27日、森林インストラクターいわて会の藤原氏とお仲間の佐々木氏の指導・助言により南尾根散策コースの選定を行いました。
森に入ってすぐ、杉の倒木に「テン」の糞。
ピンクのリボンをルートの目印につけながら歩きました。
クマの爪痕が粘土質の土壌に残されていました。柿を食べに来たクマでしょうか?
松と広葉樹が混在している遠方の山を見て「あれが松茸山」と奥入りの山を指さす藤原氏。来年の楽しみが増えました。
南尾根コース選定に同行し、山を知り尽くしている藤原氏と佐々木氏の洞察力と直観力に驚かされました。約1Kほどのコースですが、自然観察、環境学習にはとても良いルートと太鼓判を押してくれました。今後は道づくり作業に入ります。
綾里小6年のめぐちゃんとあやかちゃんがころ柿の出来具合を見に来ました。
名札の付いた自分のころ柿を見つけようと懸命に覗き込んでいますが、この距離からでは難しかったようです。
縁側につるした柿を、試食してもらいました。「給食で食べた柿と違う。甘くておいしい!」とうっとりとした表情で食べてくれました。
給食に出た柿は、渋抜きした柿だそうです。
「家の中を見せてほしい」と試食の後は見学。
古いものに興味を持ち「唐箕」を回し、風をおこして唐箕の仕組みに感心していました。
番傘を開いては、「すご~い」と竹でできた骨組みに関心をもち、「こんな傘さして歩いてみた~い」と、油紙で作られていることにも興味を示す二人。
ひょうたんでできた古い炭入れの、炭を金ばさみでつまんでは、何やら感心している。
ゴザを両手でこすりながら、「な~んか落ち着く」「今度、ここでお泊り会をしたい!」と二人の豊かな感性に、明るい未来を感じた一時でした。
「また来てもいいですか~」と元気に帰っていきました。