今年一番の冷え込みという昨日、綾里こども園の園児たち12人が、2か月ぶりにつむぎの家にやってきました。
「ヤッホー・ヤッホー」と叫ぶ子どもたちの声が聞こえ外に出ると、高台にある氏神様の前で園児たちがやまびこを楽しんでいる様子。
下のほうから「ヤッホー」と答えると、こども園までやまびこが届いたと思ったのでしょうか?
一瞬、「園長先生云々・・・」というつぶやきが聞こえてきました。
私が、氏神様目指して上っていくと、園児たちは見晴台まで降りてきました。
ヤツデの葉を誇らしげに見せてくれた園児に、「あら!お手ての数と一緒だねー」というと、園児二人が手の指の数を数え始めました。「いち・に・さん・・・あっ同じだ!」
こんどは、ヤツデの葉の上に左手を乗せ、大きさ比べをしていました。
こちらでは「ハートだ!」とカキドオシの葉を手にしげしげと見つめていました。
おやつの時間になり、女の子たちは長椅子にちょこんと正座して、仲良くおやつを食べ始めました。まるで3人官女のようです。
おやつの後は、斜面を駆け巡ったり、丸太椅子を飛び跳ねたりと、思い思いに遊んでいました。
あっという間にお帰りの時間になり、「ありがとうございました。」と元気良くご挨拶をして帰り支度。ヤツデの葉も忘れずに、しっかりと手に持っています。
坂道を降りてこども園に向かう園児たち、早朝に降りた霜が溶けて道は滑りやすくなっているために、泥道をさけ慎重に下っていきました。
冷え込んだ朝でしたが、日中は風も弱く、穏やかな師走のひとときを自然の中で遊んだ園児たち、何を感じてくれたでしょうか?
風に木の葉が舞いあがる様子を指さして「あっ、葉っぱが踊ってる!かわいい!」と子どもたちの感性に心和みました。