キシタバ(ヤガ科)
足音を避けるように草むらから飛出し、庭木に止まったキシタバ。
全体的には茶褐色ですが、後翅は黄色と暗褐色の鮮やかな模様があり、飛ぶと目立ちかざぐるまが回っているような動きに見えます。
カメラを向けると危険を感じたのか、電線の高さほどに舞い上がり、スズメと鉢合わせになりスズメの餌に・・・・。
と思ったら、後翅の一部を食われたようでスズメからのがれ道端に急降下してきました。
その後、前翅を飛行機の翼のように広げ、バランスをとりながら歩いて足早に茂みの中に消えていきました。
成虫で越冬したチョウが、春先に翅をぼろぼろにしながら命をつないでいる姿をよく見かけますが、後翅が欠損したこのキシタバも無事に生き延びてくれるでしょう。
昼間、チョウのように舞いあがり、人目には存在感を主張するように目につく模様のキシタバの翅、天敵の鳥たちにはどのように映るのでしょうか。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます