔓や葉で覆い、枯らしたり、なぎ倒したり、かつ高木によじ登って天を仰いでいました。森の仕組みを知る教材としてこのままにしておきました。

*フジの戦略…木々は太い幹を形成して自分の体を支えていますが、フジは蔓を伸ばして他の木々にからみつき、支えてもらい、よじ登って高い位置で葉を広げて光合成を行っています。フジの葉に覆われた立木は、光合成ができずに枯れてしまいます。

    2011_0126_105917p1260105 アカゲラの巣穴

    2011_0126_110507p1260113 テンの足跡

    2011_0126_121343p1260185 狸の足跡

    2011_0126_113338p1260170 ヤドリギ

*落葉樹の木に寄生し、その幹から養分を吸い取って生息する半寄生植物。春に黄色い花が咲き、秋に実がなる。常緑の葉を持ち、自身で光合成を行うが地面からのミネラル供給は宿主に依存する。

    2011_0126_112208p1260149 オノオレカンバに取りついたフジ

胸高直径70㎝ほどのオノオレカンバに巻きついたフジヅル、先端の枝先にはたくさんのフジの実がぶら下がり我が物顔。これも自然の摂理とこのままにしておくべきか?

    2011_0126_112240p1260150 のこぎりで切ったフジヅル

   人間のエゴ? さすが、のこぎりを入れずにはいられませんでした。

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    フジの冬芽と葉痕、なんとかわいい表情でしょう!

    2011_0126_113653p1260173 尾根道散策出口への下り坂

    2011_0126_113949p1260177 コケを盛り上げた霜柱

    2011_0126_114341p1260180_2 南尾根道散策路の出口。

南尾根散策コース(落葉樹の森)をゆっくり自然観察しながら歩いてみました。約2時間かかりました。灰色の冬景色の中でも、出会いと発見があり、四季折々の変化が楽しめそうです。

    

    


里地・里山散策路の整備事業が終わりました

2011年01月26日 | 森林づくり

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森林づくり国民運動の採択を受けてスタートしました散策路の整備事業が終わりました。

たくさんの方々がこの事業に携わってくださいましたが、一人のけが人もなく、無事に事業を終えることができました。

小雪舞い、寒風吹き荒れる日も、寒さをいとわず整備事業に取り組み、見違えるほどきれいになりました。

里山散策路コース、南尾根散策コースとも四季を通して多くの方々に楽しんでいただけると思います。