秀明記(syuumeiki)

着物デザイナーが日々感じたこと、
全国旅(催事)で出会った人たちとのエピソードなど・・・
つれずれなるままに。

新福よ、お前もか。

2010年02月17日 09時46分16秒 | グルメなのか?
セブンイレブンと新福菜館の共同開発でカップラーメンが発売された、と聞いてさっそく
相方が購入してきました。

近頃、有名ラーメン店のカップラーメンをよく見かけますが、イマイチ食指が動かなかった
けど「新福菜館」となると話はまた別。

まずスープ。これは割合忠実に再現しているか・・。チャーシューは味、薄さもこんなもん
かな。若干少なめに思えるけどこれも店によって格差はありますからね。

麺は・・・・。これは仕方ないか。

結論からいえば、カップラーメンとしては上出来だけど、やはりホントの味は店で食べる
しかない、ってことですね、当たり前のことですけど。

蓮生塔

2010年02月16日 09時31分37秒 | 京都非観光迷所案内
この供養塔のある場所は先日紹介した「五社神社」の西に位置します。

このような供養塔は社寺仏閣の境内などでよく見かけるのですが、この搭は住宅地の中、
民家の壁を背にポツネン、とたたずんでいます。


蓮生という人物はいかなるヒトか?それはコレ↓をお読みください。


歌人としても有名とあります。はずかしながら、ワタクシ、今まで「ナマ歌人」なるヒトと
遭遇したことがありません。

教育TVなどで見かけることはあっても直にお話をしたことが無い・・。おそらく我が家の
家系図(そんなモンは無いけど)のどこをひっくり返しても「職業歌人」なんて人はいないでしょうナ。

この小さな石碑たちは蓮生さんの一族なのでしょうか。

竜馬便乗。

2010年02月15日 09時41分17秒 | グルメなのか?
何年かごとにやってくる竜馬ブーム。とうぜん便乗商品も出回るワケですけど・・・・。



そのうち「竜馬が食べたかったパスタ」とか「竜馬の姉の子孫がどうのこうの」なんて商品
が発売されたりして・・・。

NHKのドラマも時々観てますけど、先日放映が終了した民放ドラマの竜馬役があまりにハマリ
役だったもんだから、福山君には少し気の毒な気がするのは私だけだろうか。

オジサンの自分としては、竜馬は「北大路欣也」か「原田芳雄」(竜馬暗殺)ですけどね。


「ソバ飯」、なるモノ。

2010年02月11日 10時29分59秒 | グルメなのか?
写真はソバ飯じゃなくて当店の人気メニューの「地鶏塩焼きソバ」なんですけどね。

実はワタクシ「焼きソバマイスター」を勝手に自称してますけど、「ソバ飯」なるモノは
今まで食べたことがなかったんです。(ここだけの話にしといてね。)

なんだか見た目も良くないし、焼きソバ好き人間からすると、邪道ではないかと思ってました。

しかし、「焼きソバ道」を極めんとするワタクシ、偏見を捨て「ソバ飯」作りに初挑戦。

本当のソバ飯は「ぼっかけ」(スジを甘辛く煮たもの)を使用するのですが、そこはオリジナリティ
を大事にする「鶏ちゃん」ですから、スジ肉はカレー煮込みにしてみました。

以前に「カレー焼きソバ」(これはカレーライス用のルーを焼きソバにからめたもの)を
試作したけど、食感がイマイチでした。

ところが、ソバ飯にしてみたら、これが絶品!!(三日連続お昼に食べても飽きませんね)

作りかたはのコツはカレーライスのルーより細かく野菜を刻むこと、ルーは少しシャバシャバめ
に仕上げること。肉はスジの場合は細かく包丁を入れて先にトロトロになるまで煮込む。
(アクは丁寧にとりますが、煮汁はルーに使用します。)

スジ煮込みが面倒な人はミンチ肉を使用してもいいかも知れません。

それも面倒なヒトはウチの店に食べにくるしかない、なんてね。


絶品「スジ焼き」

2010年02月10日 09時55分28秒 | グルメなのか?
ウチのマンションのオーナーでもあるAさんは市内に数件の焼肉店を経営されています。

大家と店子、というより飲食店の先輩としていろいろアドバイスもいただき、勉強させて
もらっています。そのAさんおすすめの一品がこの「スジ焼き」。

ただし自分のお店では出されていません。理由は・・・・・。

めちゃくちゃ手間がかかるんですわ。

スジ、といえば煮込み料理が多いのですが、これは中央市場の肉問屋から仕入れた生のスジ
を包丁のカド(お尻の部分)でひたすら叩く!およそ一切れを裏表あわせて200回以上。

