秀明記(syuumeiki)

着物デザイナーが日々感じたこと、
全国旅(催事)で出会った人たちとのエピソードなど・・・
つれずれなるままに。

侘びサビの廃屋。

2010年02月08日 11時13分27秒 | 路地と廃屋
廃屋にも殺伐とした荒廃感漂う物件と、使命を終えて自然と朽ち果てて廃屋化したパターン
とに別れますよね。

前者はコンクリート造りの建造物が多くて、一時のエネルギーがイッキに失速した感があり
そこはかとなく犯罪の匂いも漂う廃屋、というより廃墟とよんだほうがふさわしいのかもしれませんね。

ワタクシの好みは後者。そこに暮らしていた人の生活に思いをめぐらしたくなるような物件。

こんな廃屋をみかけると、ついたたずんで鑑賞してしまいます。


土壁の崩れ様もいいけど、この自然木を上手に利用している部分など、侘びサビてますナ。