昨日は小学校の始業式(綾里は冬休みが長く、3学期の始業式は21日)、午後には3年生のミウちゃんとアヤナちゃんがつむぎの家に遊びに来ました。ヤマトも嬉しそうに二人の愛撫に応え、うっとりしています。
ヤマトにビスケットを上げるミウちゃん!
まず、お手をさせてからビスケットを上げるのですが「よし!」と声をかけられるまで、目の前のビスケットをヨダレを垂らしながら我慢するヤマトの表情に見とれ、楽しんでいる二人。
その後、しばらく遊具で遊んでいましたが、久しぶりなので私も一緒に冬の里山散策に出かけました。
途中のクルミの木の下には、リスが食べたクルミの殻がいっぱい落ちていました。二人でしばらく殻合わせをしていましたが、形の合うものは見つかりません。「片方は、リスが巣の中に運んだんだよ!リスを探しに行こう!」とアヤナちゃん。
高台へと向かう途中で、ガガイモの種を見つけました。少し残っていた種を飛ばすと、風に乗ってどんどん上へ飛んでいく様子に「ワーすごい!」と見とれています。
次は、カタクリ山にやってきました。足元の笹を見るなり、「ささ舟 作ろう!」と二人は器用に指を動かしてささ舟作りを始めました。私は、手袋をしていても寒さで手がかじかんで指先が動きません。
*つむぎの家にやって来た時から手袋はしていなかったので「手袋はないの?」と聞くと「あるよ!」とポケットに手を当て「大丈夫、寒くない!」と最後まで素手で過ごしていました。
カタクリ山で遊んでいると、綾里駅を発車した三鉄の列車が木々の間から見えました。遠くから眺めると一両列車は小さく「おもちゃみたい!」とアヤナちゃん。
山を下りる道際で、冬枯れのシダ植物、イヌガンソクの姿に「なにこれ!」とミウちゃん。
「馬のたてがみ?鳥の羽?」と首をかしげて不思議そうに観察していました。
里に降りてきて、さっそく池に笹舟を浮かべて遊んでいました。
アヤナちゃんの左手には、山で見つけたイヌガンソクのシダの葉が、大切に握られていました。
その後は、”冬水田んぼ”のため、水を入れていた田んぼで、氷の上を滑ったり、薄氷を割ったり、鬼ごっこをしたりして「キャーキャー」と時には転びながらも、楽しそうに遊んでいました。
昔は、田んぼに水を張って「下駄スケート」で遊んだりしましたが、今は、水を張った田んぼは殆んど無く、子どもたちにとっては、とても面白い遊びだったようでした。
めいっぱいつむぎの家で遊んだ後は、ヤマトを連れて、一緒に町に散歩に出ました。
ちょうどカタクリ山から眺めた三鉄列車が通った陸橋にやってきました。二人は競って土手を駆け上っていきましたが、途中まで上ったものの、後ろを振り返り、「怖い!!・・・」と思いがけない高さに驚いたようでお尻を落として、草滑りで降りてきました。
最後は「ああ楽しかった!」と二人は、いい笑顔を見せてくれました。
冬は寒さで家の中に篭もりがちになりますが、子どもは「風の子」、元気いっぱい外を駆け巡って欲しいものです。