ようするにミンチ状態になるまで叩き切るわけ。

これは大きな箱の店では無理です。多分従業員に腱鞘炎患者が続出するでしょうね。

しかもカドで叩くから木のまな板は穴だらけ・・・・・。

そうやってミンチ状にした肉をフライパンで強火でやき、ざっと「東寺のオバァ秘伝のタレ」
をからめてもうヒト焼き。   このタレが無いと味は半減するかも知れません。

コリッとした歯ごたえもわずかに残したトロトロのスジ肉はワタクシが生きてきた中では
最高のシロモノでした。

一応当店のメニューにも加えておきますが、ただし「一週間で5食限定」です。
これ以上は肉体的、時間的にも無理です。(現時点であと残りあと3食)

このスジ焼きをウチの店で伝授してくださったAさん、翌朝私の部屋を訪ねてくださって
「これ、まな板の代わりにしたらええわ」と厚めの板を持参してくれはりました。

なにからなにまですんません。


五社神社

2010年02月09日 09時23分41秒 | 京都非観光迷所案内

この迷所案内、参考資料を元に散策するパターンと偶然遭遇したスポットをあとから調べて
ご紹介する場合があるんですが、今回は後のパターンです。

場所は西京区下津林。店の仕入れは車を利用することが多いのですが、ときには自転車で
でかけることもあります。

自転車の場合、普段利用しないような路地やわき道を散策できますから、こんな社との出会い
もあるわけです。

まず、境内に足を踏み込んで感じたのは「初めてなのになぜか懐かしい」。


茅葺です。こりゃ保持がたいへんでしょな。
 

この「五社神社」という社名の社は日本各地にあるようです。しかしその地に暮らす人に
とっては社名や由緒由縁などあまり関係ないのではないか、と思います、私。

私の子供時分にも近所に松尾大社のお旅所があったけど、皆「お宮さん」としかよんで
なかったし。

この境内にたたずんでいると「む~らの鎮守の神さまの~」という童謡を思いだしますね。

もう少し温かくなったら、疲れたときはこの社でボンヤリ癒してもらうのも良いかも。

侘びサビの廃屋。

2010年02月08日 11時13分27秒 | 路地と廃屋
廃屋にも殺伐とした荒廃感漂う物件と、使命を終えて自然と朽ち果てて廃屋化したパターン
とに別れますよね。

前者はコンクリート造りの建造物が多くて、一時のエネルギーがイッキに失速した感があり
そこはかとなく犯罪の匂いも漂う廃屋、というより廃墟とよんだほうがふさわしいのかもしれませんね。

ワタクシの好みは後者。そこに暮らしていた人の生活に思いをめぐらしたくなるような物件。

こんな廃屋をみかけると、ついたたずんで鑑賞してしまいます。


土壁の崩れ様もいいけど、この自然木を上手に利用している部分など、侘びサビてますナ。



桂川の雪化粧

2010年02月07日 13時01分09秒 | Weblog
昨日の京都は終日雪模様でした。

店の外はどんどん雪が積もっていく…。

こんな日は来客も無いだろうな、と思って
たら9時頃にT社長のグループがご来店。

「こんな時間に7人入れる店はここぐらい
やろと思って来たで~」と社長。

「失礼な!さっきまで満席でしたわ。浮遊霊
と地縛霊で」と答えたけど、ありがたい事です。

かたずけを済ませて店を出たのが1時過ぎ。

歩道の雪は溶けてたけど、桂大橋の上は
アイスバーン状態。ブレーキかけないよう
ソロソロ渡橋…。

一夜明けた河原はうっすら雪化粧。

久しぶりに雪ダルマを見たナ。

粕汁はお好きでしょうか~♪

2010年02月06日 09時49分39秒 | グルメなのか?
豚汁は当店の定番メニューなんですけど、注文する人は限られています。

そのなかの一人、Sさんが「粕汁飲みたいなぁ、今度作ってくれへん?」とおっしゃる。

ん~、粕汁か・・・。いや、実はここだけの話、ワタクシ粕汁は生まれてこのかた2,3度
しか食べた(この場合飲む、が正しいのか)こと無いんですよね。

子供の頃、母親が作ってくれたけど、なにしろあの頃は魚嫌いでしたから、どうしても食べ
られなかったんですよね。以来、粕汁は我が家の食卓にのぼることはありませんでした。

成人して魚を食べるようになっても、なぜか粕汁を口にする機会は無かったなぁ。

その粕汁をワタクシにリクエストするとは・・・・・。

さっそくレシピを検索。味噌を混入するかいなか、など多少の違いはあるけど、まぁこれ
ならなんとかできそうだ。と、いうことで初粕汁に挑戦。

レシピでは鮭は切り身を使用、というのが多かったけど、Sさんも相方も絶対アラが良い、
という意見でしたから店の近所のスーパーで購入。臭み抜きの手間が増えるけど仕方あるまい。

ランチタイム終了後の時間を利用してなんとか完成。ちょっと作りすぎたかな、と、思った
けど、あにはからんや、一日でほぼ完食。けっこう好きな人がいるんですナ。

Sさんにも大満足してもらえたけど、氏、いわく、
「美味いわ~。そやけど初恵比寿でだしてる酒蔵の酒粕、あれ使たらもっとウマなるでぇ。」

そこまでメンドーみきれまへん・・・・。