マツブサ(落葉つる性)
木々の間にはマツブサの実がぶら下がっています。蔓はコルク質が発達し、松脂の匂いがして、ブドウのような房になることからマツブサと言われ、熟すると黒くなり、酸味の強い果実です。
山栗の木の下にはたくさんのイガが落ちていますが、森の動物たちに食べられ栗はほとんどありません。クリの木の側には鹿のぬた場がありました。
ホオノキの葉は落葉し、一面がホオ葉のじゅうたんです。赤いホオの実も落ちていました。
落ち葉の中でひときわ輝く、コガネムシに出会いました。
周辺の風景が映るほどの光沢です。
手に取ると、両足を上げ、降参と言わんばかりの格好で動かなくなりました。
写真では映し出せませんでしたが、虹のように美しい森の宝石です。
尾根道の広葉樹が、ほんのりと色づき始めました。
秋の深まりと共に、森の動物たちが里に下りてくることでしょう。生き物との共存が課題です。