秀明記(syuumeiki)

着物デザイナーが日々感じたこと、
全国旅(催事)で出会った人たちとのエピソードなど・・・
つれずれなるままに。

下桂・御霊神社。

2010年02月28日 10時03分53秒 | 京都非観光迷所案内
日本三筆の名をあげよ、といわれて空海、嵯峨天皇まではすぐに答えられるけど、
橘逸勢はなかなか思い浮かばないのはワタクシだけでしょうか?

また御霊神社ときけば、上京区の社、イコール崇道天皇の祟りをイメージしてしまいますね。
(上京区の御霊神社にも橘氏は合祀されていますけど。)

都に祟りをなした天皇の怒りを静めるために創建された御霊神社に対して、こちらの下桂
御霊神社は文人であった橘氏の社のせいか、そこはかとなく奥ゆかしい佇まいに思えます。



橘氏自身は政争に直接関わったわけじゃなくて、いわば、とばっちりみたいなモンで伊豆に
遠島される途中、静岡の三ケ日で病没。あまりに気の毒に思われたのか11年後に従四位下を追贈。

藤原氏ってのはドンドン政敵を倒しては、その後祟りを恐れて神社を建立しまくってますナ。


この能舞台横に「伊都内親王願文」の複写(手形入り)が掲げられています。

この社が建立された当時、この辺りは桂の名産品だった瓜の畑が多くみられたのかも知れませんね。



由緒、場所など詳しくはコチラ↓
http://shimokatsuragoryoujinjya.web.fc2.com/index.html


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