昨日(13日)は、つむぎの家の山林で、綾里小5年生によるサクラの植樹体験をしました。
台風から変わった熱帯低気圧の影響で、朝から霧雨が降っていましたが、植樹にとっては良好な日よりとなり、予定通りに実施しました。
現地での開会式後、グリーンウェイブの説明と木を植えることの意義や役割について、真剣に話を聞いている子どもたち。この後、植樹に取り掛かりました。
2~3人のチームを組み、まず、スコップで桜の苗木を植える穴を掘っています。
今年、伐採・整備した場所ですが、木の根が張り巡らされていて、掘るのが大変でしたが、各チームとも協力し合って穴掘りに挑戦していました。
山の斜面での植樹は、大変な作業ですがみんな懸命に取り組んでいます。
自分の背丈以上に育った桜の苗木、一本一本を、サクラの根元が隠れる、約30㎝ほどの深さに穴を掘り、3人ペアーで苗木を植えています。
根元の土をしっかりと踏み固め、木を植え終えた後は、立札に植樹の日付や名前、そして思い思いのメッセージを書いています
このみちやんが植えた木の側には「元気に育ってね☆」との思いを寄せた札が立ちました。
来年には、ソメイヨシノの花がいっぱい咲くといいですね。
植樹体験を終え、みんなで記念撮影。
曇り空で蒸し暑く、汗びっしょりになりながらの作業でしたが、自分たち一人ひとりの記念植樹を終えた達成感で、疲れも吹っ飛び、みんな笑顔いっぱいの表情を見せてくれました。
霧雨は途中で上がりましたが、地面は濡れている状況でしたので、昼食は、つむぎの家の中でとることにしました。
この日は6年生が修学旅行の日。学校給食はお休みで、みんな手作り弁当です。色とりどりのおいしそうな弁当を食べながら、遠足気分で嬉しそうに会話が弾んでいました。
食事後の感想発表では、「穴を掘るのが大変だったけど楽しかった!」「きれいな花を咲かせてほしい!」「10年後にサクラの花を見に来ます!」等、の思いが寄せられました。この子たちの10年後は、21歳。どんな桜の林になっているのか楽しみです。
植樹した山が斜面の上、ヤマウルシの切り株やツタウルシ、トゲのあるサンショウやタラノキの切り株など危険な植物も多く心配しましたが、怪我もなく無事に植樹体験を終えることができました。
子どもたちにとっては初めての体験だったようで、成人して故郷を離れることがあっても、自らの手で植樹したことを思いだし、サクラの花に会いに来てくれることでしょう。